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学園編
51 闘技場に行きたい
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念願の友達をゲットした私は、あれから毎日ジークの元へ通っている。
「ジーク様、ごきげんよう!」
「サラ、こんにちわ」
彼は今日も木の上にいる。
私は会話の少ない彼に合わせて、ゆっくり寛ぐつもりで本を持ってきていた。
「今日は何の本?」
「世界史ですわ。この国は周辺国との交流も盛んですし、勉強になりますの」
これで、食材や植物を探して、どの国になにがあるかを確認しているのだ。
料理だけではなく、医療や農業のためにも勉強する価値がある。
それに各国の情勢が気になるという反面もある。
特に五聖教国には細心の注意を払っておかねばなるまい。
とりあえず、学んでいて損はない部類ではあるので必死である。
「そうだね、外交とか得意だ。特に南」
うんうん、ロレーンツ辺境伯にはお世話になってますよ。
香辛料で。
「ロレーンツ辺境伯は腕がいいと聞きますもの。尊敬しますわ」
私も外交得意になりたい。
そして、果実類や野菜類のこの国に無いやつを手にしたい。
ああ、コーヒー飲みたい。
私はまだ見ぬ食べ物たちに思いを馳せた。
その後、午後の授業も終わって放課後。
私はあることを画策していた。
「……ふふふ、これで心置きなく」
そこは研究所の隣、お兄様が住む寮のお兄様の部屋。
私はそこに勝手に入って勝手にクローゼットを開けている。
お目当てのものはすぐに見つかった。
「制服ゲット」
それはお兄様が学生時代に着ていた男子用の制服である。
私はその服を自分の体に合わせてみた。
「うーん、やっぱり大きいわね……。でも、着れないことはないわ。よーし」
確認がすんだところで、イメージを膨らませる。
「ルスピニーさん。手伝ってもらえませんか?」
『なんじゃ、珍しいの』
私の声に反応してルスピニーが現れる。
『どれ、なにをするか言ってみぃ』
「ふふふ、とても楽しいことですわ」
ルスピニーはテレパシーで私の心を読み取り、ほくそ笑む。
『なるほどのぉ、今までにない。じゃあちとやってみようか』
トランスフォーメイション
魔法の光と共に、私の体が変化する。
髪は短く、顔はお兄様似で、手や足はごつごつと大きく。
立派に男になった。
私は出来上がりを鏡で確認する。
「よし、完ぺきね」
ちゃんと髪色や目の色も変わっているし、喉仏もできている。
『面白いのぉー。本当に男になりおったわ』
ルスピニーはくすくすと笑う。
「でもまあ、服の中は参考対象がなかったので、胸が小さくなっただけなんですけど。脱ぐ機会なんてないから大丈夫ですわ」
私は制服を脱いで、お兄様の制服に袖を通す。
「やはり、少し大きいですね。仕方ありません、我慢しましょう」
袖や裾が少し余って、服に着せられている感じがするが仕方がない。
服を着た私は透明の魔法を使って、来た時と同じようにドアを開けずにスルリと抜けた。
さらに透明化で隠れながら寮を出る。
『じゃあ、妾はここでな。あっちで見ておるぞ』
「ありがとうございました」
ルスピニーは笑顔で空に透けて、消えた。
さぁーて、じゃあやりますか!
私は気合を入れて闘技場へと向かった。
「ジーク様、ごきげんよう!」
「サラ、こんにちわ」
彼は今日も木の上にいる。
私は会話の少ない彼に合わせて、ゆっくり寛ぐつもりで本を持ってきていた。
「今日は何の本?」
「世界史ですわ。この国は周辺国との交流も盛んですし、勉強になりますの」
これで、食材や植物を探して、どの国になにがあるかを確認しているのだ。
料理だけではなく、医療や農業のためにも勉強する価値がある。
それに各国の情勢が気になるという反面もある。
特に五聖教国には細心の注意を払っておかねばなるまい。
とりあえず、学んでいて損はない部類ではあるので必死である。
「そうだね、外交とか得意だ。特に南」
うんうん、ロレーンツ辺境伯にはお世話になってますよ。
香辛料で。
「ロレーンツ辺境伯は腕がいいと聞きますもの。尊敬しますわ」
私も外交得意になりたい。
そして、果実類や野菜類のこの国に無いやつを手にしたい。
ああ、コーヒー飲みたい。
私はまだ見ぬ食べ物たちに思いを馳せた。
その後、午後の授業も終わって放課後。
私はあることを画策していた。
「……ふふふ、これで心置きなく」
そこは研究所の隣、お兄様が住む寮のお兄様の部屋。
私はそこに勝手に入って勝手にクローゼットを開けている。
お目当てのものはすぐに見つかった。
「制服ゲット」
それはお兄様が学生時代に着ていた男子用の制服である。
私はその服を自分の体に合わせてみた。
「うーん、やっぱり大きいわね……。でも、着れないことはないわ。よーし」
確認がすんだところで、イメージを膨らませる。
「ルスピニーさん。手伝ってもらえませんか?」
『なんじゃ、珍しいの』
私の声に反応してルスピニーが現れる。
『どれ、なにをするか言ってみぃ』
「ふふふ、とても楽しいことですわ」
ルスピニーはテレパシーで私の心を読み取り、ほくそ笑む。
『なるほどのぉ、今までにない。じゃあちとやってみようか』
トランスフォーメイション
魔法の光と共に、私の体が変化する。
髪は短く、顔はお兄様似で、手や足はごつごつと大きく。
立派に男になった。
私は出来上がりを鏡で確認する。
「よし、完ぺきね」
ちゃんと髪色や目の色も変わっているし、喉仏もできている。
『面白いのぉー。本当に男になりおったわ』
ルスピニーはくすくすと笑う。
「でもまあ、服の中は参考対象がなかったので、胸が小さくなっただけなんですけど。脱ぐ機会なんてないから大丈夫ですわ」
私は制服を脱いで、お兄様の制服に袖を通す。
「やはり、少し大きいですね。仕方ありません、我慢しましょう」
袖や裾が少し余って、服に着せられている感じがするが仕方がない。
服を着た私は透明の魔法を使って、来た時と同じようにドアを開けずにスルリと抜けた。
さらに透明化で隠れながら寮を出る。
『じゃあ、妾はここでな。あっちで見ておるぞ』
「ありがとうございました」
ルスピニーは笑顔で空に透けて、消えた。
さぁーて、じゃあやりますか!
私は気合を入れて闘技場へと向かった。
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