スキル宝くじで異世界を生きる。

幼少期

当選報酬

　クジ子がさっていったので、言われた通り次回のくじ券を購入するため『宝くじ』を使用した。

　購入すると魔力を使いすぎて眠くなった。毎回睡魔に襲われてるなら使いどころを間違えると死んでしまうと思いながら寝た。

　毎朝シスターに起こされていたが、今日は当選報酬が入る日なので興奮して起こされる前に起きてしまった。スキルウインドウをチェックしているとステータスに称号が載っていた。

　称号『億万長者』

　・・・生涯お金に困ることはない幸運な者。しかし、トラブルに巻き込まれやすいのも運命。


　ありがた迷惑な話だが、お金には困らないそうなので15歳くらいまでに独り立ち出来るようにするとする。それからと毎週宝くじを購入していった。当たる物は称号だけではなくスキルや武器・防具、そして食材や素材も当たった。なぜか毎回外れはない何かが必ず当たる。
　


　そして5歳になるころにはステータスが凄いことになってしまった。

　ステータス

　タツヒコ・コンドウ

　人間

　年齢　5歳

　レベル 1

　HP　　　　10  +(1000)
　MP               100 +(1000)
　ちから          5   +(1000)
　すばやさ      5   +(1000)
　体力              5   +(1000)
　賢さ            100 +(1000)
　スタミナ     5    +(1000)
　運                77   +(1000)
　攻撃力         5    +(1000)
　防御力         5    +(1000)


　エクストラスキル　『宝くじ』　※月1回　(これ以上は世界のバランスが崩れるから勘弁してね。神より)
 　
　スキル
　　　　　　アイテムボックス
　　　　　　生活魔法
　　　　　　隠蔽(極)
　　　　　　自動回復
　　　　　　MP軽減
　　　　　　身体強化
　　　　　　全耐性
　　　　　　自動防御
　　　　　　・・・・他100


　五年間毎週クジを引いた結果、260回の当選があった。スキルも多かったがレアな武器や道具も多々あった。邪魔なので今はアイテムボックスにはいっている。

　5歳の誕生日に神から突然お告げがあり一ヶ月に1回のスキルにしてくれと土下座された。考えただけでもカオスだった。

　5歳になった俺は教会で祝福を受けることになったが受ける必要がないのでしなかった。祝福を受けて目立ちたくなかったからである。英雄や勇者といった称号があるだけで国から管理され自由がなくなるからだ。

　今は街の外には出れないので教会の手伝いや異世界の知識を勉強している。

　12歳になると冒険者登録が出来るのでそれまでに色々身につける事にした。教会には自分より年下の子供もいるので面倒を見ながら遊ぶ事もあるがやっぱり物を作ったりする事が好きなので隠れて物作りに没頭している。


　「タツ～どこいるの？」

　そんな声で夕飯と気づく、はあこの生活も悪くないな。そう思うタツヒコだった。