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学園編
131 妖精の愛し子
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「なにが、他にはなんだ?」
「えっ、だって、それだけなんですの?それが理由でいじめたと本気でお思いで?だとしたらとんだ検討違いですわ」
私の言葉にサウラスは呆然とする。
「妖精の愛し子?だからなんですの?私には関係のないことですわ。第一、それだけ凄い存在ならば、自ら危険を犯しに行くと本気で思っていますの?それは正真正銘の阿呆ですわね」
私の言葉に次は妖精たちがキャッキャと騒ぎだす。
闇の妖精はこういう台詞が好きらしい。
「し、しかし……それ以外にメロディをいじめる理由はないではないか!」
「だから、言っているではありませんか。私にはメロディさんをいじめる理由はありません。貴方の勝手な検討違いですわ、と」
ここまで綺麗に論破できると、一層清々しい気持ちになる。
しかし、ここでこの状況が面白くない人物が動き出す。
「酷い!サラさんったらそんな風にサウラス様をいじめるだなんて!サウラス様!聞いては行けません!全て、サラさんの嘘です!」
メロディが涙ぐみながら、必死に真っ白になっているサウラスを引き留めた。
相変わらずの、守ってあげたくなるかわいさである。
しかし、その髪の色が少し目に痛く、お婆ちゃんには直視出来ない。
「そ、そうだ。全て、サラが嘘をついているのだ。でなければ、おかしい!」
いや、その理屈がおかしいでしょうに。
私は気が遠くなりそうになった。
そしてまた、ぎゃあぎゃあと二人含む数人が騒ぎ始める。
「……いいでしょう、これ以上は流石に会場の皆様に迷惑がかかりすぎます。潔く、簡潔にいきましょうか」
「……ははは!やっと本性を現したな、悪女め!!」
「ええ、まあ。どうでもいいんですが、とりあえず……『みんな、こっちにおいで』」
私は数少ない光妖精に話しかけた。
『あっ!サラに呼ばれた!行かなくちゃ!』
『ほんとだ!やったぁ、みんな行こうよ!』
「えっ、どうしたのあなたたち?!」
メロディが離れていく妖精たちに慌てて話しかける。
「簡単な話、私が貴女をいじめる理由である、貴女が妖精の愛し子という事実をどうにかすればいいわけです。ですので、こうしましょう」
私は深く息を吸う。
それは深呼吸というよりも、心の整理といったところだ。
『みんな、私からのお願いよ。今後一切、彼女に近寄らないこと、話しかけないこと、返事しないこと。お願い出来るかしら?』
「なっ……!」
妖精語が分かるらしい彼女だけが反応をする。
「ダメよ!戻ってきなさい、あんたたち!」
「ど、どうしたんだい、メロディ?」
それまで不思議そうに見ていたサウラスやロナルディが叫ぶメロディに驚く。
妖精たちは、ちろりとメロディを見て、向き直りこう言う。
『いいよ!サラのお願いだもん!』
『よきー』
『もうメロディには話かけなーい』
『近寄らないー』
『返事もしない!』
『約束ね』
くすくすと笑いあって、渡の周りをぐるぐる周回する。
メロディは愕然とした、表情でただそのようすを見ていた。
「な、なにをしたんだ……?」
「簡単ですわ。メロディさんを妖精の愛し子でなくしたんですの。彼女は今後一切、妖精と話すことも近づくことも出来ませんわ。たった今、妖精たちによる契約が成立しましたので」
サウラスは妖精が見えるが、声は聞こえない。
急にメロディの周りから妖精たちが離れていったことが衝撃的だったらしい。
再び、場は静かに沈黙した。
「えっ、だって、それだけなんですの?それが理由でいじめたと本気でお思いで?だとしたらとんだ検討違いですわ」
私の言葉にサウラスは呆然とする。
「妖精の愛し子?だからなんですの?私には関係のないことですわ。第一、それだけ凄い存在ならば、自ら危険を犯しに行くと本気で思っていますの?それは正真正銘の阿呆ですわね」
私の言葉に次は妖精たちがキャッキャと騒ぎだす。
闇の妖精はこういう台詞が好きらしい。
「し、しかし……それ以外にメロディをいじめる理由はないではないか!」
「だから、言っているではありませんか。私にはメロディさんをいじめる理由はありません。貴方の勝手な検討違いですわ、と」
ここまで綺麗に論破できると、一層清々しい気持ちになる。
しかし、ここでこの状況が面白くない人物が動き出す。
「酷い!サラさんったらそんな風にサウラス様をいじめるだなんて!サウラス様!聞いては行けません!全て、サラさんの嘘です!」
メロディが涙ぐみながら、必死に真っ白になっているサウラスを引き留めた。
相変わらずの、守ってあげたくなるかわいさである。
しかし、その髪の色が少し目に痛く、お婆ちゃんには直視出来ない。
「そ、そうだ。全て、サラが嘘をついているのだ。でなければ、おかしい!」
いや、その理屈がおかしいでしょうに。
私は気が遠くなりそうになった。
そしてまた、ぎゃあぎゃあと二人含む数人が騒ぎ始める。
「……いいでしょう、これ以上は流石に会場の皆様に迷惑がかかりすぎます。潔く、簡潔にいきましょうか」
「……ははは!やっと本性を現したな、悪女め!!」
「ええ、まあ。どうでもいいんですが、とりあえず……『みんな、こっちにおいで』」
私は数少ない光妖精に話しかけた。
『あっ!サラに呼ばれた!行かなくちゃ!』
『ほんとだ!やったぁ、みんな行こうよ!』
「えっ、どうしたのあなたたち?!」
メロディが離れていく妖精たちに慌てて話しかける。
「簡単な話、私が貴女をいじめる理由である、貴女が妖精の愛し子という事実をどうにかすればいいわけです。ですので、こうしましょう」
私は深く息を吸う。
それは深呼吸というよりも、心の整理といったところだ。
『みんな、私からのお願いよ。今後一切、彼女に近寄らないこと、話しかけないこと、返事しないこと。お願い出来るかしら?』
「なっ……!」
妖精語が分かるらしい彼女だけが反応をする。
「ダメよ!戻ってきなさい、あんたたち!」
「ど、どうしたんだい、メロディ?」
それまで不思議そうに見ていたサウラスやロナルディが叫ぶメロディに驚く。
妖精たちは、ちろりとメロディを見て、向き直りこう言う。
『いいよ!サラのお願いだもん!』
『よきー』
『もうメロディには話かけなーい』
『近寄らないー』
『返事もしない!』
『約束ね』
くすくすと笑いあって、渡の周りをぐるぐる周回する。
メロディは愕然とした、表情でただそのようすを見ていた。
「な、なにをしたんだ……?」
「簡単ですわ。メロディさんを妖精の愛し子でなくしたんですの。彼女は今後一切、妖精と話すことも近づくことも出来ませんわ。たった今、妖精たちによる契約が成立しましたので」
サウラスは妖精が見えるが、声は聞こえない。
急にメロディの周りから妖精たちが離れていったことが衝撃的だったらしい。
再び、場は静かに沈黙した。
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