転生勇者、通販も使って無双する

なぎさセツナ

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ギルドマスター、ナン・レズビア

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ギルドに連行されると、ギルマスの部屋に連れて行かれる。

(ギルドマスター:女)
洗いざらい吐いてもらおうか。

(菊池 凪沙)
おっ、おええぇぇぇっ!!!

(ギルドマスター:女)
なんでだよ!その吐くじゃねぇ~よ!!


凪沙はおもむろに、パンツと下着を脱ぎ、履き直した。

(ギルドマスター:女)
その履くでもねぇ~!!ってか、それは履き直しだ!!

(菊池 凪沙)
ボクはやってない!無実だ!弁護士呼んでくれ!

(ギルドマスター:女)
嘘つけ!って弁護士ってなんだよ!!

(菊池 凪沙)
魔道士の友達の剣士の知り合い?

(ギルドマスター:女)
ねぇ~よ!そんな職業!ってか、なんで疑問形なんだよ!!

(菊池 凪沙)
分かった。

(ギルドマスター:女)
やっと素直に吐く気になったか(ため息)

(菊池 凪沙)
"カツ丼"だしてくれ。

(ギルドマスター:女)
なんでだよ!ってか、"カツ丼"ってなんだよ!!

(菊池 凪沙)
"カツ丼"知らない?"牛丼"の知り合いの"親子丼"のライバルだよ?

(ギルドマスター:女)
知らねぇ~よ!ってか、"牛丼"も"親子丼"も知らねぇ~よ!

(菊池 凪沙)
あゝ、卵使うから?卵高いよね。

(ギルドマスター:女)
卵使うんかよ!たしかに卵は高けぇ~よ!

(菊池 凪沙)
はい、これでも飲んで落ち着いて。

(ギルドマスター:女)
何だこれ?

(菊池 凪沙)
致死性の毒、20日間苦しんで、最後は身体中から血が吹き出して死ぬやつ。

(ギルドマスター:女)
飲めるか!ってか、なんでそんな怖ぇ~もん持ってんだよ!

(菊池 凪沙)
証拠隠滅?

(ギルドマスター:女)
なんでだよ!また疑問形かよ!

(菊池 凪沙)
単なるボクのおしっこと子種汁のカクテルです。

(ギルドマスター:女)
びっくりしたなぁ、脅かすなよ。…………はぁ?

(菊池 凪沙)
美味しいのに……


そう言うと、凪沙は飲み干した。

(ギルドマスター:女)
お前、そんなモン、よく飲めるな……

(菊池 凪沙)
自分のだもん♡(照)

(ギルドマスター:女)
飲めるかよ!って、なんで照れるんだよ!!

(菊池 凪沙)
変態だから?

(ギルドマスター:女)
自分で言うかよ!って、また疑問形かよ?

(菊池 凪沙)
だって、分かんないもん。

(ギルドマスター:女)
お前、立派な変態だよ(ため息)

(菊池 凪沙)
そうなんだ!(驚)

(ギルドマスター:女)
なんで気づかないんだよ!ってか、今更驚くんかよ(ため息)

(菊池 凪沙)
ありがとう、じゃあ、お疲れ様でした。

(ギルドマスター:女)
もっと早く気づけ、お疲れ………………違ぁ~う!ちょっと待て!
ドラゴン討伐の件だ。

(菊池 凪沙)
凄いよね。

(ギルドマスター:女)
お前がな。

(菊池 凪沙)
えぇぇぇっ!!!(驚)

(ギルドマスター:女)
なんで驚くんだよ!

(菊池 凪沙)
だって凄いやん。

(ギルドマスター:女)
ま、まぁな、しかし自分で言うか?

(菊池 凪沙)
ドラゴン倒せるなんて神だよ!崇め奉って足舐めなきゃ!

(ギルドマスター:女)
いや、そこまで言ってねぇ~ってか、なんで足舐めるんだよ!

(菊池 凪沙)
なんだ、討伐できたんた。

(ギルドマスター:女)
いや、そういう訳では……

(菊池 凪沙)
なら、ホレホレ。

(ギルドマスター:女)
うぐぐ……

(菊池 凪沙)
って言われたら、舐めてあけてね。

(ギルドマスター:女)
お前のじゃないんかよ!ややこしいわ!

