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12 ビアンカ公女
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ビアンカ公女。
物心つく頃には両親は他界しており、唯一の肉親は兄であるジャンルイジ大公であった。
ジャンルイジ大公は大公領の為に戦地へ赴き、大公城に戻っては政治に向き合い多忙な日々を送っていた。
それでも大公城滞在中は夕食を一緒にとることを欠かさなかった。
2年前までは。
ジャンルイジ大公は部屋に引きこもり、すっかり変わり果ててしまっていた。
部屋へはビアンカ公女を近寄らせず、もし近づくようであれば傍仕えのメイドを厳しく罰した。ビアンカ公女も自分のメイドが叱られているのを見て、次第にジャンルイジ大公に会いたいと言葉にすることはなくなった。
彼女が唯一兄の存在を感じられるのはジャンルイジ大公が選別した家庭教師から授業を受けるのみとなってしまった。
立派な淑女に、立派な跡取りに成長できればいつかまたジャンルイジ大公に褒めてもらえると信じて。
懐柔したメイドたちから得たビアンカ公女の話にルドヴィカは頭を抱えた。
まだ8歳の少女にはあまりに酷な話である。
彼女の1日のスケジュールをみると一層ルドヴィカは困った。
勉強内容は8歳にしては早すぎる内容が何点かある。
それを指摘したところメイドも感じていたようだ。
周りの大人たちは万が一のことを考えて公女様にできる限りのことを学ばせようと考えての結果である。
その大人の中にジャンルイジ大公も含まれている。
彼自身自分は長く生きられないと悟っているようであった。
あの体格では確かにそうだろう。
今はサポート付で書類仕事ができるが、それをこなせなくなってしまう可能性もある。
「そうはさせない」
ジャンルイジ大公を何としてでも生き延びさせてみせる。
彼が死んでしまってはビアンカ公女の破滅が待っている。
女大公となった彼女は大公領を守り抜くにはあまりに幼すぎた。
そして、自分にとって都合のよい臣下を傍に置くようになり、それが奸臣の暗躍に繋がってしまった。
奸臣は帝国のスパイだった。彼はビアンカ公女に帝国への憎悪を焚きつけ、叛逆を決意させた。
そして戦争中は大公軍内を荒し回り、遠ざけられながらも大公領の為に尽くそうとした多くの騎士たちが無惨に死んでしまった。
最後、ビアンカ公女は幽閉され、帝国裁判にかけられ斬首刑となった。
まだ14歳だった。
あまりにむごい最期にルドヴィカは胸が締め付けられた。
その未来を回避するためにジャンルイジ大公にはまだ生きてもらわなければならない。
「申し訳ありません。大公妃」
過去の記憶を呼び起こしていたルドヴィカは元の現実へと戻った。
公女付きのメイドの声によって。
彼女はビアンカ公女の傍付きであり、ルドヴィカが大公城へやってきたときルル経由で懐柔したメイドであった。
懐柔内容は水仕事の多いメイドたちの為にあかぎれクリームを配った。ルドヴィカのポケットマネーで。
他にも消耗品で役に立ちそうなものを手配して、そこに少し彼女たちへの労いの言葉をかけてやった。
公女付きのメイドに対してはさらに色をつけて「義妹をお願いね」と声をかけると少しずつルドヴィカになびくようになった。
物で釣るのはどうかと思うが、彼女たちへの進呈物は元々配布されてもよさそうな消耗品であり、現に喜んでいる為別にいいだろう。
また便利な器具を導入して、彼女たちの仕事の負担軽減をはかった。
おかげさまではじめの頃よりだいぶルドヴィカへの視線は柔らかくなったように思えた。
さて、目の前にいる公女付きのメイドはアンという。
「公女様と会わせる為に一緒に厨房へ行くよう誘いました。料理長の新作ケーキを釣って」
そのケーキがあまりに美味だったため、ビアンカ公女は褒める為に厨房へと足を運んでくれた。
丁度ルドヴィカが厨房にいることを見越してアンが準備したものだ。
「それがまさか反発させるなど」
