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弐馨 “F”
伍
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酸欠で頭がクラクラする。
激しい口付けの嵐が降り注ぐ。
なぜこうなったのか..
私には理解出来なかった。
肩を掴み強引に引き寄せられ、
そのまま有無を言わさず連れ出された。
店近くの路地裏に押し込まれ今に至る。
なぜこの悪魔がここに居るのか?
なぜ私は連れ出されたのか?
何が何だかさっぱりだ..
押し返そうと突き出したはずの両腕は
簡単に壁に縫い付けられてしまった
止まない嵐は継続中。
酸素を求めて顔を逸らせば
当然のように顎を掴まれ引き戻される。
こんな強引な欲でさえ私の心を揺さぶる
あぁ、そうか..
私はこの悪魔から逃れる事は出来ないのだ
寧ろ本気で逃れようとしていたのかすら怪しい。
私の欲の全てを知り尽くす悪魔
この悪魔でなければいけない。
会えない間の喪失感、物足りなさ
彼を求める自分自身に気付いてしまった。
もう認めるしか無かった..
私はいつの間にか、
この悪魔のような男に魅入られてしまったのだろう。
このまま受け入れてしまおうかと考えた矢先
唐突に離された唇、
二人の間には銀の糸。
不思議に思い彼に視線を投げると
聞こえてきたのは小さな舌打ち
そこから流れるように耳元に顔を寄せると
俺の前で考え事とは随分と余裕そうだ。
その言葉と同時に彼の手が私の下着へと伸ばされた
激しい口付けの嵐が降り注ぐ。
なぜこうなったのか..
私には理解出来なかった。
肩を掴み強引に引き寄せられ、
そのまま有無を言わさず連れ出された。
店近くの路地裏に押し込まれ今に至る。
なぜこの悪魔がここに居るのか?
なぜ私は連れ出されたのか?
何が何だかさっぱりだ..
押し返そうと突き出したはずの両腕は
簡単に壁に縫い付けられてしまった
止まない嵐は継続中。
酸素を求めて顔を逸らせば
当然のように顎を掴まれ引き戻される。
こんな強引な欲でさえ私の心を揺さぶる
あぁ、そうか..
私はこの悪魔から逃れる事は出来ないのだ
寧ろ本気で逃れようとしていたのかすら怪しい。
私の欲の全てを知り尽くす悪魔
この悪魔でなければいけない。
会えない間の喪失感、物足りなさ
彼を求める自分自身に気付いてしまった。
もう認めるしか無かった..
私はいつの間にか、
この悪魔のような男に魅入られてしまったのだろう。
このまま受け入れてしまおうかと考えた矢先
唐突に離された唇、
二人の間には銀の糸。
不思議に思い彼に視線を投げると
聞こえてきたのは小さな舌打ち
そこから流れるように耳元に顔を寄せると
俺の前で考え事とは随分と余裕そうだ。
その言葉と同時に彼の手が私の下着へと伸ばされた
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