77 / 84
芸能界編
ヒロインたちの襲来 4
しおりを挟む
その後も王様ゲームは続いたが、なぜか俺ばかり命令され、王様以外の4人からゴミを見るような目で見られ続ける。
そんな感じで王様ゲームを行うが…
「おかしいです!なぜウチが王様になれないのですか!」
なぜかミレーユさんが王様になれない。
「これは仕方ない。同情はするけど」
「そうだな。可哀想な気持ちはあるが、どうすることもできないし」
2人の言う通り運が悪いだけなので、仕方のないことではある。
「この王様ゲームはなにかがおかしいと思います!シロ様もそう思いませんか!?」
「うん、俺もおかしいと思う。俺しか命令されないところとか」
「うっ!そ、それはおかしくないと思います」
「いや、これもおかしいだろ!」
むしろ俺だけ命令される方がおかしいと思っている。
しかし棒に細工をしている様子はなかった。
(涼宮さんたちが団結してるって説が1番あり得るが、証拠もなしに疑うわけにもいかないからなぁ)
俺は考えるのを諦め、未だに頬を膨らませているミレーユさんに話しかける。
「ミレーユさんは王様になって何を命令したいんだ?」
「そ、それは――で、できればシロ様に慰めてもらおうかと思いまして」
「俺に?」
「はい。でも全然王様なれなくて」
ミレーユさんが今にも泣きそうな顔となる。
そんなミレーユさんを見て俺は決意する。
「仕方ない。俺にミレーユさんを慰めることができるかはわからないが、今回は特別だ。少しだけミレーユさんのお願いを聞いてやろう」
「ホントですか!?」
俺の言葉を聞いてミレーユさんが笑顔を見せる。
「シロ、それは――」
「これくらいいいじゃないか。俺が少し慰めるだけだから」
「むぅ、シロがそう言うなら。確かに王様を引けずに可哀想とは思ってたし」
「ありがとな、穂乃果」
穂乃果たちから了承を得て、ミレーユさんの方を向く。
「大したことはできないが、俺にできることなら何でもしよう。何をすればいいんだ?」
「そうですね。何でもという言葉に惹かれますがウチはルール違反をしてるので――あっ!それならシロ様に言ってほしい言葉があります!」
「そんなことで元気になれるのか?」
「はい!」
「わかった。なんでも言ってやろう」
「で、ではですね。ウチのこと、ミレーユと呼び捨てで呼んでください」
少し恥ずかしいのか、顔を赤らめてモジモジしながら言う。
「そ、それくらいなら。その――ミレーユ」
「っ!はい!とても嬉しいです!」
どうやら満足できたようで満面の笑みで返事をしてくれる。
(元気になってくれて良かった。呼び捨てで呼ぶだけでここまで喜ばれるとは思わなかったが)
「あ、これからもウチのことは今みたいに呼び捨てでお願いしますね!」
「分かったよ、ミレーユ」
「~~~っ!ありがとうございます!」
再び呼び捨てで呼ぶと、嬉しそうな顔を見せる。
その笑顔に見惚れていたため…
「いいにゃ~、私も名前で呼ばれたいにゃ」
涼宮さんの呟きを聞き逃していた。
ミレーユが復活したところで、王様ゲームを続ける。
その後も何故か王様から命令されるのは俺ばかりだったので…
「おかしい!おかしすぎる!」
ついに俺は立ち上がる。
「なんで俺だけ命令を受けてるんだよ!?」
そして皆んなに問い詰める。
しかし俺の質問に焦る様子を見せない5人。
「おかしくないにゃ。シロくんの運が悪いだけにゃ。たまたまにゃ」
「いやいや!たまたまで片付けられないレベルだろ!」
「そんなことないにゃ。たまたまにゃ」
「だって――」
「たまたまにゃ」
「…………」
(「たまたまにゃ」って言葉、無敵かよ!語尾に『にゃ』がついてるからか!?)