(菊池 凪沙)
って事で……

(ギルドマスター:女)
帰らせねぇ~よ!

(菊池 凪沙)
嫌ぁ~!!私の身体が目当てなの♡(照)

(ギルドマスター:女)
なんでだよ!って、照れてんじゃねぇ~!たしかにお前が目当てだよ!!

(菊池 凪沙)
穢される(涙目)

(ギルドマスター:女)
お前、昨日、激しかったそうじゃねぇ~か、今更だ(ため息)

(菊池 凪沙)
凄く良かった♡(照)

(ギルドマスター:女)
聞いてねぇ~!!って、なんで照れる!

(菊池 凪沙)
変態淫乱だから(照)

(ギルドマスター:女)
自分で言うのかよ?ってか自覚あるんかよ!って照れるな!

(菊池 凪沙)
えぇぇぇっ!!!(驚)

(ギルドマスター:女)
驚くな!

(菊池 凪沙)
だって……言われたもん(照)

(ギルドマスター:女)
言われてたんかよ!だから照れるな!

(菊池 凪沙)
おしっこまでしか飲めないよ?

(ギルドマスター:女)
充分だよ(ため息)

(菊池 凪沙)
美味しいのに?

(ギルドマスター:女)
なんでだよ!頭おかしいだろ!

(菊池 凪沙)
頭ぶっ飛んで、乱れまくってるからね。

(ギルドマスター:女)
分かってんならやめろ(ため息)

(菊池 凪沙)
刺激が足りない(照)

(ギルドマスター:女)
救われねぇ~ほど変態だな、って照れるな(ため息)

(菊池 凪沙)
って事で……

(ギルドマスター:女)
帰らせねぇ~よ。

(菊池 凪沙)
やっぱり私の身体が目当てなのね(涙目)

(ギルドマスター:女)
ある意味そうだ。

(菊池 凪沙)
穢される(半泣)

(ギルドマスター:女)
話が進まねぇ~よ!!

(菊池 凪沙)
なんで?

(ギルドマスター:女)
お前のせいだよ!

(菊池 凪沙)
なんで?

(ギルドマスター:女)
それ聞くか(ため息)

(菊池 凪沙)
カツ丼が出ないから?でも、中華丼の方が良い。

(ギルドマスター:女)
出ねぇ~よ!って、中華丼も知らねぇ~わ!

(菊池 凪沙)
あんなに有名な"異世界料理"なのに?

(ギルドマスター:女)
"異世界料理"ってなんだ?

(菊池 凪沙)
異世界の料理だよ。

(ギルドマスター:女)
だろうな!聞いたオレがバカだったわ(ため息)

(菊池 凪沙)
じゃあ抱いて(照)

(ギルドマスター:女)
なんでだよ!って照れるな!

(菊池 凪沙)
私の身体が目当てなくせに(涙目)

(ギルドマスター:女)
誤解される言い方するんじゃねぇ~!!

(菊池 凪沙)
でも、名前知らないもん。
知らない人に身体許しちゃいけないって、お母さんが……

(ギルドマスター:女)
昨日、お前を輪姦したヤツら、全員知らねぇ~ヤツだろ(ため息)

(菊池 凪沙)
えっ?ジョンとマイクとジルと……

(ギルドマスター:女)
お前、適当に言ってるだろ(ため息)

(菊池 凪沙)
だって知らないもん。
って、聞いたかもしれないけど記憶が……

(ギルドマスター:女)
記憶ぶっ飛ぶほど姦ってんじゃねぇ~!

(菊池 凪沙)
刺激的なのに?

(ギルドマスター:女)
お前、いつか姦り殺されるぞ(ため息)

(菊池 凪沙)
姦り殺される!(悦目)

(ギルドマスター:女)
期待してんじゃねぇ~!変態!!

(菊池 凪沙)
で、アンタ誰?

(ギルドマスター:女)
オレか?オレはこの街、ナンでギルマスしているギルドマスター、ナン・レズビアだ。

(菊池 凪沙)
パン・レズビアン?

