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29 調査依頼
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「ギルドの依頼?」
「…正確に言うと、無理やりこちらの希望を依頼にさせた、ってところかな。トッシーのせいで起きた騒ぎ…湖が汚れるとか治安が乱れているとか、については警備などの依頼が、元々あちこちから出されていた。そうじゃなくて、トッシーの調査と処理を依頼の形にさせて、それを受けたという形にした」
「良くそんな話が通ったわね」
「『女神と称せられるほどの力を持った女性がいる冒険者のパーティー』という話は、各所のギルドマスターには通達されてるらしくてね…まあそうじゃないかと思ったからギルドに行ったんだけど。それで危険な存在だったときの『処理』も依頼に入ったわけだ」
「勝手に調べるのとは違うの?」
「ギルドの協力が得られれば、色々便利だしな。情報も得られる。舟も貸してもらえることになったよ」
アルスが言う。ああ、なるほど…。
「ユーカがいなかったから、あたしらだけでギルドに行ってきたんだけど、ギルドマスターはユーカに会いたがっていたぜ。トッシーが出てからどこへ行ってたんだよ」
「あの霧がいかにも怪しかったでしょ。発生場所に行けば何か分かるかと思ったのよ。トッシーの方は、皆が行くから任せればいいと思ったし」
「なるほど。それで収穫は?」
「霧は分からなかったけど、思わぬ相手に会ったわ」
「思わぬ相手?」
「レナよ。あの自称仙女の」
「…怪しさ満点だな。で、何だって?」
「『あの子達も悪気はないのよ、分かってあげてね』って。あと、水魔法も練習しろとか言ってたわ」
「『あの子達』ってトッシーのことか?悪い魔物じゃないって言いたいのかな。フレアはどう思う?」
「…分かりませんね。そのレナとかいう自称仙女の正体も良く分からないですが」
「悪い魔物とか魔将の類って可能性もないわけじゃないよな」
「ユーカの前にしか現れないってのもな。偶然かもしれないけど」
「とにかく、トッシーあるいはトッシーを操っている誰か?の目的が良く分からないのよね。悪い魔物の類なら、目立たない方が良い筈でしょ?なのに、わざわざ目立つように皆の前に出てくる。一方で、霧に隠れて完全に正体は明かさない。矛盾でしょ」
私の言葉に皆が頷く。
「何かの準備なのか…。ユーカ、やっぱり、あの霧は不自然だと思うか?」
「今日みたいな天気の良い日に、いきなり霧は出ないでしょ。しかも、湖の端の地面近くから、もくもくと煙じゃあるまいし」
「ユーカは、魔法であんな霧が出せるか?」
何よいきなり。うーん、霧は空気中の水分が凝縮して細かい水滴になって出てくるのだから、水魔法と火魔法を組み合わせて水蒸気を作ってから冷やせば・・・あ、そんなことしないで、最初から水魔法で細かい水滴を出せば良いのか。
「うーん、やったことはないけど出来そうな気はする。制御が難しいかもだけど。でも何で?」
「俺が気にしているのは、そんな魔法を使える奴が相手かもしれないってことだよ。魔法以外で霧なんて自由に出せないだろ」
もしかして、レナが水魔法を練習して、と言ってたのと関係があるのかしら。
**********
次の日、まだ朝早いうちに、私達は湖の畔でギルドマスターと会っていた。イルダは大きな欠伸をしている。
「どうも、朝早くから申し訳ありません。私はトレンタのギルドマスターを務めさせていただいているケヴェスンと申します」
差し出された手に、思わず握手する。今まで会ってきたギルドマスターとは、大分雰囲気が違う感じだ、冒険者を束ねるようにはとても見えない。
「わー、『女神様と言われるほどの方』と握手させてもらえるなんて、ギルドマスターになって良かったぁ…」
大丈夫なの、この人。
「こう見えて、魔工ではとても名の売れた方なのですよ。この方が開発した魔道具にお世話になっていない冒険者は、いないと言っても良いくらいなのです」
フレアが小声でこそっと言ってくる。
「あははは、おかげでそれなりにやっていますよ。腕っ節が弱くても、ギルドマスターになれたのは、魔工のおかげですね。後で魔工のお話もさせてください。興味がおありと伺っていますよ」
みんなそんな話をしたの。
「ユーカ様のお話は兄から手紙で聞いていますよ」
様付けはいらないけど、お兄さん?