「いいのよ。顔を合わせられただけ今回は嬉しいわ」
このまま半年は顔を合わせないのかもしれないとさえ思っていたのだ。
「それに、スムージーを見ちゃうと引いちゃうわよね」
ルドヴィカは目の前の新作スムージーを前にしていった。
瓶に入っている。
ルドヴィカはそれをコップに注ぎ口にいれた。前よりも苦みが減っている。
ミルクと果実のおかげでまろやかに中和されていた。
アンは信じられないといった表情を浮かべた。
大公妃という目上の存在に対してこれなので、ビアンカがドンびくのもしょうがないだろう。
「ルル、飲んでみる?」
「もう少し改良されてから考えてみます」
緑色がダメな様子だ。
この世界だと緑は毒のイメージのようだ。
やはり、これを1食切り替えにするのはジャンルイジ大公には可哀そうかもしれない。
「でも、折角作ったし」
新作スムージーをお盆に載せジャンルイジ大公の部屋へと向かった。
まじかという表情でルルは後ろをついていく。
「25,26,27」
ガヴァス卿が時計の針を確認しながら数え上げる。目の前でジャンルイジ大公はベッドの上であおむけになり、右下肢を左へクロスさせてそれを維持していた。かなりぷるぷると震えていた。
傍で危険な状態にならないか見守るトヴィア卿はぐっと抑えていた。
「29、30」
目標秒数に達成したのを確認してジャンルイジ大公はベッド上で大の字で寝そべる。
「素晴らしいです!」
部屋を訪れたルドヴィカはジャンルイジ大公を褒めた。
ガヴァス卿に確認したところ以前指示だしていた基礎動作は一通り30秒もつことができるようになっていた。
「これで次のステップへ進めますよ。殿下!」
来週には立位訓練、車いす移動に取り掛かれるかもしれない。
ちょうど車いすも完成して、明日仕上がったものが届けられる。
階段脇の車いす専用の手動エレベーターも急いで完成できないかのが悔やまれる。だが、ジャンルイジ大公の身の安全優先なので仕方ない。しっかり安全点検してもらいながら完成してもらわなければ。
頭の中でくるくると今後の予定を確認してルドヴィカは心躍った。
「こ、このくらいで、おおげさな」
「2年もベッド上で過ごされていたのです。その分筋肉は落ちていて基礎動作はできなくなっていたのに、こんなに早く目標達成するとは思いませんでした」
実際2週間はかかると覚悟していたのだが、5日でクリアしていた。
「やはり元の筋肉量が多いのでしょう」
そっとジャンルイジ大公の腕に触る。まだぷにぷにとした肉の触感であるが、奥の方でわずかに感じられる筋肉の感触にルドヴィカは感激した。
「急に触るな!」
顔を真っ赤にしたジャンルイジ大公が叫ぶ。
「あ、そうですね。セクハラでした」
いくら嬉しいでも、本人が嫌がることをしてはいけない。
ルドヴィカはぱっと腕から手を放した。
触れた時にわずかにあせばんだ様子でルドヴィカは丁度いいと持ってきたスムージーをみせた。
「なんだ、それは」
「スムージーです」
「めっちゃ緑だぞ」
「緑黄色野菜をたーっぷり入れていますからね。大丈夫です。はちみつと柑橘類、牛乳と大豆をブレンドしているので甘くてすっきり、苦みはそれほど感じません」
ジャンルイジ大公は透明グラスの中に入っている緑色の液体をみた。妙にどろっとした感触に嫌そうな表情を浮かべた。
「……毒じゃないか?」
「騎士が見ている前で堂々と毒を飲ませる人がいますか」
せっかく良い汗をかいている。筋肉もそれなりに使ったことだし、ここでタンパク質も含んだスムージーを飲んでもらおう。
「いやいや、無理だろ。無理無理!」
さすがに緑色の液体は抵抗がある様子だ。
1食切り替えではなく、間食、運動後のタンパク質摂取に使用してみようと思ったが。
ルドヴィカはじっと二人の騎士をみた。二人とも顔を硬直させていた。
毒見をさせられるといった表情だ。
「仕方ない。折角作ったのだし」
さっき飲んだばかりであるがルドヴィカはそれを口に含んだ。
「おい! 私の前で毒を飲むな!」
