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「カヒュッ!ふっ、はっ、ぐふっ!はぁっ、はあっ、うぐっ!はっ、はっ、はっ、がはっ!」
バキッ!ガッ!ドカッ!ドゴッ!
指の骨10本を折られ、握り潰され、踏み潰され、殴り潰された。全て泣き叫ぶ程痛くて、涙と汗が止まらなかった。本来なら、歯を食いしばれば我慢できるものだろうが、如何せんこの巨体な男の力だ。声は抑えられない。不思議と目尻から液体も流れる。
辞めろ、痛いと静止を口にしても男は不気味な笑みのまま動きを止めない。嗚咽を上げながら、苦痛に耐えた。
でもそんな中、ヒロ○カの主人公は青黒くなるまでスマッシュしたんかと考えながら同じ痛みを味わされる所、俺メンタルやべえなと思う。
走馬灯のようにアニメの怪我してるキャラ達はすげえななんて考えていたら、男に見抜かれた。すると、痛めつける箇所が手指から顔になり、殴るわ蹴るわ。
初めての痛みに悶えていると、もっとと言わんばかりの腕と脚が痛みを与えてくる。
兄に腹蹴られた事あるけど、それとは別物だ。頬を殴られた後は脳が揺れ、視界が暗転して倒れる。すると、すぐさま腹を蹴られ目の前に星がチカチカと光る。その時は息が出来なくて、脚が腹から遠ざかってから咳き込むようにして息が吸える。
過呼吸の様に浅い呼吸で落ち着きを取り戻そうとする俺に対して容赦がない男はそんな隙を与えない。腕を掴み立たされると拳が鳩尾にめり込む。殴ると表現していいのか分からないが、貫通するんじゃないかと不安になるほど拳は肉に埋もれる。
すると、胃が上げられ盛大に吐く。おええじゃない。ゔぉ"ぉ"え"え"だ。
男の服にかかるともう一発だ。何度されても男にかかる。だから、胃が空になるまで腹を殴られる。
「うぉ"ごっ!!!」
人間こんな声出せるのかと考えながら殴られる。痛くて逃げ出したいのに、拷問ってこんなに痛いのかと考える俺はおかしいのか。一種の現実逃避かもしれない。でも、それはそれでなんか超人みたいで悪くはない。
胃が空になるまで10は殴られただろう。腹が服に擦れるだけで痛い。腕を離され、力が入らず地面に崩れ落ちる。
腹を押さえ、守るようにうずくまる。もう腹は殴られたくない。なけなしの抵抗であった。もう限界であったが、こちらに拒否権はないのだろう。殺されたくないのはもちろんだが、逃げ出せるイメージが浮かばない。もし逃げ出そうとして、これよりもっと酷い目に合うと考えれば抵抗せずに男に身を委ねるに限る。殴られるだけなら、頬なんかは感覚がなくなってきている。神経が壊れるのを待つしかないのだ。
「それは抵抗のつもりか?…いつまでうずくまっている。まだお前は死んでおらんだろ。ほら、もっとだ。もっと味わえ。」
背中に踵が入る。腹を殴られるより痛みが強く、心臓が止まった感覚だった。意識が数秒落ちたらしい。もう一度踵が背中へと落ちる。痛みと共に息を吹き返し、咽る。
今日は何回息が止まりそうになるのか。いや、今日で止まるのか。それに恐怖しながら、息が出来ている事に喜んだ。
「良かったな。まだ、味わえるぞ。」
頭を床へと打ち付けられる。足でぐりぐり踏みつけられている摩擦でおでこが痛い。このままぐしゃりと踏み潰されるかもと考えてしまい、怖くなった。その恐怖が力を与えたのか俺は男に殴りかかっていた。俺の意志ではない。執着だ。
殺される事に恐怖した俺はここで一生を終わらすまいと、必ず夢を叶えるんだ!という想いが俺に力をくれたのだ。
男の頬へと目掛けて右腕を振りかぶった。だが、それは簡単に男に阻まれた。無意識に舌打ちした俺は、そのまま歯を舌に這わせ、噛み千切ろうと顎に力を入れる。
男に拳を阻まれた一瞬で全てを諦めた。甚振られた後の全力だ。止められたら打つすべなしだ。
夢を叶えるのは来世でいいや。
舌に歯を乗せて勝ちを確信した俺は男を煽るように笑った。
ガリッ!
思いっきり舌を噛んだと思ったのだが、それは舌と言うにはぶ厚すぎた。口元を見ると、男が指を口に差し込み、自死すら阻止したのだ。今度は男が俺に笑い返してきた。やられた…。
口の中に鉄の味が広まる。本気で噛み千切ろうとしたから、男の指も無傷ではないだろう。もしかして、噛みちぎってしまっただろうか。それは、グロい。
男は口に差し込んだ逆の拳で俺の左頬をぶっ飛ぶ程殴った。
べしゃっと体が床に擦った。痛え、この摩擦の擦り傷も地味に痛いよね。
バキッ!ガッ!ドカッ!ドゴッ!
指の骨10本を折られ、握り潰され、踏み潰され、殴り潰された。全て泣き叫ぶ程痛くて、涙と汗が止まらなかった。本来なら、歯を食いしばれば我慢できるものだろうが、如何せんこの巨体な男の力だ。声は抑えられない。不思議と目尻から液体も流れる。
辞めろ、痛いと静止を口にしても男は不気味な笑みのまま動きを止めない。嗚咽を上げながら、苦痛に耐えた。
でもそんな中、ヒロ○カの主人公は青黒くなるまでスマッシュしたんかと考えながら同じ痛みを味わされる所、俺メンタルやべえなと思う。
走馬灯のようにアニメの怪我してるキャラ達はすげえななんて考えていたら、男に見抜かれた。すると、痛めつける箇所が手指から顔になり、殴るわ蹴るわ。
初めての痛みに悶えていると、もっとと言わんばかりの腕と脚が痛みを与えてくる。
兄に腹蹴られた事あるけど、それとは別物だ。頬を殴られた後は脳が揺れ、視界が暗転して倒れる。すると、すぐさま腹を蹴られ目の前に星がチカチカと光る。その時は息が出来なくて、脚が腹から遠ざかってから咳き込むようにして息が吸える。
過呼吸の様に浅い呼吸で落ち着きを取り戻そうとする俺に対して容赦がない男はそんな隙を与えない。腕を掴み立たされると拳が鳩尾にめり込む。殴ると表現していいのか分からないが、貫通するんじゃないかと不安になるほど拳は肉に埋もれる。
すると、胃が上げられ盛大に吐く。おええじゃない。ゔぉ"ぉ"え"え"だ。
男の服にかかるともう一発だ。何度されても男にかかる。だから、胃が空になるまで腹を殴られる。
「うぉ"ごっ!!!」
人間こんな声出せるのかと考えながら殴られる。痛くて逃げ出したいのに、拷問ってこんなに痛いのかと考える俺はおかしいのか。一種の現実逃避かもしれない。でも、それはそれでなんか超人みたいで悪くはない。
胃が空になるまで10は殴られただろう。腹が服に擦れるだけで痛い。腕を離され、力が入らず地面に崩れ落ちる。
腹を押さえ、守るようにうずくまる。もう腹は殴られたくない。なけなしの抵抗であった。もう限界であったが、こちらに拒否権はないのだろう。殺されたくないのはもちろんだが、逃げ出せるイメージが浮かばない。もし逃げ出そうとして、これよりもっと酷い目に合うと考えれば抵抗せずに男に身を委ねるに限る。殴られるだけなら、頬なんかは感覚がなくなってきている。神経が壊れるのを待つしかないのだ。
「それは抵抗のつもりか?…いつまでうずくまっている。まだお前は死んでおらんだろ。ほら、もっとだ。もっと味わえ。」
背中に踵が入る。腹を殴られるより痛みが強く、心臓が止まった感覚だった。意識が数秒落ちたらしい。もう一度踵が背中へと落ちる。痛みと共に息を吹き返し、咽る。
今日は何回息が止まりそうになるのか。いや、今日で止まるのか。それに恐怖しながら、息が出来ている事に喜んだ。
「良かったな。まだ、味わえるぞ。」
頭を床へと打ち付けられる。足でぐりぐり踏みつけられている摩擦でおでこが痛い。このままぐしゃりと踏み潰されるかもと考えてしまい、怖くなった。その恐怖が力を与えたのか俺は男に殴りかかっていた。俺の意志ではない。執着だ。
殺される事に恐怖した俺はここで一生を終わらすまいと、必ず夢を叶えるんだ!という想いが俺に力をくれたのだ。
男の頬へと目掛けて右腕を振りかぶった。だが、それは簡単に男に阻まれた。無意識に舌打ちした俺は、そのまま歯を舌に這わせ、噛み千切ろうと顎に力を入れる。
男に拳を阻まれた一瞬で全てを諦めた。甚振られた後の全力だ。止められたら打つすべなしだ。
夢を叶えるのは来世でいいや。
舌に歯を乗せて勝ちを確信した俺は男を煽るように笑った。
ガリッ!
思いっきり舌を噛んだと思ったのだが、それは舌と言うにはぶ厚すぎた。口元を見ると、男が指を口に差し込み、自死すら阻止したのだ。今度は男が俺に笑い返してきた。やられた…。
口の中に鉄の味が広まる。本気で噛み千切ろうとしたから、男の指も無傷ではないだろう。もしかして、噛みちぎってしまっただろうか。それは、グロい。
男は口に差し込んだ逆の拳で俺の左頬をぶっ飛ぶ程殴った。
べしゃっと体が床に擦った。痛え、この摩擦の擦り傷も地味に痛いよね。
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