13 / 20
社交界シーズンとクラウド家のパーティー
しおりを挟む
社交界シーズンが始まった。
週末は戦争だ。
(佐々城 雪夜)
始まったな、気合い入れていくか。
毎週末3日間、パーティーに駆り出される。
すると会場ではお客さんとも会うわけで……
(貴族:老紳士)
おお、セツナ殿ではないか。
次はどこのパーティーだね?
(雪夜)
来週末ですね。
ゲラナマ子爵邸ですね。
(貴族:老紳士)
ゲラナマか……ウチには招待状は来ておったか調べなきゃならんな。
そんな会話もするようになる。
毎日仕入れている為、社交界シーズン分ぐらいは余裕を持って在庫はしてある。
無いとすればお酒ぐらいだ。
そこは行きつけの酒屋もよく分かっているわけで……
(酒屋店主)
始まったな、パーティーシーズン。
(雪夜)
おかげ様で多忙ですよ。
その分……ねぇ~(ニヤッ)
(店主)
そうなるわな。
在庫は任せろ、いつでも来い!
(雪夜)
よろしくお願いします。
(店主)
なぁ~に、ウチも掻き入れ時だ、しっかり儲けさせてもらうよ(ニヤリ)
雪夜の仕入れ量は把握している。
この時は倉庫は空になる。
超お得意様だ。
そんな行きつけが2軒。
この時ばかりは大盛況だ。
その代わり、異変があればすぐ連絡が来る。
何かのトラブルで仕入れが追いつかない場合だ。
以前、メーカーがサイバー攻撃を受け、一時入荷が止まった時は冷や汗ものだった。
その教訓を元に、社交界シーズンの消費量は常に在庫するようにした。
酒屋の主人からの勧めもあって。
3ヶ月、毎週末に金貨2500枚だ。
売り上げは15億円!仕入れは900万以下だ、ぼろ儲けである。
12週間だ、総売り上げ180億、仕入れは1億800万以下、凄まじい利益だな。
雪夜のストレージに大量の金のインゴットが貯まる。
しかし、いきなりは怪しまれる。
運用もしてるんだ、増える一方の為、プライベートバンカーに相談したいが出所がそろそろ疑われる。
そこで万が一の為に現物で"ストレージ"に保管しておく事にした。
あっちの世界に行けなくなった場合の生活費の確保だ。
しかし、それでもそんなに金は要らないだろ?
それこそ怪しまれるぞ。
帰って来れない場合の生活もあるが、仕入れが出来なくなるので、居場所があるか心配はある。
"異世界産が仕入れられる"
これが存在意義になっていると言っても過言じゃないからだ。
まぁ心配しても仕方ない、雪夜は今を楽しむ事にした。
(雪夜)
今は幸せだなぁ……
いや待てよ、魔法があった!記憶操作の。
これ、証拠隠滅に使えるぞ!
これに気づいた雪夜は、早速プライベートバンカーに会い、持っていた金のインゴットを換金した。
記憶操作も忘れずに、換金だけして現金を"ストレージ"に収納した。
現金は"円"にこだわった。
しかし、勧められた運用分はユーロやドルでも持っている。
まぁ海外生活は今の所、考えてないからな。
理由は食事だ、やはり日本食が良い。
住み慣れているし。
まぁ、ヤバくなったら海外移住も考えてないと言えば嘘になるが。
まぁ、あちらでは"異世界産"という事ならば人気は高い。
時々、クラウド家に味見してもらいながら、海外からも仕入れている。
言葉は?
そこは"転移チート"だ、各国語はネイティブまでペラペラだ。
衛生面は浄化魔法と消去魔法で食中毒対策はバッチリだ。
どの国でもかかってこい!状態。
しかし、テイクアウトできないと仕入れは出来ないけどな。
屋台などなら50人前を一気に頼むのではなく、5人前を10回に分けるという仕入れ方法をとった。
すると、行きつけの屋台でも顔見知りができ、おまけしてくれる事も多々あった。
容器じゃなくナイロン袋の場合もある為、使い捨て容器は大量に買っていた。
クラウド家の番がやってきた。
雪夜はバニーガールの格好をしていた。
(アンネ・クラウド:娘)
なっ、なっ、なっ、なっ……
(雪夜)
どうした?
(アンネ・クラウド)
なんちゅう格好してんのよ!
(雪夜)
ん?コスプレ。
スタッフだから、サービス♡サービス♡
(アンネ・クラウド)
しなくていいわ!ついでにその"こすぷれ"ってのもやめなさいよ!
