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クラウド家パーティー準備
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雪夜は戻ってきた。
日時指定の荷物を受け取らないといけないからだ。
時間をずらすのは面倒だし、配達員も大変だからまとめている為、大量の荷物が届く。
(配達員:男)
いつもありがとうございます。
(佐々城 雪夜)
こちらこそありがとうございます。
配達員とも顔見知りになった(笑)
(雪夜)
業務用スーパーを攻めたいが、パッケージがいるからなぁ……
そう言いながら、業務用スーパーも覗いてみた。
(雪夜)
やっぱり簡易包装だな。
量が多いから屋敷とかには喜ばれそうなんだが……
こっちでも食べるので買ってみるか。
"ストレージ"が機能するんだ、賞味期限は気にしなくて良いからな。
作り置きもできる。
パーティーの依頼で使おう。
荷物を全て受け取ったので、少し買いに回り、様子を見にクラウド邸に行ってみる。
(雪夜)
アぁ~ン~ネ……
ドンガラガッシャぁ~ン!
何かが落ちる音がした。
(アンネ・クラウド:娘)
あ、アンタねぇ~、言うなら最後まで言いなさいよ!
(雪夜)
何を?
(アンネ・クラウド)
いや、だから、いつもそういう呼びかけしたら、なんか言うでしょ!
(雪夜)
そうだっけ?
(アンネ・クラウド)
そうよ!(涙目)
(雪夜)
で?
(アンネ・クラウド)
で??
(雪夜)
??
(アンネ・クラウド)
あっ、そうだった!
週末、パーティーがあるの。
(雪夜)
頑張れ(微笑み)
(アンネ・クラウド)
いやだから、なんか出しなさいよ!
(雪夜)
なんか?
ちん●でも出すか?
(アンネ・クラウド)
捕まるわよ!
ってか、そんなのどうするのよ!
(雪夜)
まぁ、舐める?
(アンネ・クラウド)
嫌よ!
ってか、レディーの前でよく言えるわね!
(雪夜)
レディーって?
(アンネ・クラウド)
目の前に居るでしょ!
(雪夜)
どこ?(真顔)
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃっ!!
その顔ムカつくうぅぅぅっ!!
(雪夜)
なんか希望ある?
予算とか。
パーティーなら大人数に対応できるメニューが良いよね。
(アンネ・クラウド)
そうねぇ……ただ種類が欲しいわ。
それと予算は……えーっと……
(雪夜)
予算が分からないと用意できないよ?
(アンネ・クラウド)
でも、ちょっとはまけなさいよ。
(雪夜)
分かった、割り増し料金で。
(アンネ・クラウド)
なんでよ!!
(雪夜)
なら、足舐める?
(アンネ・クラウド)
舐めないわよ!
(雪夜)
時短で出来て、大量に作れるもの、か……
(アンネ・クラウド)
そうねぇ、料理は足りなくなったら家名に傷がつくわ。
もしもの時の為にそういうメニューがあれば助かるわ。
(雪夜)
どんなメニューを考えてるん?
例えば"異世界の料理"を中心に、とか、"異世界の料理"はサブ的な立ち位置で、とか。
(アンネ・クラウド)
できれば"異世界の料理"をメインにしたいわ。
(雪夜)
高くつくよ?
(アンネ・クラウド)
だから、少しはまけなさいって言ってるでしょ。
(雪夜)
なら、とりあえず前金でアンネの小遣い1年分と貯蓄を全部。
(アンネ・クラウド)
なんでよ!
(雪夜)
アンネだから!(キッパリ)
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃっ!!
(雪夜)
"異世界の料理"をあまり安く出したら、貴族達が殺到するぞ?
ある程度の価格維持は必要だろ。
それに安い料理を出したって言われるぞ?
(アンネ・クラウド)
むううぅぅぅっ……
それもそうねぇ……
(雪夜)
特別価格でやっても良いけど、バレたらそれこそ家の恥だよ?
