「因縁の相手」

著恋凛

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最終章、全面戦争・・・編

3話(120話)「もう6ヶ月前」

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数時間後
作業が終わったので次の仕事を貰いに夕貴の近くに行こうと立ち上がる。
夕貴の方を向くと夕貴は「スースー」と小さな寝息を立てながら寝ていた。
俺は足音を立てずにそーっと夕貴の近くまで行き、イスに座っている夕貴を起こさないように抱えて少し移動し、ソファーに寝かす。
そのソファーを見て、ふと思い出す。
俺たちが初めて会ったのはここなんだよなぁ。
つい6ヶ月前の事なのにすごく古い記憶に感じる。
もしも俺が対能力者撲滅局に入って無かったら今もバイトで食い繋いでたのかな?
でも、そんなもしもの話なんてどうでもいい。今の俺は対能力者撲滅局の俺だから。
俺は夕貴の机にあったまだ終わってない紙を全て手に取る。そしてまた夕貴の部屋にタイピング音が響く。


全て終わらせて
「ふぅ」
と息を着く。
夕貴はまだ起きていない。流石に無防備な女の子を置いて行く程クズじゃない。
俺って紳士だなぁ。そう自画自賛してたら夕貴が起きた。
「ふわぁー。」
「起きたか?」
「え?私寝てた?何時間ぐらい?」
驚いた表情で聞いてくる。
「忘れた。今は8時前ぐらいだけど。」 
「なら、歩希は帰っていいわよ。私は残りを終わらせてから帰るから。」
「夕貴の机にあったのは全部終わらせたぞ。」 
そう言い俺は紙を夕貴に見せる。
「悪いわね。本当にありがとう。」
そして夕貴は腕時計を見る。
「御礼として夜ご飯を奢らせて。」
「いや、別にいいよそんなの。」
中学生から奢られるのはどうかと思う。ま、一回は奢られたけどね。
「そんな事言わずに。」
「ならさ、料理対決しようぜ!」
奢られるのは嫌だった。けど、いい案が出なかった。そして変な答えが出た。
「歩希がそれならいいけど。」
「なら、決定な。場所はどうする?」
「私の家でいいわよ。」
女の子の家は快知の家とは違う。どうしよう緊張してきた。助けて。
「分かった。俺ちょっと風呂入ってくるわ。」
「私お風呂入る。」
そして俺たちは風呂に入った。もちろん別々で。今一緒に入ったと思った人は職員室まで来なさい。


風呂から出た俺は夕貴を待つ。その間になお姉にご飯要らないLINEを送る。
そしたら夕貴が出てきた。
「ごめん。髪を乾かすのに時間かかっちゃって。」
女の子って髪乾かすのにどんぐらい時間かかるの?俺わかんない。
「そんじゃ、行くか。」 
「うん。」
俺たちは雑談しながらゆっくり歩く。
夕貴の家に行く前にスーパーを寄ってから食材を買った。
その時ふと思った。周りから見たら俺たちはどう見えてるのか。
兄妹?友達?もしくは恋人?いや、最後のは限りなく0%に近いけど
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