【完"( 人 )⸝⸝ᐛ⸝⸝)イヤンケツ】俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!

お花畑ラブ子

文字の大きさ
55 / 101
第三章 異世界に来た俺は50人の魔法少女からケツを狙われている

No.更新試験6

しおりを挟む
「が、ガブコ?」
 深く帽子をかぶった回収係。たくさんの魔道士に囲まれた彼女はガブコだった。だが、彼女の美しかった水色の髪はくすみ、身体中かすり傷や魔法傷だらけだった。
「私たちは、ちゃんと魔石を取ってきたんだよ!」
「ふざけんな!」
 罵倒や魔法を一身に受け、彼女は杖をかまえる。
「すまないっすね。みなさん。」
 氷で出来た魔法の爪で、他の魔法を切り裂く。
「な、なぁ、あれ、どういうことなんだ」
 堪らず近くの魔道士に聞く。
「あぁ?どうもこうもねーよ!!アイツが回収BOXに魔石を入れるのを邪魔するんだよ」
「まぁ、それはみたら分かるんだけど」
 明らかに周りのボルテージが上がっていく。
「いいかげんにしろ!!」
 明らかに人に向けるレベルではない魔力が込められていく。
「あ、あぶな」
 彼女の放たれた魔法はガブコの頭をかすめる。額がぱっくりと割れ血がしたたる。
「あ、えっと、その」
「へへっ。痛いっすね。でも、そんな弱い攻撃で、いいんすか?試験官も見てるんすよ?」
 なぜ、そこで煽るようなことを?ふらふらとした足取りだった。頭の傷も浅くない。感じられる魔力も、あの頃と比べられないくらい弱々しい。こんなんで魔法受けたらただではすまない。ちらりと『氷鬼』の方を見る。でも、彼女は止めるどころかにまにまと笑っていた。
「と、止めないんですか?!」
「なぜ?奴は試験官だ。問題ない」
「でも、度をこしてます」
「あぁ、気にするな。あれは禊だ」
「禊?」
「『氷豹』のメンバーのくせに、一人の魔道士を助けるために、学長に直談判しやがった。『氷豹』の手足は、意志を持つべきじゃない。お前も知ってるか?黒の杖職人(マエストロ)。アイツを助けろってよ。お前も訳ありみたいだが、あまり、調子に乗るなよ?出る杭は打たれる」
「じゃ。じゃああれは」
「あ、ああ、あれか?あれはな」
 彼女はくくっと笑う。
「?」
「この試験の合格者を5人に抑えたら、学長に口きいてやるって言ったんだよ。そしたら、よう、必死でよう、くくっ。はじめ、白い仮面の連中にあっさり抜かれてよう。そんときの奴の顔は傑作だったな。それから」
「いま、何人目なんですか?」
「あ?どうでもいいだろ?そんなこと」
「え?いや、だって、学長さんに」
「ばーか、『氷豹』は手足が意志を持つなってな。口をきいてやるつもりは」
「はなからないってわけか。」
「よく分かってんじゃねーか。お前、うち来るか?ははっ。あいつより勘がいいじゃねーか」
 この状況は想定内なのか?ガブコを振り向く。
「へへ、そんなんじゃ、No.なんて夢のまた夢っすよ」
「う、うるせぇ!!雷よ、我の敵を打ち砕け、雷蛇(ナーガ)」
 放たれた電気で出来た蛇はガブコ目がけて飛んでいく。肩に力が入らない。腕が上がらない。血がぬけて、思考がまとまらない。
「へへっ。すまないっす。変態くん。あっしはなにもできなかったっす。せっかく『氷豹』さんに話を聞いてもらえるチャンスだったのに」
 眼前に迫る魔法を、前に、なにもできない。私は。無力だ。
「目ぇ!覚ませ!ガブコ!」
 雷の蛇を黒い杖で叩き潰す。
「え?…変態、、さん?」
「おい、あんた!!」
 黒い杖を『氷鬼』に向ける。
「あんた、仲間だろ!」
「仲間?『氷豹』はそういう組織じゃないんだよ」
「ガブコはおれの仲間にする。こんな組織にいさせてたまるか」
「こんな、組織?ひどいいいようだな。この変態やろう」
「へ?」
 あ、そうか、黒い杖の影響で、乙女座(ヴェルゴ)が解けてしまったのか。フリフリのスカートからゴリゴリの足がはみ出ている。
「変態結構!!ガブコはおれがいただく!!」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合

鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。 国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。 でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。 これってもしかして【動物スキル?】 笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...