(アンネ・クラウド)
うーん、それもそうねぇ……
"クラウド家が安い料理で誤魔化した"なんて言われたら、恥もいいとこだわ。
(雪夜)
まぁ、"クラウド家価格"でやるけど、"アンネ価格"も貰わないと。
(アンネ・クラウド)
な、何よ、吹っかける気でしょ。
(雪夜)
なんで分かった(驚)
(アンネ・クラウド)
分かるわ!ってか、なんで驚くのよ!
(雪夜)
アンネだから。
(アンネ・クラウド)
アンタ、私を何だと思ってるの!
(雪夜)
チョロい金づる。
(アンネ・クラウド)
んっきいぃぃぃっ!!
(雪夜)
そんなにムキになったら、面白い顔が更に面白くなるよ?
(アンネ・クラウド)
お、面白い顔って何よ!
(雪夜)
それは横に置いといて……
(アンネ・クラウド)
置いとくんじゃねぇえぇぇぇっ!!!
(雪夜)
予算、相談しといてよ、来週来るから。
(アンネ・クラウド)
パーティー、終わってるわよ!
(雪夜)
でも、早くしないと間に合わないよ?
仕入れもあるし。
(アンネ・クラウド)
そ、そうねぇ……お父様に聞いてくる!
そう言うと屋敷の中に走って行ったアンネ。
(グラン 執事)
申し訳ございません、セツナ様。
雪夜は応接室に通された。
(ケイン・クラウド:父親)
セツナ殿、"異世界の料理"を用意してくれるのか!
(雪夜)
はい、予算はいくらぐらいですか?
(ケイン・クラウド)
金に糸目は付けん、伯爵家としての立場がある。
(雪夜)
では、今から用意できる物をかき集めます。
(ケイン・クラウド)
よろしく頼む。
そうして雪夜は戻って仕入れに奔走する。
(雪夜)
今からだと取り寄せの物は間に合わない。
デパートに行くか。
と言ってもイクンと天丸しかないぞ……高国屋はあの規模なら期待できない……
という事で、イクンと天丸のデパ地下に行った。
もちろん、ハロールの簡単クッキングはマストだろうと一応用意した。
業務用スーパーにも行き、唐揚げ、フライドポテトも用意した。
ファーストフードはミクドナルドも数店回り、ハンバーガーも用意した。
カリフォルニアチキンは数が用意できるので、それも回る。
(雪夜)
えーっと、後、珍しいというと……寿司か!
テイクアウトを注文しよう。
スシハイなら何店舗かある、回れば30人前ぐらいは用意できる。
刺身も買っとくか。
麺類は要相談だな、冷凍うどんを買っておこう。
保存魔法を付与した容器なら伸びないか……
となると、そうめん、蕎麦もいけるな、パスタは外せない。
魚はどうする?
鮭や鯖、ししゃも、後、なんだ?
まぁ、その辺にしとこう。
肉はステーキと焼き肉用、豚も鶏も用意するか、ソーセージも種類がある方が良いな。
ハムもいこう、生ハムも買い込むか。
後は甘味とフルーツ、これはデパ地下だ。
あまり大量に買うと目立つが、パーティーがあると説明して、かなり買い込んだ。
もちろんチョコやスナック菓子も買っておいた。
大量の食料を持ってクラウド邸に行く。
(雪夜)
まいどぉ~!
ガンガラガッシャぁ~ン!
何かが落ちたみたいだ。
(アンネ・クラウド)
あ、アンタ……
(雪夜)
ん?
(アンネ・クラウド)
まぁ良いわ。
(雪夜)
とりあえず持ってきた、確認して。
(アンネ・クラウド)
ではキッチンに行きましょう、お父様も呼んでくるわ。
(雪夜)
分かった。
雪夜はグランの案内でキッチンへ行く。
(雪夜)
まいどぉ~!
(料理長:女)
おお、来てくれたか!
(雪夜)
色々用意したから、選んでください。
(料理長)
あいよ、任せろ。
そう言うと、雪夜は片っ端から出していった。
(料理長)
これは?
(雪夜)
寿司って言って生魚が米の上に乗っているんです、こちらは刺身、生魚のみです。
この"醤油"とお好みで"わさび"を付けて食べるんです。
(料理長)
どれどれ……
うっ、美味い!しかも珍しい!
