【完"( 人 )⸝⸝ᐛ⸝⸝)イヤンケツ】俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!

お花畑ラブ子

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第三章 異世界に来た俺は50人の魔法少女からケツを狙われている

私のNo.更新試験3

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 試験会場の空の上。一人の男が魔獣にのり、コロシアムを見下ろしていた。顔には仮面がつけられていて、白づくめの衣装のマントが風でたなびいていた。彼に仮面を通じて通信がはいる。
「あー、こちら『参(サード)』。こっちは決着がついた。『氷鬼』が杖の少年と『氷爪』に敗北。『氷爪』が天上(プラネタリウム)の杖を獲得。直後に『蒼豹』が現れ交戦。『赫鷲』が乱入した。ケツの少年は氷漬けだ」
「なんだ、凄い情報量だな。相変わらず人頼みだな。あの野郎。せっかく黒い杖があるのに、もったいねー」
「まだ、使いこなせてないようだったぞ。乙女座(ヴェルゴ)による女体化。水瓶座(アクエリアス)によるブーストで即席の水の魔法少女状態だったからな」
「即席ってカップ麺みたいだな」
「カップメン?なんだそれ?ガッツは認めるけど、水の魔法で氷の魔法少女に挑むか?普通。」
「いやぁ、俺の時も魔力のコツ掴むまではかなり長い時間かかったからな。まぁ、今回のことで焦るだろう。それでいいさ。今はな」
「はいはーい!こちら『肆(フォース)』付け加えマース。しょーねんくんが、おしりの杖をばら蒔いたおかげで、試験辞退者が続出。んで、他の合格者は始末したから、あの試験私たち2人だけが通過しましたー。ドンドンパフパフ!いまから、本試験会場に向かいマース!」

「おぅ、ありがとよ。こっちはこっちで楽しいぞ。大陸中の魔法少女がわんさかだ。お近づきになりてー」

「…てめぇの玉を犬に食わせようか?」
「まてまてまて!マジでやめろ!!悪かった!悪かったって!こっちにいるお前の魔獣が目をランランとさせてるからやめて!!男の子には2つしかないの!!大事なの!!宝なの!!」
「え?なんの話ですか!お宝ですか!!え!『壱』さん!宝あるんですか!!!」
「お前まで狙おうとするな!!」
「そうみたいだぜ?ちょうど股間にぶら下げてるから引きちぎればいいさ。あたしはいらないがな。たしか、ゴールデンボールだったか?」
「やだ!何それ!リッチ!!そっちにいったらもぐね!」
「ばかやろ!!もぐな!魔獣に加えて、こいつにまで狙われたら、おれは」

「あらあら。あんまり騒がれると、集中できないのだけど?」
 別の女の声がする。
「あー、すまねー『陸(シックス)』」
「分かればいいのよ。ねぇ『壱(ファースト)』」

 上空で魔獣の上で胡座をかいていた男の仮面には『壱』と書かれていた。

「さて、試験会場の魔法少女たちには悪いが、今日のこの日を利用させてもらう」
 ゆっくりと背中の大剣を抜く。
「世界をひっくり返す」
 大剣には色の異なる宝玉が7つ埋め込まれており、鞘から抜かれた瞬間に混沌と魔力を発していた。
「魔剣・七星剣   『北斗』」
 男の放つ気配も重くなる。
「二ツ星・『結界崩し(メラク)』」
 7つの宝玉の内の1つが輝き、刀身が変化する。鋭く細長いレイピアに。
「『陸(シックス)』の下準備が済み次第俺は行動を開始する。それまでおれは、魔力を練り研ぐ。通信を切るぞ」
 魔力がすり合わされ、練磨されていく。
 彼は人知れずつぶやく。
「幼い頃から魔力を高め、魔法力や剣技の研鑽を行った。世界各地に転移魔法陣をばら撒き、領主に利用させ、存在を大国に認知させる。『ケツから魔法の杖を出す男』という脅威をしめして、その対策で国々に魔法陣や少年を探させることで、国の守りをゆるくさせる。その間に各国に潜入、調査、仕込み。ここまできた。ようやくだ。ようやくここまできた。待ってろ。」
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