「因縁の相手」

著恋凛

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3章、海外!?ボディガード編

12話(61話)「手がかり?」

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急いで俺は新聞を見た。
「2032年6月26日だと……」
そして時計を見て時刻を確認する。
「15時42分か」 
確かあの事件があったのは46分程度。今から急げばまだあの事件に間に合う。
そう思い、俺はすぐさまコンビニから出て、オーバースモールを使いあの事件があった所へ向かった。


俺は下校している、昔の俺と穂乃果を見つけた。その瞬間涙が出そうになったが抑える、俺が涙を流す時は今の時間軸にいる穂乃果とあった時だ。決して夢の世界の穂乃果じゃない。
そう言い聞かせいたら、あの車が止まった。そして大柄の2人は俺を殴り、穂乃果を連れて行こうとしている。
すると、もう1度も聞きたくなかった一言、「助けて、お兄ちゃん。」を聞き、俺は自分の惨めさゆえ、一粒だけ涙を流してしまった。
「クソ、会うまで泣かないって決めてたのに。」
その涙を右手で振り払い。俺はアジトを探る為走り出した。
だが、分かりきったこと車と生身の人間じゃ能力を使っても速さでは勝てない。
「あぁー、もうっ。」
もう、どうなってもいいと思い、俺はオーバーオール使い。
身体能力を8倍にして車よりも速くなった。
考えてみたら、8倍ってヤバいなだって50メートル走で8秒の人は1秒になるし、俺は四捨五入して6秒だから0.75秒になる訳だ。よしっ!結構文字数も稼いだしそろそろいいか。
オーバーオールを使い10が経ってしまったが、車は走り続ける。
「クソっ。」
もう無理だ。諦めてしまいたい。もうやめたい。そう思った。
けど、俺はもう一度オーバーオールを使って走り続ける。
そして、ようやくアジトに着いたらしく、そこの駐車場に入って行った。
「はぁはぁ、ゴホッゴホッ。」
オーバーオールが切れ俺はその場に座り込み、吐血をしてしまった。
「やっと……着いた。」
そして、俺は重くて重くて、もう寝たくて仕方ない体を持ち上げ、電柱を見て場所を確認し、穂乃果が連れて行かれたアジトに入った。
その途端、視界が暗転した。
「はっ。」
と夢から覚め、ペンと紙を取り出して、夢で見た物を描きまくった。
そして描いた紙を持って、夕貴の部屋に向かった。
扉の前で「夕貴、あの事件の手がかり?を掴んだ。」
すると、「何よぉー、まだ3時よォー。」
と眠そうな夕貴が出て来た。
「すまん。でもあの誘拐事件の手がかりを掴んだぽいんだ。」
すると、夕貴は目を覚ましたらしく「本当?とりあえず中に入って。」
「うん。」


そして夕貴の部屋に入って聞かれた。
「それで手がかりって何よ?」……
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