生魚なんて食べた事無いが、これは話題性が抜群だ。
(雪夜)
あとこれが唐揚げで、こっちはフライドポテトです、これは骨付きフライドチキン。
タレ焼きもできるように専用タレも用意しました。
こっちが焼き鳥用、こっちは生姜焼き用です。
唐揚げやフライドチキン、フライドポテト用に、"ケチャップ"や"タルタルソース"もあります。
(料理長)
これも珍しい!しかも良い味だ、使えるぞ!
このフライドチキンは出来上がりだな。
後の二つは油で揚げるんだな。
(雪夜)
そうです。
もう揚げるだけになってますから、追加のメニューに対応できるかと。
(料理長)
そうだな。
これなら手間が省ける、足りなくなった時には最適だ。
(雪夜)
お菓子や甘味、フルーツも用意しました。
使えますか?
(料理長)
あゝ、こっちにもあるが、"異世界産"を前面に押し出すので助かる。
見た事ないフルーツもあるしな、しかも美味い。
味なら勝てる、充分通用する。
生から焼ける魚もポイントが高い。
しかも海物だろ、これは良いぞ!
そこで、寿司の"炙り"も披露した。
(料理長)
炙るのか、これも美味いし話題性が抜群だな。
それと、この簡単クッキングな、これもマストだ。
今や知らない者は居ない。
これをどれだけ出せるかも重要になる。
菓子も面白いし美味い。
ケーキも凄いな、これはウケるぞ。
(雪夜)
他、足りないとかあります?
(料理長)
うーん、酒か、酒が欲しい。
こっちにあるのはワインとエールだ。
他にあれば助かる。
(雪夜)
分かった。
ワインもエールと似ていると思うが"ビール"もある。
用意しようか?
(料理長)
そうだな、頼む。
"異世界産のワイン"ってのも話題性がある。
(雪夜)
分かった。
早速行ってくる。
そう言うと雪夜は戻り、めぼしい酒類を仕入れた。
ディスカウントストアは大量買いしても特に何もなかった。
回りもまとめて箱買いしてるからな。
スーパーも片っ端から回り、集めた。
ビール、酎ハイ、焼酎、日本酒、梅酒とか。
ジンやウイスキー、ワインにシャンパン、ブランデー。
ありとあらゆる酒を箱買いした。
あまりに大量に買うと怪しまれるスーパーは自粛し、酒屋を探して大人数のザルな酒好きが集まるパーティーなんで、大量に欲しいと理由を付け、車に積めるだけ積んで、家に帰ると見せかけて、往復した。
そんなに要るのか?と言われたが、数十人は来るから大量に要りますと言って、最終的にデリコD:5の積載量5台分を買い込んだ。
(酒屋店主)
1日でこんなに要るのか?
(雪夜)
なんでも3日やるそうです。
支持者や客人が来るから、お酒を切らす訳にはいかないそうで……
とにかく量と種類が欲しいので、色々買って来て欲しいって……
(店主)
大変だな。
ウチは売れてホクホクだが、金は大丈夫か?
(雪夜)
お金は渡されているから大丈夫。
(店主)
なら、とっておきのも買って行きな。
待ってろ、今取ってくるわ。
高級酒も片っ端から買っていく雪夜。
(店主)
数十人ならそんなけあれば大丈夫だろう、心配か?
(雪夜)
うーん、お酒だけは絶対切らさないで、余っても良いって言ってたからなぁ……
(店主)
うーん、ならもっといくか。
3日だな、余るぐらい要るなら、倉庫の全部持ってけ。
これで足りなきゃ大したもんだ。
万が一足りなかったら来てくれ、いつも通り仕入れっから、今日ぐらいの量は用意できる。
(雪夜)
分かった、ありがとう。
(店主)
しかし、どんな酒豪がくるんだ?
相当の量だぞ。
(雪夜)
ボクも初めてだから分かんない。
(店主)
まぁ、それだけ金渡されたんなら、凄ぇ~んだろうな。
こっちは毎度ありだ(ニヤリ)
(雪夜)
またあったら頼んで良い?
(店主)
おうよ、任せとけ。
贔屓にしてくれや。
(雪夜)
ありがとう。
大量の酒とミネラルウォーターを持ってクラウド邸に戻る雪夜。
(雪夜)
ただいま、もう大量に仕入れてきたよ。
色々あるから見てみて。
全種類出した雪夜。
(料理長)
こ、こんなに種類があるのか!
(雪夜)
これで全部じゃないけど、仕入れれるだけ仕入れてきた、味見してみて。
片っ端から味見をする料理長。
(料理長)
これは見た目がエールだが、味が全然違う。
ワインも上物だ。
なんだこれ?弾ける酒だな。
(雪夜)
それは"シャンパン"だね。
(料理長)
うわっ、これはキツいな。
(雪夜)
それはウイスキー。
そのままでも良いし、水で割っても良い。
水も仕入れてきた。
(料理長)
水か……いや、これは美味い!良い水だ、これで酒を割るのか。
(雪夜)
料理にも使えるよ?
要るならかき集めるれるだけ仕入れてくるけど。
(料理長)
頼む。
これで料理すれば、かなり良いだろう。
集めれるだけ集めてくれ。
(雪夜)
分かった。
雪夜は戻り、かき集めれるだけのミネラルウォーターを仕入れた。
この際、銘柄は選んでられない、回りに回ってかき集めた。
(雪夜)
おやっさん、水!
銘柄は選んでられなかったから、ごちゃ混ぜだけど。
(料理長)
それは構わん。
時間がないからな。
今度は前もって言う。
で、オレ、女な。
酒も種類別に積み上げ、説明書きを付けた。
当日、銘柄別に並べ、選ばせるらしい。
この世界のパーティーは立食がメインらしい。
皆、ドレスを着ているので座りにくいとか。
で、テーブルに料理や酒を並べ、各々が取るとか。
テーブル席もあり、その場合はお付きの人が選んで取ってくるとか。
これで準備は整った、後は当日だけだ。
と思っていた時期がありました……
日時指定の荷物を受け取らないといけないからだ。
時間をずらすのは面倒だし、配達員も大変だからまとめている為、大量の荷物が届く。
(配達員:男)
いつもありがとうございます。
(佐々城 雪夜)
こちらこそありがとうございます。
配達員とも顔見知りになった(笑)
(雪夜)
業務用スーパーを攻めたいが、パッケージがいるからなぁ……
そう言いながら、業務用スーパーも覗いてみた。
(雪夜)
やっぱり簡易包装だな。
量が多いから屋敷とかには喜ばれそうなんだが……
こっちでも食べるので買ってみるか。
"ストレージ"が機能するんだ、賞味期限は気にしなくて良いからな。
作り置きもできる。
パーティーの依頼で使おう。
荷物を全て受け取ったので、少し買いに回り、様子を見にクラウド邸に行ってみる。
(雪夜)
アぁ~ン~ネ……
ドンガラガッシャぁ~ン!
何かが落ちる音がした。
(アンネ・クラウド:娘)
あ、アンタねぇ~、言うなら最後まで言いなさいよ!
(雪夜)
何を?
(アンネ・クラウド)
いや、だから、いつもそういう呼びかけしたら、なんか言うでしょ!
(雪夜)
そうだっけ?
(アンネ・クラウド)
そうよ!(涙目)
(雪夜)
で?
(アンネ・クラウド)
で??
(雪夜)
??
(アンネ・クラウド)
あっ、そうだった!
週末、パーティーがあるの。
(雪夜)
頑張れ(微笑み)
(アンネ・クラウド)
いやだから、なんか出しなさいよ!
(雪夜)
なんか?
ちん●でも出すか?
(アンネ・クラウド)
捕まるわよ!
ってか、そんなのどうするのよ!
(雪夜)
まぁ、舐める?
(アンネ・クラウド)
嫌よ!
ってか、レディーの前でよく言えるわね!
(雪夜)
レディーって?
(アンネ・クラウド)
目の前に居るでしょ!