「ヘプタでギルドマスターをやっているんですが、一緒に戦えたのが大層自慢のようで」
「え?…ウルフンさん?」
ウルフンさんと兄弟だとはとても思えない。ウルフンさんは狼に変身しそうな感じだったけど、このケヴェスンさんは、どう見ても変身するとしたら羊だ。ムートンさんとかいう名前だったらもっと納得できたかも。
「あははは、兄みたいに冒険の才能がなかったので、冒険者に役立つものを作ろうと思ったんですよ」
明るい人だなあ。
「ところで、こんな早くに呼び出したのは何でなんだよ。トッシーが出るのは、大体野次馬や見物人の多い昼過ぎだろ」
イルダはまだ眠そうだ。
「ああ、ギルドの仕事が始まる前にユーカ様と話したい、というのもあったんですけどね…」
おい。
「ご存知かと思いますが、今この件で争いが起こってるんですよ」
「トッシーをネタに観光客を呼び込もうとしている人達と、それに反対している人達だろ?」
「ええ。観光客を呼び込もうとしている人達の一部に良くない連中がいましてね」
「良くない連中?」
「ええ、特に湖が一番良く見える場所に屋台を出している連中ですね。湖にごみは捨てる、喧嘩騒ぎを起こす、と、ろくな連中ではないのですが」
「ああ、その話は聞いたな」
「昨日湖に出ていた舟の中に、個人でトッシーの調査をしている方がいまして、色んな動物を研究している学者さんのようですが」
ああ、こっちでもそういう職業の人がいるのか。
「その方が襲われたんですよ。大した怪我ではなかったのですが『余計なことをするな』と言われたそうで」
「襲ったのがその手の連中だと?」
「そういうことをする理由がある連中が他にいませんからね」
あー、トッシーの正体がばれて魔物だったりすると、商売に差し支えると。
「衛兵や警備隊は何をやってるんだ。領主は?」
「領主というか、町を預かっている町長ですけどね」
トレンタは王都の領地なので、町を治めているのは、領主ではなく領主である王様から任命されている町長だ。
「…その町長は、観光客が増えればお金が入ってくるからと、そっち寄りなんですよ。ギルドは依頼がなければ、なかなか勝手に動くわけには行きませんしね。せいぜい、警備の依頼があったときに、依頼料を安くして人を多くするぐらいで」
ギルドは、腕の立つ冒険者を多く抱えているわけで、ギルドマスターや上層部が勝手に彼らを動かすことが出来てしまうと、色々まずいわけだ。衛兵や警備隊の仕事の肩代わりも、領主などの依頼がないと出来ないことになっている。
「なるほど、そういう連中に目立たないようにこの時間にしたと」
「ええ、あなた方なら襲われても問題ないでしょうけどね。一応話しておいたほうが良いと思いまして」
**********
「さて、貸してもらえるっていう舟も確認したし、昼過ぎまで時間を潰すか」
イルダはまだ欠伸をしている。
「その学者さんを襲ったという人達を調べなくていいかしら」
「ああ、それは分かってるらしいぜ。衛兵とかが動かないからお咎め無しらしいけど。酷い話だけど、『犯罪というほどではないただの喧嘩』で片付けられているみたいだ」
「チンピラが一方的に学者サンを脅したようなもんだろうに」
アルスとイルダが私に言う。
「調べても何も分からないかもしれません。そもそも、この騒ぎを利用して小銭を儲けようとする程度の人達でしょう?トッシーを操ることの出来るような、今回の黒幕とは違うかと」
フレアが言う。まあそうか。
「その学者さんに話を聞くのは…止めて置いたほうが良いわね」
「ああ、俺達冒険者と一緒にいるのを見咎められて、また襲われたりすると気の毒だ」
「学者サンねえ。あたしなんかは縁がない人種だけど」
「わたくしは存じてますよ。何でも、生まれはこの辺りではないらしいのですが、昔王都に研究で来たときにここに寄って、湖と自然が気に入って移り住んできたとか」
フレアは地元だから知っているわけね。
「とすると、もろにこの騒ぎで湖が汚されるのを面白く思っていない側か。狙われるわけだ」
「それとなく様子を見ておいた方がいいかもしれないな」
アルスとイルダが言う。もう何もないと良いけど。
「…正確に言うと、無理やりこちらの希望を依頼にさせた、ってところかな。トッシーのせいで起きた騒ぎ…湖が汚れるとか治安が乱れているとか、については警備などの依頼が、元々あちこちから出されていた。そうじゃなくて、トッシーの調査と処理を依頼の形にさせて、それを受けたという形にした」
「良くそんな話が通ったわね」
「『女神と称せられるほどの力を持った女性がいる冒険者のパーティー』という話は、各所のギルドマスターには通達されてるらしくてね…まあそうじゃないかと思ったからギルドに行ったんだけど。それで危険な存在だったときの『処理』も依頼に入ったわけだ」
「勝手に調べるのとは違うの?」
「ギルドの協力が得られれば、色々便利だしな。情報も得られる。舟も貸してもらえることになったよ」
アルスが言う。ああ、なるほど…。
「ユーカがいなかったから、あたしらだけでギルドに行ってきたんだけど、ギルドマスターはユーカに会いたがっていたぜ。トッシーが出てからどこへ行ってたんだよ」
「あの霧がいかにも怪しかったでしょ。発生場所に行けば何か分かるかと思ったのよ。トッシーの方は、皆が行くから任せればいいと思ったし」
「なるほど。それで収穫は?」
「霧は分からなかったけど、思わぬ相手に会ったわ」
「思わぬ相手?」
「レナよ。あの自称仙女の」
「…怪しさ満点だな。で、何だって?」
「『あの子達も悪気はないのよ、分かってあげてね』って。あと、水魔法も練習しろとか言ってたわ」
「『あの子達』ってトッシーのことか?悪い魔物じゃないって言いたいのかな。フレアはどう思う?」
「…分かりませんね。そのレナとかいう自称仙女の正体も良く分からないですが」
「悪い魔物とか魔将の類って可能性もないわけじゃないよな」
「ユーカの前にしか現れないってのもな。偶然かもしれないけど」
「とにかく、トッシーあるいはトッシーを操っている誰か?の目的が良く分からないのよね。悪い魔物の類なら、目立たない方が良い筈でしょ?なのに、わざわざ目立つように皆の前に出てくる。一方で、霧に隠れて完全に正体は明かさない。矛盾でしょ」
私の言葉に皆が頷く。
「何かの準備なのか…。ユーカ、やっぱり、あの霧は不自然だと思うか?」
「今日みたいな天気の良い日に、いきなり霧は出ないでしょ。しかも、湖の端の地面近くから、もくもくと煙じゃあるまいし」
「ユーカは、魔法であんな霧が出せるか?」
何よいきなり。うーん、霧は空気中の水分が凝縮して細かい水滴になって出てくるのだから、水魔法と火魔法を組み合わせて水蒸気を作ってから冷やせば・・・あ、そんなことしないで、最初から水魔法で細かい水滴を出せば良いのか。
「うーん、やったことはないけど出来そうな気はする。制御が難しいかもだけど。でも何で?」
「俺が気にしているのは、そんな魔法を使える奴が相手かもしれないってことだよ。魔法以外で霧なんて自由に出せないだろ」
もしかして、レナが水魔法を練習して、と言ってたのと関係があるのかしら。
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次の日、まだ朝早いうちに、私達は湖の畔でギルドマスターと会っていた。イルダは大きな欠伸をしている。
「どうも、朝早くから申し訳ありません。私はトレンタのギルドマスターを務めさせていただいているケヴェスンと申します」
差し出された手に、思わず握手する。今まで会ってきたギルドマスターとは、大分雰囲気が違う感じだ、冒険者を束ねるようにはとても見えない。
「わー、『女神様と言われるほどの方』と握手させてもらえるなんて、ギルドマスターになって良かったぁ…」
大丈夫なの、この人。
「こう見えて、魔工ではとても名の売れた方なのですよ。この方が開発した魔道具にお世話になっていない冒険者は、いないと言っても良いくらいなのです」
フレアが小声でこそっと言ってくる。
「あははは、おかげでそれなりにやっていますよ。腕っ節が弱くても、ギルドマスターになれたのは、魔工のおかげですね。後で魔工のお話もさせてください。興味がおありと伺っていますよ」
みんなそんな話をしたの。
「ユーカ様のお話は兄から手紙で聞いていますよ」
様付けはいらないけど、お兄さん?
「ヘプタでギルドマスターをやっているんですが、一緒に戦えたのが大層自慢のようで」
「え?…ウルフンさん?」
ウルフンさんと兄弟だとはとても思えない。ウルフンさんは狼に変身しそうな感じだったけど、このケヴェスンさんは、どう見ても変身するとしたら羊だ。ムートンさんとかいう名前だったらもっと納得できたかも。
「あははは、兄みたいに冒険の才能がなかったので、冒険者に役立つものを作ろうと思ったんですよ」
明るい人だなあ。
「ところで、こんな早くに呼び出したのは何でなんだよ。トッシーが出るのは、大体野次馬や見物人の多い昼過ぎだろ」
イルダはまだ眠そうだ。
「ああ、ギルドの仕事が始まる前にユーカ様と話したい、というのもあったんですけどね…」
おい。
「ご存知かと思いますが、今この件で争いが起こってるんですよ」
「トッシーをネタに観光客を呼び込もうとしている人達と、それに反対している人達だろ?」
「ええ。観光客を呼び込もうとしている人達の一部に良くない連中がいましてね」
「良くない連中?」
「ええ、特に湖が一番良く見える場所に屋台を出している連中ですね。湖にごみは捨てる、喧嘩騒ぎを起こす、と、ろくな連中ではないのですが」
「ああ、その話は聞いたな」
「昨日湖に出ていた舟の中に、個人でトッシーの調査をしている方がいまして、色んな動物を研究している学者さんのようですが」
ああ、こっちでもそういう職業の人がいるのか。
「その方が襲われたんですよ。大した怪我ではなかったのですが『余計なことをするな』と言われたそうで」
「襲ったのがその手の連中だと?」
「そういうことをする理由がある連中が他にいませんからね」
あー、トッシーの正体がばれて魔物だったりすると、商売に差し支えると。
「衛兵や警備隊は何をやってるんだ。領主は?」
「領主というか、町を預かっている町長ですけどね」
トレンタは王都の領地なので、町を治めているのは、領主ではなく領主である王様から任命されている町長だ。
「…その町長は、観光客が増えればお金が入ってくるからと、そっち寄りなんですよ。ギルドは依頼がなければ、なかなか勝手に動くわけには行きませんしね。せいぜい、警備の依頼があったときに、依頼料を安くして人を多くするぐらいで」
ギルドは、腕の立つ冒険者を多く抱えているわけで、ギルドマスターや上層部が勝手に彼らを動かすことが出来てしまうと、色々まずいわけだ。衛兵や警備隊の仕事の肩代わりも、領主などの依頼がないと出来ないことになっている。
「なるほど、そういう連中に目立たないようにこの時間にしたと」
「ええ、あなた方なら襲われても問題ないでしょうけどね。一応話しておいたほうが良いと思いまして」
**********
「さて、貸してもらえるっていう舟も確認したし、昼過ぎまで時間を潰すか」
イルダはまだ欠伸をしている。
「その学者さんを襲ったという人達を調べなくていいかしら」
「ああ、それは分かってるらしいぜ。衛兵とかが動かないからお咎め無しらしいけど。酷い話だけど、『犯罪というほどではないただの喧嘩』で片付けられているみたいだ」
「チンピラが一方的に学者サンを脅したようなもんだろうに」
アルスとイルダが私に言う。
「調べても何も分からないかもしれません。そもそも、この騒ぎを利用して小銭を儲けようとする程度の人達でしょう?トッシーを操ることの出来るような、今回の黒幕とは違うかと」
フレアが言う。まあそうか。
「その学者さんに話を聞くのは…止めて置いたほうが良いわね」
「ああ、俺達冒険者と一緒にいるのを見咎められて、また襲われたりすると気の毒だ」
「学者サンねえ。あたしなんかは縁がない人種だけど」
「わたくしは存じてますよ。何でも、生まれはこの辺りではないらしいのですが、昔王都に研究で来たときにここに寄って、湖と自然が気に入って移り住んできたとか」
フレアは地元だから知っているわけね。
「とすると、もろにこの騒ぎで湖が汚されるのを面白く思っていない側か。狙われるわけだ」
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