「因縁の相手」

著恋凛

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最終章、全面戦争・・・編

17話(134話)「兄妹喧嘩終了」

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答え合わせをしている時、快知達はまだ死闘を繰り広げている。
「俺はお前に勝つ。」
そう言って兄貴が突進をしてくる。避けるのは動作もない事だ。でも、長時間俺がこの身体にいたら、たぶんこの身体が壊れてしまう。だから、俺は右手を天井に向けるように上げる。そして、「パチン」指パッチンをする。
途端に兄貴の様子がおかしくなる。オロオロしてゆっくり歩く。
「目が見えない。」
兄貴はそう言葉を漏らす。
「そりゃ、そうだ。見えなくしたんだからな。大丈夫。次に目を開ける時には見えるようになってるから。」
俺はなるべく優しい声音で言い、兄貴の項に手刀を叩き込む。アニメとかで見るやつ見たく。ちゃんと兄貴の意識は無くなった。
「えっと・・・・・これだっけ?」
俺はポケットから洗脳解除薬を取り出し、兄貴に飲ませる。
「ははっ、ちっと遊びすぎたな。」
そして俺も・・・・・いや、僕も意識が無くなった。





「さぁ、穂乃果。答え合わせだ。」
穂乃果は無駄に暴れている。頑丈に縛ったため外れる事は無い。
「まず、俺と俺が作った人形が何時入れ替わったか。分かるか?」
その問いに穂乃果は首を横に振る。
「俺が穂乃果の背後を取った時だ。俺そっくりの人形を作り、俺自身は空を飛ぶ能力で上に上がる。そしてわざと大振りさせて、穂乃果に避ける隙を与える。そんで穂乃果が俺の心臓にナイフを刺した時に能力を切り替えて、油断した穂乃果を捕まえたって訳だ。」
自身満々に言う。勝ちを確信していたから。なのに穂乃果は鎖をぶち破って俺に襲いかかって来る。事も無く。俺は洗脳解除薬を取り出す。
「自分で飲むか?」
そう言うと穂乃果は喋れるのに何も答えず、顔をぷいっと背ける。
「そうかそうか。そんなにお兄ちゃんに飲まして欲しいのか。可愛い妹め。」
暴れられると飲ませる事が出来ないため、暴れられないように穂乃果を固定する。
カチカチっと音を鳴らしながら洗脳解除薬を開ける。
「やめて、お兄ちゃん。私たち兄妹だよ。兄妹でそんな事をするのはおかしいよ。てか、そんなにデカいの入らない。こう言うのは2人が同意した上でやらなきゃ行けないんだよ。」
甘い声音で言ってくる穂乃果の頭をペちっと叩く。
「やめろ。勘違いされる言い方するな。それじゃまるで俺がお前をレ○プしてるみたいだろ。」
「だってぇー。」
そう言ってる穂乃果の口に洗脳解除薬をぶち込む。
不意を着いたからちゃんと飲ませれた。
なんか餌付けしてるみたいで癒されるな。そんな事を思っていたらいつの間にか穂乃果は洗脳解除薬を飲み終えていた。
瓶を口から離した途端、穂乃果は力無く倒れ込むのだった
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