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失った世界で
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「ただいま」
「おかえり、カウガ」
半年経っても、中央都市ヨーシャーは全体的に落ち着きがなかった。
人々は大きく変わってしまった世界に何とか順応しようとしているが、完全に慣れるまでにはまだまだ時間がかかりそうだった。
「どうだった? 売れた?」
「うん、思ったよりは。昼から売る分は、少し補充した方がいいかも」
「わかった。昼ごはんを食べたら準備するね」
「うん、お願い」
「おお、おかえり。カウガ」
「ただいま帰りました。ドースさん」
僕はドースさんのところで生活させてもらいながら、お店の手伝いをさせてもらっていた。
長い間、魔法のかかった骨董品を売っていた「ドースの骨董品店」。
しかし今は、売れるものは何でも売るようになっていた。
「ドースの日用品店」。
表の看板に書かれた店の名前はそう変わっている。僕は毎日、荷車に乗せた石鹸やマッチなどをヨーシャーの街の中で売り歩いていた。
『創世の剣』で僕が斬ったのは、『魔力』と『人』とのつながりだった。
振り下ろした神の剣から、僕は世界が二つに割れるさまを目の当たりにした。
魔力と魔物に溢れた、これまでのような世界――『魔界』と。
それを失った、魔法の使えない人と獣とが住む今の世界――『人間界』とに。
魔法石がただの石に変わり、至るところに乱立していたダンジョンは、ただの洞窟や遺跡となった。
その中に現れるのはゴブリンではなく、蜘蛛やムカデ、ドブネズミなどといった虫や獣たちで。
彼らは火を吹くことも、宙を飛ぶようなこともせず。
人間が近づくと、ただ怯えて逃げていくだけだった。
ドースさんの店に並んだ魔法具たちは、ただお金持ちが趣味で集めるようなものになり。代わりに魔法を失った人々の生活に必要な品を集めた結果、日用品店になった。
「お父さーん。カウガと一緒にお昼買ってくるねー」
「ああ。よろしく頼むよ」
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
本国都市ヨーシャーの人々は、利用できるのが当たり前だと感じていた便利な力――『魔力』を失って、パニックに陥った。
国民を保護する責務を怠っていると王に対する不満が高まり、王城の前には「この状況を何とかしてくれ」と声を上げる市民が殺到した。対して治安局は市民の制圧に動いたが、それが結果、火に油を注ぐことになった。
混乱に乗じてクーデターが発生し、王は打倒され、臨時政府が成立し。
クーデターを行った者たちは、まるで世界から魔法がなくなることを事前に知っていたかのように、的確な措置を行って市民たちを迅速に救済した。
魔法の便利さと、魔物の脅威とがなくなった世界で。
半年の月日を経て、人々はようやく日常生活を取り戻しつつある。
「何にしようか?」
「うーん、どうしよっかなー。あっ、あれ美味しそう。いや、でもちょっと高いかなー」
天気の良い日だった。
街の中は、人でごった返していた。
飲食店の前では焼いた獣肉や野菜などが売られ、お腹を空かせた人々の列が出来ている。
僕とラコは何にしようかと迷いながら、左右の行列の間をぬって歩いた。
「あっ、見て、カウガ!」
ラコの声が弾んでいた。
「ん?」
彼女の細く綺麗な指に示された方を見ると。
人混みの中に、見慣れた顔を見つけた。
「おーい!」
ラコが手を振ると、向こうの人たちも気付き、笑顔で近づいてきた。
「やぁやぁ! 元気かね、君たち!」
「ええ、まぁ」
豊かな赤髪を振って近づいてきたジルさんは、相変わらずの陽気さだった。
「カウガ、今、昼か?」と聞いてきたのは、タスラ兄さんだ。
「うん。何か買おうと思って、見て回ってたんだ。兄さんたちは?」
「ああ。俺たちはちょっとした仕事があってな」
「そっか。大変だね」
兄さんは肩を竦めた。
「大したことないさ。首長に比べたら、気楽にやらせてもらえてる方だよ」
「そうなんだ」
「ああ」
タスラ兄さんが、僕の肩に置いた。
「また近々、ドースの所へ寄らせてもらうよ。伝えておいてくれ」
「わかった」
手を振って、タスラ兄さんとジルさんと別れた。
タスラ兄さんとジルさんは今、臨時政府の中に入って仕事をしていた。
そしてその集団の首長をやっているのは、ほかでもなくルードさんだった。
スキルキメラの支配体制を維持していた国王を、クーデターで打倒した集団。それは、ルードさん率いるスキル同志たちだった。
