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しおりを挟む……多分これで、いいはず。ていうか、これ以上やりようがないもんな。
「ん、っつ、は、……」
たまにセージもボクにフェラすることがあるけれど、こんな感じに舐めていたと思うのだ。多分あってると思うので、セージがどんな顔しているかなと、すこし期待して、目線を上げてみる。そうすると、彼は眉間に深く皺を刻み込んで、鋭い眼光でボクの事を見つめていた。
……!……な、なんか、怒ってる。なんで?下手だった?気持ちよくない?
「っ、は、っつ、ン」
できていると思っていただけあって、ショックが大きくどうにか、舐めるだけじゃなくて、咥えた方が良いのだろうと思い、足に力を入れすこし置きがって、あっと口を開く。態勢を移動するのに、お腹に力が入って中が刺激されて気持ちがいい。
無機物のくせに、些細な動きでボクの辛い部分を容赦なく刺激してくるそれに少し苛立つ。後孔にはたっぷりとローションが塗り付けられているせいで、まったく動きに引っかかりがなくて、少し力が加えられただけで中を異物が甘い快楽を生みながら滑って、力が抜けそうになる。目の前が白むほど気持ちよくて、嬌声を漏らしながら、セージのを先っぽから口に含む。
「は、んっ、つ。あ」
大きく口を開けてるのに、舌が邪魔して、三分の一も入りきらない。それに、舐めるのにはあまり抵抗がなかったのに、食べもの以外を口に入れるという行為が、そもそも得意ではなかった。
「っ、ゔ、ぇっ」
えずいてしまい、嗚咽から、体が震えて、気持ちいいのと混ざって、目が回る。きっと酔っているせいもあるだろう。
しかし、こんなことでやめるわけにもいかない。できるだけ舌を使って、口の中に含んだ部分だけでも刺激するようにして、ちゅうっと吸い付いて、小さく上下に動かす。
生理的に出てきそうな嗚咽を我慢すると、パタッと涙が落ちて、セージの服を汚す。そんなボクにセージはどういうつもりなのか、髪をかき上げるようにしてボクの事を撫でで、怒っているような表情で見つめてくる。
「っ、……、ごめん。はぁ」
「ン゛、っ、う……?」
それから、強引に頭を離されて、セージのものが口から抜け、彼のスエットの袖口で、口の周りを拭かれる。
「やっぱりやめて、ユキ。もう無理」
強くそう言われて、失敗してしまったのだと思う。セージは、期待はずれでひどく怒っているのか息遣いが荒くて、目つきが怖い。
……が、がんばったんだけど、なぁ。
「ぅ、……、へた、で、ごめ、っ」
謝罪を口にすると、無意識に涙が出てきて、声が泣き出す寸前の子供みたいに震えていて、ボクの反応にセージは、ハッとしていつものような、優しい彼の声音に戻る。
「あっ、ごめん。違うよ!ユキ」
慌てる彼に、いじけた心が伸ばされた手をふっとよけて、ボクは胸の前で自分の手を握って、視線を落とす。
「ふぉろー、なんて、い、いらない、し」
「あ~、違う。ごめんね。ゆき……こっちおいで、ね、いい子だから」
言いながらセージはボクの手を取る。流石に振り払うのは違う気がして、引かれるまま、彼の膝の上に乗せられて、セージと目線を合わせる。
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