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最終章 薔薇魔女のキセキ
〈175〉卒業実習7
しおりを挟むベヒモスの瘴気に誘発されて、王都裏の結界内には、次々と冥界の魔獣が湧いていた。
広場での死闘が繰り広げられている間、東の池に集結していた実習の学生達と、ジャンルーカをはじめとした講師達、そして騎士団の面々は、続々と襲いかかるその群れと戦っていた。――生命の匂いに誘われて、わらわらと湧いては集まってくるようで、終わりが見えない。
非戦闘員の学生達は、ジンライの結界の中で護られている。
ひしめき合って身を寄せ合い、恐怖に耐えているが、泣き出す者も多い。それはそうだろう、貴族の子息がほとんどの、学生達なのだ。
「集まって正解でしたね、さすがラジ」
ジャンルーカが、汗と返り血を手の甲で雑に拭うと、隣のトーマスがけろりと笑って同調する。
「早く師団長になって欲しいすね!」
「これが終わったら、否が応でもっ」
ジャンルーカが魔獣を斬り
「そっすね!」
トーマスが攻撃魔法でトドメを刺す。即席ペアだが、数をこなすうちに自然と息が合ってきた。
ジャンルーカは、トーマスを驚きとともに見直していた。普段は軽口ばかり叩いている陽気なお調子者、と思っていたが、やはりラザールが引っ張り上げて、若くして副長に任命しただけはある。豊富な魔力、瞬時に魔力量を調整した魔法、その魔法の精度、全てが一流だ。
「やっはー! きぃもーちいー!」
「トーマス! 調子に乗らない!」
「さーせんブリジットさーん!」
なるほど、なかなかのやんちゃさだな、とジャンルーカは姿勢を変えないままに眉を下げる。
一方のブリジットは、視野広く、よく補助をこなしてくれている。恐怖で目をつぶりそうなジンライを鼓舞し、戦場での戦力のばらつきを瞬時に判断して、左右に人員を割り振る指示を出してくれる。そのお陰でジャンルーカは、戦闘に集中できていた。
「彼女、大変優秀ですね」
ブリジットにウインクを送るジャンルーカは、ドロドロで髪も乱れ、疲労感にもあふれ、普段の美麗さを失っている。その代わりに、表現できないくらいのセクシーさを醸し出していて――
「うっ。あれは見ちゃだめ、見ない! やられちゃう!」
ブリジットは、あえてジャンルーカとは目を合わせないようにしている。それを「初めて女性にふられた」と後で笑い話としてジャンルーカが語るのは、また別の話だ。
そのブリジットの隣でジンライは、恐怖とともにその戦いを見ていた。
雷神の加護があるとはいえ、自分はただの鍛治見習い。
ジンライの手も肩も、気を抜くとガタガタ震える。泣きそうになる。だが。
――背後には、たくさんの学生達。
自分の魔力にのしかかる命の重さに、気を張っている。が、同時にくじけそうにもなっている。
「ジン君、大丈夫よ」
ブリジットが、結界の外でずっと寄り添ってくれている。結界内に入ってしまえば、向こうから入ってこれない代わりに、こちらからも手を出せない。
よっぽど怖いのはブリジットの立場の方なのだが、彼女は笑顔を絶やさず、ずっと声を掛け続けてくれている。
そんなブリジットの護衛でこの場から動けなくなっているのは、
「ジン! 僕が、守るから!」
テオだ。
通信係として移動しようとした矢先、発生した魔獣に行き先を阻まれ、戻ってこざるを得なくなった。
彼はすぐさま気持ちを切り替え、結界に近づこうとする魔獣の排除に集中し、結界内の学生達が恐怖でつぶれないよう、言葉で鼓舞し続けている。
ひらりひらりと、風魔法を駆使した機動力で縦横無尽に動き回り、魔獣を斬って、斬って、斬りまくって。
自分と同じ、学生だったのに。
いきなり放り込まれた、戦場で。
二刀流のナイフ捌きで駆け巡る彼は、立派な戦士で、英雄だ。
「テオ、ありがとう」
その親友の姿を、目に焼き付ける。こみあげてくる涙を、まだ今じゃない、と耐える。
――ジンライは、恐怖で縮こまりそうな自身の心と、ずっと、戦っている。
※ ※ ※
ザクザクと剣で斬られるベヒモスは、黒い血をまき散らしながら、暴れていた。
帝国軍最新魔道具の効果で、物理無効が解除されている今。
