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最終章、全面戦争・・・編
21話(138話)「着発式手榴弾」
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その刹那俺は隠していた銃を取り出し、銃口を谷口が取り出した銃に定める。そして発砲する。ここまでの動きは1秒かからないぐらいだろう。
そして銃弾は谷口が持っている銃まで一直線に向かい、当たる。
銃は一挺目同様飛んで行く。
「うわぁー。すごいね。正直見えなかったよ。」
驚いた様子で言った谷口。俺は口元を緩ませて言う。
「一回やってみたかったんだ。これ。」
「そうなんだ。それじゃ、そろそろ第2ラウンドと行こうか。」
そして谷口は三挺目の銃を取り出す。
待て待て、銃の大きさが約28cmの銃を3つも持っているとなると約3キロはあるぞ。なのにあの動き。それにもう出切ったとは言いきれない。これは能力フル活動で行かなきゃ死ぬな。
そして今度は遠距離戦が始まった。
「バンバン」そう鳴り響く銃声。それはもう聞き飽きて、とても嫌な思い出を思い出させる。今思えば俺の大切な人はいつも銃で殺されて来たんだな。
俺の怒りはまたもや頂点へと上がってくる。
谷口が発砲した銃弾を躱し、俺は能力で雲を作り出す。そしてその雲から雷を落とす。
「ドカーン」とデカい音を立ててからピカッと光る。谷口は何とか避けた様子だった。そして俺は部屋中に霧を作り出す。俺は一気に谷口までの距離を詰める。
谷口は俺に気づいてない様子。霧に包まれた事など無いのだろう。俺は霧を作り出す能力を解除する。霧が無くなり、谷口は俺の姿に気づく。
俺は着発式手榴弾をギリギリ避けれない速度で投げる。
「避けれないなら蹴ればいいんだよ。」
そう言いながら谷口は手榴弾を蹴る。
俺は既に爆破に巻き込まれない位置まで逃げていた。
谷口が手榴弾を蹴った瞬間、手榴弾は爆破した。
もちろんの事ながら手榴弾を蹴った方の足は無くなっていた。
身体には火傷が目立つ。正直あの爆破で生きている事がびっくりだ。
「なん・・・・・で?」
嗚咽に似たような感じでそんな言葉を漏らす谷口。
俺は銃で谷口の両手に風穴を開ける。
これで谷口は銃を使えない。だから、俺は一歩また一歩と谷口に歩み寄る。
倒れて言葉にならない叫びを上げて悶えている谷口の前にしゃがむ。
「着発式手榴弾。それは着地の衝撃で爆破する。それを蹴ったらそうなるよな。」
痛みに慣れたのか黙り込む谷口。俺は普通の手榴弾と着発式手榴弾を見せる。
「形が違うでしょ?右手の方が普通の手榴弾。左手のが着発式手榴弾。わかった?わかったよな。次からはちゃんと気をつけるんだぞ。って次は万が一もないけどな。」
そして俺は不敵な笑みを浮かべるのだった。
そして銃弾は谷口が持っている銃まで一直線に向かい、当たる。
銃は一挺目同様飛んで行く。
「うわぁー。すごいね。正直見えなかったよ。」
驚いた様子で言った谷口。俺は口元を緩ませて言う。
「一回やってみたかったんだ。これ。」
「そうなんだ。それじゃ、そろそろ第2ラウンドと行こうか。」
そして谷口は三挺目の銃を取り出す。
待て待て、銃の大きさが約28cmの銃を3つも持っているとなると約3キロはあるぞ。なのにあの動き。それにもう出切ったとは言いきれない。これは能力フル活動で行かなきゃ死ぬな。
そして今度は遠距離戦が始まった。
「バンバン」そう鳴り響く銃声。それはもう聞き飽きて、とても嫌な思い出を思い出させる。今思えば俺の大切な人はいつも銃で殺されて来たんだな。
俺の怒りはまたもや頂点へと上がってくる。
谷口が発砲した銃弾を躱し、俺は能力で雲を作り出す。そしてその雲から雷を落とす。
「ドカーン」とデカい音を立ててからピカッと光る。谷口は何とか避けた様子だった。そして俺は部屋中に霧を作り出す。俺は一気に谷口までの距離を詰める。
谷口は俺に気づいてない様子。霧に包まれた事など無いのだろう。俺は霧を作り出す能力を解除する。霧が無くなり、谷口は俺の姿に気づく。
俺は着発式手榴弾をギリギリ避けれない速度で投げる。
「避けれないなら蹴ればいいんだよ。」
そう言いながら谷口は手榴弾を蹴る。
俺は既に爆破に巻き込まれない位置まで逃げていた。
谷口が手榴弾を蹴った瞬間、手榴弾は爆破した。
もちろんの事ながら手榴弾を蹴った方の足は無くなっていた。
身体には火傷が目立つ。正直あの爆破で生きている事がびっくりだ。
「なん・・・・・で?」
嗚咽に似たような感じでそんな言葉を漏らす谷口。
俺は銃で谷口の両手に風穴を開ける。
これで谷口は銃を使えない。だから、俺は一歩また一歩と谷口に歩み寄る。
倒れて言葉にならない叫びを上げて悶えている谷口の前にしゃがむ。
「着発式手榴弾。それは着地の衝撃で爆破する。それを蹴ったらそうなるよな。」
痛みに慣れたのか黙り込む谷口。俺は普通の手榴弾と着発式手榴弾を見せる。
「形が違うでしょ?右手の方が普通の手榴弾。左手のが着発式手榴弾。わかった?わかったよな。次からはちゃんと気をつけるんだぞ。って次は万が一もないけどな。」
そして俺は不敵な笑みを浮かべるのだった。
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