『創世の剣』によって、魔力と決別したこの世界。
魔力なき、魔物なき世界で、彼らもまたスキルを失った。そして同時に、人としての完全な姿を取り戻したのだった。
「ありがとうございます、本当にありがとうございます……」
本来あるべきだった姿を取り戻したスキル同志たちは、泣いて喜んでくれた。
『スキル』という強大な力を失ったにもかかわらず、誰ひとりとして、不満に思ったり、スキルキメラに戻りたいと考えている人はいないようだった。
魔法や、魔法石という便利な道具を失って憤慨する市民たちとは、対照的な姿だった。
「代償を払ってでも、享受したいものはあるかもしれません。しかし代償を払う人と対価を得る人が異なっているのは、根本的におかしな話です」
ルードさんのその言葉に賛同し、スキル同志は新しい秩序を作り出すべく、奮闘している。
「私にとって、これ以上やりがいのあることはありません」とルードさんは言っていた。
修道女のラフリーは、「もう働きたくない……」と言いながら、ルードさんの補佐をさせられている。人の姿に戻ったルードさんは、白髪の美しい気品ある女性だった。不満を漏らすラフリーとのやり取りを見ていると、仲睦まじい祖母と孫のように見えた。
「大変そうだったね、タスラさん。大丈夫かな?」とラコが気遣わしげに言った。
「昔からなんだよ。すごく働き者なんだ。兄さんは」
人の波に消えていく兄さんの背中を見ながら、僕は言った。
「そうなんだ」
僕の顔を覗き込んで、ラコがくすくす笑った。
「なに?」
「ううん。お兄さんの話をしているとき、カウガってほんといい顔するよね」
「なんだよ、いい顔って」
からかってくるラコを、僕は肩で小突いた。
「そんなことより、早く食べるもの決めるよ。ドースさんが家で待ってるんだから」
「はいはい」
僕はラコと相談し、結局、猪肉をパンで挟んだ料理を買って帰った。
魔力や魔法が失われたこの世界で、一体どんなことが僕らを待ち受けているんだろう?
「ただいまー」
「遅くなってすみません、ドースさん」
「おお、おかえり、二人とも。
大丈夫だよ、カウガ。おお! これは美味しそうじゃないか。
さ、みんなで食べようか」
「はい」
そんなに悪いものではないんじゃないかなと、僕はひそかに思っている。
「おかえり、カウガ」
半年経っても、中央都市ヨーシャーは全体的に落ち着きがなかった。
人々は大きく変わってしまった世界に何とか順応しようとしているが、完全に慣れるまでにはまだまだ時間がかかりそうだった。
「どうだった? 売れた?」
「うん、思ったよりは。昼から売る分は、少し補充した方がいいかも」
「わかった。昼ごはんを食べたら準備するね」
「うん、お願い」
「おお、おかえり。カウガ」
「ただいま帰りました。ドースさん」
僕はドースさんのところで生活させてもらいながら、お店の手伝いをさせてもらっていた。
長い間、魔法のかかった骨董品を売っていた「ドースの骨董品店」。
しかし今は、売れるものは何でも売るようになっていた。
「ドースの日用品店」。
表の看板に書かれた店の名前はそう変わっている。僕は毎日、荷車に乗せた石鹸やマッチなどをヨーシャーの街の中で売り歩いていた。
『創世の剣』で僕が斬ったのは、『魔力』と『人』とのつながりだった。
振り下ろした神の剣から、僕は世界が二つに割れるさまを目の当たりにした。
魔力と魔物に溢れた、これまでのような世界――『魔界』と。
それを失った、魔法の使えない人と獣とが住む今の世界――『人間界』とに。
魔法石がただの石に変わり、至るところに乱立していたダンジョンは、ただの洞窟や遺跡となった。
その中に現れるのはゴブリンではなく、蜘蛛やムカデ、ドブネズミなどといった虫や獣たちで。
彼らは火を吹くことも、宙を飛ぶようなこともせず。
人間が近づくと、ただ怯えて逃げていくだけだった。
ドースさんの店に並んだ魔法具たちは、ただお金持ちが趣味で集めるようなものになり。代わりに魔法を失った人々の生活に必要な品を集めた結果、日用品店になった。
「お父さーん。カウガと一緒にお昼買ってくるねー」
「ああ。よろしく頼むよ」
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
本国都市ヨーシャーの人々は、利用できるのが当たり前だと感じていた便利な力――『魔力』を失って、パニックに陥った。
国民を保護する責務を怠っていると王に対する不満が高まり、王城の前には「この状況を何とかしてくれ」と声を上げる市民が殺到した。対して治安局は市民の制圧に動いたが、それが結果、火に油を注ぐことになった。