「毒じゃありませんよ。スムージーですよ」
この世界の人類にはまだお野菜たっぷりスムージーは早すぎたようである。
折角だし、ルドヴィカ自身の美容の為にレシピは残してもらおう。
物心つく頃には両親は他界しており、唯一の肉親は兄であるジャンルイジ大公であった。
ジャンルイジ大公は大公領の為に戦地へ赴き、大公城に戻っては政治に向き合い多忙な日々を送っていた。
それでも大公城滞在中は夕食を一緒にとることを欠かさなかった。
2年前までは。
ジャンルイジ大公は部屋に引きこもり、すっかり変わり果ててしまっていた。
部屋へはビアンカ公女を近寄らせず、もし近づくようであれば傍仕えのメイドを厳しく罰した。ビアンカ公女も自分のメイドが叱られているのを見て、次第にジャンルイジ大公に会いたいと言葉にすることはなくなった。
彼女が唯一兄の存在を感じられるのはジャンルイジ大公が選別した家庭教師から授業を受けるのみとなってしまった。
立派な淑女に、立派な跡取りに成長できればいつかまたジャンルイジ大公に褒めてもらえると信じて。
懐柔したメイドたちから得たビアンカ公女の話にルドヴィカは頭を抱えた。
まだ8歳の少女にはあまりに酷な話である。
彼女の1日のスケジュールをみると一層ルドヴィカは困った。
勉強内容は8歳にしては早すぎる内容が何点かある。
それを指摘したところメイドも感じていたようだ。
周りの大人たちは万が一のことを考えて公女様にできる限りのことを学ばせようと考えての結果である。
その大人の中にジャンルイジ大公も含まれている。
彼自身自分は長く生きられないと悟っているようであった。
あの体格では確かにそうだろう。
今はサポート付で書類仕事ができるが、それをこなせなくなってしまう可能性もある。
「そうはさせない」
ジャンルイジ大公を何としてでも生き延びさせてみせる。
彼が死んでしまってはビアンカ公女の破滅が待っている。
女大公となった彼女は大公領を守り抜くにはあまりに幼すぎた。
そして、自分にとって都合のよい臣下を傍に置くようになり、それが奸臣の暗躍に繋がってしまった。
奸臣は帝国のスパイだった。彼はビアンカ公女に帝国への憎悪を焚きつけ、叛逆を決意させた。
そして戦争中は大公軍内を荒し回り、遠ざけられながらも大公領の為に尽くそうとした多くの騎士たちが無惨に死んでしまった。
最後、ビアンカ公女は幽閉され、帝国裁判にかけられ斬首刑となった。
まだ14歳だった。
あまりにむごい最期にルドヴィカは胸が締め付けられた。
その未来を回避するためにジャンルイジ大公にはまだ生きてもらわなければならない。
「申し訳ありません。大公妃」
過去の記憶を呼び起こしていたルドヴィカは元の現実へと戻った。
公女付きのメイドの声によって。
彼女はビアンカ公女の傍付きであり、ルドヴィカが大公城へやってきたときルル経由で懐柔したメイドであった。
懐柔内容は水仕事の多いメイドたちの為にあかぎれクリームを配った。ルドヴィカのポケットマネーで。
他にも消耗品で役に立ちそうなものを手配して、そこに少し彼女たちへの労いの言葉をかけてやった。
公女付きのメイドに対してはさらに色をつけて「義妹をお願いね」と声をかけると少しずつルドヴィカになびくようになった。
物で釣るのはどうかと思うが、彼女たちへの進呈物は元々配布されてもよさそうな消耗品であり、現に喜んでいる為別にいいだろう。
また便利な器具を導入して、彼女たちの仕事の負担軽減をはかった。
おかげさまではじめの頃よりだいぶルドヴィカへの視線は柔らかくなったように思えた。
さて、目の前にいる公女付きのメイドはアンという。
「公女様と会わせる為に一緒に厨房へ行くよう誘いました。料理長の新作ケーキを釣って」
そのケーキがあまりに美味だったため、ビアンカ公女は褒める為に厨房へと足を運んでくれた。
丁度ルドヴィカが厨房にいることを見越してアンが準備したものだ。
「それがまさか反発させるなど」
「いいのよ。顔を合わせられただけ今回は嬉しいわ」