(雪夜)
そうかぁ~……
(アンネ・クラウド)
アンタ、いつもそんな格好してやってたの?
(雪夜)
いや、アンネだけサービスだ。
(アンネ・クラウド)
そんなサービス要らんわ!
という事で、雪夜渾身のサービスは断られた。
仕方ないのでメイド服に着替える。
(アンネ・クラウド)
それも違うよね!
(雪夜)
えっ?(驚)
(アンネ・クラウド)
なんで驚くのよ!
仕方ないので"巫女メイド"の衣装を取り出す雪夜。
(アンネ・クラウド)
もっと違うよね!
(雪夜)
じゃあ、どうしろと。
(アンネ・クラウド)
なんで分からないのよ!ちょっと待ってなさい!
そう言うと、アンネはどこかに行った。
その間に雪夜はスーツに着替えた。
(アンネ・クラウド)
これ着な……あるんじゃない!
(雪夜)
当たり前だ。
(アンネ・クラウド)
なら最初からそれ着なさいよね!
(雪夜)
そんな事したら……
(アンネ・クラウド)
何よ!
(雪夜)
アンネをおちょくれない!
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃぃぃっ!
とりあえずアンネをおちょくった雪夜は会場の隅に行き、様子を見守る。
今のところ順調だ。
お土産は最終日の夜に渡そうという事になっている。
どうせ皆、残るんだろうって事で。
まぁ、早めに切り上げる方にはその時に渡すが。
その為に玄関にはメイドに待機してもらった。
料理長には事前に味見してもらい、残りはアンネ達にも食べてもらって妥当な金額を出してもらった。
金貨5枚は妥当という事だったので、自信を持って提供した。
まぁ、素朴な?味のは庶民のお菓子で安い。
しかし、高級菓子は砂糖をふんだんに使っている、砂糖が至高品だからだ。
それだけに甘い、凄く甘い。
そこで上質な甘さでコクが深い"異世界産"のお菓子は貴重だそうだ。
甘納豆の時は、こんなに砂糖を使っているのに、豆の風味が損なわれず、複数の種類がある事には驚いていた。
これを金貨5枚と言ったら安いと言われた。
しかし提供できないと意味がないという事で、相談の結果、金貨7枚という事になった。
これを今回はクラウド家に投入した。
これは凄い人気ですぐ無くなった。
少なくなった為、いつも通りメイドが下げようとしても、最後の一粒まで取って行った。
問い合わせがあったので、クラウド家に問い合わせてくださいと伝えておいた。
いつもクラウド家なので何故かとよく聞かれたが、雪夜は偶然ご縁ができたので、クラウド家を窓口にしていると答えていた。
その偶然は何かと聞かれた時は、アンネお嬢様(笑)を偶然助けたのがご縁の始まりと言うと、ウチの娘だったら……とか言っていた。
それもどうかと思うぞ。
(アンネ・クラウド)
どうして"お嬢様(笑)"なのよ!
(雪夜)
いや、それは心当たりがあるだろ?
(アンネ・クラウド)
無いわよ。
(雪夜)
世の中、知らない方が幸せって事があるよ(微笑み)
(アンネ・クラウド)
その微笑み、腹立つわぁ~!
(雪夜)
まぁ、お淑やかとは無縁でしょ?
(アンネ・クラウド)
なんでよ!
(雪夜)
よく落ちてるし、お菓子やケーキはがっつくし。
(アンネ・クラウド)
誰のせいよ!
ケーキは認めるけど……
(料理長:女)
セツナ様、"甘納豆"の追加は可能でしょうか?
(雪夜)
問題ないよ。
(料理長)
なら、追加をお願いします。
(雪夜)
アンネ、良いか?
(アンネ・クラウド)
良いよ!
(雪夜)
お前、予算の相談しなくて良いのか?(ため息)
(アンネ・クラウド)
あっ……
(雪夜)
まぁ良いわ、サービスしとく。
(アンネ・クラウド)
ありがとう!!(輝く目)
(料理長)
い、良いんですか、こんな高価な物を……
(雪夜)
まぁ、ここで渋って恥かくのもムカつくから、やっちゃえ!
(料理長)
ありがとうございます!
(雪夜)
あの詰め合わせにこの小さめの袋の"甘納豆"も付けちゃえ!
(アンネ・クラウド)
良いの!!
(雪夜)
出し抜きたいんだろ?
これぐらい誤差で払えるだろ。
(アンネ・クラウド)
やったぁ~!!
アンネは早速ケインに言いに行く。
慌ててケインが走ってくる。
(ケイン・クラウド:父親)
セツナ殿!
(雪夜)
良いですよ、2500枚でやりますから。
ただ、実際の話には上手く誤魔化してくださいね。
(ケイン・クラウド)
娘がすまん……恩に着る(涙目)
スーパーで売っている甘納豆だ、500円もしない。
金貨2500枚、売り上げは15億円だ。
それを出しても仕入れは900万は超えない。
ケチケチしないでバレないならやっちゃえ。
という事で、またクラウド家が注目された。
"あの"甘納豆を出すだけでなく"お土産に配った"と。
金貨7枚の甘納豆を配ったんだ、そりゃ話題になるだろう。
しかし、よく見ると金貨7枚の甘納豆より袋が小さい。
いわゆる通常スーパーで売っている甘納豆だ。
金貨7枚のはお徳用の大袋だったのだ。
バームクーヘンについても質問があった。
作り方を説明すると、そんな手間暇がかかっているのかと感嘆していた。
帰って箱を開けたら驚いたそうだ。
そのバームクーヘンも箱の中に入っている。
バームクーヘンと焼き菓子の詰め合わせだ、しかも名店の。
アンネは鼻高々だったとか。
(雪夜)
アンネ、ふんぞり返ったらもう来ないからな。
(アンネ・クラウド)
そんな事しません!
(雪夜)
で、お茶会の様子は?
(アンネ・クラウド)
お茶の様子?
(雪夜)
情報収集とかすり寄って来たりとか。
(アンネ・クラウド)
心配してくれてるの?
(雪夜)
全然(キッパリ)
(アンネ・クラウド)
即答で断言!
(雪夜)
面白いかなと。
(アンネ・クラウド)
なんでよ!
(雪夜)
色々と。
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃぃぃっ!
今日も平常運転の雪夜とアンネだった。
お前ら良いコンビだな。
週末は戦争だ。
(佐々城 雪夜)
始まったな、気合い入れていくか。
毎週末3日間、パーティーに駆り出される。
すると会場ではお客さんとも会うわけで……
(貴族:老紳士)
おお、セツナ殿ではないか。
次はどこのパーティーだね?
(雪夜)
来週末ですね。
ゲラナマ子爵邸ですね。
(貴族:老紳士)
ゲラナマか……ウチには招待状は来ておったか調べなきゃならんな。
そんな会話もするようになる。
毎日仕入れている為、社交界シーズン分ぐらいは余裕を持って在庫はしてある。
無いとすればお酒ぐらいだ。
そこは行きつけの酒屋もよく分かっているわけで……
(酒屋店主)
始まったな、パーティーシーズン。
(雪夜)
おかげ様で多忙ですよ。
その分……ねぇ~(ニヤッ)
(店主)
そうなるわな。
在庫は任せろ、いつでも来い!
(雪夜)
よろしくお願いします。
(店主)
なぁ~に、ウチも掻き入れ時だ、しっかり儲けさせてもらうよ(ニヤリ)
雪夜の仕入れ量は把握している。
この時は倉庫は空になる。
超お得意様だ。
そんな行きつけが2軒。
この時ばかりは大盛況だ。
その代わり、異変があればすぐ連絡が来る。
何かのトラブルで仕入れが追いつかない場合だ。
以前、メーカーがサイバー攻撃を受け、一時入荷が止まった時は冷や汗ものだった。
その教訓を元に、社交界シーズンの消費量は常に在庫するようにした。
酒屋の主人からの勧めもあって。
3ヶ月、毎週末に金貨2500枚だ。
売り上げは15億円!仕入れは900万以下だ、ぼろ儲けである。
12週間だ、総売り上げ180億、仕入れは1億800万以下、凄まじい利益だな。
雪夜のストレージに大量の金のインゴットが貯まる。
しかし、いきなりは怪しまれる。
運用もしてるんだ、増える一方の為、プライベートバンカーに相談したいが出所がそろそろ疑われる。
そこで万が一の為に現物で"ストレージ"に保管しておく事にした。
あっちの世界に行けなくなった場合の生活費の確保だ。
しかし、それでもそんなに金は要らないだろ?
