1 / 176
プロローグ①
しおりを挟む
◆プロローグ
ぼくこと、井上九郎は。九男でもないのに九郎。両親が源九郎義経が好きだからだ。
いや、取るべき場所はそこではない。なぜ普通に義経と名付けてくれなかったのか?
それに対して母親は。
「義経にしたら、いかにもで、イジメにあうかもしれないじゃない?」
なんて言う。
いえいえ、母上。九郎でも充分にイジメ対象ですから。と、ぼくは胸の内でツッコんだ。
実際、学校では『ご苦労さん』と陰で言われていたからな。
友達、少ないから。面と向かって言われたわけではないけれど。漏れ聞いたところ、そんな感じだったんだぞ?
いわゆる、ぼくは。アニメやゲームが大好きな、陰キャオタクです。でも、語り合う友達はいない。いつもひとりで遊んでいる。それが、困ったことに苦にならない。孤独を愛する男なのだ。
あ、調子に乗って、格好つけました。すみません。ただのコミュ障です。
孤独を愛するあまり、コミュニケーションがどヘタ、という陰キャあるある。泣けるっ。
勉強もそこそこの成績で、特に好きというわけでもなかったので。高卒で就職したのだが。基本、オドオドしているから。やっぱり人間関係でつまづきまして。
早々に、無職に。
しかし、家族は引きこもりを許さない。人生、そんなに甘くないよね?
「働かざる者、食うべからずよっ。九郎、明日までにこれを仕上げなさーい」
そう言って、姉たちは。フリフリした服を、ぼくに押しつけるのだった。
双子の姉たちの名は、巴と静という。やはり義経の時代を生きた、強き女性たちと同じ名前だ。
名は体を表すと言うが、姉たちも強き者である。
会社員の巴と静は、アニメ、BL、コスプレ、大好きのオタク腐女子でもある。
まず、それを隠さないところが強靭な精神力だよ。
そしてボンキュッボンのナイスバディーを、肌面積多めのコスプレで惜しげもなくさらし。不特定多数の人々に、私を見て、と言えるの。単純にすごい。ぼくは無理なので。
姉たちは、いつでも好きなものに全力投球。オタクの鑑だ。
「ここを、もっと、ビラビラのフリフリにしてちょうだい」
巴が、ぼくに押しつけた衣装を指さし、指示してくる。
そう、姉たちのコスプレ衣装を制作しているのは、ぼくなのです。
「ちゃんと、ギャザーは同じだけビラビラにしてよね? 前のとき、巴より少なくて映えなかったんだからぁ」
静もしっかり、主張してくる。ふたりの要求は、的確で、無茶ぶりだ。
まぁ、無茶…でもないかも、だけど。こき使われている感は、いなめない。
巴と静は、双子の特性を生かして、対になるキャラのコスプレで評判になっているそうだ。
ぼくはそういうの、よく知らないのだが。なんかコミュニティがあって、そこでウケているらしい。
ぼくは、ただたんたんと、言われたとおりに縫って仕上げるだけなので。
どこで発表して、どんな反応があったとかは、知らんし。あとのことは彼女たちにお任せだけど。
一応、ぼくは。完全な引きこもりでは、ないですよ?
単身赴任の父、パート勤めの母、会社員の姉たちに代わり、ぼくが家事全般を引き受けているからね。
買い物にも行くので、外出もできます。
ま、引きこもり一歩手前、ではあるけどね。
そんなぼくに、母は。
「家の中が片づいていて、あったかい食事が出てくるの、すっごく助かるわぁ」
と言ってくれるが。
姉たちは弟に、容赦ないよねぇ?
衣装のお直しを命令した巴が、さらに、ぼくに、なにかを押しつけて、言う。
「あと、このゲーム。ラストシーン手前までやっておいて?」
渡されたもののパッケージを、ぼくは、ぽつぽつと読み上げた。
「新感覚恋愛シミュレーションゲーム『愛の力で王を救え!』ぇえ? 乙女ゲーム? なんで腐ってる巴が、乙女ゲームやるの?」
すると静が、質問には答えずに、目をキラリンとさせた。
「ええ? アイキン、手に入ったの? すっごい古いゲームだから、あきらめていたのよぉ」
すると、巴は。静にドヤ顔をした。
ちなみに、アイキンとは。愛の力で王(キング)を救え! の通称らしいが。なんでも略せばいいってもんじゃない。
そして略す場所はそこなのか? と、ぼくは思う。
「超人気のBL神絵師、畑野こやし先生が新人の頃に携わって爆ウケしたって、今また、話題になってんの。王のイアンが、あのロベルト様と似てるのぉ。絶対見たいじゃないっ? いや、見せろ!」
お願いではなく、見せろと断言されちゃった。
つか、あのロベルトって、どのロベルトだよ?
聞かないけど。聞いたら、三十倍になって返ってくるから。時間の無駄です。
「あんたの言うとおり、BL脳だから、途中の主人公とのラブはいらないの。ラストシーンのスチルだけ見たいの。その身を我に捧げよ、って、イケボで言うのよぉ、キャーッ。ってことで、よろしくぅ」
途中、ヤバいテンションまで駆け上がった巴は、後半はスンとして。ふたりは部屋から退場していった。
弟にテンション上げる価値はない、ってことですねぇ?
自室に残っているのは、ふたりの衣装…今回は魔法少女もの。と、ゲームのみ。
嵐の通り過ぎたあと、ですな。
まぁ、とりあえず。スカートのギャザーを増やすところから始めた。
針仕事をしたのは、姉たちが四苦八苦していた、衣装作りの手伝いをしたときが初めてだったんだけど。
でも、やってみたら面白くて。言われるままに、どんどん縫い上げていったら。姉が全部任せてきた。
いやいや、これ、君たちのやつのはずだけど?
でも。案外、マジで面白かったのだ。
切ったパーツを縫い合わせて、服になるのは。なんとなくパズルみたいって思ったんだ。
手先も器用だったから、するする縫えたし。むしろ、針仕事、楽しい。
だったら、服飾を仕事にすればいいんじゃない? とも思うが。
自分でデザインをする、ひらめきはないんだよね。
コスプレは、アニメのキャラが着ている服を作るわけで。もうデザインは、出来ている。それを形にするところまでは、可能なんだ。
でも、自分でデザインして、服を作って、という。今どきのデザイナーさんのようなセンスは、ないような気がする。
服だけを作る職業も、あるのかなぁ? 言われた物をただ縫い上げていく、みたいな。
でも、仕事にしたら。たぶん、今のように、楽しんで作る感じにはならないような気がする。
朝から晩まで、チクチクするわけだからね。
あ、ぼくはミシンが嫌いでさ。早いし。針が怖いし。
ぶすぅって、針が指を縫っちゃうの想像すると、無理ぃってなる。
でも、服飾するなら、いまどきミシンは必須だろ?
やっぱ。服飾関係を仕事にするのは無理かなぁ?
今、やってるみたいに、ひたすらチクチクするのが、好きなんだけどな。
手縫いは逆に頑丈だし。良い部分もあるんだけどね。
なんて、考えながら縫っていれば。やるべき仕事は済んだ。
これでもかってくらいに、ビラビラにしてやったぜ。
次はゲームだ。ゲームは、いろいろやっているので、楽勝だと思った。
恋愛シミュレーションゲームは、選択式のやつで。相手の問いかけに対して、どの答えを選ぶか。相手の好感度を上げればゴールインっていう。いかにもなやつ。のはずだった。
ゲームのオープニングは、意味深に靴音がカツーンと響くところから始まった…。
王は螺旋状の階段を上っていく。灯りは手に持つ、ほの暗いランプがひとつきり。
一段一段、歩を進めると。大きな石組みに囲まれた空間に、靴音が響き渡る。
コツコツと。
それはまるで、死へのカウントダウンのようだと、王は思った。
目が点になった。
いやいや、待て待て。なんだこれは? 画像が全体的に暗いんですけど?
