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変化
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翌日、会社に出勤すると君島君のことが心配で署内をすぐに見回した。
朝礼開始まで30分は余裕のある署内はまだ人がまばらだ。
君島君、今日は大丈夫かな?
朝礼まで10分をきると署内の人はおおずめ来ている。
君島君まだかな?
いつもの場所の窓際で君島君が通る道を見ている。
やっと、君島君の走る姿が見えた。
くー、素敵ね!
いつもよりも早い時間だが、ゆとりを持って朝礼に間に合うには、それでも走らないといけない時間だ。
頑張って!
この分だと朝礼が始まる前には来れるから安心だね。と、胸の中で君島君にエールを送った。
君島君は、無事にゆとりを持って朝礼に間に合い 藤本係長にこのまま頑張るように言われて気あいを入れた良い返事を返していた。
私は、君島君が自力で達成したのか、誰かの手を借りたのか気になってしかたなかったが、私の心を見透かすような乾君の声がしてきた。
「君島、今日は朝礼間に合って良かったな。昨日の石川との話が聞こえたんだがモーニングコールしてもらっの?」
乾君ナイス!
私は、パソコンに向き合いながら声のする方に意識を向けた。
「おい、あんまり大きな声でいうなよ。」
君島君が焦りぎみに言った。
「石川さんにモーニングコールなんか頼むわけないだろ」
君島君の返答が聞こえて ホッと胸をなでおろす。
ああ、私って妄想だけで付き合うつもりも何かするつもりもないのに、変な嫉妬だよね。
もし、君島君に好きな子が出来たり彼女が出来たら 応援したり幸せを喜んであげないといけないと思うのに...
自分勝手だ...
「へえ、じゃあ自力で達成したんだ。頑張ったね。俺、お前ん家に泊まったことあるから無理だと思ってたわ」
君島君の返答に乾君は、意外そうに言った。
そんなことを言う乾君にクスクス笑いながら君島君は言った。
「俺も、そう思った(笑)
だから、昨日のうちに寝覚まし時計5つ追加で頑張ったわけ」
そうか、君島君 寝覚まし時計5個も用意しての成果なんだね。朝の様子を思うと可愛いなぁ。
とにかく、自力での成果おめでとう。これからも頑張ってね!!
___________________________
______________________
お昼時、いつもは同じ部署に研修になった数人の女子と食堂でランチにするが、今日はお弁当持参なので 皆には断って一人で屋上ランチだ。
ぽーと、のんびりしながら屋上の物置の影に入り弁当をつつく。
朝礼後の君島君と乾君の会話を思いだし一人呟いた。
「君島君の寝起きの悪さ半端ないんだね。」
呟きながらちょっと笑っちゃった。
「ひでーな。他人事だとおもって笑うなよ。こっちは、上司の手前もあるし。まだ、研修の身で悪目立ちしちゃって焦ってるってのに...」
その声に慌てて振り替えれば、物置に寄りかかりながらこちらを見下ろす君島君がいた。
「ご、ご、ごめんっ!
そうだよね、大変だよね!」
慌てて謝れば、少し口の端を引き上げながら君島君が笑った。
「まあな。俺もごめん。
別に怒ってるとかじゃないんだ。ビックリさせちゃったね。昨日の資料作り途中で抜けさせてもらったからお礼に これやるよ」
そういって、君島君は私に手を差し出した。
その手の中には、私がよく飲む缶のカフェオレがあった。
自分の掌を上にして君島君に差し出し、カフェオレを受け取った。
「ありがとう。でも、昨日はあの後、直ぐに終ったしお礼なんて貰うほどじゃ無かったのに。律儀だね。」
感心して私が言うと、君島君は1人分の距離を残して私の隣に体育座りで座ってきた。
えっ、何?
どうしたの?
えっ?えっ?
心の中では私は大慌てだ。
様子をうかがっていると君島君が手を頭にあてながら言いずらそうに言ってきた。
「あのさ、実は折り入って青葉さんに頼みたいことがあって...」
ん?
私に頼みごと?
頼まれそうな内容に思い当たりませんが。
「ほんと、俺の我儘というか、なんていうか。自分勝手な頼みだから言いにくいんだけど断れると とっても困るというか」
はい。だからそれは何でしょう?
