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過ぎたるは及ばざるが如し10
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「大丈夫?」
「それより、亮さん、お店」
「おれも昼過ぎから夕方まで爆睡しちゃってダルいし、休んだ」
「週末なのにごめんなさい」
「恋人と過ごせる時間を蔑ろにしなきゃ食ってけないワケじゃないから心配いらないよ」
「楽しみにしてるお客さんだっていたのに……」
「お客さんも大事だけど、さえちゃんのほうが大事だから問題ない。あと、年甲斐もなく盛りまくったせいで腰が逝きそう。休まないとおれが死ぬ」
思わず吹き出した冴子を引き寄せると、包み込むように肩を抱いた。
「さえちゃんこそ、大丈夫? 無理させて悪かった」
「ううん。いいの。でも、私も身体はくたくた」
「おれ、さえちゃんのこと気持ちよくできた?」
「それ、聞く?」
「あえて、ね」
同時に笑い出して、身体を擦り寄せ、キスをする。バーボンが甘く香って鼻腔を抜けていった。
「自分がこんなに貪欲だとは知らなかった。あくまで頭の中だけで済ませられてきたのに、亮さんなんて知らなきゃ良かった」
「そんな寂しいこと言うなよ。悲しくなるじゃん」
きつく抱きしめられ、一瞬、息が詰まった。幸福感で満たされ、うっとりと亮の胸に頬を預けた。この世の春がきた。愛しい男の胸で微睡む一時は最高に幸せだ。
「おやすみ、さえちゃん。いい夢見てね」
髪を梳きながら、亮が優しく囁く。目覚めたばかりだというのに、睡魔はあっという間に訪れた。
「それより、亮さん、お店」
「おれも昼過ぎから夕方まで爆睡しちゃってダルいし、休んだ」
「週末なのにごめんなさい」
「恋人と過ごせる時間を蔑ろにしなきゃ食ってけないワケじゃないから心配いらないよ」
「楽しみにしてるお客さんだっていたのに……」
「お客さんも大事だけど、さえちゃんのほうが大事だから問題ない。あと、年甲斐もなく盛りまくったせいで腰が逝きそう。休まないとおれが死ぬ」
思わず吹き出した冴子を引き寄せると、包み込むように肩を抱いた。
「さえちゃんこそ、大丈夫? 無理させて悪かった」
「ううん。いいの。でも、私も身体はくたくた」
「おれ、さえちゃんのこと気持ちよくできた?」
「それ、聞く?」
「あえて、ね」
同時に笑い出して、身体を擦り寄せ、キスをする。バーボンが甘く香って鼻腔を抜けていった。
「自分がこんなに貪欲だとは知らなかった。あくまで頭の中だけで済ませられてきたのに、亮さんなんて知らなきゃ良かった」
「そんな寂しいこと言うなよ。悲しくなるじゃん」
きつく抱きしめられ、一瞬、息が詰まった。幸福感で満たされ、うっとりと亮の胸に頬を預けた。この世の春がきた。愛しい男の胸で微睡む一時は最高に幸せだ。
「おやすみ、さえちゃん。いい夢見てね」
髪を梳きながら、亮が優しく囁く。目覚めたばかりだというのに、睡魔はあっという間に訪れた。
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