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「愚かよなぁ。俺に勝てぬとようやくその小さい脳でも理解に至ったか。だが、残念だったな。お前は俺に勝てぬのだから死ねるはずもなかろうが。アホが。」
「まじっ…かよ。」
オレはパタリと仰向けに両手を広げで寝転んだ。ここまで来て何度もチャンスをはたき落とされた絶望は地の底につきそうなくらい最悪だ。だけどそんな俺はこういう時でも夢を理想を見てしまう。どうせ死ぬのなら夢の1つ叶えてから死にたいと。
俺はここに来るまで考えていた計画を思い出していた。
①盗みに入り、お縄につく。
②無所で闇業界の人と仲良くなる。
③出所して闇界隈で金稼ぐ。出来れば仲良くなった人と共に。
④どっかで企業して、大金持ち。そして、全てお世話してもらう極楽人生到来!
って回らない頭で考えて来たってのに…人選ミス。いや、家主ミス?こんな簡易で現実的じゃない考えで笑われるかもしれないが、俺は夢見てる。これが叶うなら何でもやれる覚悟も出来てる。
それが早々に打ち砕かれる。この男は確実に殺すだろう。
あって間もないが、簡単に人をボコせるのだから頭のネジは何本か外れているだろう。
であるならば、抵抗も自死もままならない俺が考えつく結論は死ぬ前にやりたい事を成し遂げてから死にたい。それだけだ。万が一逃げれてもあの男なら地獄までも追いかけて来そうだ。それは怖いので、やめておく。
「なぁ…あんた。」
「何だ、まだ喋れるのか。意外とタフだな。」
いや、最後の力を振り絞って声を出してるんだよ。
「俺は死ぬ前にやりたい事があるんだよ。それ叶えてからじゃダメか?」
「聞くだけ聞いてやる。」
「金くれ。100万ほど。」
「……は?」
「だから、金。100万!」
「使い道がないだろ。」
男は俺の発言に驚いたのか呆れている様子を見せる。ポカンとした顔も怖いって…。
「使い道はあるだろ。」
「何に使うつもりだ?」
首を傾げながら少し警戒している男。
「説明が難しいな。取り敢えず用意は出来るのか?今すぐほしいんだ。」
数秒置いて、男は大きな舌打ちをしてどこかに電話をかけた。誰かと一言100万持って来いと伝えると電話を切った。
「いいだろう。最後の悪あがきか?どんな痴態を晒すのか見ものだな。」
言い方はあれだけど素直に応じてくれた。少しホッとした。絶対そのまま殺されると思ったのに、男は意外に普通に受け入れてくれた。あ、今日は機嫌いいとか言ってたからかな?俺は運がいいな。
5分ほど経過し、男の家のインターホンが鳴る。男が出て、数十秒で帰ってくる。その手には黒くて硬そうな素材のバッグを持っていた。
「これで満足か?お前が望んだ金だ。」
ボスっと重たいバッグを俺に投げ渡す。すぐさま確認すると、ふおぉぉぉぉ!!本物の諭吉さん達がたくさん!!
触ろうとすると、男がそれを口で止める。
「それで、使い道はなんだ。おおよそ下らんことだろうが。俺の時間を無駄に消費しておるのだから、さっさと始めろ。…ああ、後少しで地を這いずくばって助けてくれと俺に懇願する様が見れるのか。…楽しみだ。」
「まじっ…かよ。」
オレはパタリと仰向けに両手を広げで寝転んだ。ここまで来て何度もチャンスをはたき落とされた絶望は地の底につきそうなくらい最悪だ。だけどそんな俺はこういう時でも夢を理想を見てしまう。どうせ死ぬのなら夢の1つ叶えてから死にたいと。
俺はここに来るまで考えていた計画を思い出していた。
①盗みに入り、お縄につく。
②無所で闇業界の人と仲良くなる。
③出所して闇界隈で金稼ぐ。出来れば仲良くなった人と共に。
④どっかで企業して、大金持ち。そして、全てお世話してもらう極楽人生到来!
って回らない頭で考えて来たってのに…人選ミス。いや、家主ミス?こんな簡易で現実的じゃない考えで笑われるかもしれないが、俺は夢見てる。これが叶うなら何でもやれる覚悟も出来てる。
それが早々に打ち砕かれる。この男は確実に殺すだろう。
あって間もないが、簡単に人をボコせるのだから頭のネジは何本か外れているだろう。
であるならば、抵抗も自死もままならない俺が考えつく結論は死ぬ前にやりたい事を成し遂げてから死にたい。それだけだ。万が一逃げれてもあの男なら地獄までも追いかけて来そうだ。それは怖いので、やめておく。
「なぁ…あんた。」
「何だ、まだ喋れるのか。意外とタフだな。」
いや、最後の力を振り絞って声を出してるんだよ。
「俺は死ぬ前にやりたい事があるんだよ。それ叶えてからじゃダメか?」
「聞くだけ聞いてやる。」
「金くれ。100万ほど。」
「……は?」
「だから、金。100万!」
「使い道がないだろ。」
男は俺の発言に驚いたのか呆れている様子を見せる。ポカンとした顔も怖いって…。
「使い道はあるだろ。」
「何に使うつもりだ?」
首を傾げながら少し警戒している男。
「説明が難しいな。取り敢えず用意は出来るのか?今すぐほしいんだ。」
数秒置いて、男は大きな舌打ちをしてどこかに電話をかけた。誰かと一言100万持って来いと伝えると電話を切った。
「いいだろう。最後の悪あがきか?どんな痴態を晒すのか見ものだな。」
言い方はあれだけど素直に応じてくれた。少しホッとした。絶対そのまま殺されると思ったのに、男は意外に普通に受け入れてくれた。あ、今日は機嫌いいとか言ってたからかな?俺は運がいいな。
5分ほど経過し、男の家のインターホンが鳴る。男が出て、数十秒で帰ってくる。その手には黒くて硬そうな素材のバッグを持っていた。
「これで満足か?お前が望んだ金だ。」
ボスっと重たいバッグを俺に投げ渡す。すぐさま確認すると、ふおぉぉぉぉ!!本物の諭吉さん達がたくさん!!
触ろうとすると、男がそれを口で止める。
「それで、使い道はなんだ。おおよそ下らんことだろうが。俺の時間を無駄に消費しておるのだから、さっさと始めろ。…ああ、後少しで地を這いずくばって助けてくれと俺に懇願する様が見れるのか。…楽しみだ。」
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