(雪夜)
どこ?(真顔)
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃっ!!
その顔ムカつくうぅぅぅっ!!
(雪夜)
なんか希望ある?
予算とか。
パーティーなら大人数に対応できるメニューが良いよね。
(アンネ・クラウド)
そうねぇ……ただ種類が欲しいわ。
それと予算は……えーっと……
(雪夜)
予算が分からないと用意できないよ?
(アンネ・クラウド)
でも、ちょっとはまけなさいよ。
(雪夜)
分かった、割り増し料金で。
(アンネ・クラウド)
なんでよ!!
(雪夜)
なら、足舐める?
(アンネ・クラウド)
舐めないわよ!
(雪夜)
時短で出来て、大量に作れるもの、か……
(アンネ・クラウド)
そうねぇ、料理は足りなくなったら家名に傷がつくわ。
もしもの時の為にそういうメニューがあれば助かるわ。
(雪夜)
どんなメニューを考えてるん?
例えば"異世界の料理"を中心に、とか、"異世界の料理"はサブ的な立ち位置で、とか。
(アンネ・クラウド)
できれば"異世界の料理"をメインにしたいわ。
(雪夜)
高くつくよ?
(アンネ・クラウド)
だから、少しはまけなさいって言ってるでしょ。
(雪夜)
なら、とりあえず前金でアンネの小遣い1年分と貯蓄を全部。
(アンネ・クラウド)
なんでよ!
(雪夜)
アンネだから!(キッパリ)
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃっ!!
(雪夜)
"異世界の料理"をあまり安く出したら、貴族達が殺到するぞ?
ある程度の価格維持は必要だろ。
それに安い料理を出したって言われるぞ?
(アンネ・クラウド)
むううぅぅぅっ……
それもそうねぇ……
(雪夜)
特別価格でやっても良いけど、バレたらそれこそ家の恥だよ?
(アンネ・クラウド)
うーん、それもそうねぇ……
"クラウド家が安い料理で誤魔化した"なんて言われたら、恥もいいとこだわ。
(雪夜)
まぁ、"クラウド家価格"でやるけど、"アンネ価格"も貰わないと。
(アンネ・クラウド)
な、何よ、吹っかける気でしょ。
(雪夜)
なんで分かった(驚)
(アンネ・クラウド)
分かるわ!ってか、なんで驚くのよ!
(雪夜)
アンネだから。
(アンネ・クラウド)
アンタ、私を何だと思ってるの!
(雪夜)
チョロい金づる。
(アンネ・クラウド)
んっきいぃぃぃっ!!
(雪夜)
そんなにムキになったら、面白い顔が更に面白くなるよ?
(アンネ・クラウド)
お、面白い顔って何よ!
(雪夜)
それは横に置いといて……
(アンネ・クラウド)
置いとくんじゃねぇえぇぇぇっ!!!
(雪夜)
予算、相談しといてよ、来週来るから。
(アンネ・クラウド)
パーティー、終わってるわよ!
(雪夜)
でも、早くしないと間に合わないよ?
仕入れもあるし。
(アンネ・クラウド)
そ、そうねぇ……お父様に聞いてくる!
そう言うと屋敷の中に走って行ったアンネ。
(グラン 執事)
申し訳ございません、セツナ様。
雪夜は応接室に通された。
(ケイン・クラウド:父親)
セツナ殿、"異世界の料理"を用意してくれるのか!
(雪夜)
はい、予算はいくらぐらいですか?
(ケイン・クラウド)
金に糸目は付けん、伯爵家としての立場がある。
(雪夜)
では、今から用意できる物をかき集めます。
(ケイン・クラウド)
よろしく頼む。
そうして雪夜は戻って仕入れに奔走する。
(雪夜)
今からだと取り寄せの物は間に合わない。
デパートに行くか。
と言ってもイクンと天丸しかないぞ……高国屋はあの規模なら期待できない……
という事で、イクンと天丸のデパ地下に行った。
もちろん、ハロールの簡単クッキングはマストだろうと一応用意した。
業務用スーパーにも行き、唐揚げ、フライドポテトも用意した。
ファーストフードはミクドナルドも数店回り、ハンバーガーも用意した。
カリフォルニアチキンは数が用意できるので、それも回る。
(雪夜)
えーっと、後、珍しいというと……寿司か!
