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イマノ・オト(下)
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先程までポカポカしていた私の心は一気に氷点下まで冷め、二人だけの空間だった体育倉庫の薄暗闇が、まるで牢獄の様に冷たい空間になった。
彼の携帯を見ていると、プレイリストと言う項目があり、それぞれ日付が表示されていた。バスの中で手作りのオルゴールを貰った日からスタートしていた。
昨日の日付ファイルを見つけた私は、震える指で恐る恐る再生ボタンを押してみた。
「あっ新曲だ!新しいギターの譜面出てないかな!」
「そうだ!本屋さんに行ってみよ!」
最悪な予想通り、私が昨日居間でテレビを見ながら話していた声が録音されていた。
だから彼は、あの本屋さんにいたのか。
私は、運命の偶然と言うのを信じかけていたが、彼があそこにいたのは“必然”だった。
「今までのは何だったの…私の幸せだったあの時間を返してほしい…」
私はふと我にかえり、携帯で助けを呼ぼうとしたが、携帯の充電は無くなっていた。
シャキシャキ…シャキシャキン…
シャキ……シャキン
彼がハサミを鳴らしながら戻って来る。
私はとにかくココにいてはいけないと思い、倉庫の裏口から抜け出した。
そして、先程二人で歩いて来た本館に繋がる長い連絡通路を走った。
「真衣?あれ?どこ行ったのー?」
彼は自分の携帯画面を見て全てを悟り、あーんと口を開けながらアゴを指で触る。
「真衣ぃーどこに行ったのーーーー!?」
彼の叫び声を聞いた私は背中に寒気がした。
「どうしよ!?学校から出ないと!」
「私、多分…殺される」
恐怖で足が震え、足に力が入らず、思うように上手く走れなかった。
息絶え絶えロビーまで走って来た私は、玄関入り口の扉を見つけ、走って来た勢いで開けようと、両手を伸ばす。
「「ガシャン!!」」
「うぐっ!」
玄関は鍵が閉まっていたので、私はぶつかった反動で勢いよく後ろに倒れた。
扉を見ると鍵を回すツマミの先がバキっと折られていた、恐らく彼がやったのだろう。私は学校に閉じ込められてしまった。
「あ、みつけたーーーー!」
彼は左の廊下の曲がり角からこちらを除き、ハサミをシャキシャキ鳴らしながら私の方に走って来た。
彼の両手に持っていたハサミは先程のとはえらく違い、2倍くらいの大きさで、鋭い凶器の様に見えた。
「チョキチョキの続きを、しよー!」
その時の彼の笑顔は狂気に満ちていて、世界で一番恐ろしい笑顔だった。
「やめて!来ないで!やめてよ!」
私は再び走り出し、曲がり角を曲がって、彼が見えなくなったのを確認すると、職員室の中に入り、掃除道具箱の中に隠れた。
彼の足音はゆっくり職員室の前を通り過ぎ、奥の映像室に消えて行った。
私はなるべく音を殺そうと努力し、呼吸音や心臓の音さえも、今は止まって欲しいと願っていた。
彼が完全にこのフロアから居なくなったのを確認すると、職員室の電話を使い、110番をして警察に助けを求めた。
「た、助けてください…追われているんです…私はいろは坂高校の一階職員室にいます」
「大丈夫ですか?落ち着いてください」
「とりあえず、すぐに現場に向かわ…」
「プツっ…ツーツー…」
話している途中で突然電話が通じなくなってしまった。彼が電話線を切ってしまったのだ。
私はなるべく身を低くし、ゆっくり職員室の掃除道具箱に戻って、警察が来るのを願った。
暫くして静まり返った室内に、扉がガラガラっと開く音がした。
「コツコツ…コツコツ…」
私は足音がする方向を、小さな隙間からゆっくり覗いた。
すると、真っ黒な丸い物体が目の前にあった。それは、彼の異様にまで広がった黒目の部分だった。
もう至近距離まで、彼は来ていたのだ。
「ほら、ね、いつも見てるよ…真衣」
私は悲鳴を上げ、彼ごと扉を蹴り、掃除道具箱から転がる様に飛び出した。
彼は一瞬怯んだが、体制を持ち直し、右手の大きなハサミで私の右足を狙った。
私は床を蹴り、間一髪でハサミを避け、そのまま職員室を抜け出した。階段を上がって女子トイレに逃げ込み、一番奥の個室に入り鍵をかけた。
シャキッシャキッ…
ハサミの音が近づいて来た。そして一度立ち止まると、彼は女子トイレに入って来た。
「ここかな…真衣の匂いがするよ」
「バツン!」
「バツン!」
彼は閉まっていた女子トイレのドアを一つずつハサミで突き刺しながら、一番奥の私のいる所まで順番に近付いて来た。
私は恐怖で肩を震わせ、泣き声が漏れない様に両手で口を押さえていたが、涙は溢れ、どうしても止まらなかった。
「もうダメ…お父さん、お母さん…
私、死んじゃう…さようなら…」
「ごめんなさい、こんな夜に学校に居て
…私は最後まで悪い子だった…」
私のドアにハサミが刺さる、そう私が全てを諦めかけた瞬間。
「カチっ…」
放送室のスイッチの入る音が、スピーカーから校内全体へ響いた。
「え?誰か放送室にいる?!」
彼のハサミの動きが止まった。
「警察がこの学校を包囲した。大人しく出て来なさい。もう一度繰り返す…」
彼は隣のドアに突き刺さっていたハサミをガリガリっと抜きながら
「あーあ…ここまでか…コレクションが完成するまで、もう少しだったのになぁ…」
と呟き、ゆっくり階段の方へ歩いて行った。
私はドアを開けた。トイレの中は赤く染まっていたが、それは窓に反射したパトカーのランプの光のせいだった。
その時、何かが落下し、地面に叩きつけられた大きな音がした。
「ドスン…」
私はビクっとして窓の方を見た。
「“今の音”って……まさか」
「ニュースの時間です。昨夜、○○市内のいろは坂高校にて連続殺人容疑がかけられている三島 隼人容疑者38歳の立てこもり事件があり、警察がかけつけた所、容疑者の男性は屋上から飛び降り、現在意識不明の重体です」
「校内にいた遠野 真衣さん17歳は、無事保護されました。」
「警察は容疑者宅を調べた所、自宅の庭からは多数の女性被害者の身体の一部と思われる遺体が…」
あれから数日経った。
今は鳥の声や草木、波の音、風の音を聞く事が大好きになった。
なぜなら、それを聞くとまだ生きていると実感できるからだ。
私はイヤホンを外し、私の耳に聞こえる“イマノオト”を楽しんでいる。
私は彼の胸に耳を置き、心臓の鼓動音を聞いていた。
その音を楽しんだ私は、ベットに横たわる彼の生命維持装置の電源を抜いた。
彼の心臓の音は小さくなり。
やがて、消えていった。
イマノ・オト 終
後書き
“イマノオト”という言葉を使って色々な音とシチュエーションを書きたかったから投稿しました
ありがとうございました。
彼の携帯を見ていると、プレイリストと言う項目があり、それぞれ日付が表示されていた。バスの中で手作りのオルゴールを貰った日からスタートしていた。
昨日の日付ファイルを見つけた私は、震える指で恐る恐る再生ボタンを押してみた。
「あっ新曲だ!新しいギターの譜面出てないかな!」
「そうだ!本屋さんに行ってみよ!」
最悪な予想通り、私が昨日居間でテレビを見ながら話していた声が録音されていた。
だから彼は、あの本屋さんにいたのか。
私は、運命の偶然と言うのを信じかけていたが、彼があそこにいたのは“必然”だった。
「今までのは何だったの…私の幸せだったあの時間を返してほしい…」
私はふと我にかえり、携帯で助けを呼ぼうとしたが、携帯の充電は無くなっていた。
シャキシャキ…シャキシャキン…
シャキ……シャキン
彼がハサミを鳴らしながら戻って来る。
私はとにかくココにいてはいけないと思い、倉庫の裏口から抜け出した。
そして、先程二人で歩いて来た本館に繋がる長い連絡通路を走った。
「真衣?あれ?どこ行ったのー?」
彼は自分の携帯画面を見て全てを悟り、あーんと口を開けながらアゴを指で触る。
「真衣ぃーどこに行ったのーーーー!?」
彼の叫び声を聞いた私は背中に寒気がした。
「どうしよ!?学校から出ないと!」
「私、多分…殺される」
恐怖で足が震え、足に力が入らず、思うように上手く走れなかった。
息絶え絶えロビーまで走って来た私は、玄関入り口の扉を見つけ、走って来た勢いで開けようと、両手を伸ばす。
「「ガシャン!!」」
「うぐっ!」
玄関は鍵が閉まっていたので、私はぶつかった反動で勢いよく後ろに倒れた。
扉を見ると鍵を回すツマミの先がバキっと折られていた、恐らく彼がやったのだろう。私は学校に閉じ込められてしまった。
「あ、みつけたーーーー!」
彼は左の廊下の曲がり角からこちらを除き、ハサミをシャキシャキ鳴らしながら私の方に走って来た。
彼の両手に持っていたハサミは先程のとはえらく違い、2倍くらいの大きさで、鋭い凶器の様に見えた。
「チョキチョキの続きを、しよー!」
その時の彼の笑顔は狂気に満ちていて、世界で一番恐ろしい笑顔だった。
「やめて!来ないで!やめてよ!」
私は再び走り出し、曲がり角を曲がって、彼が見えなくなったのを確認すると、職員室の中に入り、掃除道具箱の中に隠れた。
彼の足音はゆっくり職員室の前を通り過ぎ、奥の映像室に消えて行った。
私はなるべく音を殺そうと努力し、呼吸音や心臓の音さえも、今は止まって欲しいと願っていた。
彼が完全にこのフロアから居なくなったのを確認すると、職員室の電話を使い、110番をして警察に助けを求めた。
「た、助けてください…追われているんです…私はいろは坂高校の一階職員室にいます」
「大丈夫ですか?落ち着いてください」
「とりあえず、すぐに現場に向かわ…」
「プツっ…ツーツー…」
話している途中で突然電話が通じなくなってしまった。彼が電話線を切ってしまったのだ。
私はなるべく身を低くし、ゆっくり職員室の掃除道具箱に戻って、警察が来るのを願った。
暫くして静まり返った室内に、扉がガラガラっと開く音がした。
「コツコツ…コツコツ…」
私は足音がする方向を、小さな隙間からゆっくり覗いた。
すると、真っ黒な丸い物体が目の前にあった。それは、彼の異様にまで広がった黒目の部分だった。
もう至近距離まで、彼は来ていたのだ。
「ほら、ね、いつも見てるよ…真衣」
私は悲鳴を上げ、彼ごと扉を蹴り、掃除道具箱から転がる様に飛び出した。
彼は一瞬怯んだが、体制を持ち直し、右手の大きなハサミで私の右足を狙った。
私は床を蹴り、間一髪でハサミを避け、そのまま職員室を抜け出した。階段を上がって女子トイレに逃げ込み、一番奥の個室に入り鍵をかけた。
シャキッシャキッ…
ハサミの音が近づいて来た。そして一度立ち止まると、彼は女子トイレに入って来た。
「ここかな…真衣の匂いがするよ」
「バツン!」
「バツン!」
彼は閉まっていた女子トイレのドアを一つずつハサミで突き刺しながら、一番奥の私のいる所まで順番に近付いて来た。
私は恐怖で肩を震わせ、泣き声が漏れない様に両手で口を押さえていたが、涙は溢れ、どうしても止まらなかった。
「もうダメ…お父さん、お母さん…
私、死んじゃう…さようなら…」
「ごめんなさい、こんな夜に学校に居て
…私は最後まで悪い子だった…」
私のドアにハサミが刺さる、そう私が全てを諦めかけた瞬間。
「カチっ…」
放送室のスイッチの入る音が、スピーカーから校内全体へ響いた。
「え?誰か放送室にいる?!」
彼のハサミの動きが止まった。
「警察がこの学校を包囲した。大人しく出て来なさい。もう一度繰り返す…」
彼は隣のドアに突き刺さっていたハサミをガリガリっと抜きながら
「あーあ…ここまでか…コレクションが完成するまで、もう少しだったのになぁ…」
と呟き、ゆっくり階段の方へ歩いて行った。
私はドアを開けた。トイレの中は赤く染まっていたが、それは窓に反射したパトカーのランプの光のせいだった。
その時、何かが落下し、地面に叩きつけられた大きな音がした。
「ドスン…」
私はビクっとして窓の方を見た。
「“今の音”って……まさか」
「ニュースの時間です。昨夜、○○市内のいろは坂高校にて連続殺人容疑がかけられている三島 隼人容疑者38歳の立てこもり事件があり、警察がかけつけた所、容疑者の男性は屋上から飛び降り、現在意識不明の重体です」
「校内にいた遠野 真衣さん17歳は、無事保護されました。」
「警察は容疑者宅を調べた所、自宅の庭からは多数の女性被害者の身体の一部と思われる遺体が…」
あれから数日経った。
今は鳥の声や草木、波の音、風の音を聞く事が大好きになった。
なぜなら、それを聞くとまだ生きていると実感できるからだ。
私はイヤホンを外し、私の耳に聞こえる“イマノオト”を楽しんでいる。
私は彼の胸に耳を置き、心臓の鼓動音を聞いていた。
その音を楽しんだ私は、ベットに横たわる彼の生命維持装置の電源を抜いた。
彼の心臓の音は小さくなり。
やがて、消えていった。
イマノ・オト 終
後書き
“イマノオト”という言葉を使って色々な音とシチュエーションを書きたかったから投稿しました
ありがとうございました。
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