ホラーゲームじゃないのか?
恋愛シミュレーションって、もっと華やかなオープニングなんじゃないの?
学園の門がワーッと開いて。ようこそ、〇〇学園へ、みたいな?
イケメンが勢ぞろいでお出迎え、みたいなぁ?
古いゲームだと言っていたから、もしかして、巴が間違えたのか、騙されたのか、したんじゃないのかって。本気で思ったのだが。
でも、王様は出てくるし。
まぁ、落ち着いて。心をなだめて、もう少し、見てみた。
ぼくこと、井上九郎は。九男でもないのに九郎。両親が源九郎義経が好きだからだ。
いや、取るべき場所はそこではない。なぜ普通に義経と名付けてくれなかったのか?
それに対して母親は。
「義経にしたら、いかにもで、イジメにあうかもしれないじゃない?」
なんて言う。
いえいえ、母上。九郎でも充分にイジメ対象ですから。と、ぼくは胸の内でツッコんだ。
実際、学校では『ご苦労さん』と陰で言われていたからな。
友達、少ないから。面と向かって言われたわけではないけれど。漏れ聞いたところ、そんな感じだったんだぞ?
いわゆる、ぼくは。アニメやゲームが大好きな、陰キャオタクです。でも、語り合う友達はいない。いつもひとりで遊んでいる。それが、困ったことに苦にならない。孤独を愛する男なのだ。
あ、調子に乗って、格好つけました。すみません。ただのコミュ障です。
孤独を愛するあまり、コミュニケーションがどヘタ、という陰キャあるある。泣けるっ。
勉強もそこそこの成績で、特に好きというわけでもなかったので。高卒で就職したのだが。基本、オドオドしているから。やっぱり人間関係でつまづきまして。
早々に、無職に。
しかし、家族は引きこもりを許さない。人生、そんなに甘くないよね?
「働かざる者、食うべからずよっ。九郎、明日までにこれを仕上げなさーい」
そう言って、姉たちは。フリフリした服を、ぼくに押しつけるのだった。
双子の姉たちの名は、巴と静という。やはり義経の時代を生きた、強き女性たちと同じ名前だ。
名は体を表すと言うが、姉たちも強き者である。
会社員の巴と静は、アニメ、BL、コスプレ、大好きのオタク腐女子でもある。
まず、それを隠さないところが強靭な精神力だよ。
そしてボンキュッボンのナイスバディーを、肌面積多めのコスプレで惜しげもなくさらし。不特定多数の人々に、私を見て、と言えるの。単純にすごい。ぼくは無理なので。
姉たちは、いつでも好きなものに全力投球。オタクの鑑だ。
「ここを、もっと、ビラビラのフリフリにしてちょうだい」
巴が、ぼくに押しつけた衣装を指さし、指示してくる。
そう、姉たちのコスプレ衣装を制作しているのは、ぼくなのです。
「ちゃんと、ギャザーは同じだけビラビラにしてよね? 前のとき、巴より少なくて映えなかったんだからぁ」
静もしっかり、主張してくる。ふたりの要求は、的確で、無茶ぶりだ。
まぁ、無茶…でもないかも、だけど。こき使われている感は、いなめない。
巴と静は、双子の特性を生かして、対になるキャラのコスプレで評判になっているそうだ。
ぼくはそういうの、よく知らないのだが。なんかコミュニティがあって、そこでウケているらしい。
ぼくは、ただたんたんと、言われたとおりに縫って仕上げるだけなので。
どこで発表して、どんな反応があったとかは、知らんし。あとのことは彼女たちにお任せだけど。
一応、ぼくは。完全な引きこもりでは、ないですよ?
単身赴任の父、パート勤めの母、会社員の姉たちに代わり、ぼくが家事全般を引き受けているからね。
買い物にも行くので、外出もできます。
ま、引きこもり一歩手前、ではあるけどね。
そんなぼくに、母は。
「家の中が片づいていて、あったかい食事が出てくるの、すっごく助かるわぁ」
と言ってくれるが。
姉たちは弟に、容赦ないよねぇ?
衣装のお直しを命令した巴が、さらに、ぼくに、なにかを押しつけて、言う。
「あと、このゲーム。ラストシーン手前までやっておいて?」
渡されたもののパッケージを、ぼくは、ぽつぽつと読み上げた。
「新感覚恋愛シミュレーションゲーム『愛の力で王を救え!』ぇえ? 乙女ゲーム? なんで腐ってる巴が、乙女ゲームやるの?」
すると静が、質問には答えずに、目をキラリンとさせた。
「ええ? アイキン、手に入ったの? すっごい古いゲームだから、あきらめていたのよぉ」
すると、巴は。静にドヤ顔をした。
ちなみに、アイキンとは。愛の力で王(キング)を救え! の通称らしいが。なんでも略せばいいってもんじゃない。
そして略す場所はそこなのか? と、ぼくは思う。
「超人気のBL神絵師、畑野こやし先生が新人の頃に携わって爆ウケしたって、今また、話題になってんの。王のイアンが、あのロベルト様と似てるのぉ。絶対見たいじゃないっ? いや、見せろ!」
お願いではなく、見せろと断言されちゃった。
つか、あのロベルトって、どのロベルトだよ?
聞かないけど。聞いたら、三十倍になって返ってくるから。時間の無駄です。
「あんたの言うとおり、BL脳だから、途中の主人公とのラブはいらないの。ラストシーンのスチルだけ見たいの。その身を我に捧げよ、って、イケボで言うのよぉ、キャーッ。ってことで、よろしくぅ」
途中、ヤバいテンションまで駆け上がった巴は、後半はスンとして。ふたりは部屋から退場していった。
弟にテンション上げる価値はない、ってことですねぇ?
自室に残っているのは、ふたりの衣装…今回は魔法少女もの。と、ゲームのみ。
嵐の通り過ぎたあと、ですな。
まぁ、とりあえず。スカートのギャザーを増やすところから始めた。
針仕事をしたのは、姉たちが四苦八苦していた、衣装作りの手伝いをしたときが初めてだったんだけど。
でも、やってみたら面白くて。言われるままに、どんどん縫い上げていったら。姉が全部任せてきた。
いやいや、これ、君たちのやつのはずだけど?
でも。案外、マジで面白かったのだ。
切ったパーツを縫い合わせて、服になるのは。なんとなくパズルみたいって思ったんだ。
手先も器用だったから、するする縫えたし。むしろ、針仕事、楽しい。
だったら、服飾を仕事にすればいいんじゃない? とも思うが。
自分でデザインをする、ひらめきはないんだよね。
コスプレは、アニメのキャラが着ている服を作るわけで。もうデザインは、出来ている。それを形にするところまでは、可能なんだ。
でも、自分でデザインして、服を作って、という。今どきのデザイナーさんのようなセンスは、ないような気がする。
服だけを作る職業も、あるのかなぁ? 言われた物をただ縫い上げていく、みたいな。
でも、仕事にしたら。たぶん、今のように、楽しんで作る感じにはならないような気がする。
朝から晩まで、チクチクするわけだからね。
あ、ぼくはミシンが嫌いでさ。早いし。針が怖いし。
ぶすぅって、針が指を縫っちゃうの想像すると、無理ぃってなる。
でも、服飾するなら、いまどきミシンは必須だろ?
やっぱ。服飾関係を仕事にするのは無理かなぁ?