このまま半年は顔を合わせないのかもしれないとさえ思っていたのだ。
「それに、スムージーを見ちゃうと引いちゃうわよね」
ルドヴィカは目の前の新作スムージーを前にしていった。
瓶に入っている。
ルドヴィカはそれをコップに注ぎ口にいれた。前よりも苦みが減っている。
ミルクと果実のおかげでまろやかに中和されていた。
アンは信じられないといった表情を浮かべた。
大公妃という目上の存在に対してこれなので、ビアンカがドンびくのもしょうがないだろう。
「ルル、飲んでみる?」
「もう少し改良されてから考えてみます」
緑色がダメな様子だ。
この世界だと緑は毒のイメージのようだ。
やはり、これを1食切り替えにするのはジャンルイジ大公には可哀そうかもしれない。
「でも、折角作ったし」
新作スムージーをお盆に載せジャンルイジ大公の部屋へと向かった。
まじかという表情でルルは後ろをついていく。
「25,26,27」
ガヴァス卿が時計の針を確認しながら数え上げる。目の前でジャンルイジ大公はベッドの上であおむけになり、右下肢を左へクロスさせてそれを維持していた。かなりぷるぷると震えていた。
傍で危険な状態にならないか見守るトヴィア卿はぐっと抑えていた。
「29、30」
目標秒数に達成したのを確認してジャンルイジ大公はベッド上で大の字で寝そべる。
「素晴らしいです!」
部屋を訪れたルドヴィカはジャンルイジ大公を褒めた。
ガヴァス卿に確認したところ以前指示だしていた基礎動作は一通り30秒もつことができるようになっていた。
「これで次のステップへ進めますよ。殿下!」
来週には立位訓練、車いす移動に取り掛かれるかもしれない。
ちょうど車いすも完成して、明日仕上がったものが届けられる。
階段脇の車いす専用の手動エレベーターも急いで完成できないかのが悔やまれる。だが、ジャンルイジ大公の身の安全優先なので仕方ない。しっかり安全点検してもらいながら完成してもらわなければ。
頭の中でくるくると今後の予定を確認してルドヴィカは心躍った。
「こ、このくらいで、おおげさな」
「2年もベッド上で過ごされていたのです。その分筋肉は落ちていて基礎動作はできなくなっていたのに、こんなに早く目標達成するとは思いませんでした」
実際2週間はかかると覚悟していたのだが、5日でクリアしていた。
「やはり元の筋肉量が多いのでしょう」
そっとジャンルイジ大公の腕に触る。まだぷにぷにとした肉の触感であるが、奥の方でわずかに感じられる筋肉の感触にルドヴィカは感激した。
「急に触るな!」
顔を真っ赤にしたジャンルイジ大公が叫ぶ。
「あ、そうですね。セクハラでした」
いくら嬉しいでも、本人が嫌がることをしてはいけない。
ルドヴィカはぱっと腕から手を放した。
触れた時にわずかにあせばんだ様子でルドヴィカは丁度いいと持ってきたスムージーをみせた。
「なんだ、それは」
「スムージーです」
「めっちゃ緑だぞ」
「緑黄色野菜をたーっぷり入れていますからね。大丈夫です。はちみつと柑橘類、牛乳と大豆をブレンドしているので甘くてすっきり、苦みはそれほど感じません」
ジャンルイジ大公は透明グラスの中に入っている緑色の液体をみた。妙にどろっとした感触に嫌そうな表情を浮かべた。
「……毒じゃないか?」
「騎士が見ている前で堂々と毒を飲ませる人がいますか」
せっかく良い汗をかいている。筋肉もそれなりに使ったことだし、ここでタンパク質も含んだスムージーを飲んでもらおう。
「いやいや、無理だろ。無理無理!」
さすがに緑色の液体は抵抗がある様子だ。
1食切り替えではなく、間食、運動後のタンパク質摂取に使用してみようと思ったが。
ルドヴィカはじっと二人の騎士をみた。二人とも顔を硬直させていた。
毒見をさせられるといった表情だ。
「仕方ない。折角作ったのだし」
さっき飲んだばかりであるがルドヴィカはそれを口に含んだ。
「おい! 私の前で毒を飲むな!」
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