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妹の、妹による、姉のための恋愛レッスン
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それは突然の出来事だった。
日曜日。陸に上がったトドのようにベッドの上でだらけてマンガをめくっていた私の元へ、妹がずかずかと近づいてきた。
おおぅ、今日もド派手なピンクネイルを決めているではないか。指先が天の川みたいにきらきらしているではないか。
「あのさ。ちょっと」
スマホを手に、ぶっきらぼうに顎をしゃくる妹。やたら尊大な態度である。すてきな香水をプレゼントする繊細な感性はどこいった。
ちょっと、である。ちょっととはなんだ。面《つら》貸せと言いたいのか。
「どした」
私はマンガを横によけてから尋ねると、ん、と言いながら私に掌を差し出した。
「スマホ。借りる。貸して」
すべて片言である。あやしい。
「なんでさ」
「いいから」
妹は私の枕元にあるスマホをぱっと取ると、ぱぱっと暗証番号を入力して、画面ロックを解除する。スマホのホーム画面を私へ向けた。
「ゆかりのセキュリティってちょろすぎぃ」
小馬鹿にしたような笑いを浮かべ、なにやら手で画面操作していたが、あっ、とある時点で「うっそ」と呟いたきり固まる。
「……なにやっていたのさ」
恥じることのないきれいなスマホ履歴なので、どこを見られたってかまいやしないのだが、一応聞いてみた。
妹は、これ、と言いながら画面を見せてくる。
なんだこれ。なんだっけ、マッチングアプリってやつじゃないのさ。
妹はこくりと頷いた。
マッチングアプリとは最近流行りのSNSのひとつで、恋愛したい男女を好みや性格を基にマッチングさせるサービスをするアプリのことだ。このマッチングをきっかけに付き合ったり、結婚したりすることもあるという。
「で、それがどうしたの」
「インストールするためにパスワードを入れろ」
命令かい。
「あのさ、普通に興味ないんだけど」
「いいから」
「いや。本当にさ、こういうのは求めていないんだって。大体、あんた、ついこの間、それで痛い目あったばかりでしょ」
初めて会った男性とのデートで、お酒に薬入れられた例の件である。
「大丈夫、あれとは別のアプリだから」
妹は変に自信満々である。姉ちゃんはね、アプリの問題じゃないと思うんだけどなあ。
「ほら、見てみなよ、心理テストで相性のいい相手を割り出せるんだってさ。自己分析? ができるわけ。楽しそうでしょ」
「心理テストは楽しいだろうけどさ、わたし、まだ学生だからねえ。就活もあるんだし、そんな悠長なことはできないというか」
それに修士論文もあるじゃないか。恋愛するためのエネルギーはすっからかんである。
妹ははんっ、と鼻で笑った。
「ゆかりは恐いから避けてるだけやろ。本当は興味あるくせに。昔、ちょっと厭なことがあったからと言って、すぐに諦めちゃったみたいなありきたりなパターンなんでしょ。……馬鹿じゃねえ?」
「……あんた、喧嘩売ってんの」
低い声になる。それは、自分に身に覚えがあったからとか、そういう理由ではなくて、ただ単に腹が立ってきたのだ。
「ゆかりって、プライド高いよね~」
「今度は煽る気か!」
妹はすっと真面目な顔になる。
「違うよ、損してるって言っているんだよ。興味ないならそれでいいし。あたしの知ってるヤツにも、そういうタイプがいるし」
ゆかりだって、着飾ればこのぐらいになれるでしょ、と妹は自分の顔を指さした。つけまバシバシで、アイシャドウを塗った派手好きの顔。けれど、たしかに見栄えがよくなっているのはたしかなのである。
「やろうとしないだけ。言い訳してるだけ。そういうのってむかつく。ずっとそう思ってた」
自分の好きなようにしていいじゃないの、とゆかりは露出度の高い足を見せつけるようにして言う。私はちらっとそれを見やり……しっかり肉のついた豚足、おっと、睨まれた。
「ちょっとだけやで」
「当たり前。そんなとこまで面倒みるほどヒマじゃないし」
「あ、そう」
いちいち棘のある言い方をするなぁ!
腹の中がもやもやするうちに、妹がちょちょいとスマホをいじりながら、「あんた、本好きだよね」と聞いてきた。
「ま、そだね」
「ミステリーもいける?」
「せやな」
「海外旅行…も、ま、好きやろ。運動は嫌いやな、うん」
「…今度はどうした、妹よ」
「アプリにゆかりの好みを入力してるの。そうすれば自動的に相性が合う人を探してくれるんだよ」
「へー」
昨今の技術は進んでいるんだな。
「姉ちゃんみたいに千年前に心が飛んで行ってる人の方が珍しいんだよ」
やがて妹は私に簡単な心理テストを答えさせると、ほいとスマホ画面を見せた。
そこにあったのは、男の写真。ずらずらと、スクロールするたび出てくる出てくる。
「男のカタログ…?」
「違う。プロフィール見て」
写真を押すとその人のプロフィール欄が出てくるようだ。
「この中から気に入ったのを選んで、この『いいね』ボタンを押してみて」
「押すとどうなるわけ?」
「相手も『いいね』ボタンを押してきたらマッチング完了。メッセージをやりとりできるようになるで」
「ほほう」
ひとつの顔写真に実在する人がいるわけか。そう思うと急に億劫な気がしてきた。え、私のリアクション次第で何か色々変わるわけでしょ、責任負えませんけど!?
