47 / 156
出会いと別れ編
さよなら 2
しおりを挟む
真理亜が翔太の汚れた口元をタオルで綺麗に拭う。雛子はそれを離れたところから見やり、静かに病室を出た。
「外回りに徹します」
ステーションでモニターの設定をしていた大沢に声をかける。
「良いの? あんた、最期くらい……」
「いえ、私は……そんな資格、ないので……」
先程は緊急時だから入室せざるを得なかっただけだ。自分にそう語りかけ、無理矢理納得させる。
この後受け持ち患者の手術がある。そろそろ術衣に着替えさせなければならない。
ナースコールが鳴る。電話口から、点滴ポンプのアラームが聞こえてくる。
痛みを訴える患者がいる。氷枕を変えて欲しいと言う患者がいる。
病棟には、翔太以外にも多くの患者が、看護師がベッドサイドに来てくれる事を望んでいる。
翔太が急変して、父親と妹が駆けつけ、主治医が状況の説明と鎮静薬の投与を行い、数時間が経った。時刻は夜勤帯に切り替わる頃だ。
「あ……波形が」
ぽつりと誰かが呟き、皆の注目がステーションのセントラルモニターに集まった。
フラットな波形と0の文字が、命の終わりを無機質に告げていた。
「……僕、説明行ってくるね」
主治医が恭平を連れ、翔太の病室へ向かう。
「……なんか、急でしたね」
水嶋が呟き、各々頷く。
「朝までは本当に今まで通り変わらなかったものね……御家族は覚悟が決まっていたのか、そこまで取り乱したりはしてなかったから良かったけれど……」
真理亜は悲しげに瞳を伏せた。
病室から主治医と恭平が戻ってくる。主治医は夜勤リーダーの石川に詳細を告げ、「あとよろしくね」とスタッフに声をかけ病棟を後にした。
「エンゼルケアしてきます」
恭平が石川に告げた。
時間外労働なんて珍しい。そんな風に茶化す人は誰もいなかった。
皆、恭平がプライマリーとして翔太を大切に思っていたのを知っていたからだ。
「ひなっち、来て」
「えっ?」
突然呼ばれ、雛子は面食らった。処置室に向かう恭平に慌てて着いていく。
「さ、桜井さんっ? 私は御家族に会うのも断られてて……」
恭平は処置室の棚からエンゼルケアセットを取り出すと、続いて湯灌用のお湯を用意してワゴンに乗せさっさと翔太の部屋に向かう。
「その家族からの、たっての希望だ」
雛子が理由を聞く前に、恭平は病室のドアをノックして室内へと足を踏み入れた。
「この度はご愁傷様でした」
恭平に習い、雛子も深く頭を下げる。病室には両親と、兄の顔をしげしげと覗き込む幼い妹がいた。
「あのね、お兄ちゃん、天国行っちゃったの」
妹の紫織は雛子と目が合うと、泣くわけでもなく平然とそう口にした。
「そっか……そうだね」
それ以上何と声をかければいいのか、雛子には分からなかった。
「雨宮さん」
静かな声で、父親が雛子を呼んだ。
「ありがとうございました」
そう言って頭を下げた両親に、雛子は虚をつかれ慌てる。
「えっ、あ、あの、頭を上げてください……私はっ……」
ちらりと母親を見やる。母親は顔を上げると、真っ直ぐに雛子の目を見つめた。
「雨宮さん、あの時はつい手を挙げてしまってすみませんでした……私……」
「い、いえっ、私の方こそ……勝手な事をしてしまい、申し訳ありませんでしたっ……」
雛子の謝罪に、父親は穏やかな笑みを見せてくれた。
「喜んでいたんですよ、翔太は」
「っ……それ……」
翔太の使っていた車椅子から父親が何かを取り出す。それはあの日雛子が用意したサッカーボールだった。
「久しぶりに目をキラキラさせてましたよ。一回だけだったけどすごく嬉しかった、まだ自分はこんなに強くボールを蹴る事が出来たんだ、ってね」
父親から差し出されたボールを受け取る。そこには翔太の字でメッセージが書き込まれていた。
『雛子へ
自分を信じろ
翔太』
「翔太くんっ……」
雛子はボールを抱き締めると、穏やかな顔で眠っている翔太の枕元にしゃがんだ。
「翔太くん、ねぇこれ、私貰って良いのかな?」
翔太からの返事はない。それでも、いつもの照れ臭そうな顔で微笑んでいるように見えた。
両親と妹、そして恭平と雛子の五人で、翔太の身体を拭いた。
退院の服装は、翔太の推薦が決まっていたはずの高校の制服だった。
「お世話になりました」
霊安室から棺が出棺し、霊柩車に乗せられる。残っていた日勤者全員で裏口に並び、父親の挨拶に無言で一礼した。
やがて家族も霊柩車に乗り、それは静かに走り出す。車の姿が見えなくなるまで、皆で頭を下げた。
