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ブルトカール編
38、黒いふたり
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俺とグレシルは牢屋に入れられた後、共謀して逃げる恐れがあると、今は独房に移されていた。結局、仮面も取られてしまって、二メートル上の小さな窓から差し込む、月の光を眺めている。
多分、この首輪も壊せるだろうけど……あんまり暴れると、後で大魔王だってバレた時に面倒くさいし……身動きが取れないな。
ルディにも全然つながらないから、ここはきっと強い結界がはられてるんだろ。ベルゼブブあたりに相談してくれれば、何とかなりそうだけど……ベリアルも置いてきたし、無事でいるかな————
月の光を眺めながら、そんなことを考えていた。カツン、カツンと誰かが近づいてくる足音が聞こえる。
それは、俺の牢屋の前で立ち止まった。
「…………へぇ、ずいぶん余裕そうだね」
なじみ深い声に驚いて振り返ると、そこにいたのは俺の片割れだった。
「えっ……ノエル!? 何で!?」
「何では僕のセリフ。思ったより平気そうだから、そのままでいいかな?」
「いや、ごめんなさい。バカやりました。助けてください」
ヤバい、ノエルが怒ってる! 割と本気で怒ってる!!
俺は素直に謝った。ビシッと土下座で謝った。
「助けてほしい? そう、でも、こんな王の自覚ないヤツが、配下に迷惑かけまくって、ノンキに大魔王ですって顔してるの、どうかと思うんだよね」
うわー、刺さる。めちゃくちゃ刺さる。ですよね、そうですよね。はい、わかっております。全面的に俺が悪いです。
「はい、ごめんなさい。深く、反省してます。もう、勝手に国から抜け出したり、ルディに身代わり頼んだりしません」
「ねぇ、レオンに何かあったら、国の民が困るんだよ? 残された悪魔族たちが、どうなるか考えたの? 何でもいうこと聞いてくれるからって、好き勝手やるのは違うよね?」
「ごめんなさい、考えてませんでした……」
「次やったら、僕がレオンを引きずりおろすよ?」
それはそれは低ーい、地獄の底から聞こえてくるような声で、宣言された。
「はい……わかり、ました」
「僕だって……心配したんだからね」
フッと漏れた、ノエルの家族としての本音に、心が締め付けられる。
うん、本当にわかってる。俺を怒ったのも、俺のことを本気で考えてくれてるからだろう? きっと俺をここから出すために、手を尽くしてくれたんだろ?
俺は立ち上がって、鉄格子に手をかけた。
「うん、本当にごめん。ノエル、ありがとう。怒ってくれて、ありがとう。もう無茶しない」
俺は幸せ者だと思った。本気で心配して怒ってくれる家族がいる。そんな大切な家族が、胸をはって自慢したくなるような自分になるよ。
***
「ブルトカールの王様に会うのか?」
「そう、今回、内密に国王に会ったんだ。そこで、ひとつ奴隷に関する提案をしたら、興味を持ってくれてね」
俺はノエルに独房から出してもらった後、城の隠し通路を使って密談の場所へむかっていた。案内してくれているのは、宰相のエンリッチ公爵だ。
「二年前から法は施行されてますが、お恥ずかしい話、実際の取り締まりが進んでいないのです」
「だから、ある条件を提示して、君とグレシルを出してもらったんだよ」
「そっか、で、ある条件って?」
「それは、国王と会ってから話すよ」
そうか……何となく、その条件の想像つくんだけど……。独房から出してもらえるくらいだもんな。うん、もう、やるしかないな。
しばらく通路を進んで階段をのぼり、隠し扉からある部屋に入った。窓はなく小さなテーブルと椅子が四脚おかれている。
正面にはもう一つ扉があって、そこからフードを被った大男が入ってきた。
「待たせてすまない」
「いえ、私たちも今着いたところです」
ノエルが防音と防視の結界をはると、大男はおもむろにフードを外した。琥珀色の瞳がギロッと俺を睨みつける。
「ブルトカール国王、クリストファー・ウルネ・ブルトカールだ。君がルージュ・デザライトの大魔王ルシフェルか?」
「そうだけど……もしかして疑ってる?」
「いや、疑ってはいないが、実力を少し見せて欲しいとは思っている」
「わかった、じゃぁ、首輪コレ壊してもいいか?」
俺は首輪を指さして了承をもらう。なるほど、だからノエルは首輪を外さなかったんだな。力を示せってことなんだろう。
聖神力を全開で解放する。手枷と違って、薄い膜に閉じ込められてるようで、気持ち悪い。結界タイプの拘束具みたいだな。それなら、一点集中の方が効率いいか。
淡く光る紫の瞳が、より輝く。首輪に向けて、さらに聖神力を解放させた。
バギンッ! ガキンッ! メキメキメキッ! バキンッ!