妹は半眼になる。
「バカじゃないの。向こうもそういうつもりで登録してるんだから。お互いさまでしょ。嫌になったら相手をブロックすればいいだけだし、気軽じゃない?」
そういうものなのか。
世の中は今、そうなっているのか…。
「やっぱりやめとく」
「は?」
永久凍土並みの寒さを感じる「は?」である。あたしがここまでやってやっているのに、今更逃げるのか? と言わんばかりだ。
「ゆかりのためにわざわざおすすめした男たちをほとんど見もしないで何言ってるのさ。失礼じゃん? あたしに」
ぐいぐいと画面を押しつけられる。嫌々覗き込みながら、どう逃げようか考えるうち、写真の中に知った顔を見つけた。
「あ、田沼」
少し気恥ずかしそうに映るシャイボーイ。そうか、君も恋に迷える子羊だったか。
「知ってる人?」
「同じ研究室の後輩」
「えー、気まずいやつじゃん」
「でもいい子やよ。よくお菓子作って研究室に持ってくるし」
「胃袋で釣られてるんじゃん」
そう言いながらどれどれと画面を覗き込んだ妹は「ふうん」と冷めた目になる。
「あたしの好みじゃないなー」
「あんたの好みだったとしても紹介はしないけどね」
「は、なんで」
「彼がかわいそうでしょ。紹介してほしければ姉からの信用度を上げるのだ」
妹はぷくーっとリスみたいに頬を膨らませた。
「せっかくいいこと教えたのに!」
「いや、こちらから頼んだわけでも……」
「ばかっ、姉ちゃんのばかっ! 死んじゃえ!」
「えー……?」
どたどたと床を鳴らして部屋を出ていった。嵐のような去り際であった。
妹の情緒不安定についていけない。困った私は無意識にスマホをいじっていたらしく。しばらく経って画面を見ると。
「あ、嘘……」
血の気が引いた。
画面には『いいねしました!』というお知らせが。すぐに『マッチング完了しました!』と画面が切り替わる。
つまりどういうことか。
私はスマホを操作するうちについうっかりと操作を間違え、マッチングアプリでマッチングしてしまったのである。
だれと? ……田沼と。
研究室の後輩であり、もちろんリアルで言葉を交わしたことのある後輩と、マッチング完了。
私のプロフィールに貼り付けた写真は後ろ姿だけ。だが、知る人が見れば、私だとわかるだろう。
まあなんといいますか。
端的に言うと、人生詰みました。明日からあなたの顔を真正面から見られません、田沼くん。
日曜日。陸に上がったトドのようにベッドの上でだらけてマンガをめくっていた私の元へ、妹がずかずかと近づいてきた。
おおぅ、今日もド派手なピンクネイルを決めているではないか。指先が天の川みたいにきらきらしているではないか。
「あのさ。ちょっと」
スマホを手に、ぶっきらぼうに顎をしゃくる妹。やたら尊大な態度である。すてきな香水をプレゼントする繊細な感性はどこいった。
ちょっと、である。ちょっととはなんだ。面《つら》貸せと言いたいのか。
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すべて片言である。あやしい。
「なんでさ」
「いいから」
妹は私の枕元にあるスマホをぱっと取ると、ぱぱっと暗証番号を入力して、画面ロックを解除する。スマホのホーム画面を私へ向けた。
「ゆかりのセキュリティってちょろすぎぃ」
小馬鹿にしたような笑いを浮かべ、なにやら手で画面操作していたが、あっ、とある時点で「うっそ」と呟いたきり固まる。
「……なにやっていたのさ」
恥じることのないきれいなスマホ履歴なので、どこを見られたってかまいやしないのだが、一応聞いてみた。
妹は、これ、と言いながら画面を見せてくる。
なんだこれ。なんだっけ、マッチングアプリってやつじゃないのさ。
妹はこくりと頷いた。
マッチングアプリとは最近流行りのSNSのひとつで、恋愛したい男女を好みや性格を基にマッチングさせるサービスをするアプリのことだ。このマッチングをきっかけに付き合ったり、結婚したりすることもあるという。
「で、それがどうしたの」
「インストールするためにパスワードを入れろ」
命令かい。
「あのさ、普通に興味ないんだけど」
「いいから」
「いや。本当にさ、こういうのは求めていないんだって。大体、あんた、ついこの間、それで痛い目あったばかりでしょ」
初めて会った男性とのデートで、お酒に薬入れられた例の件である。
「大丈夫、あれとは別のアプリだから」
妹は変に自信満々である。姉ちゃんはね、アプリの問題じゃないと思うんだけどなあ。
「ほら、見てみなよ、心理テストで相性のいい相手を割り出せるんだってさ。自己分析? ができるわけ。楽しそうでしょ」
「心理テストは楽しいだろうけどさ、わたし、まだ学生だからねえ。就活もあるんだし、そんな悠長なことはできないというか」
それに修士論文もあるじゃないか。恋愛するためのエネルギーはすっからかんである。
妹ははんっ、と鼻で笑った。