(ギルド街ナン ギルドマスター ナン・レズビア:女)
誰がレズビアンだ、女には興味ねぇ~!

(菊池 凪沙)
えぇぇぇっ!!!(半泣)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
なんで泣くんだよ、お前、"ふたなり"?両方の性器があるって聞いたぞ?
そんなモン、本の中でしか知らねぇ~ぞ。

(菊池 凪沙)
本、読むんだ!(驚)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
本ぐらい読むわ!どこに驚いてんだよ!

(菊池 凪沙)
で、ジョン・ラズベリーさん……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ナン・レズビアな。

(菊池 凪沙)
そうそう、キャサリン・ランドルフさん。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ナン・レズビアだ!どうやったらそんな間違いできるんだよ!

(菊池 凪沙)
ですよねぇ~、ドルベリアンブルク・ハンナヘルンケルンズさん。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
人の話、聞けよ!

(菊池 凪沙)
ですよねぇ~、ナン・レズビアさん。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ナン・……いや、あってるわ。

(菊池 凪沙)
で、何?(イラッ)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
なんでイラつくんだよ!

(菊池 凪沙)
話が進まないから。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
お前のせいでな(ため息)

(菊池 凪沙)
えっ?!(驚)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
そこ、驚くか(ため息)

(菊池 凪沙)
という事で……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
帰らせねぇ~よ!

(菊池 凪沙)
やっぱり私の身体が……(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
目当てだよ!泣くなよ!勘違いされるだろ!

(菊池 凪沙)
じゃあ、中華丼……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
出ねぇ~よ!ってか、知らねぇ~よ!

(菊池 凪沙)
なら、ボア肉のステーキ、ソーセージ、スープ、パンで良い。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
分かったよ、ちょっと待ってろ(ため息)


ギルマスは食堂に行き、料理を持って来させる。

(菊池 凪沙)
いっただっきまぁ~す♡


全て平らげた凪沙。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
そろそろ吐いてもらおうか。

(菊池 凪沙)
うっ!おっ……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
それじゃねぇ~!って、今吐くな!マジで出るだろ!!

(菊池 凪沙)
うっ、苦酸っぱい(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
そんな簡単に吐けねぇ~よ!って、指突っ込もうとすんな!!

(菊池 凪沙)
だって、吐けって……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
違ぇ~!!吐かなくて良い!

(菊池 凪沙)
分かった。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
で……

(菊池 凪沙)
・・・。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
だから、吐けって!

(菊池 凪沙)
おっ……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
違ぇ~って言ってんだろ!
話、進まねぇ~よ!(涙目)

(菊池 凪沙)
そんな泣かなくても……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
いや、泣くよ!泣きたいよ!

(菊池 凪沙)
泣きたい時は、無理せず泣けばいい、ケツぐらい貸すよ。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
カッコよく言ってんじゃねぇ~!ってか、貸すなら胸だろ!

(菊池 凪沙)
・・・えっち(照)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
なんでだよ!照れてんじゃねぇ~!!
って、話、させろよ!(涙目)

(菊池 凪沙)
はい、なんでしょう、ケルビ……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ナン・レズビアな。
でだ、ドラゴン、一人で討伐したの、お前だろ。
さっき、解体から報告きたけど討伐傷が無ぇ~、しかし、頭ん中だけ焼かれてたとな。

(菊池 凪沙)
そうなん!(驚)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
なんで驚くんだよ!お前だろ!!

(菊池 凪沙)
知らない人……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
嘘つけ!

(菊池 凪沙)
だって、いきなり空が輝いて、羽根の付いた女の人が現れて、ドラゴン倒したんだもん。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
そうかぁ……そうなんだ……って言う訳ねぇ~だろ!空なんて光らなかったわ!

(菊池 凪沙)
おかしいなぁ、昨日、頭の中がパチパチ光って、凄っごく気持ち良かったのに……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
姦りすぎだ、お前、いつか死ぬわ(ため息)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
で、本題に入ろうか。

(菊池 凪沙)
本代って、いくらです。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
その"本代"じゃねぇ~わ!
いい加減、吐……いや、喋れや(ため息)

(菊池 凪沙)
うーん、今日は良い天気ですねぇ~……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
そうだなぁ……って違うわ!
ドラゴン討伐だ、ドラゴン討伐!

(菊池 凪沙)
空が……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
光ってねぇ~!

(菊池 凪沙)
よく晴れてた。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
そうだな!

(菊池 凪沙)
じゃあ、聞くけど、討伐傷無しで、頭の中だけ焼いて倒す事なんてできると思う?

(ギルドマスター ナン・レズビア)
いや、それを言われると……

(菊池 凪沙)
何か人外の力が働いたとしか……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ま、まぁ、たしかに……

(菊池 凪沙)
という事で……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
なら、どうしてお前がドラゴンを運んで来た?
横取りは重罪だぞ。

(菊池 凪沙)
お告げが……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
無いわな。

(菊池 凪沙)
ご神託が……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
それも無い。

(菊池 凪沙)
お母ちゃぁ~ん(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
誰が"お母ちゃん"だ!
ネタは上がってんだ!

(菊池 凪沙)
えっ?揚げ物あるの?

(ギルドマスター ナン・レズビア)
その"揚げ物"じゃねぇ~!!
クッソ!何が何でも吐……喋らねぇ~気だな。

(菊池 凪沙)
嫌ぁ~ん、酷い事するの?性的拷問とか(照)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
変態!お前、頭湧いてるだろ(ため息)

(菊池 凪沙)
喋ったら、軟禁されるもん(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
しねぇ~よ!

(菊池 凪沙)
じゃあ、監禁?(輝く目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
お前、ホント変態だな……(ため息)
何もしねぇ~よ。

(菊池 凪沙)
なんだぁ(ため息)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
この変態(ため息)
で、喋る気になったか?

(菊池 凪沙)
カツ丼……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
出さねぇ~よ!ってか、知らねぇ~よ!

(菊池 凪沙)
ボア肉の……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
今、食ったろ。

(菊池 凪沙)
はいはい、ボクが討伐しました。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
どうやって?

(菊池 凪沙)
"アースバインド"で拘束して"アースアロー"に"ライトニングミニ"を纏わせて撃ち込みました。
眉間に穴がありますよ。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ちょっと待ってろ。


確認される為に職員を走らせる。
その隙にギルドを出ようとする凪沙。
ガシッと肩を掴まれる。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
ど・こ・に・行・く・ん・だ?

(菊池 凪沙)
トイレ(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
トイレはそっちじゃねぇ~ぞ。

(菊池 凪沙)
友達の家……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
昨日、来たばっかりだよな。

(菊池 凪沙)
幼馴染のステファン・ヨハンソンの……

(ギルドマスター ナン・レズビア)
なんだ、アイツか。

(菊池 凪沙)
そうそう。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
4日前に生まれたばっかりだ。

(菊池 凪沙)
あうっ……(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
黙ってて欲しかったら、ちょっと来な。

(菊池 凪沙)
別に良いもん!街出るから!

(ギルドマスター ナン・レズビア)
いや、それはちょっと待て。

(菊池 凪沙)
面倒事、嫌だもん。
巻き込まれたくない。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
充分巻き込まれてるよ!
ってか、自分から面倒事に飛び込んだんだろ。

(菊池 凪沙)
討伐せずに、見捨てりゃ良かった(涙目)

(ギルドマスター ナン・レズビア)
いや、それは困る。
討伐してくれた事は感謝してる。
そうだ、ドラゴンは居なくなった、居なくなったんだよ、それでいこう。

(菊池 凪沙)
部位は?

(ギルドマスター ナン・レズビア)
うっ……そ、そうだ!通りすがりの高ランク冒険者が討伐した。
すぐ街を出て行ったから、行き先は不明。
これならどうだ?

(菊池 凪沙)
うーん……分かった。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
じゃあ、しばらく街に滞在してくれ。
すぐ出て行ったら、バレるぞ。

(菊池 凪沙)
そっか……そうする。

(ギルドマスター ナン・レズビア)
その間、金は要らねぇ~。
全額ギルド持ちだ。
素性を隠す為にギルドで寝泊まりしろ、部屋は用意する。

(菊池 凪沙)
分かった、そうする。


ギルド街ナンにしばらく滞在する事が決まった凪沙だった。


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