「因縁の相手」

著恋凛

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4章、脱獄編(もうこれパクリだろwww)

23話(90話)「全滅不可避?」

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「お兄さんはね。悪なんだよ。少女二人を殺した悪人。」
もう普通の俺じゃ無理だ。それなら、悪に徹する方がいいんだろう。
「そうだ。俺は悪人。今まで300人以上殺した最低の殺人鬼だ。幼い少女も殺した悪人だよ。」
少し少女らは、驚いた表情を浮かべた。
「そうだよ。君は最低の悪人だ。」
「うん。俺は生きてるか分からない妹の為に人殺しでも、なんでもするエゴイストだ。」
そう言うと、どこから俺を助ける様に手を差し伸べて来た。
俺は本能的に、その手を掴んだ。
すると、俺はまた意識が無くなった。





俺はボスを倒すために作戦を考える。だが、何も思いつかない。
もちろん、作戦を考える時間をくれない。
足を斬ってくるのでジャンプして避ける。すると、地に足が着く前に横から蹴りが飛んでくる。
宙で一回転して避ける。
そして、攻撃を仕掛けるが、簡単に受け止められる。
もう一度攻撃するが受け止められる。その瞬間後ろから田口と奏斗が同時にナイフを振るうが、それも余裕で躱す。

ボスの能力が未来を見る能力だったら、なぜ俺が投げたナイフは当たった?
一度攻撃は奏斗と田口に任せて、躱すことだけに専念する。
マジでどうしてナイフが刺さったんだ?分からない。
考えられる事は3つ
1、ボス自身の視界内の物しか未来が見れない。
これが一番可能性が低い。数回後ろからの攻撃を躱した。
2、明確な殺気がある攻撃しか未来が見れない。
これは分からない。
3、ボスは全ての未来が見れない。
これなら、一応今までの話の辻褄が合う。
よし、まずは3を確かめよう。
そして俺は今までの攻撃スタイルの重く強い攻撃から変え、軽いが手数で攻める。
すると、数回剣がボスの肌に触れた。
「所詮俺の弱点が分かったところでお前達の敗北は変わらない。 」
「それはどうかな?」
後ろから田口が姿を現す。
「もういい。終わりだ。」
そして回し蹴りをするボス。
田口は吹っ飛んでいく。倒れてから起き上がらない。
心配した奏斗が声をかける。
「田口ッ」
「この世のトップを前にして余所見などするとは・・愚か者よ」
一瞬にしてボスは奏斗の前まで行き、腹にパンチをした。
そして奏斗もやられた。
「あとはお前一人だ。」
この状況、俺の勝率を上げるにはどうしたらいい?
これまでの任務、1人になる事など何度もあった。まず、何をやる?
最初は相手を怒らせ、正常な判断をさせないようにしろ。
「ハハハ。お前はこの世界のトップにはなれないよ。この日本・・・世界には俺達よりも五万と居る。お前なんて精々出来てド田舎の町ぐらいだろ。」
怒らせろ。正常な判断を出来ないぐらいに。
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