そんなに、言いづらい頼みだと私も聞くのが怖いんですが。
朝礼開始まで30分は余裕のある署内はまだ人がまばらだ。
君島君、今日は大丈夫かな?
朝礼まで10分をきると署内の人はおおずめ来ている。
君島君まだかな?
いつもの場所の窓際で君島君が通る道を見ている。
やっと、君島君の走る姿が見えた。
くー、素敵ね!
いつもよりも早い時間だが、ゆとりを持って朝礼に間に合うには、それでも走らないといけない時間だ。
頑張って!
この分だと朝礼が始まる前には来れるから安心だね。と、胸の中で君島君にエールを送った。
君島君は、無事にゆとりを持って朝礼に間に合い 藤本係長にこのまま頑張るように言われて気あいを入れた良い返事を返していた。
私は、君島君が自力で達成したのか、誰かの手を借りたのか気になってしかたなかったが、私の心を見透かすような乾君の声がしてきた。
「君島、今日は朝礼間に合って良かったな。昨日の石川との話が聞こえたんだがモーニングコールしてもらっの?」
乾君ナイス!
私は、パソコンに向き合いながら声のする方に意識を向けた。
「おい、あんまり大きな声でいうなよ。」
君島君が焦りぎみに言った。
「石川さんにモーニングコールなんか頼むわけないだろ」
君島君の返答が聞こえて ホッと胸をなでおろす。
ああ、私って妄想だけで付き合うつもりも何かするつもりもないのに、変な嫉妬だよね。
もし、君島君に好きな子が出来たり彼女が出来たら 応援したり幸せを喜んであげないといけないと思うのに...
自分勝手だ...
「へえ、じゃあ自力で達成したんだ。頑張ったね。俺、お前ん家に泊まったことあるから無理だと思ってたわ」
君島君の返答に乾君は、意外そうに言った。
そんなことを言う乾君にクスクス笑いながら君島君は言った。
「俺も、そう思った(笑)
だから、昨日のうちに寝覚まし時計5つ追加で頑張ったわけ」
そうか、君島君 寝覚まし時計5個も用意しての成果なんだね。朝の様子を思うと可愛いなぁ。
とにかく、自力での成果おめでとう。これからも頑張ってね!!
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お昼時、いつもは同じ部署に研修になった数人の女子と食堂でランチにするが、今日はお弁当持参なので 皆には断って一人で屋上ランチだ。
ぽーと、のんびりしながら屋上の物置の影に入り弁当をつつく。
朝礼後の君島君と乾君の会話を思いだし一人呟いた。
「君島君の寝起きの悪さ半端ないんだね。」
呟きながらちょっと笑っちゃった。
「ひでーな。他人事だとおもって笑うなよ。こっちは、上司の手前もあるし。まだ、研修の身で悪目立ちしちゃって焦ってるってのに...」
その声に慌てて振り替えれば、物置に寄りかかりながらこちらを見下ろす君島君がいた。
「ご、ご、ごめんっ!
そうだよね、大変だよね!」
慌てて謝れば、少し口の端を引き上げながら君島君が笑った。
「まあな。俺もごめん。
別に怒ってるとかじゃないんだ。ビックリさせちゃったね。昨日の資料作り途中で抜けさせてもらったからお礼に これやるよ」
そういって、君島君は私に手を差し出した。
その手の中には、私がよく飲む缶のカフェオレがあった。
自分の掌を上にして君島君に差し出し、カフェオレを受け取った。
「ありがとう。でも、昨日はあの後、直ぐに終ったしお礼なんて貰うほどじゃ無かったのに。律儀だね。」
感心して私が言うと、君島君は1人分の距離を残して私の隣に体育座りで座ってきた。
えっ、何?
どうしたの?
えっ?えっ?
心の中では私は大慌てだ。
様子をうかがっていると君島君が手を頭にあてながら言いずらそうに言ってきた。
「あのさ、実は折り入って青葉さんに頼みたいことがあって...」
ん?
私に頼みごと?
頼まれそうな内容に思い当たりませんが。
「ほんと、俺の我儘というか、なんていうか。自分勝手な頼みだから言いにくいんだけど断れると とっても困るというか」
はい。だからそれは何でしょう?
そんなに、言いづらい頼みだと私も聞くのが怖いんですが。
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