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「これより朝礼を始めます。その前に、君島。駆け込みで部署に来ないよう、朝はゆとりを持って来るように。」
少し眉間にシワを寄せながらここ資材管理課の藤本係長が君島くんに注意をかけている。
「朝のゆとりは事故防止にもなる、ロッカーに寄れないほどあわてて仕事場に来ることにならないよう以後、気お付けるように」
藤本係長の言葉に君島君も申し訳なさそうにしながら返事をした。
「すみません、以後気お付けます」
肩を下げちょっとショゲている君島君も可愛いな。
君島君は、前に一人暮らしだと聞いたことがある。
大丈夫だろうか?
明日も遅刻ギリギリに出社したら昨日の今日でかなり怒られちゃうよ!
頑張ってね君島君。
君島君だから、そこら辺も気にかけてくれる人がいるだろうけどね。
なんて、思ってたら案の定。
同期で、新入社員のみの研修が1か月地方であったときから君島君の側にベッタリだった石川さんが頬をそめて君島君にモーニングコールの提案を初めていた。
もう、目がキラキラだ。
そうよね、距離を埋めるチャンス到来よね。
君島君どうするんだろう?
朝礼中なので声をひそめての会話。うーん、なんて言ってるか聞こえない。
君島君の答え気になる。
いくら、耳をすませてもきこえないよぉ。
なんて、思ってたら朝礼は終わってしまってた。
皆がバラバラと席に戻っていく。私も担当してくれる先輩のところへ行こうとしたら肩を捕まれた。
「!...」
振り向いたら君島君の顔が今までで一番近くに...!!!
近いっ、近すぎです!
私は、近くても5メートル位が落ち着くんです!
「..‥どうしたの?」
君島君が目の前に居る理由がわからなくて、恐る恐る聞いてみた。
「えっ、聞いて無かったの?」
「!...なにを...」
「朝礼で言われたよね?
同期の青葉 繭さんだよね?」
朝礼‥‥.聞いて無かったヤツ。
「ごめんなさい。なんだろ?」
聞いて無かったことを知られて恥ずかしかったがしょうがない。
「あー。なんか君の担当さんが午後から出勤ということで係長が手の空く青葉さんに会議の資料を人数分コピーとレジメ作って欲しいそうなんだ。俺は、朝のバツとして手伝いたのまれたんだ。」
あっー、係長!
私は ちっとも嬉しくないです。緊張しちゃうし気まずいですよぉ。
藤本係長は、私がどう思うかなんて考えていないのはわかってるけど、心の中で八つ当たりしなずにはおけなかった。
君島君と空いている会議室で黙々と資料作りに精を出す。
もう無心でひたすら黙々と作成したので、あっという間に残りわずかだ。
頑張った私。
そっと、君島君をうかがうと黙々作業する私に合わせるように彼もせっせと手を動かしている。
君島君の指はスラッとしていて爪もキレイな形で、それでも男の人を意識してしまう手をしていた。
君島君は、身体の全てが素敵で出来ているみたいだ。
見てるだけで十分。
側に近い状況は色々な意味で疲れる。
だって、近いってことは私も君島君に見られるって事だよ。こんな私は見られることに耐えられないっ。
早く資料作りを終わらせないと。再び手元に集中する。
「おい、君島いる?」
突如、開いた会議室のドアが開き同期で君島君と仲のいい乾いぬい君が現れた。
「どうした?乾」
「休憩にいかないか?」
そうか、うちの会社は昼休憩の他に午前の10時休憩と午後の3時休憩をもうけられている。
君島君は私をちらっと見て
「乾、悪い。まだ、頼まれた資料が終わってないから」
乾君に断る君島君に私は慌てて言った。
「君島君、あと少しだし、私一人でもすぐに終わる量だから休憩行ってきて!」
ほんと、そうして欲しい。
私もこの緊張から解放されるよ。
「でも...」
君島君は、迷ってるようだけど。ほんと、気にしないで欲しい。
「君島、休憩がてら相談もあるんだ。悪いけど付き合ってくれないか?
青葉さん、悪いけどいい?」
私に悪そうに言ってきた乾君と目を合わせて、軽く微笑んで言った。
「気にしないで。本当にもうすぐ終わるとこだったんだ。君島君お疲れ様」
君島君にも、目を合わせて言った。
ちょっと、ビックリしたみたいだけど、君島君も納得してくれたみたいだ。
「ありがとう、青葉さん」
そういうとニッコリ微笑んで君島君は、乾君と会議室から出て行った。
はあ、これでやっと緊張から解放された。
君島君と二人っきりでの作業。私だから こんなだけどこれが他の人ならチャンスなんだろうな。
私には無理だよ!
