【完"( 人 )⸝⸝ᐛ⸝⸝)イヤンケツ】俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!

お花畑ラブ子

文字の大きさ
35 / 101
第二章 異世界に来た俺は30人の魔法少女からケツを狙われている

姉妹の修行3

しおりを挟む

「覚悟……」

「はははは、腹をくくったか。あきらめたか?ほらよ、お前もアイツと一緒にくたばりなっ」

 縛り上げた黒猫をたまずさの方にほおり投げる。

「ぐっ!!……王都の魔道士が、こんな!こんなことして、」

 黒猫が涙ながらに叫ぶ。

「ははっ、そうだ。俺たちに正義がある。俺たちは区長会で決まった存在。王都ではあの杖職人を捕まえるために、魔法少女と魔道士の隊が編成されてる。運良く俺が詰所にいた時にタレコミがあったからな。魔道士連中を連れてきたのさ。王都に飛んだなら、向こうで待機してる連中に言えばいい。あのイケすかねー女区長と魔法少女たちに手柄を譲る気はねーよ」
「……『千変』」

 たまずさは血溜まりができた地面に杖を突き立て、魔法を唱える。流れた血を媒介にいつもより、強力な魔法を。

「はっはー!これが、『千変』。No.50の魔法。すげぇな」

 地面が蠢き、土で出来た怪物を生み出す。高さ3メートルほどのそれは、たまずさを守るように彼女と魔道士達の間に立ち塞がる。

「あなた、名前を聞かせてもらえる」
「No.50の魔女を討ち取った『千変殺し』とでも名乗ろうか。俺はゴルゴン」

「……随分強気な魔道士さん、ね。魔道士と魔法少女の力の差はご存知ないの?」

「知ってるさ。十分な。『爆発射線(エクスプロード)』」

 魔道士が懐から小型の弓をだして構える。弓矢はない。
「……?何を」
 と、土人形の頭が爆ぜて、音をだして崩れる。

「お前こそ知らねーんだな。」
「……まさか」

「射抜いたものに様々な影響を起こす杖『射手座・狩人(サジタリウス)』……奴の手放した杖の争奪戦はすでに始まってるんだよ」

 弓を弾くと、土人形の腕が轟音とともに落ちた。

「こいつら殺して、さっさと杖職人捕まえにいくぞ、構えろ」

 周りを取り囲む魔道士たちも、魔法を放つ準備をする。

「さぁ、サヨナラだ。旧時代の魔法少女よ……放て」

「……くっ」
「くそぅ!くそぅ!くそぅ!」

 だが彼女らを襲った魔法はあらぬ方向に飛んでいった。

「な、なんだ!」
「?」
 当たりを見渡すと、魔道士たちが野犬に襲われている。

「ぐっはなせ!どこから湧いたこいつら」

 戦場がパニックになっていると、魔法少女の2人足元から生首があらわれた。影の中からあらわれたそれは低い声で2人に話しかけた。目つきの鋭い女性だった。首にはトゲトゲしたチョーカーをつけ、くわえタバコをしていた。

「…ずらかるぞ」
「く、黒犬さん?!どうして」
「蜥蜴のやつが、珍しく慌ててきてな。まさか、こんなことになってるなんてな。まさか、お前がいるとはなぁ、カラスウリ」
「はぁ、はぁ、」
「積もる話もしてーが今は無理だな……さて、と。「黒犬戦団(ワンだフル)」……」
 彼女の影からずるりと大きな犬が出てくる。真っ黒い影でできた犬。何匹も何匹も。
「……話は後だ。カラスウリがやべぇ。猫、身体を支えてやれ。影転移(ブラックロード)」
 影に3人は潜っていく。大量の血を残し、3人は黒犬のアジトへ飛んだ。

 影の犬たちは主の転移を見届けるとたちどころに消えていった。
「ち、逃がしたか」
「いかがしましょう」
「王都にもどるぞ。「千変」「黒猫」共に王への反逆の意思あり、特権の返上と指名手配を進言しろ。どうせあの傷じゃあ。しばらく動けまい。」
 部下がさり、男は自分の手にある杖を眺め、ほくそ笑む。
「……本物だ。こいつは、早くほかの杖も手に入れねば。あの方が言ってたように。」



 俺が転移魔法によって飛ばされた場所は、転移駅(ワープステーション)という場所だった。
 王都の近くに駅は建てられていて、王都に入るには、少し歩かなければならないようだ。
 自分と同じようにどこからか来た人たちが次々に現れる。床に当たる部分はマシュマロのようにふかふかしていて、現れる人々は駅員の格好をした姿の魔道士たちに受け止められ、起こされていた。
 部屋の中央には大きな魔道石が浮いていて、そこが転移する際の目印になっているらしい。王都を目指した転移は全てこのような駅に引っ張られるらしく、直接王都の中に転移することはできないらしい。

「ここが王都」
 転移駅の大きな扉を通り過ぎると、明るさに一瞬目が眩んだ。
「すげぇ……」
 圧巻だった。向こう側まで何メートルあろうかと言う道を人々が次々に通り過ぎている。ただ、日本の都会とは違うのは、上空の人通りも多いことだ。箒に乗ったり、空中を歩いたり、人々の活気にあふれていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合

鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。 国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。 でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。 これってもしかして【動物スキル?】 笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい

広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」 「え?」 「は?」 「いせかい……?」 異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。 ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。 そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!? 異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。 時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。 目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』 半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。 そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。 伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。 信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。 少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。 ==== ※お気に入り、感想がありましたら励みになります ※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。 ※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります ※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

処理中です...