宝くじが当たったけど、異世界にも転移した

なぎさセツナ

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娯楽の投入と異世界料理

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帰ろうとしていると……

(アンネ・クラウド:娘)
セツナ、時間ある?

(佐々城 雪夜)
ない!

(アンネ・クラウド)
即答!

(雪夜)
だって、貞操の危機を感じるから(涙目)

(アンネ・クラウド)
なんでよ!
ってか、今日、街中案内してあげるから付き合いなさい。

(雪夜)
うわっ、凄っげぇ~上から目線!

(アンネ・クラウド)
お嬢様なんだから良いじゃない。

(雪夜)
わぉ!自分から言ったよ!

(アンネ・クラウド)
良いから付き合いなさいよ!

(雪夜)
はいはい、分かりました、お嬢様。


アンネに案内されると、やはり娯楽が少ない事が分かった。
これなら一儲け出来るかと思ったが、元手が高かった。

(雪夜)
うーん、娯楽が少ないよねぇ~。

(アンネ・クラウド)
なんかあるの?

(雪夜)
あるけど高いんだよねぇ……
庶民にも売れたら儲かるんだけど。
こっちで作ってもらって、売り上げか利益の何割かもらおうかな?
簡単に作れるし。
そしたら広まると思う。

(アンネ・クラウド)
どんなの?

(雪夜)
帰ってやってみよう。


そう言うと、雪夜とアンネは屋敷に戻った。

(雪夜)
まずはこれ。


雪夜は"リバーシ"を出した。

(アンネ・クラウド)
どうやるの?

(雪夜)
これはね。


雪夜は一戦やってみる。

(アンネ・クラウド)
何これ面白い!
絶対流行るよ!

(雪夜)
これ、高いから貴族向けかな。
これなら作れるでしょ。
こっちの職人に安く作ってもらって、庶民にも広げたい。
それと、貴族達のオーダーメイドにも対応して欲しいから。

(アンネ・クラウド)
良いわ。
ウチのお抱え商人に提案する。

(雪夜)
あとこれ。


そう言うと、"ペタンク"を紹介した。

(雪夜)
部屋の中でも外でも出来る。
外だとよからぬ方向に跳ねたりして面白いかも。


実際やってみた。

(アンネ・クラウド)
これ良い!
ドレスでも出来るから、お茶会とかにもピッタリ!
個人でも団体でも出来るのね!

(雪夜)
こんな球体は作れる?
ワザと形を変える手もあるけど。


そう言って、ラグビーボールを出す雪夜。

(アンネ・クラウド)
わぁ~っ!どこに跳ねるか予想がつかない!
これでも面白いわ!

(雪夜)
球体なら何でも良いよ、楽しめるだろうし。
その代わり、不公平にならないように条件は揃えないとね。
いや、それも良いか。
バラバラの条件でやるのも面白いかもね。

(アンネ・クラウド)
そうねぇ、それも面白いかも。

(雪夜)
その代わり、イカサマは禁止ね。
一気につまらなくなるよ。

(アンネ・クラウド)
それはどれも同じね。

(雪夜)
値段は商人に任せるよ。
"異世界産"も取り扱うけと、それは高いって言っておいてね。

(アンネ・クラウド)
分かった。

(雪夜)
とりあえず、第一弾はこれでいくか。

(アンネ・クラウド)
まだあるの?

(雪夜)
あるよ。
でも一気に出したら儲からないでしょ。
商人と相談して投入するよ。

(アンネ・クラウド)
教えなさいよ!

(雪夜)
お楽しみに。
商人の都合も考えないと。
儲けが吹っ飛ぶようなバカはできないでしょ。
その代わり、真っ先に教えてあげるから。
これもあげるし。

(アンネ・クラウド)
ほんと!やったぁ~!!

(雪夜)
チョロっ

(アンネ・クラウド)
なんか言った?

(雪夜)
いや何も。


という事で、"リバーシ"と"ペタンク"の投入を試みる。
商人に相談したアンネ。
これは売れると食いついた。

(御用達商人:男)
これは売れます!
是非ウチで!