「ゆかりは恐いから避けてるだけやろ。本当は興味あるくせに。昔、ちょっと厭なことがあったからと言って、すぐに諦めちゃったみたいなありきたりなパターンなんでしょ。……馬鹿じゃねえ?」
「……あんた、喧嘩売ってんの」
低い声になる。それは、自分に身に覚えがあったからとか、そういう理由ではなくて、ただ単に腹が立ってきたのだ。
「ゆかりって、プライド高いよね~」
「今度は煽る気か!」
妹はすっと真面目な顔になる。
「違うよ、損してるって言っているんだよ。興味ないならそれでいいし。あたしの知ってるヤツにも、そういうタイプがいるし」
ゆかりだって、着飾ればこのぐらいになれるでしょ、と妹は自分の顔を指さした。つけまバシバシで、アイシャドウを塗った派手好きの顔。けれど、たしかに見栄えがよくなっているのはたしかなのである。
「やろうとしないだけ。言い訳してるだけ。そういうのってむかつく。ずっとそう思ってた」
自分の好きなようにしていいじゃないの、とゆかりは露出度の高い足を見せつけるようにして言う。私はちらっとそれを見やり……しっかり肉のついた豚足、おっと、睨まれた。
「ちょっとだけやで」
「当たり前。そんなとこまで面倒みるほどヒマじゃないし」
「あ、そう」
いちいち棘のある言い方をするなぁ!
腹の中がもやもやするうちに、妹がちょちょいとスマホをいじりながら、「あんた、本好きだよね」と聞いてきた。
「ま、そだね」
「ミステリーもいける?」
「せやな」
「海外旅行…も、ま、好きやろ。運動は嫌いやな、うん」
「…今度はどうした、妹よ」
「アプリにゆかりの好みを入力してるの。そうすれば自動的に相性が合う人を探してくれるんだよ」
「へー」
昨今の技術は進んでいるんだな。
「姉ちゃんみたいに千年前に心が飛んで行ってる人の方が珍しいんだよ」
やがて妹は私に簡単な心理テストを答えさせると、ほいとスマホ画面を見せた。
そこにあったのは、男の写真。ずらずらと、スクロールするたび出てくる出てくる。
「男のカタログ…?」
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「押すとどうなるわけ?」
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ひとつの顔写真に実在する人がいるわけか。そう思うと急に億劫な気がしてきた。え、私のリアクション次第で何か色々変わるわけでしょ、責任負えませんけど!?
妹は半眼になる。
「バカじゃないの。向こうもそういうつもりで登録してるんだから。お互いさまでしょ。嫌になったら相手をブロックすればいいだけだし、気軽じゃない?」
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世の中は今、そうなっているのか…。
「やっぱりやめとく」
「は?」
永久凍土並みの寒さを感じる「は?」である。あたしがここまでやってやっているのに、今更逃げるのか? と言わんばかりだ。
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ぐいぐいと画面を押しつけられる。嫌々覗き込みながら、どう逃げようか考えるうち、写真の中に知った顔を見つけた。
「あ、田沼」
少し気恥ずかしそうに映るシャイボーイ。そうか、君も恋に迷える子羊だったか。
「知ってる人?」
「同じ研究室の後輩」
「えー、気まずいやつじゃん」
「でもいい子やよ。よくお菓子作って研究室に持ってくるし」
「胃袋で釣られてるんじゃん」
そう言いながらどれどれと画面を覗き込んだ妹は「ふうん」と冷めた目になる。
「あたしの好みじゃないなー」
「あんたの好みだったとしても紹介はしないけどね」
「は、なんで」
「彼がかわいそうでしょ。紹介してほしければ姉からの信用度を上げるのだ」
妹はぷくーっとリスみたいに頬を膨らませた。
「せっかくいいこと教えたのに!」
「いや、こちらから頼んだわけでも……」
「ばかっ、姉ちゃんのばかっ! 死んじゃえ!」
「えー……?」
どたどたと床を鳴らして部屋を出ていった。嵐のような去り際であった。
妹の情緒不安定についていけない。困った私は無意識にスマホをいじっていたらしく。しばらく経って画面を見ると。
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血の気が引いた。
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つまりどういうことか。
私はスマホを操作するうちについうっかりと操作を間違え、マッチングアプリでマッチングしてしまったのである。
だれと? ……田沼と。
研究室の後輩であり、もちろんリアルで言葉を交わしたことのある後輩と、マッチング完了。
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