よし。
さっさと仕事終わらせよう。
ぐずぐずしてると君島君が戻って来てしまうかも。
私は、また黙々と作業を始めた。
少し眉間にシワを寄せながらここ資材管理課の藤本係長が君島くんに注意をかけている。
「朝のゆとりは事故防止にもなる、ロッカーに寄れないほどあわてて仕事場に来ることにならないよう以後、気お付けるように」
藤本係長の言葉に君島君も申し訳なさそうにしながら返事をした。
「すみません、以後気お付けます」
肩を下げちょっとショゲている君島君も可愛いな。
君島君は、前に一人暮らしだと聞いたことがある。
大丈夫だろうか?
明日も遅刻ギリギリに出社したら昨日の今日でかなり怒られちゃうよ!
頑張ってね君島君。
君島君だから、そこら辺も気にかけてくれる人がいるだろうけどね。
なんて、思ってたら案の定。
同期で、新入社員のみの研修が1か月地方であったときから君島君の側にベッタリだった石川さんが頬をそめて君島君にモーニングコールの提案を初めていた。
もう、目がキラキラだ。
そうよね、距離を埋めるチャンス到来よね。
君島君どうするんだろう?
朝礼中なので声をひそめての会話。うーん、なんて言ってるか聞こえない。
君島君の答え気になる。
いくら、耳をすませてもきこえないよぉ。
なんて、思ってたら朝礼は終わってしまってた。
皆がバラバラと席に戻っていく。私も担当してくれる先輩のところへ行こうとしたら肩を捕まれた。
「!...」
振り向いたら君島君の顔が今までで一番近くに...!!!
近いっ、近すぎです!
私は、近くても5メートル位が落ち着くんです!
「..‥どうしたの?」
君島君が目の前に居る理由がわからなくて、恐る恐る聞いてみた。
「えっ、聞いて無かったの?」
「!...なにを...」
「朝礼で言われたよね?
同期の青葉 繭さんだよね?」
朝礼‥‥.聞いて無かったヤツ。
「ごめんなさい。なんだろ?」
聞いて無かったことを知られて恥ずかしかったがしょうがない。
「あー。なんか君の担当さんが午後から出勤ということで係長が手の空く青葉さんに会議の資料を人数分コピーとレジメ作って欲しいそうなんだ。俺は、朝のバツとして手伝いたのまれたんだ。」
あっー、係長!
私は ちっとも嬉しくないです。緊張しちゃうし気まずいですよぉ。
藤本係長は、私がどう思うかなんて考えていないのはわかってるけど、心の中で八つ当たりしなずにはおけなかった。
君島君と空いている会議室で黙々と資料作りに精を出す。
もう無心でひたすら黙々と作成したので、あっという間に残りわずかだ。
頑張った私。
そっと、君島君をうかがうと黙々作業する私に合わせるように彼もせっせと手を動かしている。
君島君の指はスラッとしていて爪もキレイな形で、それでも男の人を意識してしまう手をしていた。
君島君は、身体の全てが素敵で出来ているみたいだ。
見てるだけで十分。
側に近い状況は色々な意味で疲れる。
だって、近いってことは私も君島君に見られるって事だよ。こんな私は見られることに耐えられないっ。
早く資料作りを終わらせないと。再び手元に集中する。
「おい、君島いる?」
突如、開いた会議室のドアが開き同期で君島君と仲のいい乾いぬい君が現れた。
「どうした?乾」
「休憩にいかないか?」
そうか、うちの会社は昼休憩の他に午前の10時休憩と午後の3時休憩をもうけられている。
君島君は私をちらっと見て
「乾、悪い。まだ、頼まれた資料が終わってないから」
乾君に断る君島君に私は慌てて言った。
「君島君、あと少しだし、私一人でもすぐに終わる量だから休憩行ってきて!」
ほんと、そうして欲しい。
私もこの緊張から解放されるよ。
「でも...」
君島君は、迷ってるようだけど。ほんと、気にしないで欲しい。
「君島、休憩がてら相談もあるんだ。悪いけど付き合ってくれないか?
青葉さん、悪いけどいい?」
私に悪そうに言ってきた乾君と目を合わせて、軽く微笑んで言った。
「気にしないで。本当にもうすぐ終わるとこだったんだ。君島君お疲れ様」
君島君にも、目を合わせて言った。
ちょっと、ビックリしたみたいだけど、君島君も納得してくれたみたいだ。
「ありがとう、青葉さん」
そういうとニッコリ微笑んで君島君は、乾君と会議室から出て行った。
はあ、これでやっと緊張から解放された。
君島君と二人っきりでの作業。私だから こんなだけどこれが他の人ならチャンスなんだろうな。
私には無理だよ!
よし。
さっさと仕事終わらせよう。
ぐずぐずしてると君島君が戻って来てしまうかも。
私は、また黙々と作業を始めた。
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