(アンネ・クラウド)
良いわ、で……

(御用達商人)
分かっています。
クラウド家には利益の半分をお納めします。

(アンネ・クラウド)
ええ、分かったわ。


話はついた、後は雪夜の取り分だ。

(アンネ・クラウド)
クラウド家は利益の半分をもらう事になったわ。

(雪夜)
なら、そのクラウド家の取り分の10割をもらうよ(笑)

(アンネ・クラウド)
おい!

(雪夜)
まぁ、宣伝してもらうんだ、どうしようか……

(アンネ・クラウド)
じゃあ、お父様と相談するね。


という事で、ケインと相談する事になった。

(ケイン・クラウド:父親)
我が家が取り分をもらっても良いのですか?

(雪夜)
宣伝してもらうんです、ちゃんと取り分は取ってください。

(ケイン・クラウド)
なら、我が家の取り分の8割を取ってください。

(雪夜)
いや、それはもらい過ぎですよ。
社交界などで宣伝してもらうんです。
なら、せめて折半にしましょう。

(アンナ・クラウド:母親)
そんなにもらって良いのですか?

(雪夜)
はい、ボクは宣伝できません。
それをやってもらうんですから、それでお願いします。

(ケイン・クラウド)
分かった。
しっかり売り込んで、後悔はさせないよ。

(雪夜)
ありがとうございます。

(アンネ・クラウド)
私、もらったの!

(雪夜)
いや、それ、クラウド家の。

(アンネ・クラウド)
えぇぇぇっ!!!

(雪夜)
自分のは買ってね(微笑み)

(アンネ・クラウド)
むうぅぅぅっ……

(雪夜)
あげるよ、お茶会で宣伝してね。

(アンネ・クラウド)
やったああぁぁぁっ!もちろんよ!
お父様達より売ってみせるわ!

(雪夜)
まぁ、あまり無茶はしないように(笑)

(アンナ・クラウド)
セツナさん、娘に甘すぎます!

(雪夜)
まぁまぁ。

(ケイン・クラウド)
ウチの料理長にも異世界産の貴重な調味料を大量にくれたではないか。

(アンナ・クラウド)
アレは美味しかったわぁ~♡

(雪夜)
まぁ、試食ですよ。
何事も試してみないと分かりませんから。

(ケイン・クラウド)
しかしだな、他では1つ金貨1枚のを、我が家には5つで金貨1枚など……

(雪夜)
宣伝料ですよ。
贔屓にしてください。

(ケイン・クラウド)
わ、分かった。
これからもよろしく頼む。

(雪夜)
こちらこそ。


その後、乾麺も紹介した。
賞味期限はこちらで説明し、保存の長さに驚いていた。
早速試食とつくり、パスタソースやゆかりパスタを披露した。

(料理長:女)
こ、これは気づかなかった。
あの"ふりかけ"がこんなにパスタに合うとは!
この"パスタソース"も絶品だ、それがこんなに簡単に出来るなんて!
しかも見た事ない具材も入っている!
これも金貨1枚か?

(雪夜)
こちらでもよく似たメニューが出来ると思うので、もっと安くしようかと。

(料理長)
いや、この手軽さでこの味。
しかも見た事ない具材も入っている、充分金貨1枚の価値はあるかと。
倍は取っても良いと思いますよ。

(雪夜)
うーん、数売りたいので金貨1枚で売ります。
その方が儲かりそうです。
で、クラウド家には前と同じで。
試食用は置いておきますね。

(料理長)
毎回、そんなに良いのか?