「お疲れさん」
霊柩車が去り、スタッフもバラバラと帰っていく。そんな中、茫然と車が消えていった方を見つめる雛子に恭平が声をかける。
「嘘じゃないよ、翔太の父親が言ってたあの言葉」
件の日、夜勤明けで寝ていたところを呼び出された恭平は、雛子が翔太にサッカーをさせて大問題になったと知り慌てて病棟へ戻った。
面談室では怒りの収まらない母親とそれを宥める父親、必死で謝る主治医、師長、雛子の姿。とにかく全員で謝罪をし、雛子の担当を外すことで何とかその場を収めてもらうことができた。
修羅場から解放され雛子と共にインシデントレポートを仕上げた恭平は、帰宅前に翔太の病室へと向かった。
『翔太』
恭平が声をかけると、翔太は驚いたようにベッドから飛び起きた。
『恭平さん! え、まさか恭平さんまで呼び出されたの?』
そこにいた翔太があまりにもいつも通りで、恭平は何だか拍子抜けしたのを覚えている。
『ねぇ聞いてよ! 俺めっちゃすげぇシュート、雛子に見せてやったんだ!』
嬉しそうに語る翔太に、ひとまず体調に異変はなさそうだという事を認識して恭平は安堵する。
『でもやべーんだよ。母さん怒っちゃって雛子の事ぶってさ。死ぬほど痛てーんだよなアレ……』
思い出して身震いする翔太。自身も母親を怒らせてその平手を食らったことがあるのだろう。
『でもさ、俺もうすぐ死ぬじゃん?』
翔太は事も無げに宣う。
『嬉しかったんだよなぁ、最期にボール蹴れて。マジで最高だったんだよなぁ』
『……そうか』
晴れ晴れと笑ったその笑顔に、少なくとも雛子の行動が100%間違いではなかったのだと恭平は確信を持てた。
「っ……うっ……」
恭平から翔太の言葉を聞き、雛子はついに耐えられなくなった。幾筋もの涙が頬を伝い、真っ赤な夕日が照らす赤いアスファルトに落ちて黒いシミを作っていった。
「もっと自信、持って良いと思う。俺も」
「はいっ……」
大きな手のひらが俯いた雛子の頭にそっと乗り、ぽんぽんと二回優しく置かれた。
翔太がこの世を去ったのは、夏の終わりがすぐそこまで来てきている、そんな頃の事だった。
出会いと別れ編【fin.】
「外回りに徹します」
ステーションでモニターの設定をしていた大沢に声をかける。
「良いの? あんた、最期くらい……」
「いえ、私は……そんな資格、ないので……」
先程は緊急時だから入室せざるを得なかっただけだ。自分にそう語りかけ、無理矢理納得させる。
この後受け持ち患者の手術がある。そろそろ術衣に着替えさせなければならない。
ナースコールが鳴る。電話口から、点滴ポンプのアラームが聞こえてくる。
痛みを訴える患者がいる。氷枕を変えて欲しいと言う患者がいる。
病棟には、翔太以外にも多くの患者が、看護師がベッドサイドに来てくれる事を望んでいる。
翔太が急変して、父親と妹が駆けつけ、主治医が状況の説明と鎮静薬の投与を行い、数時間が経った。時刻は夜勤帯に切り替わる頃だ。
「あ……波形が」
ぽつりと誰かが呟き、皆の注目がステーションのセントラルモニターに集まった。
フラットな波形と0の文字が、命の終わりを無機質に告げていた。
「……僕、説明行ってくるね」
主治医が恭平を連れ、翔太の病室へ向かう。
「……なんか、急でしたね」
水嶋が呟き、各々頷く。
「朝までは本当に今まで通り変わらなかったものね……御家族は覚悟が決まっていたのか、そこまで取り乱したりはしてなかったから良かったけれど……」
真理亜は悲しげに瞳を伏せた。
病室から主治医と恭平が戻ってくる。主治医は夜勤リーダーの石川に詳細を告げ、「あとよろしくね」とスタッフに声をかけ病棟を後にした。
「エンゼルケアしてきます」
恭平が石川に告げた。
時間外労働なんて珍しい。そんな風に茶化す人は誰もいなかった。
皆、恭平がプライマリーとして翔太を大切に思っていたのを知っていたからだ。
「ひなっち、来て」
「えっ?」
突然呼ばれ、雛子は面食らった。処置室に向かう恭平に慌てて着いていく。
「さ、桜井さんっ? 私は御家族に会うのも断られてて……」
恭平は処置室の棚からエンゼルケアセットを取り出すと、続いて湯灌用のお湯を用意してワゴンに乗せさっさと翔太の部屋に向かう。
「その家族からの、たっての希望だ」
雛子が理由を聞く前に、恭平は病室のドアをノックして室内へと足を踏み入れた。
「この度はご愁傷様でした」