ルスラーンとヒューゴーが、好機とばかりにドラゴンスキルを発動させ、斬りまくっている。
ベヒモスは懸命に噛みつこうと、薙ぎ払おうと、腕や尾、時には足で反撃するものの、二人の動きが速すぎて明らかに捕捉できていない。
ルスラーンは、頭の片隅が冷えてきた。
「ベヒモスは確かに奈落の三神で凶大だが、中身は六番だっ」
「っ! そうか!」
ヒューゴーも気づく。
戦闘センスが、ないのだ。
伝承の通りなら、もうすぐ無敵の猛攻が来る。それを耐え切れさえすれば――
わずかだが、光明が見えたかに思えたが。
「うーらああああああ!」
二人のコンビネーションの合間に割り込んでくるゲルルフが、正直邪魔で仕方がない。
いくら魔力を込めた拳とはいえ、ベヒモスに致命的なダメージを与えられるかというと、疑問だ。
かといって、騎士団長を排除するわけにもいかない。
どうしたものか……とルスラーンがイラついていると、フィリベルトが合図を寄越した。
騎士団でよく使う合図だが、ゲルルフは殴るのに夢中で見ていない。
顔は動かさず、目の端だけでそれを視界に入れ、了承のハンドサインを返し、ヒューゴーにアイコンタクトをする。
――成果は、くれてやれ。
――なるほど……えぐいな。
ルスラーンは、ベヒモスを翻弄することに集中し始めた。
ヒューゴーも陽炎を用いて自身の分身をたくさん生み出し、標的を絞らせないように動く。
攻撃するのでなければ、かなり温存できる。――体力も、魔力も。
「うほほーーーーー!!」
まるでゴリラのドラミングだな、と苦笑しつつ、ゲルルフのパンチラッシュを流し見ながら、ルスラーンはレオナを振り返る。
あの巨大な火魔法を放った後、地面に膝を突いていたのが気になっていた。
盾になっているマクシムが慌てていないところを見ると大丈夫そうだが……と体勢を整えた矢先。
目の端で、人影が動いた気がした。
「!?」
この場にいるのは、岩陰に作られた結界内のエドガーと護衛のセリノ、そしてユリエ。
戦闘態勢にある面々。
それ以外の、誰かがいる?
さっ、と気配を探るが、引っかからない。
気のせいか? と再びベヒモスに意識を集中すると――
「やべえ! 来るぞ!」
ヒューゴーが叫んだ。
――グルアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
ベヒモスが天を仰いで咆哮したかと思うと、体表面が再び黒紫に光を帯び、ゲルルフの拳が弾き飛ばされる。
「ちっ」「撃て、撃てーっ!」
斜め後ろの死角から、ディートヘルムとマクシムが魔弾を立て続けに撃ち込むが、それも全て弾かれ、地面に落ちた。
「ディスペル!」
ラザールが、効果解除の魔法を放つが、それもレジスト(拒絶)され――無敵の猛攻時間が今、始まった。
※ ※ ※
「今すぐ、援軍を!」
王宮、朝議の間。
ダン! と大理石のテーブルをありえない音で叩くのは、王国宰相ベルナルド。レオナとフィリベルトの父だ。
「大事にすると、王国内に混乱を招くぞ」
それを止めるのは、マーカム王国国王、ゴドフリー。
「幸い、結界から出て来てはいないんだ」
「では、見殺しにするとおっしゃるか!」
「落ち着け、ベルナルド、そうではない」
紫雲に覆われた王都。民は不穏な空気を察して店じまいするなどして、家の中に自主的に引きこもっている。
幸い結界内で済んでいることから、大きな混乱には至っていないが、王国民の頭の片隅には「スタンピードの恐怖」があった。
国王がそれを懸念してパニックを防ぎたい気持ちは分かるが、何せ中には学院の学生達と、最低限の護衛しかいない。いくらたまたまドラゴンスレイヤー三名(と騎士団長)がいたからといって、戦力が圧倒的に足りていないはずだ。
「ならばせめて第二魔術師団を動かしてください。結界を強化せねばなりません」
「ううむ、それなら、まあ……だが、本当なのか? その、奈落のさんしんとやら? が蘇ったのは」
ゴドフリーの呑気な質問に、ベルナルドは、
「気になるなら、ご自身で裏山を見てみたら良いでしょう」
冷たく言い放ち、魔術師団本部へ連絡を入れるため、慌ただしく朝議の間を退出したのだった。
※ ※ ※
静かでなみなみとたゆたう水面を、サービアは、ぼうっと眺めていた。