それこそ怪しまれるぞ。
帰って来れない場合の生活もあるが、仕入れが出来なくなるので、居場所があるか心配はある。
"異世界産が仕入れられる"
これが存在意義になっていると言っても過言じゃないからだ。
まぁ心配しても仕方ない、雪夜は今を楽しむ事にした。
(雪夜)
今は幸せだなぁ……
いや待てよ、魔法があった!記憶操作の。
これ、証拠隠滅に使えるぞ!
これに気づいた雪夜は、早速プライベートバンカーに会い、持っていた金のインゴットを換金した。
記憶操作も忘れずに、換金だけして現金を"ストレージ"に収納した。
現金は"円"にこだわった。
しかし、勧められた運用分はユーロやドルでも持っている。
まぁ海外生活は今の所、考えてないからな。
理由は食事だ、やはり日本食が良い。
住み慣れているし。
まぁ、ヤバくなったら海外移住も考えてないと言えば嘘になるが。
まぁ、あちらでは"異世界産"という事ならば人気は高い。
時々、クラウド家に味見してもらいながら、海外からも仕入れている。
言葉は?
そこは"転移チート"だ、各国語はネイティブまでペラペラだ。
衛生面は浄化魔法と消去魔法で食中毒対策はバッチリだ。
どの国でもかかってこい!状態。
しかし、テイクアウトできないと仕入れは出来ないけどな。
屋台などなら50人前を一気に頼むのではなく、5人前を10回に分けるという仕入れ方法をとった。
すると、行きつけの屋台でも顔見知りができ、おまけしてくれる事も多々あった。
容器じゃなくナイロン袋の場合もある為、使い捨て容器は大量に買っていた。
クラウド家の番がやってきた。
雪夜はバニーガールの格好をしていた。
(アンネ・クラウド:娘)
なっ、なっ、なっ、なっ……
(雪夜)
どうした?
(アンネ・クラウド)
なんちゅう格好してんのよ!
(雪夜)
ん?コスプレ。
スタッフだから、サービス♡サービス♡
(アンネ・クラウド)
しなくていいわ!ついでにその"こすぷれ"ってのもやめなさいよ!
(雪夜)
そうかぁ~……
(アンネ・クラウド)
アンタ、いつもそんな格好してやってたの?
(雪夜)
いや、アンネだけサービスだ。
(アンネ・クラウド)
そんなサービス要らんわ!
という事で、雪夜渾身のサービスは断られた。
仕方ないのでメイド服に着替える。
(アンネ・クラウド)
それも違うよね!
(雪夜)
えっ?(驚)
(アンネ・クラウド)
なんで驚くのよ!
仕方ないので"巫女メイド"の衣装を取り出す雪夜。
(アンネ・クラウド)
もっと違うよね!
(雪夜)
じゃあ、どうしろと。
(アンネ・クラウド)
なんで分からないのよ!ちょっと待ってなさい!
そう言うと、アンネはどこかに行った。
その間に雪夜はスーツに着替えた。
(アンネ・クラウド)
これ着な……あるんじゃない!
(雪夜)
当たり前だ。
(アンネ・クラウド)
なら最初からそれ着なさいよね!
(雪夜)
そんな事したら……
(アンネ・クラウド)
何よ!
(雪夜)
アンネをおちょくれない!
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃぃぃっ!
とりあえずアンネをおちょくった雪夜は会場の隅に行き、様子を見守る。
今のところ順調だ。
お土産は最終日の夜に渡そうという事になっている。
どうせ皆、残るんだろうって事で。
まぁ、早めに切り上げる方にはその時に渡すが。
その為に玄関にはメイドに待機してもらった。
料理長には事前に味見してもらい、残りはアンネ達にも食べてもらって妥当な金額を出してもらった。
金貨5枚は妥当という事だったので、自信を持って提供した。
まぁ、素朴な?味のは庶民のお菓子で安い。
しかし、高級菓子は砂糖をふんだんに使っている、砂糖が至高品だからだ。
それだけに甘い、凄く甘い。
そこで上質な甘さでコクが深い"異世界産"のお菓子は貴重だそうだ。
甘納豆の時は、こんなに砂糖を使っているのに、豆の風味が損なわれず、複数の種類がある事には驚いていた。
これを金貨5枚と言ったら安いと言われた。
しかし提供できないと意味がないという事で、相談の結果、金貨7枚という事になった。
これを今回はクラウド家に投入した。
これは凄い人気ですぐ無くなった。
少なくなった為、いつも通りメイドが下げようとしても、最後の一粒まで取って行った。
問い合わせがあったので、クラウド家に問い合わせてくださいと伝えておいた。
いつもクラウド家なので何故かとよく聞かれたが、雪夜は偶然ご縁ができたので、クラウド家を窓口にしていると答えていた。
その偶然は何かと聞かれた時は、アンネお嬢様(笑)を偶然助けたのがご縁の始まりと言うと、ウチの娘だったら……とか言っていた。
それもどうかと思うぞ。
(アンネ・クラウド)
どうして"お嬢様(笑)"なのよ!