(雪夜)
宣伝料ですよ。

(料理長)
ならしっかり売り込まないとな。


税抜き150円~200円前後のが換算100万円で売れるんだ。
しかも金のインゴットにして換金しても約60万円、利益としては充分だ。
料理長の売り込みもあって、料理人の間では話題になっている。
しかも金貨1枚で買える。
お貴族にとっては安い買い物だ。
お抱え料理人から"新メニュー"として食卓に並ぶ。
その味は社交界でも広まった。
貴族達はクラウド家、料理人は料理長に売ってくれと殺到する。
雪夜はそれに応じてクラウド家に売る。
5個金貨1枚とはいえ、1000円前後の仕入れが60万円になるんだ、ぼろ儲けである。
クラウド家は差益でかなり儲けが出た。
同じように5個売れば金貨4枚の儲けだしな。
雪夜は仕入れ量に限界がある為、売り切れが続く。
そうなると、予約はできないかとなる。
雪夜も丼の元やカレーなど、種類を増やし買い回るだけでなくイマゾン、イクテン、イフーも駆使して仕入れる。
ネットはあまりやると転売を警戒される為、そこは注意しながらポチり回った。
しかし凄い量だ、それだけ人気は凄かった。
向こうでは珍しいと思われる肉、"タン"や"ホルモン"もポチッた。
露骨に説明するとアレかもと思い、"異世界の肉"と言って売る事にした。
詳しい事はクラウド家だけに教え、雪夜が試食してみせた。
料理長も最初はどん引きしていたが、試食してみて美味しさを知り、早速振る舞った。
もちろん雪夜が説明してから。
やはり同じ反応だが、"異世界の肉"という事で食べてもらった。

(ケイン・クラウド)
うっ、美味い!こんなに美味いのか!

(アンナ・クラウド)
このプルプルが堪りませんわ。

(雪夜)
そのプルプルは、"コラーゲン"と言って、肌や美容に良いんです。
ただし、食べ過ぎはダメですけどね。

(アンネ・クラウド)
び、美容に良い!


やはり女性、美容には食いつきが違う。
タレも異世界産を買ってあった為、披露した。

(ケイン・クラウド)
しかし、このソースは肉に合うな。

(雪夜)
今のは"甘口"です、"中辛"も"辛口"もあります。

 
とりあえず"黄金の●"を出してみた。
ステーキソースも出して。
色々試して……

(アンネ・クラウド)
私、甘口が良い。

(アンナ・クラウド)
私は中辛、いえ、甘口も捨てがたいわ。

(ケイン・クラウド)
私は辛口かな、ワインに合う。

(料理長)
ステーキソースも味わってください。
手頃にこの味は凄いです。
それと保存が効くんですよ。


ステーキを試食するクラウド家一行。

(ケイン・クラウド)
ん、これが手頃とは凄いな。
保存が効くのも凄い。

(雪夜)
しかし、料理長が作るソースの方が凄いですよ。

(料理長)
あれは手間暇かかっているからな。
しかし、これは瓶を開けるだけじゃないか。
それでこの味が楽しめるのは凄いぞ。
味わった事の無い味だ、しかも美味い。

(雪夜)
しかし、これは売れませんよね、流石に。

(料理長)
いや、大丈夫だと思うがなぁ……
調味料としての味は良い。
ソースのベースとしても使えるから。

(雪夜)
なら安くします。

(料理長)
そうだなぁ……
しかし、ベースとしては手が込んでいる、銀貨50枚と言ったところか。

(雪夜)
そんなに?!

(料理長)
あゝ、充分いける、安いぐらいだ。

(雪夜)
なら、それでいきます。

(料理長)
売り込みは任せろ。

(雪夜)
調味料だから、1本ずつが良いですよね。

(料理長)
そうだな、銀貨30枚で良いか。

(雪夜)
はい、それでお願いします。

(アンナ・クラウド)
銀貨50枚ですよ。

(雪夜)
いや、それでは……

(アンナ・クラウド)
セツナさんのおかげでクラウド家がどれだけ儲かってると思うの、それぐらいするわ。

(雪夜)
うーん、なら、銀貨40枚で。
料理長も広める為に、自腹で宣伝してますもんね。

(料理長)
えっ?いや、あはは、知られてましたか。

(雪夜)
料理人同士なら試食させるのには自腹でしょ?

(料理長)
たしかに、まずは自腹で売り込みになりますからね。

(雪夜)
手数料、取ってください。

(料理長)
ありがとうございます。

 
雪夜はとりあえず宣伝用に1本ずつ置いておいた。


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