混乱に乗じてクーデターが発生し、王は打倒され、臨時政府が成立し。
クーデターを行った者たちは、まるで世界から魔法がなくなることを事前に知っていたかのように、的確な措置を行って市民たちを迅速に救済した。
魔法の便利さと、魔物の脅威とがなくなった世界で。
半年の月日を経て、人々はようやく日常生活を取り戻しつつある。
「何にしようか?」
「うーん、どうしよっかなー。あっ、あれ美味しそう。いや、でもちょっと高いかなー」
天気の良い日だった。
街の中は、人でごった返していた。
飲食店の前では焼いた獣肉や野菜などが売られ、お腹を空かせた人々の列が出来ている。
僕とラコは何にしようかと迷いながら、左右の行列の間をぬって歩いた。
「あっ、見て、カウガ!」
ラコの声が弾んでいた。
「ん?」
彼女の細く綺麗な指に示された方を見ると。
人混みの中に、見慣れた顔を見つけた。
「おーい!」
ラコが手を振ると、向こうの人たちも気付き、笑顔で近づいてきた。
「やぁやぁ! 元気かね、君たち!」
「ええ、まぁ」
豊かな赤髪を振って近づいてきたジルさんは、相変わらずの陽気さだった。
「カウガ、今、昼か?」と聞いてきたのは、タスラ兄さんだ。
「うん。何か買おうと思って、見て回ってたんだ。兄さんたちは?」
「ああ。俺たちはちょっとした仕事があってな」
「そっか。大変だね」
兄さんは肩を竦めた。
「大したことないさ。首長に比べたら、気楽にやらせてもらえてる方だよ」
「そうなんだ」
「ああ」
タスラ兄さんが、僕の肩に置いた。
「また近々、ドースの所へ寄らせてもらうよ。伝えておいてくれ」
「わかった」
手を振って、タスラ兄さんとジルさんと別れた。
タスラ兄さんとジルさんは今、臨時政府の中に入って仕事をしていた。
そしてその集団の首長をやっているのは、ほかでもなくルードさんだった。
スキルキメラの支配体制を維持していた国王を、クーデターで打倒した集団。それは、ルードさん率いるスキル同志たちだった。
『創世の剣』によって、魔力と決別したこの世界。
魔力なき、魔物なき世界で、彼らもまたスキルを失った。そして同時に、人としての完全な姿を取り戻したのだった。
「ありがとうございます、本当にありがとうございます……」
本来あるべきだった姿を取り戻したスキル同志たちは、泣いて喜んでくれた。
『スキル』という強大な力を失ったにもかかわらず、誰ひとりとして、不満に思ったり、スキルキメラに戻りたいと考えている人はいないようだった。
魔法や、魔法石という便利な道具を失って憤慨する市民たちとは、対照的な姿だった。
「代償を払ってでも、享受したいものはあるかもしれません。しかし代償を払う人と対価を得る人が異なっているのは、根本的におかしな話です」
ルードさんのその言葉に賛同し、スキル同志は新しい秩序を作り出すべく、奮闘している。
「私にとって、これ以上やりがいのあることはありません」とルードさんは言っていた。
修道女のラフリーは、「もう働きたくない……」と言いながら、ルードさんの補佐をさせられている。人の姿に戻ったルードさんは、白髪の美しい気品ある女性だった。不満を漏らすラフリーとのやり取りを見ていると、仲睦まじい祖母と孫のように見えた。
「大変そうだったね、タスラさん。大丈夫かな?」とラコが気遣わしげに言った。
「昔からなんだよ。すごく働き者なんだ。兄さんは」
人の波に消えていく兄さんの背中を見ながら、僕は言った。
「そうなんだ」
僕の顔を覗き込んで、ラコがくすくす笑った。
「なに?」
「ううん。お兄さんの話をしているとき、カウガってほんといい顔するよね」
「なんだよ、いい顔って」
からかってくるラコを、僕は肩で小突いた。
「そんなことより、早く食べるもの決めるよ。ドースさんが家で待ってるんだから」
「はいはい」
僕はラコと相談し、結局、猪肉をパンで挟んだ料理を買って帰った。
魔力や魔法が失われたこの世界で、一体どんなことが僕らを待ち受けているんだろう?
「ただいまー」
「遅くなってすみません、ドースさん」
「おお、おかえり、二人とも。
大丈夫だよ、カウガ。おお! これは美味しそうじゃないか。
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「はい」
そんなに悪いものではないんじゃないかなと、僕はひそかに思っている。
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