異世界召喚に巻き込まれました。〜俺はこの異世界で自由に生きていく〜

詩嶋星那

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第4話 ウルクスの街

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 ウルクス。その周りには魔物が大量に生息しており、そのためにウルクスは大きな城壁で守られている。そして門のところには検問をする、門番がいる。


 ウルクスの街の門の前で俺は今、門番の男性と話をしていた。

 俺は先程この門番の男性に、身分を証明するものを持っていないのかと聞かれてしまい、小さな村から来たので持ってないと伝えている。

 「はいはい。そういうことです」

 男性は納得したのかそう言ってきた。

 「んー。それでは今回は特別処置をさせていただきますので、少しばかりここでお待ち下さい」
 「はい。分かりました」

 すると男性は近くにある役所のようなところへ歩いて行った。

 しばらく待つこと、二分程度。

 「お待たせしましたー」

 そんな声と共に男性が戻って来た。
 俺のいるところについた男性は口を開いた。

 「これは入書にゅうしょといって、ウルクスに入る際、身分の代わりになるものです。ですが身分証(仮)みたいなものなので、冒険者ギルドで冒険者登録をして、冒険者としての身分証を作ったらもう一度ここに戻って来て見せてください」
 「分かりました」

 男性は分かりやすい説明をしてくれた。

 「それでは、門を通ってどうぞ」

 そう言われた俺は導かれるまま男性について行き門を通る。そして、ウルクスの景色が俺の視界に入ってきた。

 瞬間俺の脳内には、異世界すごい、という言葉で埋め尽くされてしまう。
 なぜかというと、予想していたよりも文明が進んでいたからだ。といっても、車とかは通ってはいないしその通る道もない。当たり前か。
 まあ、ウルクスの街にある家などの作りが日本とほぼ変わらなく見えてしまう程の作りになっているからだ。
 他にも見える範囲では屋台などがたくさん並んでいる。
それとなのだが、ウルクスは周りをとても高い城壁で固めている。そのせいで中の想像があまりできない。

 「それでは、ウルクスを楽しんでくださいね」

 門番の男性は元の場所へ戻って行った。
 門を潜り抜けたさすぐ先で俺は立ち止まっている。
 まあ、止まっていてもなにも進まないよな。とりあえずは門番の男性が言ってた、冒険者ギルドに行かないといけないよな。
 俺はさっきもらった入書を見ながらそう思った。

 「よし、行くか」

 しかし行くとしても場所がわからん。はぁー、さっき聞いとくべきだった。
 俺は少し後悔しながらも道なりに進むことにした。


 しばらく歩くこと、五分程度。
 俺は今、噴水のある大きな広場にいた。
 ここに来る途中いろんな人からの視線を感じていて、なんでだろう?と考えてみたところ服装が制服ってことに気付いてしまった。服を異世界のものにしようにも前に言った通りお金の価値観がさっぱりなので、誰かに教えてもらわなくちゃならん。

 「んー。まあ、冒険者ギルド行けばなんとかなるだろ」

 まあ、とりあえずは感覚的に進むことにしよう。
 そう思い、まずは右にある道に進むことにした。俺としては一発で冒険者ギルドに着いたほうがいいかな。

 しばらく歩いて数分。思ったことが一つある。
 それは、ウルクスの街の中にいる人たちから凄く何度も注目をされているのだ。
 理由はなんとなくだが、服装だと思う。

 「はぁー」

 仕方なさすぎることに俺はため息をついてしまった。
 俺は周りを見渡す。
 そこで、ある大きな建物が視界に入って来た。

 「冒険者ギルド」

 俺はその建物にかけてある看板に書いてある文字を無意識に読んでしまっていた。
 知らない文字なのだが、分かってしまう文字。たぶん理由は、スキルにある言語習得のおかげだと思う。
 冒険者ギルドの扉の前に着く。右手扉にかけた俺は、手前の方に引いて扉を開いた。
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