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登録者突破記念 おまけ
私は魔族、友は公爵令嬢2
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翌日。
今日は日曜日なので、何もかもお休みである。
午前は手早く雑務を済ませて、ニコニコとしていると「ご機嫌ですね、お嬢様」とチェニーにつつかれた。
チェニーに人払いを頼んで、部屋に戻ると、ルスピニーが待ち構えている。
『おはよう、サラ』
「おはようございます」
挨拶と世間話をすこしして、早速魔法を構築していく。
今回は元があるので、ものすごく作りやすい。
ルスピニーは黙って作業を見ていたが、ポツリと『これが異世界の技術か……』呟いていた。
もちろん、夢中なサラには届いていない。
「出来ました、呼び出し魔法の構造式です!」
『うむ。あちらも準備が整っているようだ。いつでもいいぞ』
「では、『サモン 魔族の子クロゥ』」
私が指定すると、目の前に魔方陣が現れる。
そこからすうっと黒が出てきた。
クロは少し困惑している様子である。
「こんにちわ、久しぶりねクロ」
「……こんにちわ、サラ」
クロはゆっくりと魔方陣から出てきて、部屋を見渡した。
「サラの部屋?」
「ええ、そうよ。さ、そこの椅子に座って。チェニー……、私の専属メイドがお茶とお菓子を用意してくれたの。食べるかしら?」
「うん、お菓子好きだよ。甘いし」
クロはお菓子と聞いて少し絆された。
ふむふむ、甘いものが好き、ね。
私はこっそりと脳内にメモする。
「あれから連絡がつかなくて困ったわ。まさか、ルスピニーさんと知り合いなんてね」
「うん。私もサラとルスピニーが仲が良いって思わなかったから」
当のルスピニーはいつのまにやら消えていた。
この部屋には私とクロの二人きりである。
私は嬉しくなってずっと聞いてみたかったことを聞いてみた。
「クロはドレスとかアクセサリーとか、好き?」
「……えっ?」
「あ、それともお花とか、本とかかな?」
「……本は好きかな?」
辛うじて答えたクロは苦笑いした。
「サラは?サラはどんなものが好き?」
「私ですか?うーん、私も本でしょうか?いや、一番は魔法ですけれど、剣も好きですわ」
「へぇ、剣術できるの?手合わせしてみたいかも……」
「本当?じゃあ今度は森で剣を交えましょう!」
ーーーこれだ、ずっと求めていた女子トーク!
前世じゃ体験できなかったやつである。
しかし、その内容がすでに女子でないことにサラは気がついていない。
「いいね、楽しそう。ねぇ、私たち友達なんだし、敬語より砕けた言葉がいいな」
クロより背の高い私は、まともに上目遣い攻撃を受けた。
っく、まぶしいっ!
「もちろん、構わないわ!友達だものね!」
友達っ!!!
なんて良い響きなのでしょう!!!
私は酔いしれた。
「ふふっ、良かった」
「あ、そういえば。あの時の二人はその後どうだったかしら?一応後遺症が無いように気を付けたつもりなのだけれど……」
「……ああ、大丈夫。特になにもないよ」
……一瞬、不機嫌そうな顔をしたのは気のせいなのだろうか?
光で輝く艶々の懐かしい黒髪が揺れている。
私は思わず、前世なら羨ましがられたそれに触れた。
「ーーーっ!?」
あ、よく見たら毛先が赤い。
でも、色褪せたとかいう感じではなく、地毛でそうなのだと分かる触り心地だった。
撫でるのに夢中で気がつかなかったが、クロの顔が真っ赤になっていた。
そして、唖然という感じで口を開けている。
「? どうかしたの?」
「あっ……、いや、な、なんでもないっ!!!」
クロは耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。
ーーーああ、もうちょっと撫でたかったのに……。
私は渋々と手を離してあげるのだった。
今日は日曜日なので、何もかもお休みである。
午前は手早く雑務を済ませて、ニコニコとしていると「ご機嫌ですね、お嬢様」とチェニーにつつかれた。
チェニーに人払いを頼んで、部屋に戻ると、ルスピニーが待ち構えている。
『おはよう、サラ』
「おはようございます」
挨拶と世間話をすこしして、早速魔法を構築していく。
今回は元があるので、ものすごく作りやすい。
ルスピニーは黙って作業を見ていたが、ポツリと『これが異世界の技術か……』呟いていた。
もちろん、夢中なサラには届いていない。
「出来ました、呼び出し魔法の構造式です!」
『うむ。あちらも準備が整っているようだ。いつでもいいぞ』
「では、『サモン 魔族の子クロゥ』」
私が指定すると、目の前に魔方陣が現れる。
そこからすうっと黒が出てきた。
クロは少し困惑している様子である。
「こんにちわ、久しぶりねクロ」
「……こんにちわ、サラ」
クロはゆっくりと魔方陣から出てきて、部屋を見渡した。
「サラの部屋?」
「ええ、そうよ。さ、そこの椅子に座って。チェニー……、私の専属メイドがお茶とお菓子を用意してくれたの。食べるかしら?」
「うん、お菓子好きだよ。甘いし」
クロはお菓子と聞いて少し絆された。
ふむふむ、甘いものが好き、ね。
私はこっそりと脳内にメモする。
「あれから連絡がつかなくて困ったわ。まさか、ルスピニーさんと知り合いなんてね」
「うん。私もサラとルスピニーが仲が良いって思わなかったから」
当のルスピニーはいつのまにやら消えていた。
この部屋には私とクロの二人きりである。
私は嬉しくなってずっと聞いてみたかったことを聞いてみた。
「クロはドレスとかアクセサリーとか、好き?」
「……えっ?」
「あ、それともお花とか、本とかかな?」
「……本は好きかな?」
辛うじて答えたクロは苦笑いした。
「サラは?サラはどんなものが好き?」
「私ですか?うーん、私も本でしょうか?いや、一番は魔法ですけれど、剣も好きですわ」
「へぇ、剣術できるの?手合わせしてみたいかも……」
「本当?じゃあ今度は森で剣を交えましょう!」
ーーーこれだ、ずっと求めていた女子トーク!
前世じゃ体験できなかったやつである。
しかし、その内容がすでに女子でないことにサラは気がついていない。
「いいね、楽しそう。ねぇ、私たち友達なんだし、敬語より砕けた言葉がいいな」
クロより背の高い私は、まともに上目遣い攻撃を受けた。
っく、まぶしいっ!
「もちろん、構わないわ!友達だものね!」
友達っ!!!
なんて良い響きなのでしょう!!!
私は酔いしれた。
「ふふっ、良かった」
「あ、そういえば。あの時の二人はその後どうだったかしら?一応後遺症が無いように気を付けたつもりなのだけれど……」
「……ああ、大丈夫。特になにもないよ」
……一瞬、不機嫌そうな顔をしたのは気のせいなのだろうか?
光で輝く艶々の懐かしい黒髪が揺れている。
私は思わず、前世なら羨ましがられたそれに触れた。
「ーーーっ!?」
あ、よく見たら毛先が赤い。
でも、色褪せたとかいう感じではなく、地毛でそうなのだと分かる触り心地だった。
撫でるのに夢中で気がつかなかったが、クロの顔が真っ赤になっていた。
そして、唖然という感じで口を開けている。
「? どうかしたの?」
「あっ……、いや、な、なんでもないっ!!!」
クロは耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。
ーーーああ、もうちょっと撫でたかったのに……。
私は渋々と手を離してあげるのだった。
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