137 / 187
最終章、全面戦争・・・編
10話(127話)「良い上司」
しおりを挟む
時は少し戻り、3日前。
「それじゃ、あなた達を単体行動にした理由を教えるわ。」
皆が帰ったあと、俺と快知は夕貴と話をしていた。
「簡単に言うと、あなた達に倒してもらう幹部はあなた達の家族だからよ。」
俺は目を真ん丸にする。快知の方を見ると気だるそうにしていた。
「はぁー。」と快知はため息を着き、小さく呟くする。
「あの馬鹿兄ちゃん。」
それを無視して俺は夕貴に問いを投げかける。
「その家族って俺の妹か?」
それに夕貴は首を縦に振る。
穂乃果が生きてるという、喜びと安堵同時に来る。
「なんでもっと早く教えてくれなかっの?」
当然だろう。俺は約5年間も探し続けて来たのに情報が入った瞬間に教えてくれてもいいだろう。
その問いに答えたのは夕貴ではなく快知だった。
「そりゃ、お前がシスコンだから、教えたらすぐにでも、一人でAPO本部に突っ込んで行くだろ。」
それ聞くと納得が行く。でも、一つ不可解は点がある。
「なんで妹がAPOに?流石に善悪ぐらいは分かると思うが・・・」
「ここからは他言無用よ。」
人差し指を口元まで持っていき、シーというジェスチャーをする夕貴。そして驚きの真実を言い放つ。
「実はAPO幹部は全員・・・・・・洗脳されてるの。」
その言葉に俺は驚くしか出来ない。洗脳?そんなの出来るのか?能力がある世界、そんなの御茶の子さいさいなのだろう。
「それならなんで他のみんなにも言わないんだ?」
俺の素朴な疑問に夕貴は答える。
「みんなに言ったら、闘うのを躊躇ってしまうでしょ。それで動きが鈍ってこちらが殺されたらなんの意味も無いじゃない。」
その言葉はとてもしんみりしていた。
「それもそうだな。」
俺はそう返すしかなかった。
夕貴は俺と快知に一本づつエナジードリンクが入ってるぐらいの瓶を手渡してきた。
快知はもちろん質問する。
「これなに?」
夕貴はゆっくりと全てを吐き出すように言う。
「それは洗脳解除薬よ。2本しか手に入れれなかったけどね。
副作用などは無いわ。口から一滴でも飲めば洗脳は完全に解除される。
作戦決行日には忘れずに持ってくるのよ。
話は終わりだから帰っていいわよ。」
俺と快知は一度夕貴に背を向けたが、俺は一度夕貴の方に向き直す。
そして一つの質問を投げかける。
「なんで俺だけなんだ?なお姉も家族なのになんで呼ばなかった?」
それに淡々と答える夕貴。
「それは歩希と歩希の妹、穂乃果さんの問題だからよ。」
それを聞き俺は本当に夕貴が上司で良かったと思った。ちゃんと人の気持ちを理解している。
そして俺は夕貴に優しく微笑んで伝える。
「ありがとう。それじゃ、またな。」
そして今度こそ俺と快知はその場から立ち去った。
「それじゃ、あなた達を単体行動にした理由を教えるわ。」
皆が帰ったあと、俺と快知は夕貴と話をしていた。
「簡単に言うと、あなた達に倒してもらう幹部はあなた達の家族だからよ。」
俺は目を真ん丸にする。快知の方を見ると気だるそうにしていた。
「はぁー。」と快知はため息を着き、小さく呟くする。
「あの馬鹿兄ちゃん。」
それを無視して俺は夕貴に問いを投げかける。
「その家族って俺の妹か?」
それに夕貴は首を縦に振る。
穂乃果が生きてるという、喜びと安堵同時に来る。
「なんでもっと早く教えてくれなかっの?」
当然だろう。俺は約5年間も探し続けて来たのに情報が入った瞬間に教えてくれてもいいだろう。
その問いに答えたのは夕貴ではなく快知だった。
「そりゃ、お前がシスコンだから、教えたらすぐにでも、一人でAPO本部に突っ込んで行くだろ。」
それ聞くと納得が行く。でも、一つ不可解は点がある。
「なんで妹がAPOに?流石に善悪ぐらいは分かると思うが・・・」
「ここからは他言無用よ。」
人差し指を口元まで持っていき、シーというジェスチャーをする夕貴。そして驚きの真実を言い放つ。
「実はAPO幹部は全員・・・・・・洗脳されてるの。」
その言葉に俺は驚くしか出来ない。洗脳?そんなの出来るのか?能力がある世界、そんなの御茶の子さいさいなのだろう。
「それならなんで他のみんなにも言わないんだ?」
俺の素朴な疑問に夕貴は答える。
「みんなに言ったら、闘うのを躊躇ってしまうでしょ。それで動きが鈍ってこちらが殺されたらなんの意味も無いじゃない。」
その言葉はとてもしんみりしていた。
「それもそうだな。」
俺はそう返すしかなかった。
夕貴は俺と快知に一本づつエナジードリンクが入ってるぐらいの瓶を手渡してきた。
快知はもちろん質問する。
「これなに?」
夕貴はゆっくりと全てを吐き出すように言う。
「それは洗脳解除薬よ。2本しか手に入れれなかったけどね。
副作用などは無いわ。口から一滴でも飲めば洗脳は完全に解除される。
作戦決行日には忘れずに持ってくるのよ。
話は終わりだから帰っていいわよ。」
俺と快知は一度夕貴に背を向けたが、俺は一度夕貴の方に向き直す。
そして一つの質問を投げかける。
「なんで俺だけなんだ?なお姉も家族なのになんで呼ばなかった?」
それに淡々と答える夕貴。
「それは歩希と歩希の妹、穂乃果さんの問題だからよ。」
それを聞き俺は本当に夕貴が上司で良かったと思った。ちゃんと人の気持ちを理解している。
そして俺は夕貴に優しく微笑んで伝える。
「ありがとう。それじゃ、またな。」
そして今度こそ俺と快知はその場から立ち去った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
冴えない建築家いずれ巨匠へと至る
木工槍鉋
ファンタジー
「建築とは、単なる箱を作ることではない。そこに流れる『時』を設計することだ――」
かつてそう語り、伝説の巨匠と呼ばれることになる男も、かつては己の名前に怯えるだけの冴えない二級建築士だった。
安藤研吾、40代。独立したものの仕事はなく、下請けとして「情緒のない真四角な箱」の図面を引き続ける日々。そんな彼が恩師に教えられた座標の先で迷い込んだのは、昭和初期を彷彿とさせる、魔法のない異世界だった。
現代の建築知識、そして一釘一釘を大切にする頑固大工との出会い。 「便利さ」ではなく「住む人の幸せ」を求めて、研吾は廃村に時計台を建て、水路を拓き、人々の暮らしを再生していく。
異世界で「百年の計」を学んだ研吾が現実世界に戻ったとき、その設計は現代の建築界をも揺るがし始める。 これは、一人の男が仕事への誇りを取り戻し、本物の「巨匠」へと駆け上がるまでの、ひたむきな再建の記録。
いつか優しく終わらせてあげるために。
イチイ アキラ
恋愛
初夜の最中。王子は死んだ。
犯人は誰なのか。
妃となった妹を虐げていた姉か。それとも……。
12話くらいからが本編です。そこに至るまでもじっくりお楽しみください。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
あなたが後悔しても、私の愛はもう戻りません
藤原遊
恋愛
婚約者のアルベルトは、優しい人だった。
ただ――いつも、私より優先する存在がいただけで。
「君は分かってくれると思っていた」
その一言で、リーシェは気づいてしまう。
私は、最初から選ばれていなかったのだと。
これは、奪われた恋を取り戻す物語ではない。
後悔する彼と、もう戻らないと決めた私、
そして“私を選ぶ人”に出会うまでの、静かな恋の終わりと始まりの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる