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第二章 異世界に来た俺は30人の魔法少女からケツを狙われている
姉妹の修行2
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彼女らが1週間でやったことは2つ。たまずさの転移の魔法の一部継承と、その無詠唱魔法の習得である。元々素養があったため、転移自体はすぐに覚えた。決められた場所にあるものをもってくる魔法。あとは無詠唱魔法に取り組んだ。
「強くイメージできるもの…」
「転移でもってこれたり、送りかえしたものは、強くイメージできるものにかぎるのよ。あらあら、ちょっとやってみましょう。イメージを楽にするために、私たちの家にあるものを持ってきましょう。この地下の部屋なら、距離もたいしたことないから、魔力も節約できるしね」
「じゅあまずはお鍋」
「う~~~ん、なべなべなべなべ、なべ!」
カリンが杖を振るうと鍋が落ちてきた。
「もっと早く!!玉ねぎ!」
「たまたまたまたまたまたま、たまねぎ!」
「にわとり!」
「に、にわとり?にわとり!にわとり!」
ニワトリが現れる。洞窟を駆け回る。
「おそい!包丁」
「包丁包丁包丁!」
サクッ!!
「ぎゃあああ!!」
たまずさは、脳天にぶっ刺さった包丁を引き抜く。
「あらあら。スープを作りましょう」
玉梓は具材を煮込みながら話をする。
「無詠唱も同じ。魔力の流れを思い出しながら魔法をだすの。イメージが大切。」
「なんで、無詠唱を覚えるの?」
「嘘のなかに本物を、本物のなかに嘘を。単純な幻影だけじゃ。すぐに見破られるし、いまから、あの子を襲うだろう上位の魔法少女たちには通用しないわ。技名を唱えて、技が通用するのは、本当の実力者だけ。幻影と叫んでおいて、転移を使えば虚を突ける。だから、転移を使えることは黙っておくのよ」
コトコトとスープを煮込んでいるとあることに気がついた。
「あらあら、調味料がないわ。そうだわ、私の攻撃を躱しながら、無詠唱で転移させてみなさい。出来なければ、美味しくないスープになってしまうわ。」
7日目の朝
「いてて、」
「ねぇ、かりん」
修行の合間にたまずさがかりんにふと話かけた。
「あなたはどうして、強くなりたいの?」
「わたしは、…アイツを助けてあげたい。」
「あらあら~」
にまにまと笑う姉を見て、カリンは顔が熱くなるのを感じた。
「べ、べつに、わたしは、助けてもらった恩を返したいだけだから!ね!」
「あらあら~さちよの言ってたつんでれってこのことかしら」
「な、なによ、それ」
「あらあら。カリン」
彼女は妹の頭をなでながら、ゆっくりと、でも、しっかりと言った。
「カリン。わたしはあなたをとっても愛してる。これからもずっと。だから、あなたがやりたいことを私は応援する。わたしはあなたの事が心配で心配で仕方なかったけど、この1週間で、あなたがどれだけ成長したのかがしっかり分かったわ。杖の力だけじゃない。あなたはしっかり、考えて成長してる。あなたの魔法は、はるか遠くまで照らす星のように、どこまでも成長していくはずよ。わたしの手が届かないところまで……」
「姉様?」
「あらあら、わたしらしくも無かったわね。さぁ、私に魔法をかけて、さちよの言ってた1週間が経ったわ。彼女が言うことには意味がある。そろそろ。動きだすはずよ」
「ん~~~、にゃ!」
黒猫が目を覚ますと、腕組みをしたカリンがたっていて、彼女の身体はロープでしばられていた。大きなたんこぶが彼女の頭で輝いていた。
「さぁ、あなたはなんで、こんなところに来たのかしら!もしもアイツになんかしたら!」
「……どうだって言うのかにゃ、たかだか天上の杖を手に入れて舞い上がってる90番台の田舎娘が。あの男を助ける意味をわかってるのかにゃ?」
縛られてる彼女が負け惜しみを言う。
「ふん、No.が全てじゃないってわかったでしょ?まぁ、杖のおかげもあるかもだけど。たった1人で来て、勝てるとでも?ねぇ、姉様」
「……ばかにゃ田舎娘にゃ」
「カリン!転移(ワープ)王都!!」
「……え?」
カリンは突き飛ばされ、転移させられた。
目に映ったのは、数多の魔法に貫かれる姉の姿。彼女らを沢山の魔道士たちが潜み囲っていたのだ。
「ね、姉様ああああああああぁぁぁ!!!!」
「ち、1人逃がしたかにゃ!おい、わたしの縄を早くほどくにゃ」
近くにきた魔道士の男に声をかける。
「……なぜ?」
帰ってきた答えは予想とは違ったものだった。
「は?」
「なぜ我々が助けないといけない。魔法少女のガキを」
「な、何を言って!あたしが情報提供者!あの杖職人の居場所を教えたのは、私」
「いないではないか。」
「ま、魔法少女に手を出せば、かなり重い罪になるはず」
「……魔法少女。あはは!中央の人間はそうは思ってないようだぞ」
「……無駄よ。黒猫。はぁ……はぁ……。彼らは、あの男の子の杖を奪って、はぁ、はぁ、魔法少女になり変わろうとしてるのよ、はぁ、はぁ」
「ほぅ、さすがというべきだな。だが、虫の息、目撃者は要らない。通報されては面倒だからな。もみ消すのが」
ざっと見て20名ほどの魔道士が彼女らを取り囲む。
「どうだ、俺たちに回されてみるか」
「はぁ、はぁ、願い下げね。あなたのを、エノキにでも変えてやろうかしら、は、必要ないみたいね」
「……減らず口を。この小汚いガキ共々、殺せ」
「なんで、こんな、」
「あら……あら、私たちをこんなにしたのに、はぁ、あなたは、彼女を呼べないの」
「む、むり、あの人の連絡先は、わたしには、わからないにゃ」
「そぅ、じゃあ、覚悟を、きめなきゃ、ね」
「強くイメージできるもの…」
「転移でもってこれたり、送りかえしたものは、強くイメージできるものにかぎるのよ。あらあら、ちょっとやってみましょう。イメージを楽にするために、私たちの家にあるものを持ってきましょう。この地下の部屋なら、距離もたいしたことないから、魔力も節約できるしね」
「じゅあまずはお鍋」
「う~~~ん、なべなべなべなべ、なべ!」
カリンが杖を振るうと鍋が落ちてきた。
「もっと早く!!玉ねぎ!」
「たまたまたまたまたまたま、たまねぎ!」
「にわとり!」
「に、にわとり?にわとり!にわとり!」
ニワトリが現れる。洞窟を駆け回る。
「おそい!包丁」
「包丁包丁包丁!」
サクッ!!