今、やってるみたいに、ひたすらチクチクするのが、好きなんだけどな。
手縫いは逆に頑丈だし。良い部分もあるんだけどね。
なんて、考えながら縫っていれば。やるべき仕事は済んだ。
これでもかってくらいに、ビラビラにしてやったぜ。
次はゲームだ。ゲームは、いろいろやっているので、楽勝だと思った。
恋愛シミュレーションゲームは、選択式のやつで。相手の問いかけに対して、どの答えを選ぶか。相手の好感度を上げればゴールインっていう。いかにもなやつ。のはずだった。
ゲームのオープニングは、意味深に靴音がカツーンと響くところから始まった…。
王は螺旋状の階段を上っていく。灯りは手に持つ、ほの暗いランプがひとつきり。
一段一段、歩を進めると。大きな石組みに囲まれた空間に、靴音が響き渡る。
コツコツと。
それはまるで、死へのカウントダウンのようだと、王は思った。
目が点になった。
いやいや、待て待て。なんだこれは? 画像が全体的に暗いんですけど?
ホラーゲームじゃないのか?
恋愛シミュレーションって、もっと華やかなオープニングなんじゃないの?
学園の門がワーッと開いて。ようこそ、〇〇学園へ、みたいな?
イケメンが勢ぞろいでお出迎え、みたいなぁ?
古いゲームだと言っていたから、もしかして、巴が間違えたのか、騙されたのか、したんじゃないのかって。本気で思ったのだが。
でも、王様は出てくるし。
まぁ、落ち着いて。心をなだめて、もう少し、見てみた。
311
あなたにおすすめの小説
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
悪役令息の兄って需要ありますか?
焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。
その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。
これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。
【完結】伯爵家当主になりますので、お飾りの婚約者の僕は早く捨てて下さいね?
MEIKO
BL
【完結】伯爵家次男のマリンは、公爵家嫡男のミシェルの婚約者として一緒に過ごしているが実際はお飾りの存在だ。そんなマリンは池に落ちたショックで前世は日本人の男子で今この世界が小説の中なんだと気付いた。マズい!このままだとミシェルから婚約破棄されて路頭に迷う未来しか見えない!
僕はそこから前世の特技を活かしてお金を貯め、ミシェルに愛する人が現れるその日に備えだす。2年後、万全の備えと新たな朗報を得た僕は、もう婚約破棄してもらっていいんですけど?ってミシェルに告げる。なのに対象外のはずの僕に未練たらたらなのどうして?
※R対象話には『*』マーク付けます。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年BLです。
【完結】双子の兄が主人公で、困る
* ゆるゆ
BL
『きらきら男は僕のモノ』公言する、ぴんくの髪の主人公な兄のせいで、見た目はそっくりだが質実剛健、ちいさなことからコツコツとな双子の弟が、兄のとばっちりで断罪されかけたり、 悪役令息からいじわるされたり 、逆ハーレムになりかけたりとか、ほんとに困る──! 伴侶(予定)いるので。……って思ってたのに……!
本編、両親にごあいさつ編、完結しました!
おまけのお話を、時々更新しています。
本編以外はぜんぶ、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
前世が飼い猫だったので、今世もちゃんと飼って下さい
夜鳥すぱり
BL
黒猫のニャリスは、騎士のラクロア(20)の家の飼い猫。とってもとっても、飼い主のラクロアのことが大好きで、いつも一緒に過ごしていました。ある寒い日、メイドが何か怪しげな液体をラクロアが飲むワインへ入れています。ニャリスは、ラクロアに飲まないように訴えるが……
◆いつもハート、エール、しおりをありがとうございます。冒頭暗いのに耐えて読んでくれてありがとうございました。いつもながら感謝です。
◆お友達の花々緒さんが、表紙絵描いて下さりました。可愛いニャリスと、悩ましげなラクロア様。
◆これもいつか続きを書きたいです、猫の日にちょっとだけ続きを書いたのだけど、また直して投稿します。
悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】
瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。
そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた!
……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。
ウィル様のおまけにて完結致しました。
長い間お付き合い頂きありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる