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第一章
世界は、広いが、俺の心は、淋しい。
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世界中、夢中になっているのが、コンピュター。こいつに時間を割いて懸命になっている。俺もその一人だ。
無論Wi-Fiも引いてあるし、スマフォにタブレット端末。家庭用インターネット。ばっちりだ。まだ古いパソコンはあるが、新しいのは無い。
幼い頃は、コンピュターゲームに夢中だった。
魔界のモンスターと戦い、世界を守る物語や、パズルゲーム。戦略シュミレーションゲーム。様々に遊んだ。その中で未だに続けているゲームがある。パズルゲームの一つで、配置されているブロックの一つを壊し、全てをクリアする、一発ゲーム。その名も、「人生一度だけよ」である。
これにはハマっていて、未だに続けている。これで何回目の挑戦だろうか。七面目になるといつも詰まるのだ。
なんとかしようとするのだが、今迄、なんとかなったことは無い。
かれこれ、二十七年間挑戦している。
難しいけども頑張っている。今度こそはと思い、プレイするが、必ず負ける。そして、神様が答えをくれた。それはそこで終わりじゃ。続きがないのだと。
成程、道理で解けないわけだ。
納得がいったのだった。
これで完全にゲームから卒業だ。
仕事は順調なのだ、寿司に漫画。中華物産。新しく始めた、饅頭屋。このまま行けば、年内には、預金が増えそうだ。しかし神様は、何時になったらお金を請求してくるのだろうか、借りたお金は、返さないといけないのだから。くれる訳は無いし、通帳に様々なカード。いつ返却すればいいのだ。まさか無期限。
そんな訳は、無いだろう。一応、今のところ、使った金額はかなりだが、このまま順調にいけば、返せる。と思われる。
「沙耶香いるかー」と大きな声が聞こえた。何事かと、一階へ降りると、バイト君の一人がおじさんらしき人と言い争っている。なんだ、木田くんか。木田くんは、寿司職人で、うちで雇っている。今の所、巻き寿司のみだが。
木田くんは、女性ながらに寿司の勉強をしている。前の店では、かなり店長とやり合ったらしい。その店長みたいだ。
実の叔父らしい。その店長は。
帰ってくるように、言われているみたいだ。
間に割って入る。
聞くと、人手が足りないらしい。揉めたのはその事らしい。木田くんは、人を雇うべきだと主張したのに対して、叔父は、時間をかけて働けばいいと、毎日十二時間労働なのに、さらに働けと言うのだ。
労働基準監督署に、言われるのは目に見えている。しかし、叔父は譲らないらしい。しかし、報酬は、大きくなるはずだ。
木田くんに聞くと、固定給らしい。
限界だったそうだ。だからうちに来たらしい。
叔父は、泣きたくなる程経営が厳しいらしい。どこもかしこも一緒だ。
木田くんは、二度と戻らないと決めているそうだ。
悲しそうな、叔父さん。木田くんの意思は決まっているみたいだ。
雇用主としては、叔父さんの気持ちはわかる。だが木田くんは、今我が社には必要だ。
しかし、親族にとってすれば、思い切って、二人に時間をかけて話し合ってもらえればと思い、別室に移動してもらった。
巻き寿司は、他のものが代わりを務めるしか無いので、前田くんに、一時的に全て製造は任したのだ。
俺は淋しい、絶好調だと思っていたのは、思い込みだったみたいだ。
微妙なバランスの元で成り立っていたのだ。自分はまだまだだと答えが出た。
修行しかない、山籠りだ。思い立ってから、二時間後に、虞さんにいくつか指示を出し、携帯に何かあったら電話してくれと言い、俺は山籠りしたのだった。
無論Wi-Fiも引いてあるし、スマフォにタブレット端末。家庭用インターネット。ばっちりだ。まだ古いパソコンはあるが、新しいのは無い。
幼い頃は、コンピュターゲームに夢中だった。
魔界のモンスターと戦い、世界を守る物語や、パズルゲーム。戦略シュミレーションゲーム。様々に遊んだ。その中で未だに続けているゲームがある。パズルゲームの一つで、配置されているブロックの一つを壊し、全てをクリアする、一発ゲーム。その名も、「人生一度だけよ」である。
これにはハマっていて、未だに続けている。これで何回目の挑戦だろうか。七面目になるといつも詰まるのだ。
なんとかしようとするのだが、今迄、なんとかなったことは無い。
かれこれ、二十七年間挑戦している。
難しいけども頑張っている。今度こそはと思い、プレイするが、必ず負ける。そして、神様が答えをくれた。それはそこで終わりじゃ。続きがないのだと。
成程、道理で解けないわけだ。
納得がいったのだった。
これで完全にゲームから卒業だ。
仕事は順調なのだ、寿司に漫画。中華物産。新しく始めた、饅頭屋。このまま行けば、年内には、預金が増えそうだ。しかし神様は、何時になったらお金を請求してくるのだろうか、借りたお金は、返さないといけないのだから。くれる訳は無いし、通帳に様々なカード。いつ返却すればいいのだ。まさか無期限。
そんな訳は、無いだろう。一応、今のところ、使った金額はかなりだが、このまま順調にいけば、返せる。と思われる。
「沙耶香いるかー」と大きな声が聞こえた。何事かと、一階へ降りると、バイト君の一人がおじさんらしき人と言い争っている。なんだ、木田くんか。木田くんは、寿司職人で、うちで雇っている。今の所、巻き寿司のみだが。
木田くんは、女性ながらに寿司の勉強をしている。前の店では、かなり店長とやり合ったらしい。その店長みたいだ。
実の叔父らしい。その店長は。
帰ってくるように、言われているみたいだ。
間に割って入る。
聞くと、人手が足りないらしい。揉めたのはその事らしい。木田くんは、人を雇うべきだと主張したのに対して、叔父は、時間をかけて働けばいいと、毎日十二時間労働なのに、さらに働けと言うのだ。
労働基準監督署に、言われるのは目に見えている。しかし、叔父は譲らないらしい。しかし、報酬は、大きくなるはずだ。
木田くんに聞くと、固定給らしい。
限界だったそうだ。だからうちに来たらしい。
叔父は、泣きたくなる程経営が厳しいらしい。どこもかしこも一緒だ。
木田くんは、二度と戻らないと決めているそうだ。
悲しそうな、叔父さん。木田くんの意思は決まっているみたいだ。
雇用主としては、叔父さんの気持ちはわかる。だが木田くんは、今我が社には必要だ。
しかし、親族にとってすれば、思い切って、二人に時間をかけて話し合ってもらえればと思い、別室に移動してもらった。
巻き寿司は、他のものが代わりを務めるしか無いので、前田くんに、一時的に全て製造は任したのだ。
俺は淋しい、絶好調だと思っていたのは、思い込みだったみたいだ。
微妙なバランスの元で成り立っていたのだ。自分はまだまだだと答えが出た。
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