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「私ももう年だからね、一人で暮らしていて倒れていたら誰にも発見してもらえないだろう?だから一緒に暮らしてくれるとありがたい」
なんて言ってたけど、あと10年や20年や30年は元気だろうってお医者様にも太鼓判押されるくらい元気なんだけどね。
「老後の面倒見るのは弟子の役目だ!文句は言わせないよ!」
とも言ってるけど、もちろん私は死ぬまでアイシャさんと一緒にいるつもり。だってもう結婚はしないから家を出る必要ないものね?
あ、でもギルド長が「ばぁちゃん一緒に暮らすか?」って何度も言ってるから、アイシャさんがギルド長と暮らしたいっていうなら私は身を引かないと。
いくらギルド長が「アイシャとジャンも一緒に」って言ってくれてるからと言って、甘えるわけにはいかない。
「今日はいつもよりおそかったの」
アイシャさんが大きな鍋をお玉でぐるぐるかき混ぜ始める。
「ジャンが鐘が鳴った後、ずっとソワソワしてママは?ママは?と言っておったぞ」
「え?ジャン~!遅くなってごめんねぇ」
抱っこしているジャンをぎゅー。
そっか。鐘の音が5つなったら私が帰ってくるって覚えたのね。
そうね、いつもなら2分で戻るのに……。
「帰り際に新人冒険者の受付をして遅くなったの。で、明日はその新人の指導でダンジョンに行ってくるの」
アイシャさんが、鍋の中にお玉をぼちゃんと落として振り向いた。
「はぁ?アイシャが、新人の指導?」
「うん」
にやにやと笑ってアイシャさんにこたえる。
「ギルド職員の仕事じゃなくて、冒険者としての依頼受注扱いにしてくれるって、ギルド長が。ふふ、だから、明日新人教育が終われば銅級になれるの!」
ああ、長かった。
ギルド長は私の喜びの表現を理解してくれなかったけれど、アイシャさんなら弟子の昇給を心から喜んでくれるだろうと、顏を見ると、眉を寄せている。
ええ、なんで?そんな難しい顔をしているの?
そこは満面の笑みでよかったじゃないかって声をかけるところ。
なんなら、昇級のお祝いに明日はごちそうを用意するとか言ってくれてもいいのでは?おちろん私は準備しなくていいよ、お祝いにいつもよりいいものを食べに行こう!お金は私が出すから!いつもお世話になっているし!とか答える気満々なんだけど……。
眉を寄せたままの表情でアイシャさんが口を開いた。
「シャリアが、新人指導?できるのかい?」
失礼なぁ!
「できますよ~。師匠が私に何度か指導してくれたでしょう?同じようにすればいいんですよね!」
「わしのを真似る……じゃと?」
ジャンを子供用の椅子に座らせる。
パンを食べやすい大きさにちぎってジャンの前の皿にのせる。
「つぶれるぞ……」
ぼそりとアイシャさんがつぶやいた。
つぶれる?パンが?流石に身体強化なんて使わずに普通にちぎってるからつぶれませんよ?
「……いや、ガルドの指示と言ったな?なら……そういう人材か」
「そういう?」
野菜がくたくたになるまで煮込まれたスープ。
「シュープ、シュープ」
ジャンが欲しがって手を伸ばす。
「待って、まだアチチだからね」
「ふーふーしゅる、ふーふー」
「うん、そうだね。ふーふーして冷まさなくちゃね」
ふー、ふーと、スープに息を吹きかける。
「もしかして、明日指導する新人って、ジャンと同じ色の髪の男かい?」
「え?」
エディさんを思い出し、目の前で私と一緒に一緒にふーふーと言っているジャンを見る。
なんて言ってたけど、あと10年や20年や30年は元気だろうってお医者様にも太鼓判押されるくらい元気なんだけどね。
「老後の面倒見るのは弟子の役目だ!文句は言わせないよ!」
とも言ってるけど、もちろん私は死ぬまでアイシャさんと一緒にいるつもり。だってもう結婚はしないから家を出る必要ないものね?
あ、でもギルド長が「ばぁちゃん一緒に暮らすか?」って何度も言ってるから、アイシャさんがギルド長と暮らしたいっていうなら私は身を引かないと。
いくらギルド長が「アイシャとジャンも一緒に」って言ってくれてるからと言って、甘えるわけにはいかない。
「今日はいつもよりおそかったの」
アイシャさんが大きな鍋をお玉でぐるぐるかき混ぜ始める。
「ジャンが鐘が鳴った後、ずっとソワソワしてママは?ママは?と言っておったぞ」
「え?ジャン~!遅くなってごめんねぇ」
抱っこしているジャンをぎゅー。
そっか。鐘の音が5つなったら私が帰ってくるって覚えたのね。
そうね、いつもなら2分で戻るのに……。
「帰り際に新人冒険者の受付をして遅くなったの。で、明日はその新人の指導でダンジョンに行ってくるの」
アイシャさんが、鍋の中にお玉をぼちゃんと落として振り向いた。
「はぁ?アイシャが、新人の指導?」
「うん」
にやにやと笑ってアイシャさんにこたえる。
「ギルド職員の仕事じゃなくて、冒険者としての依頼受注扱いにしてくれるって、ギルド長が。ふふ、だから、明日新人教育が終われば銅級になれるの!」
ああ、長かった。
ギルド長は私の喜びの表現を理解してくれなかったけれど、アイシャさんなら弟子の昇給を心から喜んでくれるだろうと、顏を見ると、眉を寄せている。
ええ、なんで?そんな難しい顔をしているの?
そこは満面の笑みでよかったじゃないかって声をかけるところ。
なんなら、昇級のお祝いに明日はごちそうを用意するとか言ってくれてもいいのでは?おちろん私は準備しなくていいよ、お祝いにいつもよりいいものを食べに行こう!お金は私が出すから!いつもお世話になっているし!とか答える気満々なんだけど……。
眉を寄せたままの表情でアイシャさんが口を開いた。
「シャリアが、新人指導?できるのかい?」
失礼なぁ!
「できますよ~。師匠が私に何度か指導してくれたでしょう?同じようにすればいいんですよね!」
「わしのを真似る……じゃと?」
ジャンを子供用の椅子に座らせる。
パンを食べやすい大きさにちぎってジャンの前の皿にのせる。
「つぶれるぞ……」
ぼそりとアイシャさんがつぶやいた。
つぶれる?パンが?流石に身体強化なんて使わずに普通にちぎってるからつぶれませんよ?
「……いや、ガルドの指示と言ったな?なら……そういう人材か」
「そういう?」
野菜がくたくたになるまで煮込まれたスープ。
「シュープ、シュープ」
ジャンが欲しがって手を伸ばす。
「待って、まだアチチだからね」
「ふーふーしゅる、ふーふー」
「うん、そうだね。ふーふーして冷まさなくちゃね」
ふー、ふーと、スープに息を吹きかける。
「もしかして、明日指導する新人って、ジャンと同じ色の髪の男かい?」
「え?」
エディさんを思い出し、目の前で私と一緒に一緒にふーふーと言っているジャンを見る。
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