テイクアウトを注文しよう。
スシハイなら何店舗かある、回れば30人前ぐらいは用意できる。
刺身も買っとくか。
麺類は要相談だな、冷凍うどんを買っておこう。
保存魔法を付与した容器なら伸びないか……
となると、そうめん、蕎麦もいけるな、パスタは外せない。
魚はどうする?
鮭や鯖、ししゃも、後、なんだ?
まぁ、その辺にしとこう。
肉はステーキと焼き肉用、豚も鶏も用意するか、ソーセージも種類がある方が良いな。
ハムもいこう、生ハムも買い込むか。
後は甘味とフルーツ、これはデパ地下だ。
あまり大量に買うと目立つが、パーティーがあると説明して、かなり買い込んだ。
もちろんチョコやスナック菓子も買っておいた。
大量の食料を持ってクラウド邸に行く。
(雪夜)
まいどぉ~!
ガンガラガッシャぁ~ン!
何かが落ちたみたいだ。
(アンネ・クラウド)
あ、アンタ……
(雪夜)
ん?
(アンネ・クラウド)
まぁ良いわ。
(雪夜)
とりあえず持ってきた、確認して。
(アンネ・クラウド)
ではキッチンに行きましょう、お父様も呼んでくるわ。
(雪夜)
分かった。
雪夜はグランの案内でキッチンへ行く。
(雪夜)
まいどぉ~!
(料理長:女)
おお、来てくれたか!
(雪夜)
色々用意したから、選んでください。
(料理長)
あいよ、任せろ。
そう言うと、雪夜は片っ端から出していった。
(料理長)
これは?
(雪夜)
寿司って言って生魚が米の上に乗っているんです、こちらは刺身、生魚のみです。
この"醤油"とお好みで"わさび"を付けて食べるんです。
(料理長)
どれどれ……
うっ、美味い!しかも珍しい!
生魚なんて食べた事無いが、これは話題性が抜群だ。
(雪夜)
あとこれが唐揚げで、こっちはフライドポテトです、これは骨付きフライドチキン。
タレ焼きもできるように専用タレも用意しました。
こっちが焼き鳥用、こっちは生姜焼き用です。
唐揚げやフライドチキン、フライドポテト用に、"ケチャップ"や"タルタルソース"もあります。
(料理長)
これも珍しい!しかも良い味だ、使えるぞ!
このフライドチキンは出来上がりだな。
後の二つは油で揚げるんだな。
(雪夜)
そうです。
もう揚げるだけになってますから、追加のメニューに対応できるかと。
(料理長)
そうだな。
これなら手間が省ける、足りなくなった時には最適だ。
(雪夜)
お菓子や甘味、フルーツも用意しました。
使えますか?
(料理長)
あゝ、こっちにもあるが、"異世界産"を前面に押し出すので助かる。
見た事ないフルーツもあるしな、しかも美味い。
味なら勝てる、充分通用する。
生から焼ける魚もポイントが高い。
しかも海物だろ、これは良いぞ!
そこで、寿司の"炙り"も披露した。
(料理長)
炙るのか、これも美味いし話題性が抜群だな。
それと、この簡単クッキングな、これもマストだ。
今や知らない者は居ない。
これをどれだけ出せるかも重要になる。
菓子も面白いし美味い。
ケーキも凄いな、これはウケるぞ。
(雪夜)
他、足りないとかあります?
(料理長)
うーん、酒か、酒が欲しい。
こっちにあるのはワインとエールだ。
他にあれば助かる。
(雪夜)
分かった。
ワインもエールと似ていると思うが"ビール"もある。
用意しようか?
