「因縁の相手」

著恋凛

文字の大きさ
128 / 187
最終章、全面戦争・・・編

1話(118話)「終わりの始まり」

しおりを挟む
あの文化祭の件が終わり、俺は自分が通ってた中学校に来ていた。快知と拓斗を連れて。
今は職員室で2年生の時の担任と話していた。
「いやー、歩希が生きていたとはな。」
何この先生俺を殺しやがって。
「俺は今でもピンピン生きてますよ!」
「マジで久しぶりだな。てか、3人はどこの大学行ってるの?」
正直その質問は痛い。
快知が手を挙げて言う。
「僕中卒。歩希も中卒。拓斗は高校中退。」
まじかよ、こいつ。ありえないだろ。職員室で堂々と中卒とか。
先生は「はぁー」とため息を零す。
「歩希と快知は分かる。でも、拓斗は成績凄かったろ?なのになんで?」
は?俺たち見捨てられたんだけど。
「高校は中退しましたが、今は働いてますよ。歩希と快知と一緒に。」
「どんな仕事?」
なんか俺と快知は話に着いていけてない。
「対能力者撲滅局です。」
これ伝わるのか?と思っていたら、案の定分からない様子だ。
「何それ?」
「簡単に言うと警察の一部です。」
「すげぇな。今は中卒でも警察に入れるのか。」 
そして数秒間少しだけ無言が続いた。それを際切ったのは快知だった。
「先生、中学校時代に俺と歩希は何枚反省文を書いたでしょうか?」
何その問題。なんか悲しい。
「確か二人で80枚ぐらいか?」
何?俺そんなに反省文書いたの?
「ぶっぶー。」
快知は不正解の時の効果音を口で言う。
「正解は132枚でした。」
は?俺66枚も反省文書いたの?マジか怖っ。
「そんなにも書いてたのか。そろそろ俺は仕事に戻るからお前らは適当に校内でも回ってろ。帰る時は一言言えよ。」
そう言いった先生は自分の席に戻る。俺たちは職員室を出て適当に校内を徘徊するのだった。



足を止めたのは一つの部室の前だ。
「まだ残ってたのか、この部活。」
「俺と快知と拓斗と穂乃果の4人で作った部活だもんな。」
「なんでこんな部活作ったんだっけ?」
俺は少し記憶を遡る。
「あれだ。学校が強制的に部活に入れようとしたから作ったんだ。この神になりたい者の集い部を。」
今思えばただのバカの集まりだったけど。
俺がそんな事を思っていたらスマホが音を立てて左右に振動する。
画面を見ると夕貴からだった。
「ちょっと電話出てくる。」
快知達にそう言い残し少し離れた場所で電話に出る。
「どうかした?」
「歩希、今暇?」
その声はどっと疲れていた。
「暇っちゃ暇。」
快知達には申し訳ないが俺は夕貴が心配になったから嘘を着く。
「なら、私の部屋に来てくれない。」
「分かった。今すぐ行く。」
そして電話が切れた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

冴えない建築家いずれ巨匠へと至る

木工槍鉋
ファンタジー
「建築とは、単なる箱を作ることではない。そこに流れる『時』を設計することだ――」 かつてそう語り、伝説の巨匠と呼ばれることになる男も、かつては己の名前に怯えるだけの冴えない二級建築士だった。 安藤研吾、40代。独立したものの仕事はなく、下請けとして「情緒のない真四角な箱」の図面を引き続ける日々。そんな彼が恩師に教えられた座標の先で迷い込んだのは、昭和初期を彷彿とさせる、魔法のない異世界だった。 現代の建築知識、そして一釘一釘を大切にする頑固大工との出会い。 「便利さ」ではなく「住む人の幸せ」を求めて、研吾は廃村に時計台を建て、水路を拓き、人々の暮らしを再生していく。 異世界で「百年の計」を学んだ研吾が現実世界に戻ったとき、その設計は現代の建築界をも揺るがし始める。 これは、一人の男が仕事への誇りを取り戻し、本物の「巨匠」へと駆け上がるまでの、ひたむきな再建の記録。

いつか優しく終わらせてあげるために。

イチイ アキラ
恋愛
 初夜の最中。王子は死んだ。  犯人は誰なのか。  妃となった妹を虐げていた姉か。それとも……。  12話くらいからが本編です。そこに至るまでもじっくりお楽しみください。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

あなたが後悔しても、私の愛はもう戻りません

藤原遊
恋愛
婚約者のアルベルトは、優しい人だった。 ただ――いつも、私より優先する存在がいただけで。 「君は分かってくれると思っていた」 その一言で、リーシェは気づいてしまう。 私は、最初から選ばれていなかったのだと。 これは、奪われた恋を取り戻す物語ではない。 後悔する彼と、もう戻らないと決めた私、 そして“私を選ぶ人”に出会うまでの、静かな恋の終わりと始まりの物語。

処理中です...