ゴミ捨て場で男に拾われた話。

ぽんぽこ狸

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 ある程度慣らしてから、ゆっくりと、引き抜いて、それから全部押し込む。全て彼の中に埋めると中が、きつく絡みついて、引き抜くときにはびくびくと体が跳ねる。

「あ、うう!!、くっ、ひ。っむりぃ」

 連続でイかされた後に突かれるのがよっぽど辛かったのか、グッと腕の力で、起き上がって少しでも俺から逃げようとする。その無力さが、可哀想ででも、そのみじめな姿がどうにも可愛くて、奥まで突き上げるようにユキの中に自分のものをすべて埋める。

「やっああ!!ンあっ」

 耐え切れずに伏せってしまったユキの両肩を掬い上げるようにして持ってがっちりと抑え込む。

「はああっ!あ、かひ、ああっ!!」

 それから、暴れるユキを抑え込んだまま、欲のままにピストンをして、彼の中を虐め倒す。パンっ、パンっと肉のぶつかり合う音がして、一番奥を突き上げるたびにユキの体も中も痙攣して、その反応が心地いい。

「ひやぁ!!ヤダっ、ああっう、せ、ぇじ!!やっ。……っ、っつ!!」

 なかの刺激だけでイってしまったようで、俺の下で震えるユキの髪をどかす。そうすると、さっき見た時より、よっぽど酷く泣いてしまっている彼を見て、自分の中での言い表せないような苛立ちが、すっと立ち消えるのを感じ、ハッとする。

「ぁう、っ。……、は、、……、う」

 前髪の隙間から、涙の粒が付いた重たいまつげが瞳に影を落としていて、小さな口からは吐息と一緒に、微かな声を漏らす。

「……、ン。はぁ、……」

 彼は息をのんで、瞳だけで俺の方を見る。ユキの瞳はよく見ると虹彩の色が薄くて、光の入り具合によってはその瞳は、琥珀のように見えることすらある。とりわけ、涙を浮かべているときは光を多く反射してキラキラと輝きが増して、綺麗なのだ。

 それから、ユキは口を引き結んで、瞳を閉じる。零れ落ちる玉のような涙を指で掬って彼の目じりを撫でる。

 少し怯えるように、ユキは小さく体をびくつかせ、肩をすくめて小さくなる。

「……ユキ」
「……」

 名前を呼んで、扇情的に広がる彼の髪を掬って、小さく口づける。

 もう、限界だろう。ギブアップできるように、優しくして、少し待ってあげる。けれど、彼は子供みたいな不満げな顔をして「……しない」とぽつりという。

「ボク、ぜんぜん、よゆ、う。ある」

 俺がユキが折れるのを待ってあげたのが不満だったのか、そんな強がりを言う。相手が相手だったら、彼は相当ひどい目にあわされそうだな、なんて考えつつ、ユキが可愛くて声を出して笑う。

「、ほんと、だしっ、なんだよ」
「いいや?」

 ……強がるのは良いけど、まだ中に俺のが入ってるって事、忘れちゃったのかな?

「余裕なら、このまま付き合ってもらってもいいかなぁ」

 腰を動かして、ゆっくり抽挿して奥の壁をノックする。

「っ!、う」

 そんな些細な刺激だけで、ユキは目を大きく見開いて、息を吸い込んでこらえるように止める。体は小さく震えて、頬に添えていた俺の手を恋人がするみたいに繋いだ。

「……、ユキ」
「ン、ぅ」
「ユキ、ごめんね。俺が優しくしたい。ギブアップ、してもいい?」

 言いながら彼を裏返して、両手とも指を絡めてつないで、許しを請うように、ユキを見つめた。そうすると、ユキは少し驚いたようにキョトンとして、「ふふっ」と可愛く笑う。

「な、んだ、っ、仕方ないなぁ」

 その笑顔は心底、愛おしい人に向けるような、優しい笑顔で自分のものが熱を持って、さらに固くなってしまう。

「ンっ、なんか、おっきく、なった」
「っ……ユキ、が、可愛すぎるから」
「かわいく、ないっ」

 恥じらって顔を隠そうとするけれど、手は俺に繋がれていて、動かすことは出来ない、そのことに少しだけ不満そうにするけれど、まあいいかというように切り替えて、熱を持った瞳で俺を見上げる。

 ゆっくりと抽挿を再開して、ユキが気持ちよくなれるように前立腺にあてながら、甘い快楽を与えていく。

「ア、っう、んん……せーじ、ああ」

 ゆっくりと動いているのに俺のことを呼ぶ声を聞くだけで、乱暴に突いてる時の何十倍も気持ちがいい、快楽に素直になって俺を求める声は性器を擦るよりずっと興奮する。

 体だけではなく心までお互いにつながってるように感じて、安堵と愉悦でやっぱり、自分にはこうしてお互いに信頼しあったセックスが性に合っているのだと思う。

「、ふ、ゆき。気持ちいい?」
「んあっ、きもち、い。っつ、あ、ぅ」

 微かに上気した頬、上ずった柔らかな声、快感にとろけた瞳。解けきった心で俺のことを許容して、この行為を許してくれるのが何よりうれしくて、胸が張り裂けそうなほど愛おしい。

「はっ……っ、く、うぁ」
「っつ」




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