何を言っても無駄な気がしたので俺は問い詰めるを辞めた。
その後も王様ゲームが続く。
相変わらず王様から指名されるのは俺ばかりだが、何とか命令通りにこなしていると、母さんが俺の部屋に入ってきた。
「みんな、今日はウチでご飯を食べていきなさい」
「えっ!いいんですか!?」
「えぇ、遠慮することなんかないわ。というより、もう作ってしまったから遠慮されたら困るわ」
そう言われて時間を見ると、晩ご飯の時間となっていた。
「な、なら遠慮なくいただきます」
「えぇ。ゲームが落ち着いたらリビングに来なさい」
そう言って母さんが部屋を出る。
「シロのお母さんを待たせるわけにはいかないので、この辺で終わりにする」
「よ、ようやく終わったぁ」
穂乃果が王様ゲームの終了を告げ、俺たちはリビングに向かう。
そして全員で母さんの手料理を食べる。
しばらく他愛のない話で盛り上がっていると…
「皆んな、先程はお楽しみだったようね」
母さんが爆弾発言をしてきた。
「っ!お母さん!もしかして見てたの!?」
「少しだけよ。お菓子を持って行くために部屋を覗いたら、みんなが真白くんとイチャイチャしてたもの。興味があって覗かせてもらったわ」
(えっ!てことは俺が色んな命令を聞いてたところを母さんに見られたのか!?やべぇ、死にたいっ!)
全員が俺と同じようなことを思い、その後は顔を赤くしながら晩御飯を食べることとなった。
そんな感じで俺の元日が終わった。
そんな感じで王様ゲームを行うが…
「おかしいです!なぜウチが王様になれないのですか!」
なぜかミレーユさんが王様になれない。
「これは仕方ない。同情はするけど」
「そうだな。可哀想な気持ちはあるが、どうすることもできないし」
2人の言う通り運が悪いだけなので、仕方のないことではある。
「この王様ゲームはなにかがおかしいと思います!シロ様もそう思いませんか!?」
「うん、俺もおかしいと思う。俺しか命令されないところとか」
「うっ!そ、それはおかしくないと思います」
「いや、これもおかしいだろ!」
むしろ俺だけ命令される方がおかしいと思っている。
しかし棒に細工をしている様子はなかった。
(涼宮さんたちが団結してるって説が1番あり得るが、証拠もなしに疑うわけにもいかないからなぁ)
俺は考えるのを諦め、未だに頬を膨らませているミレーユさんに話しかける。
「ミレーユさんは王様になって何を命令したいんだ?」
「そ、それは――で、できればシロ様に慰めてもらおうかと思いまして」
「俺に?」
「はい。でも全然王様なれなくて」
ミレーユさんが今にも泣きそうな顔となる。
そんなミレーユさんを見て俺は決意する。
「仕方ない。俺にミレーユさんを慰めることができるかはわからないが、今回は特別だ。少しだけミレーユさんのお願いを聞いてやろう」
「ホントですか!?」
俺の言葉を聞いてミレーユさんが笑顔を見せる。
「シロ、それは――」
「これくらいいいじゃないか。俺が少し慰めるだけだから」
「むぅ、シロがそう言うなら。確かに王様を引けずに可哀想とは思ってたし」
「ありがとな、穂乃果」
穂乃果たちから了承を得て、ミレーユさんの方を向く。
「大したことはできないが、俺にできることなら何でもしよう。何をすればいいんだ?」
「そうですね。何でもという言葉に惹かれますがウチはルール違反をしてるので――あっ!それならシロ様に言ってほしい言葉があります!」
「そんなことで元気になれるのか?」
「はい!」
「わかった。なんでも言ってやろう」
「で、ではですね。ウチのこと、ミレーユと呼び捨てで呼んでください」
少し恥ずかしいのか、顔を赤らめてモジモジしながら言う。
「そ、それくらいなら。その――ミレーユ」
「っ!はい!とても嬉しいです!」
どうやら満足できたようで満面の笑みで返事をしてくれる。
(元気になってくれて良かった。呼び捨てで呼ぶだけでここまで喜ばれるとは思わなかったが)
「あ、これからもウチのことは今みたいに呼び捨てでお願いしますね!」
「分かったよ、ミレーユ」
「~~~っ!ありがとうございます!」
再び呼び捨てで呼ぶと、嬉しそうな顔を見せる。
その笑顔に見惚れていたため…
「いいにゃ~、私も名前で呼ばれたいにゃ」
涼宮さんの呟きを聞き逃していた。
ミレーユが復活したところで、王様ゲームを続ける。
その後も何故か王様から命令されるのは俺ばかりだったので…
「おかしい!おかしすぎる!」
ついに俺は立ち上がる。
「なんで俺だけ命令を受けてるんだよ!?」
そして皆んなに問い詰める。
しかし俺の質問に焦る様子を見せない5人。
「おかしくないにゃ。シロくんの運が悪いだけにゃ。たまたまにゃ」
「いやいや!たまたまで片付けられないレベルだろ!」
「そんなことないにゃ。たまたまにゃ」
「だって――」
「たまたまにゃ」
「…………」
(「たまたまにゃ」って言葉、無敵かよ!語尾に『にゃ』がついてるからか!?)
何を言っても無駄な気がしたので俺は問い詰めるを辞めた。
その後も王様ゲームが続く。
相変わらず王様から指名されるのは俺ばかりだが、何とか命令通りにこなしていると、母さんが俺の部屋に入ってきた。
「みんな、今日はウチでご飯を食べていきなさい」
「えっ!いいんですか!?」
「えぇ、遠慮することなんかないわ。というより、もう作ってしまったから遠慮されたら困るわ」
そう言われて時間を見ると、晩ご飯の時間となっていた。
「な、なら遠慮なくいただきます」
「えぇ。ゲームが落ち着いたらリビングに来なさい」
そう言って母さんが部屋を出る。
「シロのお母さんを待たせるわけにはいかないので、この辺で終わりにする」
「よ、ようやく終わったぁ」
穂乃果が王様ゲームの終了を告げ、俺たちはリビングに向かう。
そして全員で母さんの手料理を食べる。
しばらく他愛のない話で盛り上がっていると…
「皆んな、先程はお楽しみだったようね」
母さんが爆弾発言をしてきた。
「っ!お母さん!もしかして見てたの!?」
「少しだけよ。お菓子を持って行くために部屋を覗いたら、みんなが真白くんとイチャイチャしてたもの。興味があって覗かせてもらったわ」
(えっ!てことは俺が色んな命令を聞いてたところを母さんに見られたのか!?やべぇ、死にたいっ!)
全員が俺と同じようなことを思い、その後は顔を赤くしながら晩御飯を食べることとなった。
そんな感じで俺の元日が終わった。
48
あなたにおすすめの小説
『パンツの色』を視るだけで最強になった俺、聖女様の『白』で無敵の守護騎士と崇められる ~七色のヒロインに挟まれて理性が限界突破~
白山 乃愛
ファンタジー
「この世の真理は、下着の中にある」
山奥の美魔女師匠にそう教え込まれ、視認した「下着の色」をステータスに変換する最強の魔眼、『煩悩眼(デザイア・アイ)』を手に入れた高校生、色島カナタ。
ある日、学園の「聖女」と呼ばれる生徒会長・真白セイラを襲う魔獣を倒すため、カナタは彼女のスカートの中にある『純白』をガン見する。
「白(ホワイト)……ッ! 君の色は最高だァァァ!」
覚醒したカナタは、「物理無効化」の無敵バフを発動し、華麗に魔獣を撃破。
ただの変態として通報されるかと思いきや――
「誰もが見て見ぬ振りをした私の内面(心)の白さを、貴方だけが見抜いてくれた……!」
なぜか「高潔な精神を持つ騎士様」だと盛大に勘違いされてしまう。
その日から、カナタの学園生活は一変する。
物理的な質量を持つ「極太の好意の矢印」を顔面に押し付けてくる、重すぎる聖女様(白・防御特化)。
「私を見れば、もっと激しくなれるわよ?」と、漆黒の勝負下着で誘惑してくる小悪魔な転校生(黒・攻撃特化)。
白と黒。
二人のヒロインに挟まれ、カナタの理性と鼻血は限界突破寸前!
見れば最強。見すぎれば死(社会的に)。
これは、不純な動機と能力で戦う変態紳士が、なぜか世界を救って英雄になってしまう、ドタバタ学園無双ラブコメディ。
【更新頻度】
毎日更新(予定)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる