4 / 11
第4話 ウルクスの街
しおりを挟むウルクス。その周りには魔物が大量に生息しており、そのためにウルクスは大きな城壁で守られている。そして門のところには検問をする、門番がいる。
ウルクスの街の門の前で俺は今、門番の男性と話をしていた。
俺は先程この門番の男性に、身分を証明するものを持っていないのかと聞かれてしまい、小さな村から来たので持ってないと伝えている。
「はいはい。そういうことです」
男性は納得したのかそう言ってきた。
「んー。それでは今回は特別処置をさせていただきますので、少しばかりここでお待ち下さい」
「はい。分かりました」
すると男性は近くにある役所のようなところへ歩いて行った。
しばらく待つこと、二分程度。
「お待たせしましたー」
そんな声と共に男性が戻って来た。
俺のいるところについた男性は口を開いた。
「これは入書といって、ウルクスに入る際、身分の代わりになるものです。ですが身分証(仮)みたいなものなので、冒険者ギルドで冒険者登録をして、冒険者としての身分証を作ったらもう一度ここに戻って来て見せてください」
「分かりました」
男性は分かりやすい説明をしてくれた。
「それでは、門を通ってどうぞ」
そう言われた俺は導かれるまま男性について行き門を通る。そして、ウルクスの景色が俺の視界に入ってきた。
瞬間俺の脳内には、異世界すごい、という言葉で埋め尽くされてしまう。
なぜかというと、予想していたよりも文明が進んでいたからだ。といっても、車とかは通ってはいないしその通る道もない。当たり前か。
まあ、ウルクスの街にある家などの作りが日本とほぼ変わらなく見えてしまう程の作りになっているからだ。
他にも見える範囲では屋台などがたくさん並んでいる。
それとなのだが、ウルクスは周りをとても高い城壁で固めている。そのせいで中の想像があまりできない。
「それでは、ウルクスを楽しんでくださいね」
門番の男性は元の場所へ戻って行った。
門を潜り抜けたさすぐ先で俺は立ち止まっている。
まあ、止まっていてもなにも進まないよな。とりあえずは門番の男性が言ってた、冒険者ギルドに行かないといけないよな。
俺はさっきもらった入書を見ながらそう思った。
「よし、行くか」
しかし行くとしても場所がわからん。はぁー、さっき聞いとくべきだった。
俺は少し後悔しながらも道なりに進むことにした。
しばらく歩くこと、五分程度。
俺は今、噴水のある大きな広場にいた。
ここに来る途中いろんな人からの視線を感じていて、なんでだろう?と考えてみたところ服装が制服ってことに気付いてしまった。服を異世界のものにしようにも前に言った通りお金の価値観がさっぱりなので、誰かに教えてもらわなくちゃならん。
「んー。まあ、冒険者ギルド行けばなんとかなるだろ」
まあ、とりあえずは感覚的に進むことにしよう。
そう思い、まずは右にある道に進むことにした。俺としては一発で冒険者ギルドに着いたほうがいいかな。
しばらく歩いて数分。思ったことが一つある。
それは、ウルクスの街の中にいる人たちから凄く何度も注目をされているのだ。
理由はなんとなくだが、服装だと思う。
「はぁー」
仕方なさすぎることに俺はため息をついてしまった。
俺は周りを見渡す。
そこで、ある大きな建物が視界に入って来た。
「冒険者ギルド」
俺はその建物にかけてある看板に書いてある文字を無意識に読んでしまっていた。
知らない文字なのだが、分かってしまう文字。たぶん理由は、スキルにある言語習得のおかげだと思う。
冒険者ギルドの扉の前に着く。右手扉にかけた俺は、手前の方に引いて扉を開いた。
0
あなたにおすすめの小説
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる