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エピソード10

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「地方議会が反意を強いれば増税の一方の与党に賛成することになる..。」

「難しい、政局、政府としても、きっと、地方の願いの党のための議会解散は、控えるよう、話が行くだろう..。」

「法案の作成で国民から金をとる政策にこれほどの力があるとは..。」

「与党の10分の1以下での議席でこれだけ報道からの注目、支持率の一貫的上昇が見られている..。」

「今回の選挙、結果からは計算できたが、選挙期間中は信じられなかった..。やはりこれも、該当省に当たる職に就いているという立場なりの感情なのか..。」

「今まさに政党同士の戦いだ..。」

「夢叶え政策を持ってとしてもこれを止めなければならない..。」

「田地場事務次官としてもそのような含みのある決断だろう..。」


「しかし、政党から政治をするならば、公務員には戻れない..。」


「我慢もあるが、ご立派な決断であったろう..。」



「我々は残った中で混乱を最小限に抑え、外交に集中する仕方を考え実行する力を国内外に見せなければならない..。」



「この政策によって生まれた法案によって、官が機能しなければ国民の信頼にも関わる..。それは、田地場事務次官だけの問題ではない..。」

「我々は公務員であることを指し示すいいきっかけになるだろう。」

 私の上司は言った。



「何と、願いの党、党首、与党時代から2度目の入閣です!」



「経済産業省?」

「外務省政務官も兼務です。」


「やはり、この一週間で内閣のポストは変わらなかったな・・。」


「経産省のトップか・・。」

 マスコミでは、外務省の田地場事務次官の退任が多く報道され騒動に発展してしまっているが、すでに省内ではこの案件はタブーだった。

 内閣の決定に、マスコミは、夢叶え政策の法案が、一時、内閣で一緒だった、夢叶え氏と法務大臣の癒着が生まれ、一方的な法案になりかねないという、議席を6倍も増やした、願いの党の議員の入閣と人事、並びに、政策の中で事実上、政界入りするのではないかという、田地場外務省事務次官の話題で持ちきりだった・・。
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