(雪夜)
いや、それは心当たりがあるだろ?
(アンネ・クラウド)
無いわよ。
(雪夜)
世の中、知らない方が幸せって事があるよ(微笑み)
(アンネ・クラウド)
その微笑み、腹立つわぁ~!
(雪夜)
まぁ、お淑やかとは無縁でしょ?
(アンネ・クラウド)
なんでよ!
(雪夜)
よく落ちてるし、お菓子やケーキはがっつくし。
(アンネ・クラウド)
誰のせいよ!
ケーキは認めるけど……
(料理長:女)
セツナ様、"甘納豆"の追加は可能でしょうか?
(雪夜)
問題ないよ。
(料理長)
なら、追加をお願いします。
(雪夜)
アンネ、良いか?
(アンネ・クラウド)
良いよ!
(雪夜)
お前、予算の相談しなくて良いのか?(ため息)
(アンネ・クラウド)
あっ……
(雪夜)
まぁ良いわ、サービスしとく。
(アンネ・クラウド)
ありがとう!!(輝く目)
(料理長)
い、良いんですか、こんな高価な物を……
(雪夜)
まぁ、ここで渋って恥かくのもムカつくから、やっちゃえ!
(料理長)
ありがとうございます!
(雪夜)
あの詰め合わせにこの小さめの袋の"甘納豆"も付けちゃえ!
(アンネ・クラウド)
良いの!!
(雪夜)
出し抜きたいんだろ?
これぐらい誤差で払えるだろ。
(アンネ・クラウド)
やったぁ~!!
アンネは早速ケインに言いに行く。
慌ててケインが走ってくる。
(ケイン・クラウド:父親)
セツナ殿!
(雪夜)
良いですよ、2500枚でやりますから。
ただ、実際の話には上手く誤魔化してくださいね。
(ケイン・クラウド)
娘がすまん……恩に着る(涙目)
スーパーで売っている甘納豆だ、500円もしない。
金貨2500枚、売り上げは15億円だ。
それを出しても仕入れは900万は超えない。
ケチケチしないでバレないならやっちゃえ。
という事で、またクラウド家が注目された。
"あの"甘納豆を出すだけでなく"お土産に配った"と。
金貨7枚の甘納豆を配ったんだ、そりゃ話題になるだろう。
しかし、よく見ると金貨7枚の甘納豆より袋が小さい。
いわゆる通常スーパーで売っている甘納豆だ。
金貨7枚のはお徳用の大袋だったのだ。
バームクーヘンについても質問があった。
作り方を説明すると、そんな手間暇がかかっているのかと感嘆していた。
帰って箱を開けたら驚いたそうだ。
そのバームクーヘンも箱の中に入っている。
バームクーヘンと焼き菓子の詰め合わせだ、しかも名店の。
アンネは鼻高々だったとか。
(雪夜)
アンネ、ふんぞり返ったらもう来ないからな。
(アンネ・クラウド)
そんな事しません!
(雪夜)
で、お茶会の様子は?
(アンネ・クラウド)
お茶の様子?
(雪夜)
情報収集とかすり寄って来たりとか。
(アンネ・クラウド)
心配してくれてるの?
(雪夜)
全然(キッパリ)
(アンネ・クラウド)
即答で断言!
(雪夜)
面白いかなと。
(アンネ・クラウド)
なんでよ!
(雪夜)
色々と。
(アンネ・クラウド)
ムッキいぃぃぃぃぃっ!
今日も平常運転の雪夜とアンネだった。
お前ら良いコンビだな。
0
あなたにおすすめの小説
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ゲームの世界に転生した
なぎさセツナ
ファンタジー
通販大好きベビーユーザーの渚が、お決まりの交通事故にあい、異世界転生する話。
しかし転生した世界は、渚が以前やっていたゲームの世界だった。
ギャグあり、シリアスありの異世界転生物語。
*台本形式です。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる