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【第24話】 『“命令されない快楽”に、私の身体が慣れてきた』
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──何をすればいいか、指示がない。
それが、最初は怖かった。
“従っていれば正解”というルールがなくなった世界では、
一つ一つの選択が、自分の責任になる。
触れる場所。
動かすタイミング。
声を出すか、押し殺すか──
その全部を、自分で決めなきゃいけない。
でも今夜、ふと思った。
……もしかして私、もう命令がなくても感じられてるのかもしれない。
カメラを回していない時、
ひとりでベッドに横になって、
静かに呼吸を整えているとき。
ふと手が胸元に触れて、
そこに“見られている感覚”がなくても、
ちゃんと“熱”があった。
誰かに「そこ、触って」って命令されたわけじゃない。
「イケ」と指示されたわけでもない。
でも、自分でそこを選んで、
自分で感じて、
自分で吐息を漏らしたとき──
身体の奥から、じわじわと快楽が立ち上がってきた。
命令の快感は即効性がある。
“従ってる自分”に酔えば、すぐに高まる。
でも、自分で選んだ快感は、
ゆっくり、じっくり、
まるで芯から温まるように、
あとから効いてくる。
《ナナって、最近ちょっと雰囲気変わったよね》
《自分でコントロールしてる感じする》
《前より、見ててドキドキする》
コメント欄が、そんなふうに言ってくれた。
私は笑いながら答えた。
「うん、なんか最近……“自分がやってる”って感覚があるの。
指示されてたときより、よっぽどエッチな気がするの、なんでやろな」
かつて私は、
命令されなきゃ感じられない身体だと思ってた。
“誰かに使われることでしか、興奮できない”と思い込んでた。
でも今は違う。
私の欲望は、私の中から湧いてくる。
私の声は、命令じゃなくて欲求に応じて漏れ出す。
私の身体は、ちゃんと──“ナナ”として生きてる。
命令がないと不安だった頃の私は、
もうここにはいない。
今の私は、
自分のタイミングで、
自分の感度で、
“ナナ”という存在を更新していく。
そして今夜も、
誰に言われたわけでもなく、
自分の意思で、静かにカメラを立ち上げる。
「こんばんは。……今日は、自分で気持ちよくなってもいいですか?」
コメント欄が一斉にざわついた。
その反応に、私は少しだけ笑って──
ゆっくりと、服に手をかけた。
それが、最初は怖かった。
“従っていれば正解”というルールがなくなった世界では、
一つ一つの選択が、自分の責任になる。
触れる場所。
動かすタイミング。
声を出すか、押し殺すか──
その全部を、自分で決めなきゃいけない。
でも今夜、ふと思った。
……もしかして私、もう命令がなくても感じられてるのかもしれない。
カメラを回していない時、
ひとりでベッドに横になって、
静かに呼吸を整えているとき。
ふと手が胸元に触れて、
そこに“見られている感覚”がなくても、
ちゃんと“熱”があった。
誰かに「そこ、触って」って命令されたわけじゃない。
「イケ」と指示されたわけでもない。
でも、自分でそこを選んで、
自分で感じて、
自分で吐息を漏らしたとき──
身体の奥から、じわじわと快楽が立ち上がってきた。
命令の快感は即効性がある。
“従ってる自分”に酔えば、すぐに高まる。
でも、自分で選んだ快感は、
ゆっくり、じっくり、
まるで芯から温まるように、
あとから効いてくる。
《ナナって、最近ちょっと雰囲気変わったよね》
《自分でコントロールしてる感じする》
《前より、見ててドキドキする》
コメント欄が、そんなふうに言ってくれた。
私は笑いながら答えた。
「うん、なんか最近……“自分がやってる”って感覚があるの。
指示されてたときより、よっぽどエッチな気がするの、なんでやろな」
かつて私は、
命令されなきゃ感じられない身体だと思ってた。
“誰かに使われることでしか、興奮できない”と思い込んでた。
でも今は違う。
私の欲望は、私の中から湧いてくる。
私の声は、命令じゃなくて欲求に応じて漏れ出す。
私の身体は、ちゃんと──“ナナ”として生きてる。
命令がないと不安だった頃の私は、
もうここにはいない。
今の私は、
自分のタイミングで、
自分の感度で、
“ナナ”という存在を更新していく。
そして今夜も、
誰に言われたわけでもなく、
自分の意思で、静かにカメラを立ち上げる。
「こんばんは。……今日は、自分で気持ちよくなってもいいですか?」
コメント欄が一斉にざわついた。
その反応に、私は少しだけ笑って──
ゆっくりと、服に手をかけた。
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