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刺繍のお時間
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「エミリーにプレゼントするわ」
「え?これは何?」
手のひらに置いた裁縫セットを見てエミリーが首をかしげる。
「魔除け、かしら?」
ガクッ。そうよね。そう、魔除けの紋様も書き込んだし、魔除けにしか見えないわよね。
「ありがとう、魔除けのお守りとして大切にするわ」
ちょっと戸惑った顔をしてエミリーが受け取る。
「あのね、エミリー、これは一見魔除けのお守りに見えるでしょう?それは確かにそうなの。わざとよ、わざと。この魔物みたいな絵もわざと」
本当は、違うけど。絵心が無かっただけなんだけど。カッコいい動物書きたかったのに、なぜか魔物みたいになっちゃったんだけど。それは黙っておく。
「ほ、ほら、これなら、魔除けのお守りって言えば、女の持ち物だと取り上げられることはないでしょう?」
「ふふ、確かに、お守りを取り上げるような人はいないわね。ありがとうリリー。肌身離さず持ち歩くわ」
すっかりエミリーがお守りだと思い込んでしまった。
「違うの、エミリー、一見魔除けのお守りに見えるけれど、貸して!ほら、こうして使うのよ!」
エミリーの手に渡ったものを取り戻して後ろのケースを開き針を取り出す。
「ほら、ここを開くと針が出てくるでしょう」
「まぁ!」
「それから、糸を、この隙間に入れるとハサミの代わりに切ることができるのよ」
「すごいわ、リリー!もしかして、糸とこのお守りを持っていれば、どこでも刺繍ができるっていうこと?」
エミリーの目がキラキラしている。
喜んでくれているのが分かって嬉しい。
「早速やってみましょう」
針を2本取り出し、エミリーに1本渡し、1本は私が見本を見せるために使う。
「ああ、うれしいわ。私、刺繍をしてみたかったのよ、本当に私が……って、あら?糸を通すのも難しいのね、え?リリー何故そんなんすばやく糸を通せるの?ああ、ちょっと待って、えいっ、ああ、惜しい、やった!通ったわ!」
糸を通すだけで大騒ぎのエミリー。かわいい。
それから、お菓子をつまみながらエミリーと二人ハンカチに刺繍をしていく。
と、言っても、エミリーは基本の基本からの練習。
「ああーん、なんで上手くできないのかしら?」
「初めてにしては上手よ」
「そう?そうかしら?きっと、リリーの教え方が上手いからね!」
「エミリーが器用なのよ」
「リリーのおかげよ」
休憩をはさみながら、練習を重ね、エミリーはランニングステッチとバックステッチとアウトラインステッチとサテンステッチ、レゼーデージーステッチ、チェーンステッチまで覚えた。
途中からは、話をしながら刺せるようになっている。
=================
刺繍のステッチの名前は実際にあるものです。単に、調べて羅列しただけ。
簡単なやつから順に紹介されてたから、簡単なやつからエミリーには覚えてもらった。
っていうか、ランニングステッチとか、波縫いのことだかんな……バックステッチって、本返し縫いのことだかんな……刺繍じゃない、単なる縫いものだ……と、正直思います。
ステッチっていうとそれっぽいけど……。
「え?これは何?」
手のひらに置いた裁縫セットを見てエミリーが首をかしげる。
「魔除け、かしら?」
ガクッ。そうよね。そう、魔除けの紋様も書き込んだし、魔除けにしか見えないわよね。
「ありがとう、魔除けのお守りとして大切にするわ」
ちょっと戸惑った顔をしてエミリーが受け取る。
「あのね、エミリー、これは一見魔除けのお守りに見えるでしょう?それは確かにそうなの。わざとよ、わざと。この魔物みたいな絵もわざと」
本当は、違うけど。絵心が無かっただけなんだけど。カッコいい動物書きたかったのに、なぜか魔物みたいになっちゃったんだけど。それは黙っておく。
「ほ、ほら、これなら、魔除けのお守りって言えば、女の持ち物だと取り上げられることはないでしょう?」
「ふふ、確かに、お守りを取り上げるような人はいないわね。ありがとうリリー。肌身離さず持ち歩くわ」
すっかりエミリーがお守りだと思い込んでしまった。
「違うの、エミリー、一見魔除けのお守りに見えるけれど、貸して!ほら、こうして使うのよ!」
エミリーの手に渡ったものを取り戻して後ろのケースを開き針を取り出す。
「ほら、ここを開くと針が出てくるでしょう」
「まぁ!」
「それから、糸を、この隙間に入れるとハサミの代わりに切ることができるのよ」
「すごいわ、リリー!もしかして、糸とこのお守りを持っていれば、どこでも刺繍ができるっていうこと?」
エミリーの目がキラキラしている。
喜んでくれているのが分かって嬉しい。
「早速やってみましょう」
針を2本取り出し、エミリーに1本渡し、1本は私が見本を見せるために使う。
「ああ、うれしいわ。私、刺繍をしてみたかったのよ、本当に私が……って、あら?糸を通すのも難しいのね、え?リリー何故そんなんすばやく糸を通せるの?ああ、ちょっと待って、えいっ、ああ、惜しい、やった!通ったわ!」
糸を通すだけで大騒ぎのエミリー。かわいい。
それから、お菓子をつまみながらエミリーと二人ハンカチに刺繍をしていく。
と、言っても、エミリーは基本の基本からの練習。
「ああーん、なんで上手くできないのかしら?」
「初めてにしては上手よ」
「そう?そうかしら?きっと、リリーの教え方が上手いからね!」
「エミリーが器用なのよ」
「リリーのおかげよ」
休憩をはさみながら、練習を重ね、エミリーはランニングステッチとバックステッチとアウトラインステッチとサテンステッチ、レゼーデージーステッチ、チェーンステッチまで覚えた。
途中からは、話をしながら刺せるようになっている。
=================
刺繍のステッチの名前は実際にあるものです。単に、調べて羅列しただけ。
簡単なやつから順に紹介されてたから、簡単なやつからエミリーには覚えてもらった。
っていうか、ランニングステッチとか、波縫いのことだかんな……バックステッチって、本返し縫いのことだかんな……刺繍じゃない、単なる縫いものだ……と、正直思います。
ステッチっていうとそれっぽいけど……。
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