首輪が弾けるのと同時に、六枚の黒い翼が具現化して俺の背中に広がった。
(何と! これは隷属の首輪を改良した、絶対拘束の首輪だぞ……あの超強力な結界を破ったのか! そして、この六枚の黒い翼……文献でしか読んだことがなかったが、幻の祓魔師ではないのか!? それが大魔王ルシフェルだというのか!)
クリストファーはチラリとノエルに視線をむけた。穏やかに微笑む笑顔には「他言無用」と書いてある。そして、その裏に潜む、鋭利な殺気も感じとった。他言する気はないと、静かにうなずく。同時にノエルから殺気が消えた。
視線をレオンに戻すと、コキコキと首を鳴らしている。なんとも気の抜ける男だとクリストファーは思った。
「はぁー、スッキリした」
「何と……あの首輪を内からの力のみで破壊するとは……うむ、充分だ。悪魔族の王というのに充分な実力だ」
そうして国王は穏やかに目を細めた。
なんかあの首輪とか言ってたけど、え、普通の拘束用の首輪じゃないの?
「では、早速本題に入ろう」
そう言って椅子に腰掛けた。レオンたちも続いて椅子に座る。
「実は奴隷制度を廃止するために法律も整えたのだが、貴族からの反発があって、取り締まれていないのだ。未だに裏で奴隷の売買がされている」
「奴隷商人なら知ってる。誰も話聞いてくれなかったけど」
「こちらも奴隷商人の見当はついているが、踏み込んでも証拠が抑えられず、追い詰められないのだ。だから、ルシフェル殿の話は嘘ではないとわかっている」
「そこで、僕から提案したんだよ。奴隷商人と奴隷を買うような貴族や富豪たちを一気に捕まえるから、仲間を牢屋から出してくれって」
「わかった。それなら俺と悪魔族たちも、全面的に手を貸すと約束する」
つまりは、奴隷商人とその客たちを捕まえるなら、牢屋から出してやるってことだよな? もちろん、喜んで働かせていただきます!
「よろしく頼む。ところで……」
「うん?」
「ルシフェル殿は何故、奴隷たちを買おうとしたのだ?」
実は、今回の密談の前にもうひとりの悪魔族に、話を聞いていた。彼女はルシフェルの解放を伝えると、今回の事件に至った経緯を話してくれた。
「あー、あそこで、あの人たちを俺が買い取れば、みんな自由にできると思ったんだ」
買い取った奴隷を自由にする……? たしかに、そのように命令すれば、首輪を外して解放できるが……。
「それでは、金をドブに捨てるようなものではないか」
「だけど、知らんぷりしたくなかったしな。俺の下僕たちは優秀だから、すぐに同じくらい稼げるし」
「なんと……欲のない」
何というか、私の周りにはいないタイプだ。ブルトカールの国王である私にも怯まず、何かを求めるわけでもない。しまいには、他国の奴隷のために、金を捨てるつもりだと?