森の中で、独り膝を抱えて見る景色はどれもが新鮮で、どれもが寂しい。
半身とも言える兄のサーディスと離れて過ごすのは、生まれて初めてだった。
「ディスが先に地上を喰らうなら、僕が後から海を喰らう」
サーディスは「ビアの方が強いから、僕が先にいくね」と言った。
だがサービアには分かっていた。
サーディスは、寂しがり屋なのだ。
後になったら、この独りの時間を耐えられない。
自分なら耐えられるかと思ったが――
「寂しいよ」
見上げると、枝葉の隙間の紫雲がその色を増した。
「でも、まだ足りないから、仕方がないね」
サービアの力は、膨大。
スラムの生け贄では全く足りなかった。
「まだ目覚められないや。それに、イゾラを喰らうには、全然足りないなあ」
ゆらり、と揺れる水面をじっと見つめてからブランケットにくるまり、サービアは目を閉じた。
※ ※ ※
「えげつねえ!」
ブルーとレッドという二種のドラゴンを倒したヒューゴーでさえ閉口する、ベヒモス無敵の猛攻が、全員を襲っていた。近づけばその鋭い牙と爪で皮膚を切り裂かれる。離れれば闇の攻撃魔法が襲ってくる。
「結界が、もう耐えられんかもしれん」
フィリベルトは、厳しい表情で空を仰いでいた。むしろ今まで十分耐えたと思う。第三騎士団師団長権限をフルに使って備えたことが功を奏し、神をその力ごとこの狭い領域に、閉じ込められているのだから。
計算では、そろそろベルナルドが増援を寄越すはずだが、一向にその気配がない。日和見主義の国王のことだ、混乱を恐れて出陣許可が下りないのかもしれないな、とそっと溜息をつきながら、恐ろしい巨大な獣を見上げる。
その力は、衰えるどころか、増している。
しゅおおお、と不気味な音を立てるその体表は、相変わらず攻撃を弾く。段々と削られていくこちらの体力と、魔力。ゲルルフに主攻を譲ったとはいえ、避けて攻めるだけで、どんどん精神力も摩耗していく一方なのだ。
フィリベルトは、頭の中で古代文献のページを必死にめくっている。
奈落の三神をどうすれば倒せるのか。
ヒントや手がかり、何でも良い。
――このままでは、削り切れずに負ける。
最悪のシナリオが頭をよぎった、その時。
レオナが、ラザールに何かを話しかけて、ラザールが驚き――頷いた。
マクシム、ディートヘルムがレオナを囲んで、ラザールが杖を構え、全員にバフ(強化魔法)を唱える。
――レオナ、何をする気だ!?
フィリベルトが、その動きに気を取られてしまったその刹那。
「きゃっ」
短い、悲鳴。
「!?」
振り返ると、岩陰に隠れていたフランソワーズが、頬を押さえてしゃがみこんでいて、エドガーとユリエが動揺してお互いに抱きつき、セリノが慌てて胸元から応急処置の道具を取り出しているところだった。
――なんだ……怪我?
頬からはだくだくと赤い血が流れ、フランソワーズは呆然としゃがみ込んだまま。
――一体、何が……?
フィリベルトのその疑問は、ゲルルフの怒りの咆哮で全て消し飛んだ。
「おーのーれーっ!」
怪我をしたフランソワーズを見て我を失い、ベヒモスに殴りかかるゲルルフは、まさにケダモノ。
それに応えるかのように、ベヒモスも咆哮する。
グアッハアアアアアアアアアア!
「しまっ」
「闇堕ちか!」
ヒューゴーとルスラーンは、瞬時に状況を把握し、前線から一歩下がった。
ゲルルフは、腐っても騎士団長だ。
その戦闘力だけは、凄まじい。
それが、フランソワーズの怪我で負の感情を揺さぶられ、ベヒモスに誘われた。
ゲルルフの両眼が、どんどん黒く染まっていく――
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お読み頂き、ありがとうございました!
大変ですが、書き切りますので、お付き合いくださいませm(_ _)m
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∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
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