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22 オクトーでの戦い3(顛末)
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町ではお祭り騒ぎが始まっていた。辺境伯によると、魔物騒ぎも片が付いてもう大丈夫だということを喧伝する意味もあるそうで。飲食も一人いくらまでは辺境伯持ちで、それを超える分は自分で払う、という具合になっているようだ。壊れた噴水の残骸などは良い肴になっているようで、ちょっと気が引ける。
私達はというと、辺境伯邸での晩餐会に出席だ。まあ町を魔物から救うのに貢献した一行というわけで、主賓として4人の他にカールも含まれている。帯剣したままを望むアルスとイルダ、巫女姿が正式な服装と言い張るフレア、似合わないからこのままでお願いしますという私なので、カールだけが着飾らされている状態。
「僕如きがこんな扱いをされて頂くなどと…」
例によって恐縮していて、おどおどと微妙に言葉遣いも変になっているカールだ。
驚いたことに、晩餐会は立食形式だった。こちらから挨拶回りをするのも何となく変なので、辺境伯とオルサの近くで、ちょこちょこと食べる。人数がそれほど多くないので、わざわざ廻らなくても、皆に声が届くぐらいだ。文官の偉そうな人や警備隊長など、顔を知っている人も多い。後は冒険者ギルド関係者や、その他有力者といったところか。
部屋の片側では、例によって楽師の演奏がされているが、もちろんカールはそちらにはいない。演奏していた方が気楽だと思うけど。あまり料理を楽しんでいるようでもないし。
「今日、特に戦功のあった者についてだが…」
辺境伯の声に皆が会話を止める。
「冒険者は冒険者ギルドの方から報酬を渡してやってくれ。依頼料は出しているが、不足の場合は後で言ってくれると助かる。警備隊や兵士の方も適宜選出を頼む。表彰し褒賞を与えることになろう」
なるほど。
「それから、女神殿、神殿の巫女殿、また勇猛な剣士、戦士殿であるが、俺の領民でもないし、上から偉そうに褒賞を授けられる相手でもないのでな。かの方々については、既に都に書状を送っているので、国王でも法王でも良いから、そちらから思う存分褒美を受けてってくれ」
笑いが漏れる。
「それとだ、同じく俺の立場からは中々罰を与えることの出来ない貴族どもだが、今回勝手に魔物と戦おうとしたり、市民に怪我をさせたり、あまりにも目に余るのでな。同じく書状を認めたので、国王に思う存分罰して頂こう」
笑い声だけでなく拍手まで。普段から貴族がどう思われているか良く分かる。イルダもそんなに嬉しそうな顔をしなくても。
「そうなると、俺が直接褒賞を与えられるのは、一人だけということになる。格好が付かないので、是非に受け取ってくれ。なあカール」
ニヤッと笑う。最初からここに話を持っていこうとしていた感じだ。
「え、えーっと…」
「カールよ、ベアード辺境伯家直属の位置付けで騎士爵位を与えよう」
おお、と声が上がる。不満の声ではない。他の客も皆快く祝福する感じだ。
「ぼ、わた、私は…」
「うん?不満か?申し訳ないが、それ以上の爵位は国王でなければ与えられないのでな。家直属の騎士爵位がやっとなのだ。そうだな、不満なら…『オルサ直属』でも良いのだがな?」
オルサ嬢もカールも顔が真っ赤だ。皆も驚くこともなく、ニヤニヤ笑っているところを見ると…どれだけバレバレなんだこの二人。
「ぼく、いえ、私なんぞに…」
「何言ってるんだよ、どう見ても一番活躍していたのはカールだろ?」
カールにアルスが言う。
「グイベルやポイズンスネークを怯ませて、わたくしや兵士の方々が攻撃できるようにしてくださったのは、カールさんのホルンですし」
「私がヒドラを攻撃できたのも、カールがホルンでヒドラの動きを止めてくれたからだし」
「あたしとアルスがレイミアと互角に戦えたのも、カールがホルンで奴の魔法の邪魔をしてくれたからだし」
「…というわけだ。なに、普段は今までどおり楽師をやっていてくれれば良い」
私達のセリフに辺境伯が続ける。客だけでなく、楽師も演奏を止めて拍手している。
「当然、今まで騎士を名乗っていた貴族連中は、今後騎士を名乗ることは許さん。まあ、これは今回の懲罰の一環だな」
辺境伯の話が終わると、話題は今日の戦いの内容に移っていった。私の(威力のありすぎる)ファイアーや、フレアがグイベルの群れを一人で切り落とした踊りのような攻撃、アルスとイルダが最初にレイミアと斬り合ったときに誰も割り込めなかったこと、などは違う場所での戦いで全員が見られたわけではない。あれはすごかった、いやあちらの方が…と盛り上がっていたが、最後は全員が見ていたレイミアとの戦いの話になった。
「あの巫女殿の『シールド』には感心したぞ。あんなことが出来るなど聞いたことがない」
辺境伯が言うと、皆が頷く。しかし、あれだけのことが出来るのなら、一人でシールドを動かして、レイミアと戦えるのではないだろうか。シールドを動かして、空中のレイミアを切り刻むことなんて簡単に出来そうだけど。その前のグイベルを踊るように切り落としたのも、森でやってくれても良かった話だ。どうも、フレアは力を隠して防御に徹しているような気がしてならない。
そう思っていたら、警備隊長がフレアに尋ねた。
「しかしフレア殿、あんなことが出来るのなら、自らの足元にシールドを展開して、自分で空を飛んで攻撃できるのではないですか」
「それなのですが、目で見ていないと制御できないのですよ。足元をずっと見ていなければならないとすると、何も出来ませんから」
フレアが苦笑して言う。うーん。
「そうなのですか、いやそれにしても大したものですな」
「大したものといえば、アルス殿の最後の攻撃、アルス殿が二人になったように見えましたが」
「分身剣だな」
ギルド長に辺境伯が答える。
「分身剣…」
「白狼の必殺技だな」
「おお、あの辺境伯と勇名を競ったという冒険者の!」
辺境伯の言葉に、ギルド長のテンションが上がる。
「いや、親父なんですよ。技も真似ただけで」
「そうなのですか!白狼のご子息!いやあ、なるほど」
アルスが照れながら言っているが、冒険者ギルドでは、やはり有名らしい。
「最後の辺境伯の技もすごかったな」
「まあ、白狼の技に対抗してな。久しぶりに使ったが…」
イルダに辺境伯が答える。
「私には辺境伯が動いたことさえ分かりませんでしたが…」
警備隊長が言う。
「ユーカ、見えたか?」
「え?ええ、下段から振り上げで相手を怯ませ、その隙に同じ軌道で振り下ろして斬る、という感じ?」
「いや、最初のはただ振り上げて相手を怯ませているんじゃない。最初の一撃は闘気を飛ばして相手を実際に『斬って』いるんだ」
「ほう」
私への説明が正しかったのか、イルダに辺境伯が感心した声を上げる。
「『斬られた』相手は動きが止まる。その隙にもう一撃、今度は剣で斬るわけだ」
「良く分かったな、その通りだ」
「最初の一撃は剣の間合いの外でも良い。次の一撃で間合いに入れば良いわけだから、つまり相手の先を取れるわけだ、これで…」
「まあまあ。しかしイルダなら同じことが出来るんじゃないのか?俺の剣は『軽い』から闘気を飛ばすのは無理だけど」
「…うーん、気を飛ばすのは考えたことがないなぁ」
イルダが夢中になっているところを、アルスが止めた。なるほど、だから「闘気連斬」なのか。確かに雰囲気的にはイルダに似合ってそうな技のような気がする。それにしても「気」なんて気のせいで存在しないと思っていたけど、まあこの世界では魔法があるぐらいだし、本当にあるのか。
「俺の技を受け継いでくれるとしたら、ありがたいことだな」
その後、実はレイミアと戦う前にも森で戦闘を行なって辺境伯を助けたことの話になり、そのときにもカールが活躍したということで、再び喝采を浴びていたりしたけど、最後はチェスターの話になっていった。
「すでに多少調べさせたのだがな、状況を見るに、レイミアというか恐らくヒドラの犠牲になったと思われる」
「あー」
アルスが変な声を出す。
「色々問題もあったが、死者を鞭打つこともないと思ってな。実際に良く分からないこともある。一応、チェスターはレイミアの正体にいち早く気づいて、貴族として立派に戦い犠牲になった、ということにしようと思っている」
皆が頷く。
「まあ、他の貴族の情けなさを際立たせる意味もあるのだが。残った使用人への支援もしやすいしな」
まあ、そこそこの幕引きだと言って良いのではないかしら。…と思う。
私達はというと、辺境伯邸での晩餐会に出席だ。まあ町を魔物から救うのに貢献した一行というわけで、主賓として4人の他にカールも含まれている。帯剣したままを望むアルスとイルダ、巫女姿が正式な服装と言い張るフレア、似合わないからこのままでお願いしますという私なので、カールだけが着飾らされている状態。
「僕如きがこんな扱いをされて頂くなどと…」
例によって恐縮していて、おどおどと微妙に言葉遣いも変になっているカールだ。
驚いたことに、晩餐会は立食形式だった。こちらから挨拶回りをするのも何となく変なので、辺境伯とオルサの近くで、ちょこちょこと食べる。人数がそれほど多くないので、わざわざ廻らなくても、皆に声が届くぐらいだ。文官の偉そうな人や警備隊長など、顔を知っている人も多い。後は冒険者ギルド関係者や、その他有力者といったところか。
部屋の片側では、例によって楽師の演奏がされているが、もちろんカールはそちらにはいない。演奏していた方が気楽だと思うけど。あまり料理を楽しんでいるようでもないし。
「今日、特に戦功のあった者についてだが…」
辺境伯の声に皆が会話を止める。
「冒険者は冒険者ギルドの方から報酬を渡してやってくれ。依頼料は出しているが、不足の場合は後で言ってくれると助かる。警備隊や兵士の方も適宜選出を頼む。表彰し褒賞を与えることになろう」
なるほど。
「それから、女神殿、神殿の巫女殿、また勇猛な剣士、戦士殿であるが、俺の領民でもないし、上から偉そうに褒賞を授けられる相手でもないのでな。かの方々については、既に都に書状を送っているので、国王でも法王でも良いから、そちらから思う存分褒美を受けてってくれ」
笑いが漏れる。
「それとだ、同じく俺の立場からは中々罰を与えることの出来ない貴族どもだが、今回勝手に魔物と戦おうとしたり、市民に怪我をさせたり、あまりにも目に余るのでな。同じく書状を認めたので、国王に思う存分罰して頂こう」
笑い声だけでなく拍手まで。普段から貴族がどう思われているか良く分かる。イルダもそんなに嬉しそうな顔をしなくても。
「そうなると、俺が直接褒賞を与えられるのは、一人だけということになる。格好が付かないので、是非に受け取ってくれ。なあカール」
ニヤッと笑う。最初からここに話を持っていこうとしていた感じだ。
「え、えーっと…」
「カールよ、ベアード辺境伯家直属の位置付けで騎士爵位を与えよう」
おお、と声が上がる。不満の声ではない。他の客も皆快く祝福する感じだ。
「ぼ、わた、私は…」
「うん?不満か?申し訳ないが、それ以上の爵位は国王でなければ与えられないのでな。家直属の騎士爵位がやっとなのだ。そうだな、不満なら…『オルサ直属』でも良いのだがな?」
オルサ嬢もカールも顔が真っ赤だ。皆も驚くこともなく、ニヤニヤ笑っているところを見ると…どれだけバレバレなんだこの二人。
「ぼく、いえ、私なんぞに…」
「何言ってるんだよ、どう見ても一番活躍していたのはカールだろ?」
カールにアルスが言う。
「グイベルやポイズンスネークを怯ませて、わたくしや兵士の方々が攻撃できるようにしてくださったのは、カールさんのホルンですし」
「私がヒドラを攻撃できたのも、カールがホルンでヒドラの動きを止めてくれたからだし」
「あたしとアルスがレイミアと互角に戦えたのも、カールがホルンで奴の魔法の邪魔をしてくれたからだし」
「…というわけだ。なに、普段は今までどおり楽師をやっていてくれれば良い」
私達のセリフに辺境伯が続ける。客だけでなく、楽師も演奏を止めて拍手している。
「当然、今まで騎士を名乗っていた貴族連中は、今後騎士を名乗ることは許さん。まあ、これは今回の懲罰の一環だな」
辺境伯の話が終わると、話題は今日の戦いの内容に移っていった。私の(威力のありすぎる)ファイアーや、フレアがグイベルの群れを一人で切り落とした踊りのような攻撃、アルスとイルダが最初にレイミアと斬り合ったときに誰も割り込めなかったこと、などは違う場所での戦いで全員が見られたわけではない。あれはすごかった、いやあちらの方が…と盛り上がっていたが、最後は全員が見ていたレイミアとの戦いの話になった。
「あの巫女殿の『シールド』には感心したぞ。あんなことが出来るなど聞いたことがない」
辺境伯が言うと、皆が頷く。しかし、あれだけのことが出来るのなら、一人でシールドを動かして、レイミアと戦えるのではないだろうか。シールドを動かして、空中のレイミアを切り刻むことなんて簡単に出来そうだけど。その前のグイベルを踊るように切り落としたのも、森でやってくれても良かった話だ。どうも、フレアは力を隠して防御に徹しているような気がしてならない。
そう思っていたら、警備隊長がフレアに尋ねた。
「しかしフレア殿、あんなことが出来るのなら、自らの足元にシールドを展開して、自分で空を飛んで攻撃できるのではないですか」
「それなのですが、目で見ていないと制御できないのですよ。足元をずっと見ていなければならないとすると、何も出来ませんから」
フレアが苦笑して言う。うーん。
「そうなのですか、いやそれにしても大したものですな」
「大したものといえば、アルス殿の最後の攻撃、アルス殿が二人になったように見えましたが」
「分身剣だな」
ギルド長に辺境伯が答える。
「分身剣…」
「白狼の必殺技だな」
「おお、あの辺境伯と勇名を競ったという冒険者の!」
辺境伯の言葉に、ギルド長のテンションが上がる。
「いや、親父なんですよ。技も真似ただけで」
「そうなのですか!白狼のご子息!いやあ、なるほど」
アルスが照れながら言っているが、冒険者ギルドでは、やはり有名らしい。
「最後の辺境伯の技もすごかったな」
「まあ、白狼の技に対抗してな。久しぶりに使ったが…」
イルダに辺境伯が答える。
「私には辺境伯が動いたことさえ分かりませんでしたが…」
警備隊長が言う。
「ユーカ、見えたか?」
「え?ええ、下段から振り上げで相手を怯ませ、その隙に同じ軌道で振り下ろして斬る、という感じ?」
「いや、最初のはただ振り上げて相手を怯ませているんじゃない。最初の一撃は闘気を飛ばして相手を実際に『斬って』いるんだ」
「ほう」
私への説明が正しかったのか、イルダに辺境伯が感心した声を上げる。
「『斬られた』相手は動きが止まる。その隙にもう一撃、今度は剣で斬るわけだ」
「良く分かったな、その通りだ」
「最初の一撃は剣の間合いの外でも良い。次の一撃で間合いに入れば良いわけだから、つまり相手の先を取れるわけだ、これで…」
「まあまあ。しかしイルダなら同じことが出来るんじゃないのか?俺の剣は『軽い』から闘気を飛ばすのは無理だけど」
「…うーん、気を飛ばすのは考えたことがないなぁ」
イルダが夢中になっているところを、アルスが止めた。なるほど、だから「闘気連斬」なのか。確かに雰囲気的にはイルダに似合ってそうな技のような気がする。それにしても「気」なんて気のせいで存在しないと思っていたけど、まあこの世界では魔法があるぐらいだし、本当にあるのか。
「俺の技を受け継いでくれるとしたら、ありがたいことだな」
その後、実はレイミアと戦う前にも森で戦闘を行なって辺境伯を助けたことの話になり、そのときにもカールが活躍したということで、再び喝采を浴びていたりしたけど、最後はチェスターの話になっていった。
「すでに多少調べさせたのだがな、状況を見るに、レイミアというか恐らくヒドラの犠牲になったと思われる」
「あー」
アルスが変な声を出す。
「色々問題もあったが、死者を鞭打つこともないと思ってな。実際に良く分からないこともある。一応、チェスターはレイミアの正体にいち早く気づいて、貴族として立派に戦い犠牲になった、ということにしようと思っている」
皆が頷く。
「まあ、他の貴族の情けなさを際立たせる意味もあるのだが。残った使用人への支援もしやすいしな」
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