女神クエスト:基礎アーツをカンスト

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転生して異世界で過ごす、そんなの小説だとチートとか貰って無双、夢がありそうだなとは思った、最初は簡単に考えていた
だけど、俺がそんな立場だったら、怖くて堪らないだろうな
何せ、見たこともないドラゴンと対峙しなければならない
そんなの怖い、だから俺は女神様にデメリットを付けて貰った
熟練度上昇系のチートをもらう代わり、全部のアーツの応用や上位なんかのアーツが出ない様にして貰った
基礎だけでこの世界を生きていく

「奥様!元気な男の子ですよ!見てください!」

俺は最下級の貴族に産まれた、良い御身分だな、神様が優遇したんだろうな
ただ、俺は平民の方が良かった気がする、貴族って外面を気にする

「ベル、お前は熱心に家の手伝いをしてくれるな、助かるよ」
「いえ、勉強以外余りにやることが無いですから」
「そうか、ベルは何かしたい事はあるか?」
「そうですね、剣の練習、とかですか?」
「ほう、そうか、剣か」

この世界に生まれてから五年、父親の仕事を手伝ってる
と言っても、物運んだり、整理したりと簡単な物ばかりだがな

「ベル、明日から剣の稽古も入れた、少し早いが、ちゃんとした先生を読んだぞ」
「はい、その、大丈夫ですか?お金とかはかなり掛かると思いますが」
「子供がそんな事を気にするな、大丈夫だ」

正直、俺は心を痛めた、親の優しさがこうも刺さるとは、依頼を受ける時には考えて無かった
貴族は外面を気にする、貴族の代変わりするには一定の条件がある
血筋とか、スキルとか、そんな条件がある
その中に応用アーツ三つか上位アーツ一つ習得、正直俺にはクリア出来ない、この時は女神を恨んだな
俺は責めて親の負担を少しでも減らせればと思った、それがせめてもの償いになれば
母親に対する償いだ

「ほ~スラントにホリゾンタル、バーチカルにスピアとは、レベル1でここまで使えるのは珍しいな」
「そうですか、それは、嬉しいです」
「ベルなら簡単に応用やもしかしたら上級が出るかもしれないな」
「そう、ですね、まだレベル上げは先になりますが、それまで基礎を固めたいと思います」

引退した冒険者のロナウドさんが俺を褒めてくれてるが、俺は正直言って、出来損ない枠だ
上級どころか応用も覚えられない、まぁ捨てられても文句は言えないな

ベルLV1
『スキル』
アーツ熟練度10倍
基礎アーツ熟練度10倍
属性基礎アーツ熟練度10倍
『アーツ』
バーチカル:0/100
ホリゾンタル:0/100
スラント:0/100
スピア:0/100

とりあえず初期からこの4つのアーツは転生時に覚えさせて貰った
頑張らないとな、チートがあっても、俺自身に問題があったら意味がない
父親は早く再婚を考えて欲しい、まだ父親は若いんだ、再婚して子供が出来ればその子が次の当主になる
俺では規定を満たせない、王族が作った規定な上に王族もキッチリ守っている
1番下の貴族が意を唱えた所でだ
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