俺の彼女はいつも隣に

作このえ りのん:校正ヴァルキュリア

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受付の美人教員

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「次の人......」

言われた通り伝える。

「B組3番如月拓斗です」

この先生胸大きい!!  ついつい目が行ってしまう。

「B組......3番如月拓斗君......はい。わかりました!」

B組の生徒一覧を出し、マーカーで名前に被せるように線を引く。名前を探してるのをいいことに二つのとても綺麗な丘で構成される大人の渓谷を覗いてしまう。思わず『その大人の渓谷に身を投じてもいいですか?  』と言いそうになり手が動きそうになる。大丈夫だ。そんな事をする必要はない。俺は変態じゃない。大丈夫だ。問題ない。......俺は唾を飲み込み我慢した。考えてる事を顔に出さないように、バレないように......

「そこの玄関に入って右に行くと奥から数えて2番目が君の教室だよ!  これからよろしくね!  」

「っ......はっはい。わかりました。よろしくお願いします」

・・・・・

私は先月大学を卒業して昔から夢だった先生になった。そんな私の初出勤でいきなりの大役を任された。一週間前の新任教員紹介が始まる前の事......

「君、少しいいかい?  」

「はい。なんですか?  」

いきなり呼び止めてなんだろう?

「君にはクラス担任を受け持ってもらおうと思う。よろしくな」

え?  そんな大事な事をさらっと......

「え?  あ、は、はいっ!  が、頑張ります!  」

『では、よろしく』と言いながら行ってしまった。う~ん、どうしよう。いや、嬉しくないわけじゃないよ?  嬉しいよ?  やっぱりいきなり任されるなんて......びっくり......する、よね?  私に出来るかな?  ......よし!  任されたからには頑張ろうか!


それから一週間後の今、クラス分けの受付をしている。ピークを過ぎたみたいで大半の生徒が校舎内に入っていった。大声を出して指示をしていた先生は疲れてたみたいで職員室に帰っていった。その後を任された私の元に1人の女の子が尋ねてきた。走っていた為息を切らしている。背中をさすりながら「大丈夫?  」と大丈夫そうではないが一応聞いてみる。すると、女の子は一息吐き......

「だ、大丈夫です......あの、にぃが、課題を、忘れて......行ったので、届けに来ま......した」

息は整っていないが頑張って言葉を紡ぐ。なるほど。優しいなぁ、妹ちゃん。お兄さんの事大好きみたいね。

「そう......ありがとうね」

お兄さんの名前を聞こうとしたら課題をまとめたクリアファイルを渡されそこには、如月拓斗と書いてある。如月くんは私のクラスの子だったはず。

「分かったよ!  渡しておくね!  学校大丈夫?  妹ちゃんの中学は逆方向なんじゃ?  」

走って来た方向と制服を見て学校が真逆な事が分かった。

「そうなんですよ。朝から走らされて遅刻してなんで私が。私のせいじゃないのに......」

怒るよね~私が妹ちゃんの立場なら怒ってるもの......と思いながらもボソボソと言いながら怒っている妹ちゃんを一応「まぁまぁ」となだめておく。

「じゃあ、にぃに『家に帰ったら期待しといてね♪』って伝えてください♪」

怒っているが比較的笑顔で、どちらかと言えば期待しているのは妹のようにも見えた。返事をする前にペコっと頭を下げお辞儀をし、また走って行ってしまった。あぁ如月君......これは先生、自業自得って言うものだと思うよ?

......っと、時間になったので教室に向かいましょうか。

・・・・・
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