「ぎゃあああ!!」
たまずさは、脳天にぶっ刺さった包丁を引き抜く。
「あらあら。スープを作りましょう」
玉梓は具材を煮込みながら話をする。
「無詠唱も同じ。魔力の流れを思い出しながら魔法をだすの。イメージが大切。」
「なんで、無詠唱を覚えるの?」
「嘘のなかに本物を、本物のなかに嘘を。単純な幻影だけじゃ。すぐに見破られるし、いまから、あの子を襲うだろう上位の魔法少女たちには通用しないわ。技名を唱えて、技が通用するのは、本当の実力者だけ。幻影と叫んでおいて、転移を使えば虚を突ける。だから、転移を使えることは黙っておくのよ」
コトコトとスープを煮込んでいるとあることに気がついた。
「あらあら、調味料がないわ。そうだわ、私の攻撃を躱しながら、無詠唱で転移させてみなさい。出来なければ、美味しくないスープになってしまうわ。」
7日目の朝
「いてて、」
「ねぇ、かりん」
修行の合間にたまずさがかりんにふと話かけた。
「あなたはどうして、強くなりたいの?」
「わたしは、…アイツを助けてあげたい。」
「あらあら~」
にまにまと笑う姉を見て、カリンは顔が熱くなるのを感じた。
「べ、べつに、わたしは、助けてもらった恩を返したいだけだから!ね!」
「あらあら~さちよの言ってたつんでれってこのことかしら」
「な、なによ、それ」
「あらあら。カリン」
彼女は妹の頭をなでながら、ゆっくりと、でも、しっかりと言った。
「カリン。わたしはあなたをとっても愛してる。これからもずっと。だから、あなたがやりたいことを私は応援する。わたしはあなたの事が心配で心配で仕方なかったけど、この1週間で、あなたがどれだけ成長したのかがしっかり分かったわ。杖の力だけじゃない。あなたはしっかり、考えて成長してる。あなたの魔法は、はるか遠くまで照らす星のように、どこまでも成長していくはずよ。わたしの手が届かないところまで……」
「姉様?」
「あらあら、わたしらしくも無かったわね。さぁ、私に魔法をかけて、さちよの言ってた1週間が経ったわ。彼女が言うことには意味がある。そろそろ。動きだすはずよ」
「ん~~~、にゃ!」
黒猫が目を覚ますと、腕組みをしたカリンがたっていて、彼女の身体はロープでしばられていた。大きなたんこぶが彼女の頭で輝いていた。
「さぁ、あなたはなんで、こんなところに来たのかしら!もしもアイツになんかしたら!」
「……どうだって言うのかにゃ、たかだか天上の杖を手に入れて舞い上がってる90番台の田舎娘が。あの男を助ける意味をわかってるのかにゃ?」
縛られてる彼女が負け惜しみを言う。
「ふん、No.が全てじゃないってわかったでしょ?まぁ、杖のおかげもあるかもだけど。たった1人で来て、勝てるとでも?ねぇ、姉様」
「……ばかにゃ田舎娘にゃ」
「カリン!転移(ワープ)王都!!」
「……え?」
カリンは突き飛ばされ、転移させられた。
目に映ったのは、数多の魔法に貫かれる姉の姿。彼女らを沢山の魔道士たちが潜み囲っていたのだ。
「ね、姉様ああああああああぁぁぁ!!!!」
「ち、1人逃がしたかにゃ!おい、わたしの縄を早くほどくにゃ」
近くにきた魔道士の男に声をかける。
「……なぜ?」
帰ってきた答えは予想とは違ったものだった。
「は?」
「なぜ我々が助けないといけない。魔法少女のガキを」
「な、何を言って!あたしが情報提供者!あの杖職人の居場所を教えたのは、私」
「いないではないか。」
「ま、魔法少女に手を出せば、かなり重い罪になるはず」
「……魔法少女。あはは!中央の人間はそうは思ってないようだぞ」
「……無駄よ。黒猫。はぁ……はぁ……。彼らは、あの男の子の杖を奪って、はぁ、はぁ、魔法少女になり変わろうとしてるのよ、はぁ、はぁ」
「ほぅ、さすがというべきだな。だが、虫の息、目撃者は要らない。通報されては面倒だからな。もみ消すのが」
ざっと見て20名ほどの魔道士が彼女らを取り囲む。
「どうだ、俺たちに回されてみるか」
「はぁ、はぁ、願い下げね。あなたのを、エノキにでも変えてやろうかしら、は、必要ないみたいね」
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「なんで、こんな、」
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