愉快、研ぎ澄ます

運動エネルギー

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2025/09

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23日

秋分の日。
調べてみると、この日にはおはぎを食べ、鯖を食べるものだという。本当に?
おはぎは何となく、お彼岸であるので先祖供養にお供えするものだとは思う。
鯖って、なぜ。
分からないけど、スーパーへ行ってノルウェー鯖を買ってきて食べることに。
滅茶苦茶に美味しい。
もっと言えば、焼いたときに立ち上る空気が鼻に入った時点で、既に美味しかった。
たぶんこの日に鯖を食べるのは、美味しいからなんじゃないの。
思ってから、合点がいく。
それが旬ってやつだよね。





24日
夜、雨が窓に打ちつけてバチバチ音がなる。
何かの物音がうるさくて眠れなくなったことって、そういえばないかもしれない。
寝るというのは、身体をシャットダウンするようなものだから、あまりの爆音じゃない限り、音がなっていてもあまり苦痛ではない。
逆に、起きているときには、物音がうるさい。
考え事をしているときに思考を割って入られるような居心地の悪さ。
気分転換にカフェで作業することもある。
でもやっぱり、静かな空間ほどは捗らない。
カフェで作業できる人って、すごいよなぁ。





25日
久々にスーツを着て出かける。
こんなに窮屈だったっけ。
少し太ったかも?
嫌だなあ、体重が増えて体型が変わったのでは……と心配になる。
でも待てよ。
昨晩測ったときには同じだった。
数時間で増えるはずない。
まさか、スーツが縮んでる?





26日
泣いてないのは、思い出に蓋をして語らないようにしていたからだった。
語れば当たり前に涙が出てくる。
自分は冷たい人間というわけではなく、ちゃんと悲しいのだ。
悲しくないのかと勘違いしちゃってたな。





27日
亡くなった父のことを想っているときに、テレビで曲が流れる。
偶然にも、幼い頃父が熱心に歌詞を教えてくれた曲だった。
あまりに偶然すぎて、嬉しくなる。
父がそれをどうこうしたとは言わないけれど、元気づけられる。





28日
今週の金曜日は映画を観に行く予定だ。
六日も先のことをかなり楽しみにしている。





29日
ライブのチケットを取っていた人が、ライブ当日までに不慮の事故などによって死んでしまうことって、どの程度起こり得ることなんだろう。
亡くなった人の家族が、その人がチケットを取っていることを知っていれば、何かしらキャンセルの手続きができるのかもしれない。
でも、大抵の場合は、そんなことにまで気が回らないよね。
ましてや、代わりに行こうなんて思える心境でもないだろうし。
代わりに行って、身分証とか確認されちゃったら、なんて言うんだろう。
「家族の、形見でして……」
かな。





30日
子どもは所有物ではないというけど、所有物にしている親はわりといる。




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