恭平に習い、雛子も深く頭を下げる。病室には両親と、兄の顔をしげしげと覗き込む幼い妹がいた。
「あのね、お兄ちゃん、天国行っちゃったの」
妹の紫織は雛子と目が合うと、泣くわけでもなく平然とそう口にした。
「そっか……そうだね」
それ以上何と声をかければいいのか、雛子には分からなかった。
「雨宮さん」
静かな声で、父親が雛子を呼んだ。
「ありがとうございました」
そう言って頭を下げた両親に、雛子は虚をつかれ慌てる。
「えっ、あ、あの、頭を上げてください……私はっ……」
ちらりと母親を見やる。母親は顔を上げると、真っ直ぐに雛子の目を見つめた。
「雨宮さん、あの時はつい手を挙げてしまってすみませんでした……私……」
「い、いえっ、私の方こそ……勝手な事をしてしまい、申し訳ありませんでしたっ……」
雛子の謝罪に、父親は穏やかな笑みを見せてくれた。
「喜んでいたんですよ、翔太は」
「っ……それ……」
翔太の使っていた車椅子から父親が何かを取り出す。それはあの日雛子が用意したサッカーボールだった。
「久しぶりに目をキラキラさせてましたよ。一回だけだったけどすごく嬉しかった、まだ自分はこんなに強くボールを蹴る事が出来たんだ、ってね」
父親から差し出されたボールを受け取る。そこには翔太の字でメッセージが書き込まれていた。
『雛子へ
自分を信じろ
翔太』
「翔太くんっ……」
雛子はボールを抱き締めると、穏やかな顔で眠っている翔太の枕元にしゃがんだ。
「翔太くん、ねぇこれ、私貰って良いのかな?」
翔太からの返事はない。それでも、いつもの照れ臭そうな顔で微笑んでいるように見えた。
両親と妹、そして恭平と雛子の五人で、翔太の身体を拭いた。
退院の服装は、翔太の推薦が決まっていたはずの高校の制服だった。
「お世話になりました」
霊安室から棺が出棺し、霊柩車に乗せられる。残っていた日勤者全員で裏口に並び、父親の挨拶に無言で一礼した。
やがて家族も霊柩車に乗り、それは静かに走り出す。車の姿が見えなくなるまで、皆で頭を下げた。
「お疲れさん」
霊柩車が去り、スタッフもバラバラと帰っていく。そんな中、茫然と車が消えていった方を見つめる雛子に恭平が声をかける。
「嘘じゃないよ、翔太の父親が言ってたあの言葉」
件の日、夜勤明けで寝ていたところを呼び出された恭平は、雛子が翔太にサッカーをさせて大問題になったと知り慌てて病棟へ戻った。
面談室では怒りの収まらない母親とそれを宥める父親、必死で謝る主治医、師長、雛子の姿。とにかく全員で謝罪をし、雛子の担当を外すことで何とかその場を収めてもらうことができた。
修羅場から解放され雛子と共にインシデントレポートを仕上げた恭平は、帰宅前に翔太の病室へと向かった。
『翔太』
恭平が声をかけると、翔太は驚いたようにベッドから飛び起きた。
『恭平さん! え、まさか恭平さんまで呼び出されたの?』
そこにいた翔太があまりにもいつも通りで、恭平は何だか拍子抜けしたのを覚えている。
『ねぇ聞いてよ! 俺めっちゃすげぇシュート、雛子に見せてやったんだ!』
嬉しそうに語る翔太に、ひとまず体調に異変はなさそうだという事を認識して恭平は安堵する。
『でもやべーんだよ。母さん怒っちゃって雛子の事ぶってさ。死ぬほど痛てーんだよなアレ……』
思い出して身震いする翔太。自身も母親を怒らせてその平手を食らったことがあるのだろう。
『でもさ、俺もうすぐ死ぬじゃん?』
翔太は事も無げに宣う。
『嬉しかったんだよなぁ、最期にボール蹴れて。マジで最高だったんだよなぁ』
『……そうか』
晴れ晴れと笑ったその笑顔に、少なくとも雛子の行動が100%間違いではなかったのだと恭平は確信を持てた。
「っ……うっ……」
恭平から翔太の言葉を聞き、雛子はついに耐えられなくなった。幾筋もの涙が頬を伝い、真っ赤な夕日が照らす赤いアスファルトに落ちて黒いシミを作っていった。
「もっと自信、持って良いと思う。俺も」
「はいっ……」
大きな手のひらが俯いた雛子の頭にそっと乗り、ぽんぽんと二回優しく置かれた。
翔太がこの世を去ったのは、夏の終わりがすぐそこまで来てきている、そんな頃の事だった。
出会いと別れ編【fin.】
0
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
月城副社長うっかり結婚する 〜仮面夫婦は背中で泣く〜
白亜凛
恋愛
佐藤弥衣 25歳
yayoi
×
月城尊 29歳
takeru
母が亡くなり、失意の中現れた謎の御曹司
彼は、母が持っていた指輪を探しているという。
指輪を巡る秘密を探し、
私、弥衣は、愛のない結婚をしようと思います。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
玖羽 望月
恋愛
朝木 与織子(あさぎ よりこ) 22歳
大学を卒業し、やっと憧れの都会での生活が始まった!と思いきや、突然降って湧いたお見合い話。
でも、これはただのお見合いではないらしい。
初出はエブリスタ様にて。
また番外編を追加する予定です。
シリーズ作品「恋をするのに理由はいらない」公開中です。
表紙は、「かんたん表紙メーカー」様https://sscard.monokakitools.net/covermaker.htmlで作成しました。
烏の王と宵の花嫁
水川サキ
キャラ文芸
吸血鬼の末裔として生まれた華族の娘、月夜は家族から虐げられ孤独に生きていた。
唯一の慰めは、年に一度届く〈からす〉からの手紙。
その送り主は太陽の化身と称される上級華族、縁樹だった。
ある日、姉の縁談相手を誤って傷つけた月夜は、父に遊郭へ売られそうになり屋敷を脱出するが、陽の下で倒れてしまう。
死を覚悟した瞬間〈からす〉の正体である縁樹が現れ、互いの思惑から契約結婚を結ぶことになる。
※初出2024年7月
俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
ラヴ KAZU
恋愛
二年間付き合った恋人に振られた亜紀は傷心旅行でニューヨークへ旅立つ。
そこで東條ホールディングス社長東條理樹にはじめてを捧げてしまう。結婚を約束するも日本に戻ると連絡を貰えず、会社へ乗り込むも、
理樹は亜紀の父親の会社を倒産に追い込んだ東條財閥東條理三郎の息子だった。
しかも理樹には婚約者がいたのである。
全てを捧げた相手の真実を知り翻弄される亜紀。
二人は結婚出来るのであろうか。
国宝級イケメンとのキスは、ドルチェみたいに私をとろけさせます♡ 〈Dulcisシリーズ〉
はなたろう
恋愛
人気アイドルとの秘密の恋愛♡コウキは俳優やモデルとしても活躍するアイドル。クールで優しいけど、ベッドでは少し意地悪でやきもちやき。彼女の美咲を溺愛し、他の男に取られないかと不安になることも。出会いから交際を経て、甘いキスで溶ける日々の物語。
★みなさまの心にいる、推しを思いながら読んでください
◆出会い編あらすじ
毎日同じ、変わらない。都会の片隅にある植物園で働く美咲。
そこに毎週やってくる、おしゃれで長身の男性。カメラが趣味らい。この日は初めて会話をしたけど、ちょっと変わった人だなーと思っていた。
まさか、その彼が人気アイドル、dulcis〈ドゥルキス〉のメンバーだとは気づきもしなかった。
毎日同じだと思っていた日常、ついに変わるときがきた。
◆登場人物
佐倉 美咲(25) 公園の管理運営企業に勤める。植物園のスタッフから本社の企画営業部へ異動
天見 光季(27) 人気アイドルグループ、dulcis(ドゥルキス)のメンバー。俳優業で活躍中、自然の写真を撮るのが趣味
お読みいただきありがとうございます!
★番外編はこちらに集約してます。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/693947517
★最年少、甘えん坊ケイタとバツイチ×アラサーの恋愛はじめました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/408954279
夜の帝王の一途な愛
ラヴ KAZU
恋愛
彼氏ナシ・子供ナシ・仕事ナシ……、ないない尽くしで人生に焦りを感じているアラフォー女性の前に、ある日突然、白馬の王子様が現れた! ピュアな主人公が待ちに待った〝白馬の王子様"の正体は、若くしてホストクラブを経営するカリスマNO.1ホスト。「俺と一緒に暮らさないか」突然のプロポーズと思いきや、契約結婚の申し出だった。
ところが、イケメンホスト麻生凌はたっぷりの愛情を濯ぐ。
翻弄される結城あゆみ。
そんな凌には誰にも言えない秘密があった。
あゆみの運命は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる