125 / 156
エピソード125
しおりを挟む
「ワンアウトー。」
6年生の時に合宿で使っていた・・。北海道エアローズ近くの、練習場でプレーをする山口・・。
ライトを守っている藤岡が山口に声を掛ける・・。
「ワンアウト。」
山口も返す。
・・危なかった・・ホリーがあの場所に守備をしていなければ、ヒットになっていた・・。しかし、いつもはショートを守っているホリー。センター前を向ける打球をよくセカンドの守備でアウトまで持っていった・・。
サブポジションとこれまでのキャプテンのまとめ役から、培ったものではあるが、これほど、中学野球にマッチした守備は見れないだろう・・。
ありがと、正明・・。
2月、中学に進学する前に、すでに北海道ホエールズの練習に参加していた・・。
「アウト、チェンジ。」
「2回、21球、ストレートの最速124キロ・・。」
記録員が記録を取っている・・。
「映像でも見れる、簡単に書いといてくれ。」
ホエールズの新しい監督に就任した、北し羅監督は言う。
「はい。」
「・・高速スライダーが、118キロ?」
「ストレートと6キロしか違わない・・。」
「こりゃ、すごいピッチャーだ。」
ホエールズのメンバーも驚く・・。
「ありがとうございました。」
一礼し、グランドの横で、ホリーとダウンのキャッチボールをする・・。
「代走、遠藤入ってくれ。」
「はい。」
ヒットの後の走塁が見たかったらしい・・。
北し羅監督は、2年の遠藤真広を一塁ベースに代走でグランドに出させた・・
「後、10球な。」
ホリーは言う。
「OK。」
・・ほんとは見たいくせに、真広先輩の走塁・・。
ホリーへダウンのボールを投げる・・。全身をクールダウンするのには、中々、優れた環境でもあった・・。それゆえ、山口もこの一年でどれほどの走塁ができているか・・。気になるところであった。
「ごー。」
一気に3塁を超す勢いで3塁ベースに戻る、真広。
「速い。」
「すごい!」
同期も驚いているようだ・・。
・・いきなり、走ってきちゃったよ、しかし、やはり陸上にはないテイクバックが、若干を遅いな・・。
山口と堀は同じことを思っていた。
「山口、ナイスピッチ。」
「センキュ―、セカンド。」
・・やはり、山口だ・・。このボールでもやり取りに問題はない・・。
俺の起用も、プレーも慎重でないと・・。
・・藤岡先輩の投球もいい・・。遠藤さんは、流れを変える代走やランナーコーチャー向きだ・・。キャッチャーの先輩も、中々、采配にくせのない、投げやすい選手だ・・。
随分と、スコアに事細かな、くせの補足が必要だな・・。
堀と山口は同時に思っていた・・
「よーし、一年生はこれであがりだ。」
「ありがとうございました。」
まだ、二月・・。
チームの始動にも、選手として、個人として自立するプレーを目指す・・。
それこそが野球の始動・・。
北し羅監督は考えていた。
「山口の球速と変化球はすごいよ・・」
先輩は言う。
「ありがとうございます。」
山口も答える・・。やはり、実戦向きの投手だ・・。
「ナイス、ホリー。」
山口も言う。
「ありがと。」
一回り大きくなったグローブでプレーするホリー・・。
やはり、成長し、学年が上がり、公私ともに整ってきた・・。
これが野球・・か。
荷物を片付けをしながら山口は思っていた・・。
6年生の時に合宿で使っていた・・。北海道エアローズ近くの、練習場でプレーをする山口・・。
ライトを守っている藤岡が山口に声を掛ける・・。
「ワンアウト。」
山口も返す。
・・危なかった・・ホリーがあの場所に守備をしていなければ、ヒットになっていた・・。しかし、いつもはショートを守っているホリー。センター前を向ける打球をよくセカンドの守備でアウトまで持っていった・・。
サブポジションとこれまでのキャプテンのまとめ役から、培ったものではあるが、これほど、中学野球にマッチした守備は見れないだろう・・。
ありがと、正明・・。
2月、中学に進学する前に、すでに北海道ホエールズの練習に参加していた・・。
「アウト、チェンジ。」
「2回、21球、ストレートの最速124キロ・・。」
記録員が記録を取っている・・。
「映像でも見れる、簡単に書いといてくれ。」
ホエールズの新しい監督に就任した、北し羅監督は言う。
「はい。」
「・・高速スライダーが、118キロ?」
「ストレートと6キロしか違わない・・。」
「こりゃ、すごいピッチャーだ。」
ホエールズのメンバーも驚く・・。
「ありがとうございました。」
一礼し、グランドの横で、ホリーとダウンのキャッチボールをする・・。
「代走、遠藤入ってくれ。」
「はい。」
ヒットの後の走塁が見たかったらしい・・。
北し羅監督は、2年の遠藤真広を一塁ベースに代走でグランドに出させた・・
「後、10球な。」
ホリーは言う。
「OK。」
・・ほんとは見たいくせに、真広先輩の走塁・・。
ホリーへダウンのボールを投げる・・。全身をクールダウンするのには、中々、優れた環境でもあった・・。それゆえ、山口もこの一年でどれほどの走塁ができているか・・。気になるところであった。
「ごー。」
一気に3塁を超す勢いで3塁ベースに戻る、真広。
「速い。」
「すごい!」
同期も驚いているようだ・・。
・・いきなり、走ってきちゃったよ、しかし、やはり陸上にはないテイクバックが、若干を遅いな・・。
山口と堀は同じことを思っていた。
「山口、ナイスピッチ。」
「センキュ―、セカンド。」
・・やはり、山口だ・・。このボールでもやり取りに問題はない・・。
俺の起用も、プレーも慎重でないと・・。
・・藤岡先輩の投球もいい・・。遠藤さんは、流れを変える代走やランナーコーチャー向きだ・・。キャッチャーの先輩も、中々、采配にくせのない、投げやすい選手だ・・。
随分と、スコアに事細かな、くせの補足が必要だな・・。
堀と山口は同時に思っていた・・
「よーし、一年生はこれであがりだ。」
「ありがとうございました。」
まだ、二月・・。
チームの始動にも、選手として、個人として自立するプレーを目指す・・。
それこそが野球の始動・・。
北し羅監督は考えていた。
「山口の球速と変化球はすごいよ・・」
先輩は言う。
「ありがとうございます。」
山口も答える・・。やはり、実戦向きの投手だ・・。
「ナイス、ホリー。」
山口も言う。
「ありがと。」
一回り大きくなったグローブでプレーするホリー・・。
やはり、成長し、学年が上がり、公私ともに整ってきた・・。
これが野球・・か。
荷物を片付けをしながら山口は思っていた・・。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる