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その夜、私と沙織は一平君を部屋に招き入れた。
夕食を一緒に食べようと提案したのは私だ。嬉しそうに承諾する彼を見て、内心ほっとした。私の気持ちの変化に、彼はまったく気付かぬようで、屈託のない笑みを浮かべていた。
新鮮な海の幸がずらりと並ぶ座卓を三人で囲み、ビールで乾杯する。
喉を鳴らしてビールを飲む一平君はいつになくワイルドだ。浴衣の衿もとから覗く胸板が、男らしさを感じさせる。
(ああ、眼福だわ)
私の劣情を知らず、彼はご機嫌な様子でビールを注ぐ。淡々とした態度は相変わらずだが、二杯目を飲み干したあと、正面に座る私達にちょっと照れた笑みを浮かべた。
眼鏡をかけた顔も、よく見ると素敵だ。私はこれまで、彼の顔をじっくり見たことがなかった。
「旅先で飲むビールって、うまいよね。今夜は特に……」
一平君は何か言いかけて、なぜか言葉を濁す。私と目が合うが、瞬きしながら沙織へと顔を向けた。
「ところで山科さん。僕に宿を紹介してくれた時、君達も同じ日に泊まるって、どうして言わなかったの?」
「あっ、ああ……それは」
沙織は目を泳がせる。
彼女の企みに、一平君だけが気付いていない。
「君達が一緒なら、港まで車で送ったのに。電車は移動が大変だし、荷物も重かっただろ」
沙織は箸を取りつつ、へらへらと答えた。
「それはその、ほら、一平君がそんなふうに気を遣ってくれるから、黙ってたのよ。お世話をかけちゃ、悪いじゃない」
ちょっと苦しいが、筋の通った言いわけだ。
私はといえば、隣で見守るほかない。とりあえず、今は一平君に何も悟られたくなかった。
「ふうん、まあ、いいけど。僕らは同期なんだから、遠慮しないで頼ってくれよ」
「はーい」
沙織の軽い返事に一平君は少し不満そうにするが、それ以上追及せず食事を始めた。
胸をなで下ろす私を沙織が肘でつつき、座卓の下でVサインを作る。
何のVサインよ!
と、勝手に計画を立てた彼女をつつき返した。まったく、強引なんだから。
でも、彼女のおせっかいに、私は深く感謝していた。こんな身近に理想どおりの男性がいるなんて、おせっかいを焼かれなければ、一生気付くことはなかっただろう。
私は自分の鈍さと、オトコの肉体的魅力に弱いことに呆れながらも、幸せを感じていた。
一平君は初めこそ淡々と飲んでいたが、旅先での高揚感か、しだいにテンションが高くなる。そして、彼らしくもなく、ずいぶんと饒舌だった。
だけどそのおかげで、実は一平君がスポーツが得意で、アウトドア派であることがわかり、私のテンションも上がっていく。
なぜ今まで彼のプライベートに触れなかったのか、よく考えると不思議でならない。こんなに親しみが持てる同期なのに。
美味しい魚を食べ、お酒を飲み、三人で大いに盛り上がった。
一平君はアルコールに強く、飲み会でも酔っ払ったところを見たことがない。でも、今夜は酔っているのだろうか。すごく、何というか、こう、とてもセクシーだ。
「ゴメンねえ、一平君。これから一緒に遊ぼうね。キャンプとか、ダイビングとか、楽しもうねえ」
「ああ、明日は一緒に泳ごうな」
日本酒が回ってへろへろの私を、一平君は優しく支えてくれた。
いつの間にか、私の隣に一平君がいて、沙織は窓際で電話している。また婚約者かな、羨ましいやつめ。
「私も、結婚したい……運命的な出会い、とか……」
「小室さん?」
酔っていても、苗字にさん付けで呼ぶ、紳士な彼。野性的なカラダとのギャップに、私は深く酔わされる。
「一平君……私と、付き合って……彼氏になってくださ……い」
「えっ?」
頼もしい胸にもたれ、私はうとうとし始める。ドキドキと聞こえるのは、どちらの鼓動?
「お願い。好きになっちゃった、みたい。だから……」
「いいよ」
「……」
理想的な肉体を持つ男性だから、強烈に惹かれた。
でも、一平君だから、安心して任せられるのだと、眠りに落ちる刹那、わかったのだった。
翌朝、一平君と魚市場に出かけた。
沙織はまだ寝ていたいからと、布団から出てこなかった。きっと、私達がきちんと話すよう、二人きりにさせてくれたのだ。
「ずいぶんたくさん買うんだな」
「うん。私、魚介類が大好きなのよ。実家にも送りたいし」
「へえ。僕も魚とか貝とか、よく食べるよ。一番好きなのはさんまの塩焼き。次点は牡蠣フライ」
「ほんとに? 私とまったく一緒!」
基本、私と一平君は気が合う。食の好みも似ている。だから、昨夜の件についても、スムーズに話すことができたのだと思う。漁港を散策しながら、世間話でもするみたいに、自然に。
「付き合ってほしいって言ったのは、酔った勢いじゃなくて本気だから」
「わかってる、君は真面目だった。だから僕も、真面目に返事したんだ」
「……じゃあ、付き合ってくれるの!?」
「うん」
一平君は、いつもと同じように穏やかに笑う。眼鏡の奥の瞳は、真摯な色を湛えていた。
というわけで、あの夏の日から私と一平君は、お付き合いすることになった。
同期の皆に驚かれたが、一平君が実はスポーツが得意なアウトドア派だと知ると、すぐに納得してくれた。趣味が合うことが決め手となり付き合うカップルは珍しくない。
(本当の決め手は、肉欲なんだけど……)
でもそんなこと、あらためて説明する必要はないよね。皆にはもちろん、一平君にも。
私はそう思っていた。
だけど、ぽろりと言ってしまったのだ。
クリスマスと年末の浮かれた空気に釣られて、ほろ酔い気分で。
それは、つい昨日のこと。
会社帰りに立ち寄った居酒屋で、私と一平君はカウンター席に並び、飲んでいた。
座敷は忘年会の団体で埋まり、あちこちから賑やかな声が聞こえてくる。
「小室さん、明日もデートするんだから、お酒はその辺にして。今夜は早めに帰ろう」
「はあい、わっかりましたあ。うふふ、楽しみだなあ」
私達はクリスマスデートの約束をしていた。ただのデートではない。二人で食事したあと、ホテルに泊まる予定である。
「もうね、明日のデートが楽しみで楽しみで、しょうがないの。今夜は眠れないかも」
「そんなに?」
一平君はどうしてこう、冷静なのだろう。普通、初めてのお泊りデートに興奮するのは男性側だろうに。
それに、いまだに苗字呼びって、おかしくないですか?
もっとグイグイきてくれて構わないのに、一平君は紳士すぎるのだ。ほとんど手を握らないし、キスも数えるほど。
私と違って、かなり淡白なのだ。
「あのさ、小室さん」
「うん?」
「僕と付き合いたいと思ったきっかけって、やっぱり民宿での出会いだよね」
「?」
空になったグラスを置き、一平君を見た。私より強いものを飲んでいるのに、シラフのようにしゃんとしている。
「どうしたの? 真面目な顔して」
「真面目だよ。一度、聞きたかったんだ」
「……」
一平君は眼鏡を外した。強い意思を感じさせる大きな目が、私をまっすぐに見つめる。
「僕のどこに惚れた? まさか、趣味が合うからってだけが、決め手じゃないよな」
この人は、いきなり何を言いだすのだろう。私はぼんやりと、大真面目な顔を見返す。
「ずっと不思議に思ってるんだ。僕のことをただの友達として見ていたはずの君が、なぜ急に付き合ってほしいなんて言ったのか。もちろん嬉しくて承諾したんだけど、理由を知りたいというか……」
「一平君……」
うぶな中学生みたいに頬を染める彼に、私は何だか噴き出しそうになる。
一途な姿が可愛くて、可笑しくて、ついぽろりと本音が出てしまった。
「だって、一平君の体があまりにも魅力的で、私、我慢できなかったんだもん」
「……は?」
一平君は、よく聞こえなかったのか耳を寄せてくる。
私はじれったくなり、ストレートに告白した。
「だから、カラダに惚れたの! ビーチを歩くあなたの理想的なアスリートボディに、射抜かれちゃったのよ。その上、民宿で再会した、あの運命的な出会いの衝撃が……」
「ちょっと待ってくれ」
ふいに肩を掴まれ、ビクッとした。
一平君は信じられないという顔で、私を見ている。
「そうだったの? 君は僕の、か、体を目当てに……」
「え……?」
そこで私は、ようやく我にかえる。酔いがいっぺんにさめていくのがわかった。
「へっ、あの、一平君……?」
「もういい!」
一平君は財布から一万円札を取り出し、カウンターに置いた。
私がオロオロする間に、コートを持って立ち上がる。
「ごめんなさい、違うの。一平君……っ」
「先に帰る」
追いすがる私を振り切るように、さっさと立ち去る。
私も慌ててお勘定を済ませて店を出るが、どこにも彼の姿はなかった。
「そんなあ」
電話しても出てくれない。
留守番電話に切り替わるが、私は何も言えなかった。はっきりとした拒絶を感じたから。
「どうしよう、どうしよう……」
クリスマスソングが鳴り響く街に、私はぽつんと取り残された。
なぜあんな告白をしてしまったの?
失ったものの大きさに絶望し、自分を責めるけれど覆水盆に返らず。知らぬ間に溢れ出した涙を拭うことも忘れ、私は後悔に苛まれた。
夕食を一緒に食べようと提案したのは私だ。嬉しそうに承諾する彼を見て、内心ほっとした。私の気持ちの変化に、彼はまったく気付かぬようで、屈託のない笑みを浮かべていた。
新鮮な海の幸がずらりと並ぶ座卓を三人で囲み、ビールで乾杯する。
喉を鳴らしてビールを飲む一平君はいつになくワイルドだ。浴衣の衿もとから覗く胸板が、男らしさを感じさせる。
(ああ、眼福だわ)
私の劣情を知らず、彼はご機嫌な様子でビールを注ぐ。淡々とした態度は相変わらずだが、二杯目を飲み干したあと、正面に座る私達にちょっと照れた笑みを浮かべた。
眼鏡をかけた顔も、よく見ると素敵だ。私はこれまで、彼の顔をじっくり見たことがなかった。
「旅先で飲むビールって、うまいよね。今夜は特に……」
一平君は何か言いかけて、なぜか言葉を濁す。私と目が合うが、瞬きしながら沙織へと顔を向けた。
「ところで山科さん。僕に宿を紹介してくれた時、君達も同じ日に泊まるって、どうして言わなかったの?」
「あっ、ああ……それは」
沙織は目を泳がせる。
彼女の企みに、一平君だけが気付いていない。
「君達が一緒なら、港まで車で送ったのに。電車は移動が大変だし、荷物も重かっただろ」
沙織は箸を取りつつ、へらへらと答えた。
「それはその、ほら、一平君がそんなふうに気を遣ってくれるから、黙ってたのよ。お世話をかけちゃ、悪いじゃない」
ちょっと苦しいが、筋の通った言いわけだ。
私はといえば、隣で見守るほかない。とりあえず、今は一平君に何も悟られたくなかった。
「ふうん、まあ、いいけど。僕らは同期なんだから、遠慮しないで頼ってくれよ」
「はーい」
沙織の軽い返事に一平君は少し不満そうにするが、それ以上追及せず食事を始めた。
胸をなで下ろす私を沙織が肘でつつき、座卓の下でVサインを作る。
何のVサインよ!
と、勝手に計画を立てた彼女をつつき返した。まったく、強引なんだから。
でも、彼女のおせっかいに、私は深く感謝していた。こんな身近に理想どおりの男性がいるなんて、おせっかいを焼かれなければ、一生気付くことはなかっただろう。
私は自分の鈍さと、オトコの肉体的魅力に弱いことに呆れながらも、幸せを感じていた。
一平君は初めこそ淡々と飲んでいたが、旅先での高揚感か、しだいにテンションが高くなる。そして、彼らしくもなく、ずいぶんと饒舌だった。
だけどそのおかげで、実は一平君がスポーツが得意で、アウトドア派であることがわかり、私のテンションも上がっていく。
なぜ今まで彼のプライベートに触れなかったのか、よく考えると不思議でならない。こんなに親しみが持てる同期なのに。
美味しい魚を食べ、お酒を飲み、三人で大いに盛り上がった。
一平君はアルコールに強く、飲み会でも酔っ払ったところを見たことがない。でも、今夜は酔っているのだろうか。すごく、何というか、こう、とてもセクシーだ。
「ゴメンねえ、一平君。これから一緒に遊ぼうね。キャンプとか、ダイビングとか、楽しもうねえ」
「ああ、明日は一緒に泳ごうな」
日本酒が回ってへろへろの私を、一平君は優しく支えてくれた。
いつの間にか、私の隣に一平君がいて、沙織は窓際で電話している。また婚約者かな、羨ましいやつめ。
「私も、結婚したい……運命的な出会い、とか……」
「小室さん?」
酔っていても、苗字にさん付けで呼ぶ、紳士な彼。野性的なカラダとのギャップに、私は深く酔わされる。
「一平君……私と、付き合って……彼氏になってくださ……い」
「えっ?」
頼もしい胸にもたれ、私はうとうとし始める。ドキドキと聞こえるのは、どちらの鼓動?
「お願い。好きになっちゃった、みたい。だから……」
「いいよ」
「……」
理想的な肉体を持つ男性だから、強烈に惹かれた。
でも、一平君だから、安心して任せられるのだと、眠りに落ちる刹那、わかったのだった。
翌朝、一平君と魚市場に出かけた。
沙織はまだ寝ていたいからと、布団から出てこなかった。きっと、私達がきちんと話すよう、二人きりにさせてくれたのだ。
「ずいぶんたくさん買うんだな」
「うん。私、魚介類が大好きなのよ。実家にも送りたいし」
「へえ。僕も魚とか貝とか、よく食べるよ。一番好きなのはさんまの塩焼き。次点は牡蠣フライ」
「ほんとに? 私とまったく一緒!」
基本、私と一平君は気が合う。食の好みも似ている。だから、昨夜の件についても、スムーズに話すことができたのだと思う。漁港を散策しながら、世間話でもするみたいに、自然に。
「付き合ってほしいって言ったのは、酔った勢いじゃなくて本気だから」
「わかってる、君は真面目だった。だから僕も、真面目に返事したんだ」
「……じゃあ、付き合ってくれるの!?」
「うん」
一平君は、いつもと同じように穏やかに笑う。眼鏡の奥の瞳は、真摯な色を湛えていた。
というわけで、あの夏の日から私と一平君は、お付き合いすることになった。
同期の皆に驚かれたが、一平君が実はスポーツが得意なアウトドア派だと知ると、すぐに納得してくれた。趣味が合うことが決め手となり付き合うカップルは珍しくない。
(本当の決め手は、肉欲なんだけど……)
でもそんなこと、あらためて説明する必要はないよね。皆にはもちろん、一平君にも。
私はそう思っていた。
だけど、ぽろりと言ってしまったのだ。
クリスマスと年末の浮かれた空気に釣られて、ほろ酔い気分で。
それは、つい昨日のこと。
会社帰りに立ち寄った居酒屋で、私と一平君はカウンター席に並び、飲んでいた。
座敷は忘年会の団体で埋まり、あちこちから賑やかな声が聞こえてくる。
「小室さん、明日もデートするんだから、お酒はその辺にして。今夜は早めに帰ろう」
「はあい、わっかりましたあ。うふふ、楽しみだなあ」
私達はクリスマスデートの約束をしていた。ただのデートではない。二人で食事したあと、ホテルに泊まる予定である。
「もうね、明日のデートが楽しみで楽しみで、しょうがないの。今夜は眠れないかも」
「そんなに?」
一平君はどうしてこう、冷静なのだろう。普通、初めてのお泊りデートに興奮するのは男性側だろうに。
それに、いまだに苗字呼びって、おかしくないですか?
もっとグイグイきてくれて構わないのに、一平君は紳士すぎるのだ。ほとんど手を握らないし、キスも数えるほど。
私と違って、かなり淡白なのだ。
「あのさ、小室さん」
「うん?」
「僕と付き合いたいと思ったきっかけって、やっぱり民宿での出会いだよね」
「?」
空になったグラスを置き、一平君を見た。私より強いものを飲んでいるのに、シラフのようにしゃんとしている。
「どうしたの? 真面目な顔して」
「真面目だよ。一度、聞きたかったんだ」
「……」
一平君は眼鏡を外した。強い意思を感じさせる大きな目が、私をまっすぐに見つめる。
「僕のどこに惚れた? まさか、趣味が合うからってだけが、決め手じゃないよな」
この人は、いきなり何を言いだすのだろう。私はぼんやりと、大真面目な顔を見返す。
「ずっと不思議に思ってるんだ。僕のことをただの友達として見ていたはずの君が、なぜ急に付き合ってほしいなんて言ったのか。もちろん嬉しくて承諾したんだけど、理由を知りたいというか……」
「一平君……」
うぶな中学生みたいに頬を染める彼に、私は何だか噴き出しそうになる。
一途な姿が可愛くて、可笑しくて、ついぽろりと本音が出てしまった。
「だって、一平君の体があまりにも魅力的で、私、我慢できなかったんだもん」
「……は?」
一平君は、よく聞こえなかったのか耳を寄せてくる。
私はじれったくなり、ストレートに告白した。
「だから、カラダに惚れたの! ビーチを歩くあなたの理想的なアスリートボディに、射抜かれちゃったのよ。その上、民宿で再会した、あの運命的な出会いの衝撃が……」
「ちょっと待ってくれ」
ふいに肩を掴まれ、ビクッとした。
一平君は信じられないという顔で、私を見ている。
「そうだったの? 君は僕の、か、体を目当てに……」
「え……?」
そこで私は、ようやく我にかえる。酔いがいっぺんにさめていくのがわかった。
「へっ、あの、一平君……?」
「もういい!」
一平君は財布から一万円札を取り出し、カウンターに置いた。
私がオロオロする間に、コートを持って立ち上がる。
「ごめんなさい、違うの。一平君……っ」
「先に帰る」
追いすがる私を振り切るように、さっさと立ち去る。
私も慌ててお勘定を済ませて店を出るが、どこにも彼の姿はなかった。
「そんなあ」
電話しても出てくれない。
留守番電話に切り替わるが、私は何も言えなかった。はっきりとした拒絶を感じたから。
「どうしよう、どうしよう……」
クリスマスソングが鳴り響く街に、私はぽつんと取り残された。
なぜあんな告白をしてしまったの?
失ったものの大きさに絶望し、自分を責めるけれど覆水盆に返らず。知らぬ間に溢れ出した涙を拭うことも忘れ、私は後悔に苛まれた。
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