(料理長)
そうだな、頼む。
"異世界産のワイン"ってのも話題性がある。
(雪夜)
分かった。
早速行ってくる。
そう言うと雪夜は戻り、めぼしい酒類を仕入れた。
ディスカウントストアは大量買いしても特に何もなかった。
回りもまとめて箱買いしてるからな。
スーパーも片っ端から回り、集めた。
ビール、酎ハイ、焼酎、日本酒、梅酒とか。
ジンやウイスキー、ワインにシャンパン、ブランデー。
ありとあらゆる酒を箱買いした。
あまりに大量に買うと怪しまれるスーパーは自粛し、酒屋を探して大人数のザルな酒好きが集まるパーティーなんで、大量に欲しいと理由を付け、車に積めるだけ積んで、家に帰ると見せかけて、往復した。
そんなに要るのか?と言われたが、数十人は来るから大量に要りますと言って、最終的にデリコD:5の積載量5台分を買い込んだ。
(酒屋店主)
1日でこんなに要るのか?
(雪夜)
なんでも3日やるそうです。
支持者や客人が来るから、お酒を切らす訳にはいかないそうで……
とにかく量と種類が欲しいので、色々買って来て欲しいって……
(店主)
大変だな。
ウチは売れてホクホクだが、金は大丈夫か?
(雪夜)
お金は渡されているから大丈夫。
(店主)
なら、とっておきのも買って行きな。
待ってろ、今取ってくるわ。
高級酒も片っ端から買っていく雪夜。
(店主)
数十人ならそんなけあれば大丈夫だろう、心配か?
(雪夜)
うーん、お酒だけは絶対切らさないで、余っても良いって言ってたからなぁ……
(店主)
うーん、ならもっといくか。
3日だな、余るぐらい要るなら、倉庫の全部持ってけ。
これで足りなきゃ大したもんだ。
万が一足りなかったら来てくれ、いつも通り仕入れっから、今日ぐらいの量は用意できる。
(雪夜)
分かった、ありがとう。
(店主)
しかし、どんな酒豪がくるんだ?
相当の量だぞ。
(雪夜)
ボクも初めてだから分かんない。
(店主)
まぁ、それだけ金渡されたんなら、凄ぇ~んだろうな。
こっちは毎度ありだ(ニヤリ)
(雪夜)
またあったら頼んで良い?
(店主)
おうよ、任せとけ。
贔屓にしてくれや。
(雪夜)
ありがとう。
大量の酒とミネラルウォーターを持ってクラウド邸に戻る雪夜。
(雪夜)
ただいま、もう大量に仕入れてきたよ。
色々あるから見てみて。
全種類出した雪夜。
(料理長)
こ、こんなに種類があるのか!
(雪夜)
これで全部じゃないけど、仕入れれるだけ仕入れてきた、味見してみて。
片っ端から味見をする料理長。
(料理長)
これは見た目がエールだが、味が全然違う。
ワインも上物だ。
なんだこれ?弾ける酒だな。
(雪夜)
それは"シャンパン"だね。
(料理長)
うわっ、これはキツいな。
(雪夜)
それはウイスキー。
そのままでも良いし、水で割っても良い。
水も仕入れてきた。
(料理長)
水か……いや、これは美味い!良い水だ、これで酒を割るのか。
(雪夜)
料理にも使えるよ?
要るならかき集めるれるだけ仕入れてくるけど。
(料理長)
頼む。
これで料理すれば、かなり良いだろう。
集めれるだけ集めてくれ。
(雪夜)
分かった。
雪夜は戻り、かき集めれるだけのミネラルウォーターを仕入れた。
この際、銘柄は選んでられない、回りに回ってかき集めた。
(雪夜)
おやっさん、水!
銘柄は選んでられなかったから、ごちゃ混ぜだけど。
(料理長)
それは構わん。
時間がないからな。
今度は前もって言う。
で、オレ、女な。
酒も種類別に積み上げ、説明書きを付けた。
当日、銘柄別に並べ、選ばせるらしい。
この世界のパーティーは立食がメインらしい。
皆、ドレスを着ているので座りにくいとか。
で、テーブルに料理や酒を並べ、各々が取るとか。
テーブル席もあり、その場合はお付きの人が選んで取ってくるとか。
これで準備は整った、後は当日だけだ。
と思っていた時期がありました……
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気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~
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◇ ◇ ◇
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