「……そうか。そのような優秀な人材が集まるのも、また実力だ。君たちを気に入ったよ。これからもよろしく頼む」
「では、少し騒がしくなりますが、これから僕たちがすることは一切不問にしてください」
ノエルが黒い笑顔を浮かべている。今後の計画に何か追加要素ができたようだ。
「ほぅ……なにか企んでいるな。いいだろう、好きにやってくれ」
クリストファーもニヤリと笑う。
やっぱり一国の主人って、腹黒が多いんだな。ノエルもいい感じで黒いのは知ってる。あぁ、このふたり気が合いそうだ……なんて考えていた。
多分、この首輪も壊せるだろうけど……あんまり暴れると、後で大魔王だってバレた時に面倒くさいし……身動きが取れないな。
ルディにも全然つながらないから、ここはきっと強い結界がはられてるんだろ。ベルゼブブあたりに相談してくれれば、何とかなりそうだけど……ベリアルも置いてきたし、無事でいるかな————
月の光を眺めながら、そんなことを考えていた。カツン、カツンと誰かが近づいてくる足音が聞こえる。
それは、俺の牢屋の前で立ち止まった。
「…………へぇ、ずいぶん余裕そうだね」
なじみ深い声に驚いて振り返ると、そこにいたのは俺の片割れだった。
「えっ……ノエル!? 何で!?」
「何では僕のセリフ。思ったより平気そうだから、そのままでいいかな?」
「いや、ごめんなさい。バカやりました。助けてください」
ヤバい、ノエルが怒ってる! 割と本気で怒ってる!!
俺は素直に謝った。ビシッと土下座で謝った。
「助けてほしい? そう、でも、こんな王の自覚ないヤツが、配下に迷惑かけまくって、ノンキに大魔王ですって顔してるの、どうかと思うんだよね」
うわー、刺さる。めちゃくちゃ刺さる。ですよね、そうですよね。はい、わかっております。全面的に俺が悪いです。
「はい、ごめんなさい。深く、反省してます。もう、勝手に国から抜け出したり、ルディに身代わり頼んだりしません」
「ねぇ、レオンに何かあったら、国の民が困るんだよ? 残された悪魔族たちが、どうなるか考えたの? 何でもいうこと聞いてくれるからって、好き勝手やるのは違うよね?」
「ごめんなさい、考えてませんでした……」
「次やったら、僕がレオンを引きずりおろすよ?」
それはそれは低ーい、地獄の底から聞こえてくるような声で、宣言された。
「はい……わかり、ました」
「僕だって……心配したんだからね」
フッと漏れた、ノエルの家族としての本音に、心が締め付けられる。
うん、本当にわかってる。俺を怒ったのも、俺のことを本気で考えてくれてるからだろう? きっと俺をここから出すために、手を尽くしてくれたんだろ?
俺は立ち上がって、鉄格子に手をかけた。
「うん、本当にごめん。ノエル、ありがとう。怒ってくれて、ありがとう。もう無茶しない」
俺は幸せ者だと思った。本気で心配して怒ってくれる家族がいる。そんな大切な家族が、胸をはって自慢したくなるような自分になるよ。
***
「ブルトカールの王様に会うのか?」
「そう、今回、内密に国王に会ったんだ。そこで、ひとつ奴隷に関する提案をしたら、興味を持ってくれてね」
俺はノエルに独房から出してもらった後、城の隠し通路を使って密談の場所へむかっていた。案内してくれているのは、宰相のエンリッチ公爵だ。
「二年前から法は施行されてますが、お恥ずかしい話、実際の取り締まりが進んでいないのです」
「だから、ある条件を提示して、君とグレシルを出してもらったんだよ」
「そっか、で、ある条件って?」
「それは、国王と会ってから話すよ」
そうか……何となく、その条件の想像つくんだけど……。独房から出してもらえるくらいだもんな。うん、もう、やるしかないな。
しばらく通路を進んで階段をのぼり、隠し扉からある部屋に入った。窓はなく小さなテーブルと椅子が四脚おかれている。
正面にはもう一つ扉があって、そこからフードを被った大男が入ってきた。
「待たせてすまない」
「いえ、私たちも今着いたところです」
ノエルが防音と防視の結界をはると、大男はおもむろにフードを外した。琥珀色の瞳がギロッと俺を睨みつける。
「ブルトカール国王、クリストファー・ウルネ・ブルトカールだ。君がルージュ・デザライトの大魔王ルシフェルか?」
「そうだけど……もしかして疑ってる?」
「いや、疑ってはいないが、実力を少し見せて欲しいとは思っている」
「わかった、じゃぁ、首輪コレ壊してもいいか?」
俺は首輪を指さして了承をもらう。なるほど、だからノエルは首輪を外さなかったんだな。力を示せってことなんだろう。
聖神力を全開で解放する。手枷と違って、薄い膜に閉じ込められてるようで、気持ち悪い。結界タイプの拘束具みたいだな。それなら、一点集中の方が効率いいか。
淡く光る紫の瞳が、より輝く。首輪に向けて、さらに聖神力を解放させた。
バギンッ! ガキンッ! メキメキメキッ! バキンッ!
首輪が弾けるのと同時に、六枚の黒い翼が具現化して俺の背中に広がった。
(何と! これは隷属の首輪を改良した、絶対拘束の首輪だぞ……あの超強力な結界を破ったのか! そして、この六枚の黒い翼……文献でしか読んだことがなかったが、幻の祓魔師ではないのか!? それが大魔王ルシフェルだというのか!)
クリストファーはチラリとノエルに視線をむけた。穏やかに微笑む笑顔には「他言無用」と書いてある。そして、その裏に潜む、鋭利な殺気も感じとった。他言する気はないと、静かにうなずく。同時にノエルから殺気が消えた。
視線をレオンに戻すと、コキコキと首を鳴らしている。なんとも気の抜ける男だとクリストファーは思った。
「はぁー、スッキリした」
「何と……あの首輪を内からの力のみで破壊するとは……うむ、充分だ。悪魔族の王というのに充分な実力だ」
そうして国王は穏やかに目を細めた。
なんかあの首輪とか言ってたけど、え、普通の拘束用の首輪じゃないの?
「では、早速本題に入ろう」
そう言って椅子に腰掛けた。レオンたちも続いて椅子に座る。
「実は奴隷制度を廃止するために法律も整えたのだが、貴族からの反発があって、取り締まれていないのだ。未だに裏で奴隷の売買がされている」
「奴隷商人なら知ってる。誰も話聞いてくれなかったけど」
「こちらも奴隷商人の見当はついているが、踏み込んでも証拠が抑えられず、追い詰められないのだ。だから、ルシフェル殿の話は嘘ではないとわかっている」
「そこで、僕から提案したんだよ。奴隷商人と奴隷を買うような貴族や富豪たちを一気に捕まえるから、仲間を牢屋から出してくれって」
「わかった。それなら俺と悪魔族たちも、全面的に手を貸すと約束する」
つまりは、奴隷商人とその客たちを捕まえるなら、牢屋から出してやるってことだよな? もちろん、喜んで働かせていただきます!
「よろしく頼む。ところで……」
「うん?」
「ルシフェル殿は何故、奴隷たちを買おうとしたのだ?」
実は、今回の密談の前にもうひとりの悪魔族に、話を聞いていた。彼女はルシフェルの解放を伝えると、今回の事件に至った経緯を話してくれた。
「あー、あそこで、あの人たちを俺が買い取れば、みんな自由にできると思ったんだ」
買い取った奴隷を自由にする……? たしかに、そのように命令すれば、首輪を外して解放できるが……。
「それでは、金をドブに捨てるようなものではないか」
「だけど、知らんぷりしたくなかったしな。俺の下僕たちは優秀だから、すぐに同じくらい稼げるし」
「なんと……欲のない」
何というか、私の周りにはいないタイプだ。ブルトカールの国王である私にも怯まず、何かを求めるわけでもない。しまいには、他国の奴隷のために、金を捨てるつもりだと?
「……そうか。そのような優秀な人材が集まるのも、また実力だ。君たちを気に入ったよ。これからもよろしく頼む」
「では、少し騒がしくなりますが、これから僕たちがすることは一切不問にしてください」
ノエルが黒い笑顔を浮かべている。今後の計画に何か追加要素ができたようだ。
「ほぅ……なにか企んでいるな。いいだろう、好きにやってくれ」
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