外務省夢叶える課[~幻の、政党戦争~。比較的、平和主義の仮想フィクション物語]です。

さとなか達也

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エピソード9

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 「・・その通りだ・・。」

 「今回の人事で、本省事務次官であられる、田地場事務次官が依願退職するそうだ・・。」

 「事務次官であられる方が、退職?!やはり、政局人事に関係があるということじゃないですか?事実上の更迭ということですか?」

 「いや、夢叶え議員の入閣で、当初から言っていた、官民一体政治・・。を、公務員でも実現できる、そうしなければ、今までの公務員の責を全て、外務省に任せないための、辞職、そして、願いの党の対抗勢力である、官態政党を作るということだ・・。」

 「・・というのは、表向きの話で、・・実は田地場事務次官は現政権での、貿易関税の交渉をしていた・・。」

 「野党議員の入閣で、課税の交渉が変わることになりかねない、その前に、とりあえず、入閣に伴う更迭として、職を辞したほうが、後々の、この夢叶え政策の外務省の負担を軽くする役割を持ち、公でも政党を立ち上げることで、世論を与党よりにしたいという、現行35年の事務次官と政府関係者の判断だ・・。」

 「外務省は今回の夢叶え政策では人員が足りなすぎる・・・。しかし、今回、田地場事務次官が政党を立ち上げ、地方議員を教育すればそれが元手で夢叶え政策の教育を政治と一緒に行うことができる・・。」

 「・・しかし、今回、本音では野党勢力になりたいのだろう・・。」

 「事務次官まで上りつめた田地場事務次官がここで野党に名乗りを上げるとは全く持って驚きですね。」

 「確かに、重々しい話だな。」

 「まっ、こんな話週刊誌に乗せられても誰も信じてくれないだろうけどねー。」

 「確かに・・。」

 「事実上、政局に問題のない政策を目指す点で、与党は考えをまとめている..。」

 「さすがですね。」

 「そりゃ、議席が願いの党の10倍以上もあるのだからな、それだけの票を、人気政策と兼ね合いを着けなければ、次期選挙で必ず票を失う..。」

 「議席を減らさず、国際的にも目立たない..政策の責任は、政治家だけはなく、それを選んだ願いの党に一部責任がある..。」

 「夢叶え氏の入閣といえど、願いの党には挑戦をするつもりだ..。」
 「見方を変えれば厳しい目かもしれないが、それを国民が支持率と理解すれば、実例のない夢叶え政策にルール作りの理想を遥かに下げた法案で夢叶え政策の調整を図れる..。」

「公務員や、弁護士の方の中で簡潔に回せる制度と、税制、上昇回避の二点を含めれば外務省としてはこの意見でいきたいと思ってはいる..。」

「ただ、そこに貿易、その他国益に叶う、交渉の支障が出るのは必須..。」

「地域選挙で、夢叶え政策に反対し、議会解散も視野に入れている都市も出てくるだろう..。」


「しかし、夢叶え氏は増税には反対の意見なのですよね。」

「その通り..。」
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